忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ペーパー・ムーン」観ました

 | ロードムービー  Comment(12) 

ペーパー・ムーン
製作:アメリカ’73
原題:PAPER MOON
監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
原作:ジョー・デヴィッド・ブラウン
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】訃報欄を見ては遺族に聖書を売りつけるペテン師モーゼ。亡くなった知人の葬儀に立ち寄った彼は、娘アディを伯母の家に届ける事に。嫌々ながら旅を始めるが、やがてアディはペテンの相棒となり、奇妙な絆さえ芽生え始め…。

大好きな作品で、久しぶりに再見してみました。何度観ても感動、わたしのロードムービー好きの原点かも?
お母さんの帽子をかぶって、仏頂面で生意気な口をきくアディが、もう可愛くて仕方がないんですよね。モーゼの詐欺の手口をすぐに覚えて実行、純粋無垢な子供の振りまでしちゃうんだから、天性の素質というよりほかありません。それでいて、貧しい人からは奪わないという、モーゼには欠けていたものを持っていて、このふたりは出会うべくして出会ったんだなぁと思わせます。
そんなアディも9歳の子供。モーゼが自分の本当の父親じゃないかと疑ってみたり、彼に恋人が出来れば嫉妬して仲を引き裂きます。それも手の込んだ方法で!
やり方はやっぱりペテン師らしいんだけども、モーゼと一緒にいたい、離れたくない、という気持ちは表情にでていて、母親を亡くし、会ったこともない伯母の家に行くアディの心細さが、ひしひしと伝わってきました。
嫌々アディとの旅を始めたモーゼも、なんだかんだ言って彼女と息ぴったりになっているのがいい。アディがひとりでつくりものの月に座る写真を見つけ、じっと見つめるシーンでは毎回涙がこみ上げてきます。主題歌の「~あなたが私を信じてくれたら、紙細工の月も本物になる♪」という歌詞が効いてますよね。
最後まで”一緒にいる理由”が必要な、素直になれないふたりが大好きです。

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■ Comment

No title

>最後まで”一緒にいる理由”が必要な、素直になれないふたりが大好きです。

この記事を読ませて頂いて、宵乃さんがどんなにこの映画をお好きなのかが伝わってきました☆
本当にお好きなのですね!
イラストは、いつもより写実的な感じです。

そして最後のこの一行にハッとさせられました・・・本当にそうなのですよね、
この二人って、そうなんですよね・・・私にもそれはよく分かります。

・・・今年の1月に何十年ぶりに再見したのですが、
テータムは天才だと思いましたし、見ている間は楽しかったです。
きっと良い映画だと思うし、世間的には、これからも残ると思います。

でも・・・やっと見た再見映画・・・あまり感激もしなかった・・・です。
またいつか見てみますね☆
2011/09/05 (Mon) 13:02  miri〔編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。鍵コメの方も、お早いお返事ありがとうございました。

私の中では、今でもあの二人の旅が続いているような気がする、大好きなロードムービーです。
イラストも文章もいつもよりスイスイ出来ちゃいました♪

> そして最後のこの一行にハッとさせられました・・・本当にそうなのですよね、
> この二人って、そうなんですよね・・・私にもそれはよく分かります。

あそこでやっと本音が出て感動の展開ってのが定番ですけど、実際はそんな簡単に素直になれませんよね。しかも、心の中ではお互いに「素直じゃないな」と思ってそう(笑)
なんだかんだで仲良しなふたりを見ていると、嬉しくてニヤニヤしてしまいます。

> テータムは天才だと思いましたし、見ている間は楽しかったです。
> でも・・・やっと見た再見映画・・・あまり感激もしなかった・・・です。

その時の気分で、自分でも不思議なくらい何にも感じない時ってありますよね~。
きっと意識しなくても、miriさんなら必要な時に必要な作品にめぐり合えるんじゃないかな?
2011/09/05 (Mon) 14:34  宵乃  

私も大好き♪

およそ40年前に観たときも、5年前に再見したときも大好きな作品です。
宵乃さんに同じく、ロード・ムーヴィーも大好きです。
ロード・ムーヴィーに惹かれるのには持論があるのですが、これはまたの機会に。

5年前の再見は特典付きのレンタルDVDだったので、製作裏話もでてくるMY記事TBいたしました。

>「~あなたが私を信じてくれたら、紙細工の月も本物になる♪」

あぁ、その歌聴きたくなりました♪
2011/09/05 (Mon) 14:47  十瑠編集〕  

>十瑠さん

いらっしゃいませ~、十瑠さんもこの作品が大好きでしたか!
やはり、ロードムービーはいいですよね~、人生のあれこれが詰まってます。
十瑠さんの持論、いつか聞かせてくださいね♪

> >「~あなたが私を信じてくれたら、紙細工の月も本物になる♪」
> あぁ、その歌聴きたくなりました♪

この歌、久し振りに聴いて懐かしさにウルウルきてしまいました。
何度観ても素晴らしい作品です。
2011/09/06 (Tue) 10:18  宵乃  

この映画を見て

テータム・オニールが天才子役と言われた理由がよくわかりました。
素晴らしい演技力です!

