忘却エンドロール

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映画「ブロンクス物語/愛につつまれた街」観た

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ブロンクス物語/愛につつまれた街
原題:A BRONX TALE
製作:アメリカ’93 121分
監督:ロバート・デ・ニーロ
ジャンル:★青春ドラマ

【あらすじ】1960年代のブロンクス。9歳の少年カロジェロは、街を取り仕切るソニーが人を殺すところを目撃する。だが、憧れから「彼は犯人ではない」と証言。イタリア移民の父ロレンツォの心配をよそに、カロジェロは裏社会に足を踏み入れる。8年後、17歳となったカロジェロは、黒い肌の美女ジェーンに出会い…。

ロバート・デ・ニーロの初監督作品ですか~。初でこれってすごいですね。かなり引き込まれたし、最後はウルウルしてしまいました。二人の父親と愚かな友人たち、そして肌の色が違う少女との恋。一歩間違えば簡単に命を落としてしまうような街で、カロジェロが自分の道を選択していく青春物語です。
9歳の頃のカロジェロは危なっかしくて、観ていてハラハラしました(あの面通しの仕方は怖い!)。父親が怒るのも当然だし、ソニーが父性に目覚めなかったらヤバかったかも。かなり幸運に恵まれた主人公です。

ソニーは必要とあらば暴力で解決するけど、それ以外の時は意外と優しい面もあったりして憎めないんですよね。でもそれは「恐れられても嫌われてはいけない」という彼の術中にまんまと嵌っているわけで、そういうところが恐ろしい。
幼いカロジェロも彼の影響でどんどん考え方を変えていってしまい、親目線で見ると本当に怖いんですよ。いちおうソニーは自分のようになってほしくないという気持ちを持っているので、ここぞという時にはまともな助言をくれますが、決していい人ではない。
あの愚かな友人たちの末路はもちろん当人の責任でもあるんだけど、目の前に暴力が有効な手段であると示すお手本がいたからね…。カロジェロも父親やソニーのような存在が身近にいなかったらああなっていたんだろうなという哀しさがありました。

また、ここで描かれる黒人との対立は、こんな街でくすぶっているしかないイタリア移民との確執というか、縄張り争いのようなもので、人種差別とはまた違った感じです。一部の馬鹿が差別に便乗して、黒人側はそれを軽蔑してるような雰囲気。
あと、俳優がみんな役に嵌っていて、デ・ニーロと青年カロジェロは本物の親子のようです。ソニーや取り巻きの人たちも素晴らしく、脇役の果物屋のおじいさんなんかも印象に残ったり。
全体的に良かったけど、邦題の「愛につつまれた街」だけは余計でしたね。観終わって違和感しかありませんでした。原題にあるTALEはイタリア語で物語の意味なので、そのままブロンクス物語でよかったのに。

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