忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ストーカー(2002年)」観ました

 | サスペンス  Comment(9) 

ストーカー(2002年)
製作:アメリカ’02
原題:ONE HOUR PHOTO
監督:マーク・ロマネク
ジャンル:★ドラマ/サスペンス

【あらすじ】プリントショップに20年以上勤める、仕事熱心な男サイ。常連客ニーナの一家は、彼にとって理想の家族であり特別な存在だった。サイは彼らが現像に出した写真を密かに自宅に飾り、孤独を埋めていたが…。

再見だと思って後回しにしてたら、以前録画失敗したやつでした。
邦題が最悪ですね~。原題の意味は、スーパーなどにある写真現像店のこと。ある孤独な男の姿を描いた物悲しいドラマなのに、この邦題のせいでサイコサスペンスだと期待→肩透かし、みたいな人が続出です。もったいない!
たしかにストーカーと思われても仕方がないような行動はとってますが、一家がそれに気付いてハラハラしたり、猟奇的な展開にはなりませんので、そういうのを望んでいる人は別の作品を観てください。
サイを演じるロビン・ウィリアムズが良かったです。寂しそうに、あの一家を眺める目の優しいこと!
”理想の家族の一員になった自分”という空想からふと覚める瞬間の表情が、孤独をいっそう際立てます。
「サイおじさん!」と子供に呼ばれて、夫婦とは気の置けない仲。当たり前のように挨拶して、何気ない会話をして、穏やかに笑い合える…そんな幸せを切望する孤独なサイを完璧に演じていました。
やり方を間違えている部分はあるものの、彼を”ストーカー”と呼びたくないですね。”理想”を壊した父親にキレる段階でも、傷つけるのではなく気付かせたい一心だったとわかった時には、胸が一杯になりました。
彼の写真や家族への想いを語るくだりでは涙が…。ラストの彼の願望を写した一枚の家族写真が切ないです。
ただ、途中で彼が見る悪夢は無駄にホラーでそぐわなかったです。あれは子供が見たらトラウマかも。
あと、息子がエヴァンゲリオンの人形を手に「空を飛んで敵を倒すヒーローだよ!」とか言ってるのが…!(笑)

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■ Comment

こんにちは♪

私の病気になる前の仕事が、まさにサイと同じ仕事でした
ですからサイの気持ちが凄くわかりました
写真に写ってる幸せな家庭風景が、みていて
とても安らかになったりする事もありました
(もちろんサイのようなことはしてませんよっ)

ロビン・ウィリアムさんのあたたかなまなざしが、
その願望をあらわしていましたね
こういう役って珍しいのではないでしょうか

子供のおもちゃ、エヴァでしたかー(笑)
そこまでは気づかなかった!
2012/01/25 (Wed) 14:18  maki編集〕  

No title

この映画は知りませんでした。
かえるままは、ロビンウイリアムスが好きなんです。
なので、見たいですね。
宵乃さんのレビュー見て、尚更見たくなりました。

サイコサスペンスって思って見たら、肩すかし感がありそうですね。
サイコサスペンスにロビンウイリアムスは似合わなさすぎますしね。
2012/01/26 (Thu) 07:44  かえるママ21  

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2012/01/26 (Thu) 08:53    

>makiさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
写真屋さん働いていたんですか~。わたしですら感情移入しまくってしまったから、makiさんには思い入れの深い作品となったんじゃないでしょうか。
家族アルバムを見てみて~って押し付けられると「うわぁ」と思ったりしますが(笑)、仕事中にふと写真に写る家族の幸せな笑顔が目に入って、っていうのはあたたかな気持ちになるでしょうね。誰かの大事な思い出を届けるお仕事だと思います!
サイは心優しいけれど、狂気も併せもっている繊細な役でしたね。
悪役とも言える役を珍しく演じたロビン・ウィリアムス。素晴らしい演技でした。

> 子供のおもちゃ、エヴァでしたかー(笑)

海外でのエヴァ人気に驚かされました。でも、あの子はちゃんと理解してるのかな(笑)
2012/01/26 (Thu) 10:18  宵乃  

>かえるママ21さん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
宣伝の方向性を間違えたせいか、あまり知られてないようですね。いい作品なのにもったいないです。
ロビン・ウィリアムスっていいですよね~。彼のくしゃっとした笑顔を見ると、無条件に”いいひと”と認識してしまいそうです。

