忘却エンドロール

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映画「太陽に灼かれて」観ました

 | 戦争  Comment(6) 
Tag:ロシア フランス

太陽に灼かれて
製作:ロシア/フランス’94
原題:Утомлённые солнцем(仏:Soleil trompeur)
監督:ニキータ・ミハルコフ
ジャンル:★ドラマ/ロマンス

【あらすじ】1936年、スターリンが独裁体制を強化していた頃のモスクワ。ロシア革命の英雄コトフ大佐とその妻マルーシャのもとを青年が訪ねた。かつての恋人ミーチャとの10年ぶりの再会に喜ぶものの動揺は隠せない。娘ナージャは彼に懐くが…。

斜めの顔が描けなくて頑張ったわりに、どうみても東洋人になってしまいました。本物は100倍可愛い…というか今まで見た子役の中で一番可愛いです。そして、監督で主演のニキータ・ミハルコフの実の娘さんです。
そんな彼女と大佐の仲良し親子っぷりはほんと和みました。
他にも、ミーチャがヒゲの老人に変装してやってきたり、謎の火の玉や迷子の運転手がうろうろしていたりと、ほのぼの楽しい牧歌的な雰囲気で始まります。
しかし、拳銃をこめかみに当てるシーンや、突然の来訪者に対する皆の反応など張り詰めた空気もあって、いつ壊れてもおかしくないような儚い印象があるんですよね。
死のイメージを呼び起こすはずの戦車やガスマスクも登場しますが、何故か現実感のないものに映りました。そこに住む人々にとって、どこか他人事のような描き方だったからかもしれません。

そこに暗い影を持ち込むのがミーチャです。大佐、マルーシャとの三角関係もしだいに緊張感を増し、やがて彼の目的が明らかになります。
悲劇を前に、何も知らない幼い娘ナージャの無邪気な笑顔を見て、ミーチャと大佐は何を想ったのか?
…切ないです。

フランス語の原題の意味は「偽りの太陽」…だと思います。何故かサイトによって原題がまちまちなので、”Soleil trompeur”で合っているのかすら怪しい。

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■ Comment

映画の中での、子役の可愛さは絶大ですよね~。
私も、ついつい子どもが出ている映画に手が出やすいです^^

>いつ壊れてもおかしくないような儚い印象があるんですよね。

宵乃さんのレビューにより、
この映画の持つ雰囲気がとても伝わってきました。
「おい、ミーチャ、一体何を企んでいるんだい」って、興味津々になってます、今!
2010/08/01 (Sun) 21:08    

>み さん

> 映画の中での、子役の可愛さは絶大ですよね~。
> 私も、ついつい子どもが出ている映画に手が出やすいです^^

子供が冒険とか恋とか頑張っている姿、無邪気に遊んでいる姿をみると、ほんとなごみますよね。”ませた子供に親がたじたじ”というシチュエーションも好きだったりします。
この作品では、実のお父さんとの出演というだけあって、とても自然な表情を見せてくれました。

> 「おい、ミーチャ、一体何を企んでいるんだい」って、興味津々になってます、今!

記事に書き忘れてしまったけれど、これ実話に基づいた作品なんですよ。
悲しいお話ですが、観終わって心にじわじわくる名作です。
2010/08/02 (Mon) 12:05  宵乃  

難解だったけど

美しい映像とは裏腹にスターリン粛清が荒れ狂っているソ連を描いた映画でしたね。録画していたのを今見終えて、本腰入れてマイブログにレビューしなくちゃと思っているところですよ。
コトフ大佐が○○、ミーチャが○○するまでの短い期間を撮った「太陽に灼かれて2」も制作されているのね!
本当にキュートな子役さんでした。
2010/08/04 (Wed) 10:05  bamboo  

>bambooさん

> 美しい映像とは裏腹にスターリン粛清が荒れ狂っているソ連を描いた映画でしたね。

そうなんですよ。美しく牧歌的な光景に騙されそうになりますが、恐ろしい時代を描いているんですよね。bambooさんの記事、楽しみにしてます。

> コトフ大佐が○○、ミーチャが○○するまでの短い期間を撮った「太陽に灼かれて2」も制作されているのね!

すみません、ネタバレ部分を伏字にさせていただきました。
どうせなら続編も一緒にオンエアして欲しかったですね。
でも、あれ以上に描く事があるのか?とも思います。できることなら、ナージャが悲しむ姿は見たくないですし・・・。
2010/08/04 (Wed) 10:09  宵乃  

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2013/12/05 (Thu) 11:07    

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