忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「評決」観ました

 | 社会派  Comment(2) 
Tag:シドニー・ルメット

評決
製作:アメリカ’82
原題:THE VERDICT
監督:シドニー・ルメット
原作:バリー・リード
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】他人の葬儀に紛れ込み仕事を探す、落ちぶれた弁護士ギャルビン。友人に金になりそうな依頼を回してもらうが、医療ミスで植物状態の女性を目の当たりにしたことで熱意を取り戻す。だが、相手は背後にカトリック教会を控える病院で…。

以前録画ミスして、今回やっと観る事ができました。
ポール・ニューマンが素敵。やっぱ男は皺だよね!!
…それはさておき、内容もまさしく法廷モノという感じで見ごたえがありました。法廷モノ好きならこれは外せません。
冒頭では酷いありさまだったギャルビンが、示談金をたくさん引き出そうと、被害者の痛ましい写真を撮っている時にふと気付きます。”自分は一体なにをしてるんだ”と。
酔いから覚めたように、かつて正義を求めていた頃の熱意を、目に生気を取り戻していく様子にぐいぐい引き込まれました。とくに、バーで出会った女性ローラに理想を語った時の目がほんと可愛い。キラッキラしてて。
それでいて、相手の強引なやり方にうろたえて「もうダメだ」と簡単に挫けそうになることも…。まともに闘うのは久しぶりで、味方も少ない彼の揺れ動く心理。人間味があってよかったです。
また、彼の突然の変化に戸惑いつつ、どんな時も見捨てることなく力を貸してくれる弁護士仲間ミッキーと、弱気のギャルビンに喝を入れるカッコイイ女ローラ。自分の意見を聞かない生意気なギャルビンを目の敵にする憎たらしい判事もいい味だしてました。

行き詰まり、もう手立てがないと思いかけた時、名探偵のように逆転のチャンスを掴むくだりはぐっときます。完全にかつての自分を取り戻したギャルビンの最終弁論…思わず聞き入りました。
ギャルビンが悪人じゃなくてホントよかったなぁとしみじみ思ってしまう、やや複雑な結果でしたが、映画としては文句なし!
電話のベルが鳴り響くラストが深い余韻を残します。

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■ Comment

こんにちは☆

この作品も先日鑑賞しました。

>やや複雑な結果でしたが、映画としては文句なし!

ちょっと考えさせられましたね・・・どうしてあぁいう結論が出てきたのか?と。やっぱりあの演説を聞いて、各人が自分自身の心に問いかけたら、自然とそういう答えが出るんだろうな~と思いました。
陪審員だけ集めても、ひとつの映画ができると思いました☆
判事・相手方弁護士(好きなジェームス・メイスンがあんな悪役で涙)のやり方の汚さ・・・でもこれは実際にあった話を元にしているらしいですものね・・・。

>電話のベルが鳴り響くラストが深い余韻を残します。

NHKではなくBS民放だったので、尻切れトンボで、私はいまひつつでした。
この映画もアップしません。アップするしないは、映画の出来ではなく、感想文のデキで決めると思います。

******************

「そして、私たちは愛に帰る」の事ですけど、ムービープラスでして、ラストのあの座ったまま5分以上あって、私には永遠に続くような気がしました。

>例の93分枠は長年続いている番組だけあって、編集が上手いんですよ。

この枠が、私のテレビの番組表にもあったので、録画は出来ないけど、作品名に興味しんしんです☆
あと、今月の今のところの1位は、明日アップする作品なのですが、31日が終わらないと決められないから、また変わるかもしれません♪ では、また☆
2011/05/17 (Tue) 13:00  miri〔編集〕  

>miriさん

> ちょっと考えさせられましたね・・・どうしてあぁいう結論が出てきたのか?と。やっぱりあの演説を聞いて、各人が自分自身の心に問いかけたら、自然とそういう答えが出るんだろうな~と思いました。
> 陪審員だけ集めても、ひとつの映画ができると思いました☆

そうですね、「十二人の怒れる男」みたいに、彼らの心の変化を丁寧に描けば、それだけで重厚な作品になりそう!

> 判事・相手方弁護士(好きなジェームス・メイスンがあんな悪役で涙)のやり方の汚さ・・・でもこれは実際にあった話を元にしているらしいですものね・・・。

こんな判事や弁護士がいたなんて考えると怖いです。というか、今もいるんだろうな・・・。陪審員・裁判員は責任重大です。

> この映画もアップしません。アップするしないは、映画の出来ではなく、感想文のデキで決めると思います。

お~、そうだったんですか。miriさんはすべての作品に感想を残してますもんね。わたしは文章を書くのが苦手で、アップする分だけなのにいつもひーひー言ってます(笑)

> 「そして、私たちは愛に帰る」の事ですけど、ムービープラスでして、ラストのあの座ったまま5分以上あって、私には永遠に続くような気がしました。

5分以上ですか・・・それは無理だわ。余韻を残してほしい場合と早く終わらせてほしい場合、なかなか上手くいきませんね。
あと、「グランド・ホテル」の記事読みました。「THE 有頂天ホテル」はパクリでしたか・・・。未見なのでいつかしっかり観たいと思います!
2011/05/18 (Wed) 10:16  宵乃  
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