忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「キック・アス」感想

 | アクション  Comment(12) 
Tag:イギリス

キック・アス
製作:イギリス・アメリカ’2010
原題:KICK-ASS
監督:マシュー・ヴォーン
原作:マーク・ミラー、ジョン・S・ロミタ・Jr
ジャンル:アクション/コメディ/青春

【あらすじ】NY、ヒーローオタクの冴えない高校生デイヴは、コスプレだけでは満足できず“キック・アス”として街に繰り出す。弱くてもへこたれない彼の姿に、やがてキック・アスは有名人に。だが、地元マフィアのボス、ダミコに目を付けられ…。

色んなところで感想を読んでいたので、きっと合わないだろうなぁと思いつつ観賞。
案の定でした(笑)
前半はまあそれなりに楽しめたんですよ。ヒーローになりたいという主人公の出鼻を挫くように、いきなり悲惨な目に遭って「えぇ~~!?」ってなりつつ、その結果をポジティブに捉えるところが面白い。殴られても蹴られても絶対に諦めないで”ヒーロー”になろうとするデイブの姿には、熱いものが込み上げてきました。
一方、ヒットガールサイドは「修羅雪姫」を彷彿とさせて、重くてエグい。ただの殺戮者にしか見えないのに、ヒーローのコスプレなんかしてるから悪ふざけをしてるようにも。
「修羅雪姫」のように、復讐者にするために(父親は誰でもいいから)子供をこさえるのと、この作品のように最愛の人の忘れ形見でもあるわが子を殺人マシーンに育て上げるの、どちらが酷いかなぁと考えてみたり…。どっちも酷いけどね!
公開処刑のくだりは、本当にもうやめてよって感じで、「合わないってわかってたのに観てスミマセンでした!」と謝りたい気持ちになりました。
ラストは、唯一の良心だったキック・アスまでヒットガールに毒され…。飛ぶのはいいけど、せめて彼には違う道を歩んでほしかったです。
ただ、ヒットガール自体は可愛いので、どうしても描きたくなってしまったのでした。上手く描けたかどうかは別として。

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■ Comment

特徴を捉えたいいイラストですよ~!(^O^)/
僕は彼女の目が好きですが、いい感じです!
クロエは可愛いですね!

この映画、音的には凄く楽しめたのですが、
内容としては「??」な部分も多く…(^_^;)

他の映画でもニコラスケイジは
あんな感じで燃えてて、「ここでもかよ!」
と一人でつっこんでました(笑)
2012/02/13 (Mon) 23:08  take51  

No title

こんばんは。
大変ご無沙汰しております。
覚えておいででしょうか?
ブログはやめてしまいましたが、映画は相変わらず観てます。

>>最愛の人の忘れ形見でもあるわが子を殺人マシーンに育て上げる
ってどう考えてもエグい話のはずなのに、
強引にハッピーな終わり方のせいでその辺が有耶無耶なのが違和感ありました。
『修羅雪姫』だったら、最初っから最後まで「エグい復讐劇です」という
大前提にブレが無い分、楽しめちゃうんですけどね。

あと、主人公が彼女とトントン拍子でうまく行っちゃうところとか。
ありゃストーカーでんがな。

映画観た後に原作を読んだらそこらへんの落とし所が全然違ってました。
映画の100倍ぐらいダウナーなので読んだ後ゲンナリするのですが、
その分「子供を人殺しに育てるような親はちょっとどうかしている
というビジョンは一貫してるので納得、というか。

でもヒットガールは確かに良かったですね。
子役にして出世作がこれ、というのが凄いというか、生き様そのものがロックンロール
それを貫いたまま大人になってほしいですね。

音楽のセンスも好きですし(爆音映画祭というイベントで見たら、リズミカルでものすごく楽しかったです)、
なんだかんだで嫌いとまでは言い切れない映画だったりもします。
2012/02/14 (Tue) 00:11  ベガ〔編集〕  

>take51さん

> 特徴を捉えたいいイラストですよ~!(^O^)/
> 僕は彼女の目が好きですが、いい感じです!

