忘却エンドロール

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映画「わが街」観ました

 | 社会派  Comment(2) 
Tag:ローレンス・カスダン

わが街
製作:アメリカ’91
原題:GRAND CANYON
監督:ローレンス・カスダン
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】ロサンゼルス。人生に焦りを感じ始めていた弁護士マックは、ある日、黒人地区で車がエンストし、危険なところをレッカー車の運転手サイモンに助けられる。一方、マックの妻クレアは捨て子を見つけて家に連れ帰り…。

たしかフジテレビで深夜に放送していたのを期待せずに観たんですが、これがなかなかの拾い物でした。犯罪がはびこるロサンゼルスを舞台に、6人の男女の人生の転機を描く群像ドラマです。人との繋がりという普遍的なテーマをさりげなく描いていました。

危ないところを助けてもらったマックは、心残りをつくりたくないという想いでサイモンに感謝の気持ちを伝えようとします。彼の妹の家が銃撃された(!)と聞けばいいアパートを紹介し、ふとした思い付きから知り合いの女性を紹介してみたりも。その一方で、よけいなお節介だったかもしれないと、どこまで踏み込んでいいものか悩んでいるんですよね。
これはわたしもしょっちゅう悩むことなので共感できました。相手がまだ会って間もない命の恩人ならなおさら不安でしょう。
そんな時、妻が拾った赤ん坊(通報済み)を養子にしたいと言い出します。ちょっとした”善意”もためらっていた彼に、ばばーんと人生に関わる決断をしてみせたわけです。
「起きてしまった事を無かった事にはできないように、一度できた人との縁は消せないのよ」と言うクレアが素敵でした。
バイオレンス映画監督のデイビスが、物盗りに脚を撃たれて考え方が変わったり変わらなかったりというエピソードも人間らしくて面白かったです。彼が引き合いにだした「サリヴァンの旅」という作品もいつか観てみたいと思いました。

マックとサイモンの人種を超えた友情、彼らと子供(甥も)との親子の愛情、そしてちょっとしたきっかけから始まった恋。それらが静かにじっくりと描かれています。中盤、マックの夢のシーンからクレアの夢に切り替わる演出も良かった!
原題はグランドキャニオンで、ラストに雄大な風景が迎えてくれます。

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■ Comment

宵乃さんのレビューを読んで、とっても観たくなりました。
いろんな形の良い人が出てくる話が大好きなので、今度レンタル屋さんで探そうと思います!
2010/09/29 (Wed) 20:00    

>みさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
わたしの感想を読んで興味を持って頂けるなんて嬉しいです!
犯罪ばかりの自分の街を憂えるふたりの友情が心温まる作品でした。日本ってまだ平和なんだなぁとしみじみ思います。
ちょっと淡々としてますけど、おススメです。
2010/09/30 (Thu) 10:47  宵乃  
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