> サイコサスペンスにロビンウイリアムスは似合わなさすぎますしね。

そうですよね~。一ヶ所だけホラーなシーンがあるのでそこは気をつけてください。どうしてそんなシーンを入れたのか、まったく理解できない謎のシーンです(笑)
あと、同じタイトルの作品もあるので間違えないように・・・まあ、ジャケット写真が彼なのですぐわかりますが。
2012/01/26 (Thu) 10:29  宵乃  

No title

私もサイコサスペンスなのかと思ったまま未見でした<
確かに当時そういった作品が流行った頃でしたし
勘違いした人は多そうです。。

きちんとしたドラマが与えられているのですね!
大好きな俳優さんの一人なので観てみよう!
2012/02/03 (Fri) 15:37  shimaneman  

>shimanemanさん

やはり勘違いしてしまいますよね!
邦題を考えた人は、一体何を考えていたのか・・・。邦題で損をしている作品って多いですよね。
主人公の孤独と感情の機微を丁寧に描いた作品だと思いました。ロビン・ウィリアムズが好きなら見て損はないです!
2012/02/04 (Sat) 08:51  宵乃  

こんばんは☆

この映画、私も邦題で見ないようにしていたのですが、
こちらに記事がある事に気付き、しかもイラストが感じ良いので
今回のオンエアを録画して見ました☆

イラストの場面、ドキドキしました。
ちょっとあぁいう演出は・・・でもイラストは素敵です☆
何というか、懐かしい名前でして(笑)。

>サイを演じるロビン・ウィリアムズが良かったです。寂しそうに、あの一家を眺める目の優しいこと!
>・・・そんな幸せを切望する孤独なサイを完璧に演じていました。

とても上手だったと思います。
胸が苦しくなるような場面も多かったです。

>やり方を間違えている部分はあるものの、彼を”ストーカー”と呼びたくないですね。”理想”を壊した父親にキレる段階でも、傷つけるのではなく気付かせたい一心だったとわかった時には、胸が一杯になりました。
>彼の写真や家族への想いを語るくだりでは涙が・・・。ラストの彼の願望を写した一枚の家族写真が切ないです。

終わった直後は、宵乃さんと同じように感じたのですが、
数時間経って、段々だんだん変わってきました。

やはり、やり方を間違えているのです。
神様では、ないのです。

ほっとけば良いのです。自分が寂しいからってあんなことして、
母親の写真を用意した頃から、異常、ですよね。

夫婦のことは夫婦にしか分からないし、
表面を取り繕う意味の深さを知らないくせに、かき混ぜて、ヒドイことしたと思います。
子供がいたって、もうあの夫婦はダメでしょう、サイのせいです。

部屋の備品の写真も、彼らのためかもしれないけど、自分のためでもありますよね。
今はそんな風に思います。

サイと直接話をする刑事さんが、昔懐かしいERのお医者の先生で、
英語しゃべっているから戸惑いました(笑)。
2012/08/02 (Thu) 18:49  miri〔編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ!
同じタイトルの作品もあるのに、よく気付かれましたね~。イラストを見て決めて下さったということで嬉しいです♪
このシーンは私もハラハラしてしまいました。人間には愛が必要なんだと痛感しました。サイという名前には私も反応してしまいましたよ。

> とても上手だったと思います。
> 胸が苦しくなるような場面も多かったです。

コメディでのほのぼのだったりハチャメチャだったりする彼とは、まったく別人のようでした!

> 夫婦のことは夫婦にしか分からないし、
> 表面を取り繕う意味の深さを知らないくせに、かき混ぜて、ヒドイことしたと思います。

まあ当然、彼のやった事は酷いんですけど、犯罪者として裁くのではなく、精神病患者として適切な治療を受けさせて、何が悪かったのか理解してやり直すチャンスをあげてほしいです。
あの家族のその後については、わたしには良くわからなかったですね~。そんなに悲観的な印象は受けませんでした…。

> サイと直接話をする刑事さんが、昔懐かしいERのお医者の先生で、
> 英語しゃべっているから戸惑いました(笑)。

ERは一度も観たことないです。ヨーロッパの方のひとなんでしょうか?
懐かしいドラマの俳優さんなどが登場すると、どうしてもそちらに目が行ってしまいますよね。
2012/08/03 (Fri) 11:58  宵乃〔編集〕  
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ストーカー
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いやいやえん|2012-01-25 14:14