忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「エデンの東」観ました

 | 青春  Comment(4) 
Tag:エリア・カザン

エデンの東
製作:アメリカ’55
原題:EAST OF EDEN
監督:エリア・カザン
原作:ジョン・スタインベック
ジャンル:★青春/ドラマ

【あらすじ】1917年、モントレーの町外れ。死んだと聞かされていた母親の行方を突き止めた青年キャル。兄アロンばかりが父親に可愛がられ、彼は自分が母親似のせいだと疑っていた。そんな時、父親がレタスの長距離輸送事業に失敗し…。

あやうくタイトルを「東のエデン」にするところでした。
という訳で、まずはタイトルの意味から。
この物語は、旧約聖書、創世記の”カインとアベルの確執”を題材にしており、その中でカインが弟殺しの罪でエデンの東(罪人のいる場所=現世)へ追放された、というところからきているようです。

息子と父親の確執がメインなんですが、わたし的にはヒロインのエイブラが輝いて見えました。最初は年上のぱっとしないお姉さんという印象だったのが、キャルがかつての自分と同じ悩みを抱えていると知ってからは優しく彼を導く存在になってゆくんですよね。
彼女がいなかったらラストに救いは存在しなかった!
ただ、戦争で儲けたお金をプレゼントしてもお父さんは喜ばないよと一言あれば…。父親の断り方も、見ていて「グサッ」とくるものがありましたけど。
そして、終盤まで存在感の薄い兄アロン。エイブラの気持ちの変化に気付いていながら、勝手に父親に婚約発表したところでやっと目立ってきた感じだったので、「いい子」というより「卑怯者」のイメージが強いです。キャルも母親を利用して復讐してしまうし、この親子はみんな問題ありだったみたい。でも、母親の真実を知ったアロンが気が狂ったようになってしまうのは、いくらなんでも弱すぎだと思いました。
父親とキャルには救いがあったけれど、アロンには何もないというのも哀しいです。

関連記事
「波止場」観ました(エリア・カザン監督)
「革命児サパタ」観た(エリア・カザン監督)
「怒りの葡萄」観ました(ジョン・スタインベック原作)
B00IIY9NYEエデンの東 [Blu-ray]

■ Comment

おはようございます☆

イイですね~! このジミーの「目」!

何十年ぶりかに再見しました。高3の夏休みの最後の日に(8月31日)「理由なき抵抗」と2本立て、見に行ったんですよ~!

そして感想文を書いて、昔の感想文を読んだら、もう「真逆」で、ひっくり返りそうになりました~!!!

>わたし的にはヒロインのエイブラが輝いて見えました。
>彼女がいなかったらラストに救いは存在しなかった!
>父親とキャルには救いがあったけれど、アロンには何もないというのも哀しいです

その点、宵乃さんは両方ちゃんとカバーしていて、さすがと思いました。
昔の感想は上の文章などが多く、今回の感想は下の文章などが多かったです。

では、良い日曜日を~♪
2010/02/14 (Sun) 09:04  miri〔編集〕  

>miriさん

おはようございます♪

> 何十年ぶりかに再見しました。高3の夏休みの最後の日に(8月31日)「理由なき抵抗」と2本立て、見に行ったんですよ~!

おぉ、高3でその二本立てとは、主人公と近い感覚で観れたでしょうね~。わたしは20代後半だったので、「若いなぁ・・・」とちょっと気恥ずかしくなるような感じでした。

> そして感想文を書いて、昔の感想文を読んだら、もう「真逆」で、ひっくり返りそうになりました~!!!

自分の変化を実感する瞬間ですね!
共感しすぎて全体がみえなくなることって時々あるので(わたしは時々じゃないかも)、やっぱり時間を置いてから再見することは大切だなぁと最近しみじみ思います。
では、miriさんも素敵な日曜を~♪
2010/02/14 (Sun) 10:15  宵乃  

中1の冬

「シェーン」のシングル盤レコード(今や死語?)を買いました。
B面がこの「エデンの東」です。きれいな曲だと思いました。
それから数年後、映画をテレビで見ました。日本語版です。
父親から愛されない事で悩む次男。切実でした。

>この親子はみんな問題ありだったみたい。

家庭環境が悪い子は可哀相です。

>キャルがかつての自分と同じ悩みを抱えていると知ってからは優しく彼を導く存在
>彼女がいなかったらラストに救いは存在しなかった!

その通りです。
しかし、撮影中のエピソードは色々あったようです・・・。
2015/12/05 (Sat) 09:38  間諜X72〔編集〕  

>間諜X72さん

いらっしゃいませ!
「シェーン」と「エデンの東」の曲が入ったレコードですか。趣味がいいですね!
今聴きなおしてみたけど、本当に美しいメロディです。映画って、印象的なテーマ曲があるかどうかも重要ですよね。

> 家庭環境が悪い子は可哀相です。

ですね~。育った環境だけで人生が決まるわけじゃないけど、遺伝、環境、出会いの三要素はかなり影響が大きいです。その点、キャルは”出会い”に恵まれていてよかった!
お兄さんにも救いがあればなぁ。

> しかし、撮影中のエピソードは色々あったようです・・・。

まあ、個性の強い人間が集まれば色々あるでしょうね~(汗)
いつもコメントありがとうございます!
2015/12/05 (Sat) 13:58  宵乃〔編集〕  
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

この記事のトラックバックURL
トラックバック一覧