忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「laundryランドリー」観ました

 | ロマンス  Comment(4) 
Tag:日本

laundryランドリー
製作:日本’01
監督・原作:森淳一
ジャンル:★ドラマ/ロマンス

【あらすじ】幼い頃マンホールに落ちたせいで脳に障害を持つ青年テル。彼は祖母のコインランドリーで、洗濯物が盗まれないよう毎日見張っていた。そんなある日、忘れ物を届けた事で親しくなった水絵が、再び忘れ物をして姿を消してしまう。

*ネタバレ注意*
おとぎ話のような不思議な雰囲気に絶妙な笑い。そして、シビアな展開に驚かされつつ、優しい愛に目頭が熱くなりました。
主人公の行動と障害者である事に引っかかっている方もいるようですが、彼の行動って奇行と言うほどおかしいでしょうか?
それに、「マンホールに落ちて脳に障害が」というのも本当の事かどうかわかりません。彼は祖母の言いつけで一度も帽子を脱ぎませんし、マンホールの上も平然と歩いています(踏んではなかったかも)。
その上、彼は両親の事を覚えておらず、「僕の記憶は大きな氷の中に閉じ込められていて、誰にも取り出せない。」というセリフがあって、なんとなく両親を何らかの事故で亡くして、そのトラウマで健忘を起こしているのでは…と思ったんですよね。
まあ、外傷による記憶障害の方が自然だし、精神障害でも障害には違いないですが。それを言うなら、水絵もリストカットやら盗癖やら障害でてますし。

で、”奇行”とは思えなかった理由としては、忘れ物を届けたときの「あれから毎日毎日洗って、ぼろぼろになってしまった」という言葉。
それはリストカットの血痕をおとすためなんですが、”何度も”ではなく”毎日”と言ったのは、届けに行こうか迷っていたというニュアンスを含んでいたと思うんですよ(まさかヒッチハイクの間に洗っていた訳でもあるまい)。彼は祖母に守られて生きてきたようだし、今までコインランドリーが世界のすべてのようなものでした。それが、ヒッチハイクをしてまで会いにいくというのは、相当の覚悟があったと思うわけです。
何か色々書いててよく分からなくなってきたけど、ようするに、この作品は心に深い傷を負った男女が出会い、支えあい、つまづきながらも前進していくラブストーリーなんだと思います。
…ちょっと妄想入ってますけどね(笑)

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■ Comment

こんばんは。

相変わらずイラスト素敵ですね~。ミズエが水溜りを飛び越えようとするシーンかな?

テルが知的障害ではなく精神障害という考え・・・
そうすると、テルも心に実は深い傷を負っていたということですね。

私はそこまで深く考えてなかったのでなかなか考えさせられました。

何はともあれ、やっぱり人間は一人では生きてはいけないってことですよね~。
2010/11/11 (Thu) 02:46  たそがれピエロ  

>たそがれピエロさん

いらっしゃいませ、イラストも見てくれてありがとうございます!
仰るとおりミズエが水溜りを飛び越えるシーンです。ロマンチストな一面でしたね。

> そうすると、テルも心に実は深い傷を負っていたということですね。
> 私はそこまで深く考えてなかったのでなかなか考えさせられました。

あはは、かなり妄想入ってるんですけどね。いろいろと想像の余地のある作品だったので、都合のいいように解釈してしまいました。これも、この作品のいいところ・・・かな?

> 何はともあれ、やっぱり人間は一人では生きてはいけないってことですよね~。

そうですね~、それを忘れずに人と人とのつながりというものを大切にしていきたいですね。
2010/11/11 (Thu) 11:47  宵乃  

こんにちは☆

この映画をやっと再見しました。 初見は12年前、今回は2年前のBS3のオンエアをやっと見ました(笑)。 大まかにしか覚えていなかったです。

こちらの記事がある事は知っていたのですが、内容は読まず、イラストだけ見てて、今回初めて読ませて頂きました。 やっぱナイスなイラストですね~♪

>おとぎ話のような不思議な雰囲気に絶妙な笑い。そして、シビアな展開に驚かされつつ、優しい愛に目頭が熱くなりました。

ひと言でいうと、こんな感じの映画ですネ~。

>マンホールの上も平然と歩いています(踏んではなかったかも)。

終盤にはちゃんと踏みしめて歩いていましたよ☆

>その上、彼は両親の事を覚えておらず、「僕の記憶は大きな氷の中に閉じ込められていて、誰にも取り出せない。」というセリフがあって、なんとなく両親を何らかの事故で亡くして、そのトラウマで健忘を起こしているのでは…と思ったんですよね。

私も同じような事を想像しました。 3人で一緒に事故にあって、子供1人だけが助かったように思いますね~マンホールで助かったのでしょう・・・でもお婆ちゃんには辛すぎて、真実を言う前に亡くなったのではないでしょうか?

