忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「トゥー・ブラザーズ」観た

 | アドベンチャー  Comment(8) 
Tag:フランス イギリス

トゥー・ブラザーズ
製作:フランス・イギリス’04
原題:TWO BROTHERS
監督:ジャン・ジャック・アノー
原作:アラン・ゴダール
ジャンル:ドラマ/アドベンチャー

【あらすじ】遺跡で暮していた虎の親子の前に、冒険家エイダンが現れて親を殺した。幼い虎の兄弟のうち、兄はサーカスに引き取られクマルと、弟はラウールという少年に引き取られサンガと名付けられる。やがて成長した二匹は闘技場で再会し…。

やはり虎は美しいですよね~。冒頭の虎の家族の様子はもちろん、さらわれた兄弟を必死で追いかける姿や、再会して忘れていた過去を取り戻す瞬間、目と目で通じ合う気持…兄弟で故郷を目指す道のりと、思いがけない再会。彼らの言葉はわからないけれど、純粋で美しい愛情が満ちていて、何度もこみ上げてくる涙をこらえるのが大変でした。

そんな美しい家族愛をみせる虎たちに対し、人間はもちろん悪役。
とくに、虎たちを苦しめた諸悪の根源エイダンが、虎が主役のファミリーモノでは深く描けるはずもないのに中途半端に主役っぽくて嫌でした。最後まで罰らしい罰もないし、虎に感情移入している身としてはスッキリしません。
スリルから金儲けに走った冒険家崩れが、虎の縄張りに侵入して”正当防衛”で親虎を殺し、飢え死か人間を襲うようになるだろう子虎を”良かれと思って”捕獲。さらに残った親虎も捕獲し、お偉いさんのご機嫌取りに利用。逃した虎の代わりの皮を探してサーカスの虎が殺され…。
この兄弟に起こった悲劇のほとんどが彼のせいなのに、最後はハンターをやめて”愛する人と故郷へ帰り、小説を書いて暮す”、じゃあ納得いかないです。せめて自然・動物保護ために活動でもしてくれればいいんですけどね。
個人的には、よその国の動物や遺跡を食い物にする輩は嫌いなので、完全に悪役として描いてばっさり倒してくれた方が気持ちよかったです。
でもまあ、彼の微妙な立ち位置のおかげで、出番が少ない少年の純粋さが際立っていました。もっと子虎との交流を描いてくれてもよかったのに!

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■ Comment

こんにちは☆

再見なさったのですね~。
前は春休みで、今回は夏休みのオンエアですね~。

>この兄弟に起こった悲劇のほとんどが彼のせいなのに、最後はハンターをやめて”愛する人と故郷へ帰り、小説を書いて暮す”、じゃあ納得いかないです。

本当にそうですよね~。
私はそこまでハッキリとは認識しなかったような気がするけど、
宵乃さんの仰るとおりだと思います。

>彼らの言葉はわからないけれど、純粋で美しい愛情が満ちていて、何度もこみ上げてくる涙をこらえるのが大変でした。

しかし、この監督の事は信じられるので、撮影のためにどうこうしなかったと思います☆
沢山撮って、良い場面を採用して、そういう地道な努力が、
この記事に出てくる、私も同じように感じた、
さまざまな感動的な場面を表現できたのだと、思います♪

ハイモア君は一番可愛かった頃でしょうか?
この映画の作られた意味を、これからも長く、子供たちに、大人たちに、
伝えて考え続けてほしいと思いますね~。


******************************


テレビの音の件、良いお知恵を貸して下さり、本当に有難うございました☆
ものすごく嬉しかったです!

家族などは「長~いイヤホンでもしたら?」ですからね、バカ丸出しで恥ずかしいです。
今度家電量販店で確認してから買いたいと思います。

それと宵乃さんに言われて初めて気付いた、視覚障害者の皆さまの事・・・
本当に酷い事です!
何年も前から広報していて、そういう弱者に対する目がなかったなんて、
なんという政府か?と思いました。

その方々には、何か良い方法(FMだけでも聞こえるようにするとか?)を
政府の責任で、してほしいと心から思います☆
2011/07/27 (Wed) 17:43  miri〔編集〕  

>miriさん

再見しました~!
長期休みごとにオンエアするみたいですね。今回も吹替え版でした。
この作品自体、こどもと一緒に観る親も楽しめるよう、エイダンのようなキャラクターを出したのかなぁと思ったんですが、あんまり合わなかったような。彼を主役にした作品だったら逆に観てみたいです。

> 沢山撮って、良い場面を採用して、そういう地道な努力が、
> この記事に出てくる、私も同じように感じた、
> さまざまな感動的な場面を表現できたのだと、思います♪

そうですよね~、虎の出てるシーンと出てないシーンでは観る姿勢も変わってしまうくらい、虎たちの魅力が余すことなく撮られていたと思います。半年かかる予定が4ヶ月で済んだらしいので、そういう監督たちの想いを受けて虎たちが協力してくれたのかもしれません♪
いろいろな人に観てもらうために、吹替えと字幕、両方でオンエアしてほしいところです!