ありがとうございます!
小さいのに演技もアクションも頑張ってましたよね。演じてる内容がぶっとんでて、ちょっと大丈夫かと心配になりましたが(笑)
音はわたしも楽しめました。音楽もよかったし、最後までキック・アスがブレなければ、それなりに楽しめたとも思えます。ヒットガールは最後まで一貫してバイオレンス路線で、キャラクターとしてはアリだと思えたんですけどね~。

> 他の映画でもニコラスケイジは
> あんな感じで燃えてて、「ここでもかよ!」
> と一人でつっこんでました(笑)

あはは、意外に変人の役が多いですよね。本人がそういうの好きなのかな?
ヒットガールは好きでも、この親父だけは許せません!
2012/02/14 (Tue) 10:40  宵乃  

>ベガさん

お久し振りです、コメントありがとうございます!
ベガさんが語ってた作品だったなぁと思いながら観てました。わざわざ否定的な感想を書いてしまってスミマセン。ヒットガールがどうしても描いてみたくて!
ストーリーの好き嫌いはあっても、人を惹きつけるもののある作品でした。

> 強引にハッピーな終わり方のせいでその辺が有耶無耶なのが違和感ありました。
> 『修羅雪姫』だったら、最初っから最後まで「エグい復讐劇です」という
> 大前提にブレが無い分、楽しめちゃうんですけどね。

そうそう!そこが違うんですよね~。せっかくキックアスとヒットガールが光と闇で役割分担していたのに、最後は簡単にそれが崩れてしまって、納得いきませんでした。

> その分「子供を人殺しに育てるような親はちょっとどうかしている
> というビジョンは一貫してるので納得、というか。

そうなんですか~。映画でもそこら辺はしっかり描いてほしかったです。ヒットガールはそういうふうに育てられたから仕方ないという部分はありましたが、彼は完全にイカレてましたもんね。

ヒットガールの子は本当に可愛いかったです。お人形のように可愛いというんじゃなく、大人たちのなかで、プロ意識を持って精一杯、自分を輝かせようと頑張っているのが伝わってきました。ヒットガールがノリノリで戦っているシーンはワクワクしましたし。これからも彼女を応援したいです!
2012/02/14 (Tue) 11:12  宵乃〔編集〕  

No title

宵乃さん、こんにちは。

ヒーローに憧れる主人公の
おバカ青春コメディだと思って観たら、全然違ってビックリしました。

私もヒットガールの微笑みにすごく魅かれました。
歪んだ性格を反映してるのか、微笑み方も少し歪んでるように感じました。
(他の映画のクロエとは少し微笑み方が違うような気がします。)
でも、その歪んだ微笑みを美しいと思ってしまう私もかなり歪んでるなぁと思いました。笑

ヒットガールの憂いを含んだ表情をうまく捉えてると思います。
宵乃さんのイラストにみとれちゃいました!
2012/02/14 (Tue) 11:42  マミイ編集〕  

>マミイさん

> ヒーローに憧れる主人公の
> おバカ青春コメディだと思って観たら、全然違ってビックリしました。

わたしも事前情報がなかったら騙されるところでした。前半のノリで最後まで行ってくれれば、結構楽しめたんですけど。
とはいえ、ヒットガールは魅力的でしたよね。一筋縄ではいかなそうな不敵な笑みがチャームポイントでしょうか(笑)
人間って、結局のところ”悪”にも魅力を感じてしまう生き物なんでしょうね。

> ヒットガールの憂いを含んだ表情をうまく捉えてると思います。
> 宵乃さんのイラストにみとれちゃいました!

ありがとうございます!
ちょっと顔の輪郭が気に入らなかったんですが、そう言って頂けて嬉しいです。もっとアクティブなシーンも描きたかったんですけどね~。
2012/02/14 (Tue) 13:37  宵乃〔編集〕  

こんばんは

自分もこの作品は
・・・ちょっと???な感じでした。

>せっかくキックアスとヒットガールが光と闇で役割分担していたのに、最後は簡単にそれが崩れてしまって、納得いきませんでした。

本当にそんな感じですよね~。
キック・アスの馬鹿で無力なんだけど
正義のヒーローを愛する心を持っている部分。

ヒットガールも父親の愛娘でありながら
復讐の道具でもある悲しさとか。
対比としても
いくらでもテーマは広げられそうだったんですけどね。

最後には、キック・アスもヒットガールも
敵さえ倒せば良いになっちゃってて。
本当に、うやむやという感じが・・・

ラストのアクションも後半で間延びした感じが強く
「これで、笑えとでも?」という感じで
心底、幻滅した気がします。

あとは・・・ビックダディのオチに近い終わり方も
「まぁ、娘を洗脳して、ある意味、虐待してる親だから
これぐらい、ちょうどいいか」とか

キック・アスもヒロインと結ばれている所でも
かなりげんなりしました(笑)
2012/02/14 (Tue) 19:09  きみやす  

>きみやすさん

いらっしゃいませ!
きみやすさんもこれはダメでしたか~。途中からどこに向かいたいのかわからなくなってましたよね。
対比させたままでなければ、彼らの輝きも失われてしまいますし、ホント”うやむや”という表現がピッタリの終わり方でした。
原作は一貫性があって面白いらしいんですが・・・。万人向けにむりやり変えたら、魅力も半減してしまったようです。

