忘却エンドロール

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映画「ハート・オブ・ウーマン」観た

 | コメディ  Comment(2) 
Tag:ナンシー・マイヤーズ

ハート・オブ・ウーマン
原題:WHAT WOMEN WANT
製作:アメリカ’00 127分
監督:ナンシー・マイヤーズ
ジャンル:★コメディ/ロマンス

【あらすじ】シカゴの広告代理店に勤める自信過剰男ニックは、新しく来たやり手の女性ダーシーが自分の上司になりショックを受ける。その夜、感電事故を起こした彼は何故か女性の心の声が聞こえる様に。始めはそれを利用するニックだったが…。

女性の心がわかるようになる軽めのドタバタコメディで、面白かった覚えがあったので再見。たぶん私が最初に観たメル・ギブソン主演作品なのもあって、彼と言えばこの作品か「リーサル・ウェポン」の印象です。
全体的にコミカルで楽しめました。女好きで自信過剰な男をメル・ギブソンが好演していて、とくに女性の声が聞こえるようになったばかりの「もうやめて!」という様子が面白い。前方から大勢の女性たちが走ってくるシーンとか、雌犬の気持ちまでわかるところとか(笑)
彼がモテてると勘違いしてたのは、手当たり次第に声をかけていたから都合のいい女が引っかかっていたというだけなんでしょうね。男性から見てもクズなので、彼が女性たちに(心の中で)こき下ろされていても嫌な気分にはならないと思います。

あと父娘のエピソードがとても私好みで、初見時はここが気に入ったんだと納得でした。
離婚して娘のことなんて放置していた主人公が、娘のアレックスの心の声を聞いて初めて父親の自覚が芽生え…というエピソードなんだけど、たぶんロマンスを削ってこちらをメインにしても十分面白くなっていたと思います。プロムのドレス選びとか、父親らしくしようと頑張って失敗するところは微笑ましいし、娘のピンチに駆け付けて父娘の絆を取り戻すくだりは感動的。
でも別にロマンス部分が詰まらないわけでもなく、彼がダーシーに惹かれて変わっていくという流れは説得力あったと思います。やり手のキャリアウーマンが内心では不安や孤独を抱えていて、精一杯強がっているんだとわかればギャップ萌えするよね。あと、仕事を心から愛してるところも素敵だし。
ただ、何をやろうとしても主人公に持っていかれた彼女が、不審感よりも同じ感性を持つ相手に出会えた驚きと喜びが上回ってしまうところはあまり共感できませんでした。ほぼ同じイラストを描いてくるとか、もはやホラーじゃない?(笑)

さらに、自殺願望のある影の薄い職場の女の子エリンのエピソードも印象的だから、ロマンス部分の印象が薄くなってるんですよね。自殺なんかとはまったく縁がない自信満々な主人公が、ふと「私が死んでも誰も気付かない」とか耳にしてギョッとするんですよ。たぶん、感電死しそうになった彼がこんな能力に目覚めたのも、彼女を救うためだったんじゃないかな?
ダーシーのことや娘のことがあるなか、エリンのもとへ駆けつけた時に元に戻ったし。
能力を失ってからもエリン、アレックス、ダーシーを一人の人間として、そして女性として扱っているところを見せることで彼成長がわかり、これからも大丈夫だなと安心して観終われました。

しかし、転機となったカウンセラーさんが結構面白かったのに、1回しか出てこなかったのが残念です。ちょくちょく相談に乗ったり、心理学の研究に協力したりしそうな流れだったのに…。イラストは、カウンセラーに言われて「この能力を活用すればすごいことができるぞ!」と閃いたシーン。
原題の意味は「女は何を望むか」で内容に合っているものの、なんだか堅い印象なので邦題の方が好きです。序盤に女性用製品(ストッキングや脱毛ワックス)を試すくだりがあるので、文字通り心が女になっちゃうのかと勘違いしそうですが(笑)

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■ Comment

私も好きな作品です

宵乃さん今晩は、コメントありがとうございましたエコーさせていただきます

女好きの主人公が事故で女性の心の声だけが聞こえるようになるという
設定が面白かったです
仕事で成功している主人公が女性に対して自信満々でしたがいざ声が
気おけるようになって出社してみると会社の女性スタッフから実は
嫌われていることをしりショックを受けるのが楽しかった
これはやばいとこれまで独りよがりな女性への接し方を改めていき
上司のダーシとの関係や娘とのふれ合いでやっと大人の男性に成長
していくというのが面白かったですね
自殺願望の子のエピソードも私も好きです
宵乃さんがおっしゃるように彼女を救うための能力だったのかも
2017/07/23 (Sun) 19:51  ねむりねこ  

>ねむりねこさん

いらっしゃいませ。
ありそうで意外とない設定ですよね。しかも女性だけ(笑)
自信満々の勘違い野郎がその自信を打ち砕かれていくサマは面白くて、これがごく普通の人が主人公で実は…なんてことになってたら「もしかしたら自分も…」と不安になってしまったと思うから、キャラ設定からちゃんと考えられてる作品だと再見して気付けました。

> 上司のダーシとの関係や娘とのふれ合いでやっと大人の男性に成長

軽いコメディながら、こういうところも丁寧に描かれてますよね。

> 宵乃さんがおっしゃるように彼女を救うための能力だったのかも

そう言っていただけて嬉しいです!
何気に一番印象に残っているエピソードでした。
2017/07/24 (Mon) 07:01  宵乃〔編集〕  
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