> テレビの音の件、良いお知恵を貸して下さり、本当に有難うございました☆
> ものすごく嬉しかったです!

miriさんのご希望に添ってましたか~、よかった!
割とお高いようなので、慎重に選んで快適ライフを送ってください。

> 何年も前から広報していて、そういう弱者に対する目がなかったなんて、
> なんという政府か?と思いました。

わたしも今回調べていて初めて知ったけれど、弱者に対する目がなかったというより無視したみたいですね・・・。とある質問サイト(http://smcb.jp/ques/17750)で話してるから、2009年にはもう一般に知られていたようです。
一方で、地デジの音声を受信できるラジオを開発するよう、メーカーに働きかけているお偉いさんもいるみたい。メーカーは採算が合わない渋っているようですが、必要な人がいるんだから作ってほしいですよね!!
2011/07/28 (Thu) 10:10  宵乃  

こんばんは

この映画の虎は子供の頃は愛らしくて、成長したら強くて美しい
とても魅力的に撮られてましたね
そもそも虎はそういう生き物だと言われればそれまでですが

偽善者ヤロー役のガイ・ピアースは最近でも「ハートロッカー」「大統領のスピーチ」と色々出てて(どっちもアカデミー賞作品!)売れてるなあと思う反面
何だか微妙な役が多い気がします
僕は彼のキャラクターではやっぱり「LAコンフィデンシャル」の頭の切れる堅物警官が印象に残ってますね。
2011/07/31 (Sun) 19:52  バーンズ  

>バーンズさん

> この映画の虎は子供の頃は愛らしくて、成長したら強くて美しい
> とても魅力的に撮られてましたね

ほんとうにそうですよね~!
もう、虎の魅力だけでも十分、おなか一杯という感じでした。

> 偽善者ヤロー役のガイ・ピアースは最近でも「ハートロッカー」「大統領のスピーチ」と色々出てて(どっちもアカデミー賞作品!)売れてるなあと思う反面
> 何だか微妙な役が多い気がします

”偽善者ヤロー役”!!
まさにその通りで笑ってしまいました。バーンズさんの挙げた作品は未見ですが、このエイダンは無理やりファミリー向けにまとめてしまって中途半端でしたね。格好いいひとなのに、もったいないです。

> 僕は彼のキャラクターではやっぱり「LAコンフィデンシャル」の頭の切れる堅物警官が印象に残ってますね。

その作品は以前観て、顔を見分けられず(笑)ついていけなくなってしまったので、いつか必ず再見したいと思っていた作品です!
そのときは、ガイ・ピアースにも注目して再見したいと思います。
2011/08/01 (Mon) 10:20  宵乃  

すいません

宵乃さん、こんにちは

自分のコメントを見直して、とんでもない間違いに気づきました。
「大統領のスピーチ」じゃなくて「英国王のスピーチ」ですね
いや~、お恥ずかしい。
2011/08/01 (Mon) 11:57  バーンズ  

>バーンズさん

> 自分のコメントを見直して、とんでもない間違いに気づきました。
> 「大統領のスピーチ」じゃなくて「英国王のスピーチ」ですね

あ、ホントだ。
未見とはいえ、わたしもこの作品は知っていたのに!
でもまあ、よくある間違いですよね、あはは~!
2011/08/02 (Tue) 09:44  宵乃  

こんにちは♪

とにかくトラたちの演技にはただただびっくりするばかり。
その表情や仕草でも、受け取る側にどうしたいのか、きちんと伝わってくる
これってとても凄いことですよね

母トラが子トラがトラックに乗せられてそれを助けに走るシーンだとか、
一体どうやって撮ってるんだろう!?と思わせられるものでした
まるでトラたちが演技を理解して演じているよう。

予告やジャケットにある少年との交流シーンがメインではなく
ドキュメント風につくられているのも好感度大でした
ほんと、野生のトラは美しい!
2011/11/19 (Sat) 15:31  maki編集〕  

>makiさん

いらっしゃいませ、コメント&TBありがとうございます♪
本当に虎たちがきちんと演技してましたよね。無理矢理やらされているのでは、ここまで揺さぶられないだろうから、撮影にあたってちゃんと虎と人間の信頼関係ができていたんだろうなぁと思いました。あれはすべて、愛情溢れる虎たちの自然な姿だったと信じられますよね。
ホントすごい事です!

> 予告やジャケットにある少年との交流シーンがメインではなく
> ドキュメント風につくられているのも好感度大でした

エイダンはちょっと出張ってわたし的に嫌でしたが、少年との交流がメインではありきたりになってましたしね。
虎に対する視線が温かい良作でした。
2011/11/20 (Sun) 09:46  宵乃  
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