> あとは・・・ビックダディのオチに近い終わり方も
> 「まぁ、娘を洗脳して、ある意味、虐待してる親だから
> これぐらい、ちょうどいいか」とか

まあ、確かに彼は”死”以外の終わり方はあってはいけないお人ですよね。観ているのは辛かったけど。

> キック・アスもヒロインと結ばれている所でも
> かなりげんなりしました(笑)

オタク青年が現実という壁にぶち当たるのが面白いのに、なんでここは甘いんでしょうね~?
どうせなら、原作通りのものを観たかったです!
2012/02/15 (Wed) 07:16  宵乃〔編集〕  

こんにちは。

こんにちは。

私もこの作品はヒーローに憧れた主人公が、現実の壁にぶつかりながらも成長していく作品だと思っていたのですが、ビッグダディとヒットガール(非現実世界と思えるもの)の登場により、途中まではよかったのに結局は「魅せる映画」になってしまったようですね。

自分の夢のために娘を殺人マシーンに仕上げてしまった父親というのも凄いですけど、ラストではかろうじて人間的感情も芽生えたのかな?とも思えました。
主人公とヒロインは結ばれたというよりも、ヒーロー同士として認め合ったという認識です。マスクをとるということはそういうことだと思っています。

一般人(ただの人)がヒーローに憧れるというのは当然ありえることですけど、悪乗りしていると危ないよっていうのは「スーパー!」の方が怖かったです。グロイシーンもおおいですけど。
2012/02/19 (Sun) 12:23  白くじら編集〕  

>白くじらさん

いらっしゃいませ!
白くじらさんもこの作品はダメでしたか。やはりどこに向かっているのかハッキリしない作品で、しかもバイオレンスとか正義とか絡んでくると難しいですよね。

> 自分の夢のために娘を殺人マシーンに仕上げてしまった父親というのも凄いですけど、ラストではかろうじて人間的感情も芽生えたのかな?とも思えました。

この人はむしろ完全にイカレてしまっていた方が、こんな事をしてしまったのも納得がいくというか・・・。今さら父親らしい感情とか見せられてもな~。あの世に行ったら、奥さんにぶん殴られたあと、地獄行きを宣言されればいいと思います。

> 主人公とヒロインは結ばれたというよりも、ヒーロー同士として認め合ったという認識です。マスクをとるということはそういうことだと思っています。

ヒロインというのは女子高生な恋人の事を言ってました。紛らわしくてスミマセン!

> 一般人(ただの人)がヒーローに憧れるというのは当然ありえることですけど、悪乗りしていると危ないよっていうのは「スーパー!」の方が怖かったです。グロイシーンもおおいですけど。

そちらも気になってました。やっぱり合わないだろうなぁと思いつつ、怖いもの見たさが・・・。
こういうのは子供の頃に済ませておきたい通過儀礼ですよね。こじらせると危ない、危ない(笑)
2012/02/19 (Sun) 12:54  宵乃〔編集〕  

No title

宵乃さん、こんばんは。
僕もこの作品は
センスいいし、おもしろいと思うけど好きになれないというか。

いろんなブロガーさんの評判も良くて、それは全く悪いことではないんですが
映画誌が先導して”これを褒めなきゃ映画ファンとは呼べない”みたいに煽る風潮をちょっと感じてしまいます......僕だけかもしれませんが

ヒーローのお約束の一つに

子供は絶対に守る、危険には晒さない

というのがあると自分では勝手に思っているんですが
この作品の父親は自分の娘を相棒にして率先して戦わせるとはね。
逆に言えば、今の映画界では子供も守られるだけの存在では無くなったってことなんでしょうね。「ハンナ」とかもあったし。

この作品は本国ではDVDなどで評判が広まっていった反面
劇場公開時はイマイチな興行だったとか。それもある意味正しい反応だと信じたい。
2012/02/22 (Wed) 00:55  バーンズ  

>バーンズさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
評判のいい作品といっても、やはり受付けない人も多い作品ですよね。そういう意見も堂々と発信していかないと、同じ様に感じた人が「自分だけ?」と思ってしまいそうな雰囲気が漂ってる気がします。

> 子供は絶対に守る、危険には晒さない

わたしもヒーローってそういうものだと思うし、そうあってほしいです。
この作品をつくったひとや、ファンのひとは、昔は正統派のヒーローモノを見て憧れていたんだろうけど、それが最近の残酷描写の氾濫で物足りなくなってしまったんでしょうか?

> 逆に言えば、今の映画界では子供も守られるだけの存在では無くなったってことなんでしょうね。「ハンナ」とかもあったし。

「ハンナ」は未見ですが、子供に殺しをさせる作品は多くなってますよね。
DVDなどで特定の人が見る分には構わないけれど、それならあまりTVで宣伝してほしくないところです。
2012/02/22 (Wed) 07:39  宵乃〔編集〕  
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