>今までコインランドリーが世界のすべてのようなものでした。それが、ヒッチハイクをしてまで会いにいくというのは、相当の覚悟があったと思うわけです。

もしもあの時お婆ちゃんが騙されず、ランドリーが取られなければその切っ掛けも出来なかったと思うので、まぁ映画的ですが、全ての機会が「合った」のだと思います♪

>何か色々書いててよく分からなくなってきたけど、ようするに、この作品は心に深い傷を負った男女が出会い、支えあい、つまづきながらも前進していくラブストーリーなんだと思います。
>…ちょっと妄想入ってますけどね(笑)

初見時は忙しくて感想も2行しか書いていなかったけど、洋介が大好きだった時期に見たので、ヘンな話と思いつつ好感でした。

今回は長い時間がたって、窪塚君も俳優の一人としか思わないので(笑)冷静に見ましたが、やっぱり変な話と思いつつ、まぁまぁ好感でした。

サンダンス映画祭の出品作品だったのですネ・・・初見時は何も知りませんでした。 それならば多少変な話でも・・・と思います。

ラブストーリー・・・生きる力を二人で一人分でも分かち合っていけるかな? サリ―さんが金髪のデカパイ連れて戻って来て、4人で暮らせたら楽しそう!

そんな風に、勝手に後日談の楽しめそうな作品ですネ・・・ともかく初見時、小雪が嫌いだったのに、あんがい演技ができて仰天して、以降まぁまぁ好きな女優になりました。 この映画を再見できて、宵乃さんの記事にコメントさせて頂けて、本当に嬉しかったです♪


.
2015/07/12 (Sun) 14:43  miri〔編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ、こちらの作品をご存知だったんですね!
イラストを覚えていて下さったということで嬉しいです♪

> 終盤にはちゃんと踏みしめて歩いていましたよ☆

おぉ!そうでしたか。
彼の心境の変化を伝える重要なシーンかも…教えて下さってありがとうございます!
miriさんも同じようにテルの両親は事故死したと想像されたということで、あながち私の妄想も的外れじゃなかったんだとホッとしました(笑)
おばあちゃんも、無理やり思い出させて辛い記憶と向き合わせるより、自然に思い出すのを待とうと思ったんでしょうね。きっと仲良しな家族だったんだろうな…。

> もしもあの時お婆ちゃんが騙されず、ランドリーが取られなければその切っ掛けも出来なかったと思うので、まぁ映画的ですが、全ての機会が「合った」のだと思います♪

天国でお祖母ちゃんと両親が見守りながら応援している様子が目に浮かびました。彼にとっては大きな一歩で、映画的にも引き込まれますよね~。窪塚君が大好きな一番楽しめる時期に観られたようで、小雪さんの印象も変わって、miriさんにとっても「合った」ということでしょう♪

> ラブストーリー・・・生きる力を二人で一人分でも分かち合っていけるかな? サリ―さんが金髪のデカパイ連れて戻って来て、4人で暮らせたら楽しそう!
> そんな風に、勝手に後日談の楽しめそうな作品ですネ

ホント、彼らにはそんな風に仲良く暮らしていってほしいですよね~。変わったお話で万人向けではないですが、お互いこの作品を楽しめて、お話できて、わたしも嬉しかったです♪
コメントありがとうございました。
2015/07/12 (Sun) 16:18  宵乃〔編集〕  
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"僕の名前はテル" "本当はテルオだけど、みんなテルって呼んでる" "僕はコインランドリーで働いている。洗濯物が盗まれないように見張っている仕事だ" "私の名前はミズエ。あまり好きな名前ではない"...
ピエロと魔女|2010-11-11 02:47