ラストがまたいい!
シンミリとさせるかと思ったら「借金返して!」と言ってモーゼをムッとさせる。
そして、交換した軽トラックが下り坂発進。
テータムもライアンも必死に走って飛び乗る。
特撮無しの体張った演技。
参りました・・・・!
2012/01/30 (Mon) 21:07  間諜X72〔編集〕  

>間諜X72さん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
本当に大好きな作品なので、間諜X72さんに気に入って頂けて嬉しいです。
テータム・オニールの演技が輝いてましたよね~。昨今の天才子役もかすんでしまいそうです。
ラストも「上手いなぁ!」と思わず唸らせられました。下手に湿っぽくしないで、笑顔になりつつ胸はジーンと温かくなるようなラストですよね。
必死に走る二人の演技も印象的でした!
2012/01/31 (Tue) 11:21  宵乃  

宵乃さん

>最後まで”一緒にいる理由”が必要な、素直になれないふたりが大好きです。

良い事をおっしゃいますね!僕もそう思います。

>下手に湿っぽくしないで、笑顔になりつつ胸はジーンと温かくなるようなラストですよね。

そうなんですよ!

随分昔から、この映画の存在は知っていました。
古本屋で買った1970年代の映画雑誌「ロードショー」に
「1930年代って、何でこんなに魅力的なんだろう?」と書かれていて、
それがずっと頭の中に残っていました。
だけど「ペーパー・ムーン」を見ないまま、長い年月が過ぎました。
気まぐれで(?)思い切って(?)この映画を見て良かったです。
2012/02/01 (Wed) 19:46  間諜X72〔編集〕  

>間諜X72さん

> 「1930年代って、何でこんなに魅力的なんだろう?」と書かれていて、
> それがずっと頭の中に残っていました。

この作品を見せたいという気持ちが伝わってくる名文句!
昔読んだ雑誌の一文を覚えてらっしゃるなんて、本当に映画がお好きなんですね~。こうして気になっていた作品と出会えて、いつでも同じ様に感動した映画ファンと語り合えるなんて、映画ファンにとって素晴らしい時代になったものです。
これからも色々な映画を観て、お話しましょうね♪
2012/02/02 (Thu) 09:42  宵乃  

シュークリーム

この映画の本筋にはあまり関係ないのですが、
ライアン・オニールがテータムと言い合いしながらシュークリームを食べる場面。
右手で切って左手のフォークで食べる。
妙に印象に残っています。器用ですね。
我々日本人ならば手でパクッと食べるのに。
文化の違いですね。

それとメイキングではライアンがワッフルを食べる場面でテータムがNG連発!
うんざりしながら何度もワッフルを食べるライアン。おかしかったです。


>昔読んだ雑誌の一文を覚えてらっしゃるなんて、本当に映画がお好きなんですね~。こうして気になっていた作品と出会えて、いつでも同じ様に感動した映画ファンと語り合えるなんて、映画ファンにとって素晴らしい時代になったものです。
>これからも色々な映画を観て、お話しましょうね♪

ありがとうございます!
こちらこそよろしくお願いします!
2012/02/04 (Sat) 09:04  間諜X72〔編集〕  

Re: シュークリーム

外国の文化や風習を垣間見れるのも映画の醍醐味ですよね!
小さい子供でもナイフとフォークでシュークリームを食べるとは。彼女がモーゼと違って貧しい者からは奪わないところなども、母親といい関係にあったんだろうと想像できます。

> それとメイキングではライアンがワッフルを食べる場面でテータムがNG連発!
> うんざりしながら何度もワッフルを食べるライアン。おかしかったです。

あはは、食べるシーンのNGは大変ですよね。大好きな食べ物ならちょっと羨ましいですが(笑)
ライアンの表情が目に浮かびます。
コメントありがとうございました♪
2012/02/04 (Sat) 09:12  宵乃  

一人二役

映画を見た後に、あれこれ調べました。
酒の密売人と悪徳警官は同じ役者だったんですね!
全く気づきませんでした。
彼は役作りの為に減量したとか。
彼のおかげで、この映画は一つの大きな山場ができました。
観念したように酷い目に遭わされるモーゼ・・・・・。

>彼女がモーゼと違って貧しい者からは奪わないところなども、母親といい関係にあったんだろうと想像できます。

それもまた新しい発見です。
ありがとうございます。
2012/02/05 (Sun) 21:25  間諜X72〔編集〕  

Re: 一人二役

> 酒の密売人と悪徳警官は同じ役者だったんですね!
> 彼は役作りの為に減量したとか。

お~、そうだったんですか!
わたしもまったく気付きませんでした。今度観る時はしっかり注目したいと思います。

> 彼のおかげで、この映画は一つの大きな山場ができました。
> 観念したように酷い目に遭わされるモーゼ・・・・・。

そうですね、あのくだりは「モーゼを助けてやって!」と思わず手に力が入ってしまうくらい、緊張感がありました。
教えてくれてありがとうございます!
こうやって話していると、お互いに新しい発見があって、ますます映画が楽しくなりますね♪
2012/02/06 (Mon) 06:50  宵乃  
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ペーパー・ムーン
(1973/ピーター・ボグダノヴィッチ製作・監督/ライアン・オニール、テイタム・オニール、マデリーン・カーン、ジョン・ヒラーマン、P・J・ジョンソン、ランディ・クエイド/103分)
テアトル十瑠|2011-09-05 14:41