忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「花嫁の父」観ました

 | コメディ  Comment(2) 

花嫁の父
製作:アメリカ’50
原題:FATHER OF THE BRIDE
監督:ヴィンセント・ミネリ
原作:エドワード・ストリーター
ジャンル:★ドラマ/コメディ

最愛の娘のケイを新婚旅行に送り出し、弁護士のスタンリーは抜け殻になった部屋のソファに腰を下ろした。ぐったりしながらも、娘が結婚の話を持ち出した日から、今日までの事を振り返る。その時は、ケイはまだまだ子供だと思っていて…。

以前観た「花嫁のパパ」のオリジナルです。
やっぱり良いですね~。きちんとコメディしつつ、娘を送り出す父親の複雑な心情を描いてました。
まず、娘が本当にお美しくて、知らない男なんかに渡したくないという父親の気持がよくわかります。奥さんも大変お美しいし、息子も2人いるけど、やはりこれだけ綺麗で素敵なお嬢さんに育つと特別可愛がってしまうのも仕方がないかもしれません。
そんな父親を置いて、どんどん盛り上がっていく女性陣。蚊帳の外で資金繰りに頭を抱えるお父さんがわびしい…。昔の服を取り出して一人で格闘しているのを娘に見られたり、つい「駆け落ちしてくれたほうが安くつく」と漏らし、気を遣う娘を見てハッと我に返ったり。お金に拘りすぎて、見苦しい姿を見せる事も。
でも、決める時は決めてくれます。「もう結婚しない。大金を使わせてしまったのに…!」と泣き出す娘に、「お金の事はいいんだ。お前の幸せが一番だよ。」と優しく抱きしめる場面ではジーンとしました。その直後、くだらないケンカの原因が判明した挙句、すぐに仲直りしてふたりの世界になっちゃうんだけど(笑)
また、結婚式前夜にバージンロードに足が沈んで歩けなくなる悪夢を見るも、そんな不安もなんのその、同じ様に怖がっている娘の前では頼れる父親になるとこが可愛い。いざ本番となって、冷静さを取り戻した娘を”出陣を待つ将軍”に、緊張する花婿を”爆発物を処理してきた疲れた兵士”に例えるところも面白かったです。
娘はずっと娘のままだと気付き、やっと心穏やかに奥さんと踊るラストに、ほんわか温かい気持ちになりました。

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■ Comment

こんばんは。

懐かしい映画です。
この映画は、少なくとも男性にとっては、鑑賞した時の年齢により、感想が変わるのではないでしょうか?。
私は、青春時代は、ただただ、エリザベス・テイラーの美しさにボーツ!となりながら見ていました。(笑)
現在は、父親の心境を痛いほど表現したスペンサー・トレッシーの味ある演技に惚れています。
脚本が佳いと感じ取れる映画がありますが、この映画もその一つです。ほかにも思い浮かぶままに、洋画では、「十二人の怒れる男」「天井桟敷の人々」「終着駅」「グランド・ホテル」「現金に体を張れ」「ショーシャンクの空に」「熱いトタン屋根の猫」「五月のミル」「月蒼くして」「マディソン郡の橋」「イヴの総て」「スティング」「L.A.コンフィデンシャル」などです。
ヴィンセント・ミネリ作品は、彼お得意のミュージカルでも、清々しい作品が多くて好きな監督です。
2011/12/27 (Tue) 17:32  ascapapa〔編集〕  

>ascapapa さん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
なるほど、確かに男性には年齢によって見方が変わってくる作品ですよね。あのエリザベス・テイラーの美しさにはわたしも目を瞠りましたし、若い男性が見とれてしまうのも仕方ない!

> 現在は、父親の心境を痛いほど表現したスペンサー・トレッシーの味ある演技に惚れています。

そうなんですよね~。リメイク版を先に観ていて、好きな作品だったんですけど、役者さんの素晴らしさといい、全体の雰囲気といい、今では断然こちらがお気に入りです。

> 脚本が佳いと感じ取れる映画がありますが、この映画もその一つです。ほかにも思い浮かぶままに…

お~、たくさんありますね!
未見のものも5つありました。「グランド・ホテル」はいつか絶対観たいと思っていたものだし、「現金に体を張れ」は近々観ようと思っていたところです。ついこの間、nhkでキューブリックのドキュメンタリーを見たもので(影響されすぎ 笑)
2011/12/28 (Wed) 07:27  宵乃  
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花嫁の父
親馬鹿という言葉がある。その馬鹿度は父親の方が強いらしい。尤もいい言葉で言えば父性愛だが。幼い頃は一緒に風呂に入った娘も、時が経てば自然に彼氏を作る。その時父親は娘を獲られた気分になる。それは、年代や国が変わっても変わりがない。と、娘のケイ(エリザヘ?...
アスカ・スタジオ|2011-12-27 17:34