忘却エンドロール

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映画「小さな巨人」観ました

 | 西部劇  Comment(11) 
Tag:アーサー・ペン

小さな巨人
原題:LITTLE BIG MAN
製作:アメリカ’70 140分
監督:アーサー・ペン
原作:トーマス・バーガー
ジャンル:★ドラマ/西部劇

【あらすじ】幼い頃に両親を殺されたジャックは、通りがかったシャイアン族に拾われ育てられる。体は小さいが勇気があると“小さな巨人”と呼ばれるようになるが、騎兵隊との戦闘で捕らえられ、今度は白人社会で生活することに。様々な出会いを通して、やがて彼はインディアン撲滅に異常な執念を燃やすカスター将軍と対峙する。

主人公ジャックは架空のキャラだけど、白人によるネイティブアメリカンへの迫害の歴史をまざまざと描いた作品。
惨たらしい虐殺シーンはマジで西部劇や白人が嫌いになりそうな描写で、よくアメリカでこんな映画が撮れたなぁと感心するほど。それでいて、主人公のキャラが人間味があって飄々としていてコミカルなところもあるので、140分なんとか観てられました。
ダスティン・ホフマンを初めとする俳優陣の演技も素晴らしく、ダレることのない話運びなど、良く出来た作品だったと思います。
印象に残ったのは、冒頭とラストで登場する121歳の主人公(のプルプル感)。これ特殊メイク?と判断しかねていたら、本当にホフマンが演じていたのね。この見事なシワと哀愁漂う姿が、ジャックの人生の壮絶さを表してます。冒頭とラストでは印象も違って見えました。

また、登場するキャラが全体的にデフォルメされた感じで、誘惑に弱い宣教師の奥さんとか、体の一部をいくら失ってもへこたれないペテン師、異常なまでに危険に敏感なガンマン、適応力のある女達、滑稽なほど傲慢な実在の人物カスター将軍など、長い物語なのにみんな印象に残ります。
シャイアン族の長老がとくに素敵で、いつでも優しくジャックを迎え入れる懐の大きさに感動。終盤『心の目を開かせてくれた盲目に感謝する』と、様々なものに感謝を述べて死すらも迎え入れようとする姿からは、後悔は少しも感じられません。彼なら予知夢も精霊との会話もできて当然と思えました。
見応えある作品だったと思います。

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「奇跡の人(1962)」観ました
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■ Comment

こんにちは☆

>見応えある作品だったと思います。

宵乃さんの記事も、とても読み応えのある記事ですネ~♪
9月に再見したのですが、今回その再放送があったのですネ~!

>主人公ジャックは架空のキャラだけど、白人によるネイティブアメリカンへの迫害の歴史をまざまざと描いた作品。

ひとことで言うと、こういう作品でしたね~!

>惨たらしい虐殺シーンはマジで西部劇や白人が嫌いになりそうな描写
>主人公のキャラが人間味があって飄々としていてコミカルなところもある
>ダスティン・ホフマンを初めとする俳優陣の演技も素晴らしく、ダレることのない話運びなど、良く出来た作品だったと思います。

良い監督ですしね~監督以外の各担当スタッフのとても力の入った(事がよく分かる)作品でした。

>冒頭とラストで登場する121歳の主人公
>ジャックの人生の壮絶さを表してます。冒頭とラストでは印象も違って見えました。

迫力のあるイラストです~!
白黒で大正解ですね~☆

>また、登場するキャラが全体的にデフォルメされた感じで、
>長い物語なのにみんな印象に残ります。

大まかに言って、かなりの大作という事になるのでしょうね~☆

>シャイアン族の長老がとくに素敵で、
>彼なら予知夢も精霊との会話もできて当然と思えました。

きっと長い歴史上、こういう方は事実いらしたと思えますね~。

BS3で美しく良い字幕で、見やすかったです。
私は再見したかった作品だったので、オンエアが本当に嬉しかったです。
宵乃さんとお話できるのも本当に嬉しいです~♪


.
2016/04/13 (Wed) 15:57  miri編集〕  

>miriさん

> 宵乃さんの記事も、とても読み応えのある記事ですネ~♪

ありがとうございます。迫害の歴史を描いた作品となると、重くて言葉も出てこないことが多いですが、この作品は見やすかったし感想も書きやすかったです。
これも「アルゴ」と同じく、史実と映画らしさを両立している作品だったと思います。

> 良い監督ですしね~監督以外の各担当スタッフのとても力の入った(事がよく分かる)作品でした。

「奇跡の人」と同じ監督だと気づき、さすが!と思いました。
良い監督さんの周りには、良い俳優、良いスタッフが集まるんでしょうね~。

> 迫力のあるイラストです~!
> 白黒で大正解ですね~☆

顔や手に刻まれた深いシワがすべてという感じでした。カラーでなくても伝わってきます。

> きっと長い歴史上、こういう方は事実いらしたと思えますね~。

ハイ、きっといたと思います♪

> BS3で美しく良い字幕で、見やすかったです。
> 私は再見したかった作品だったので、オンエアが本当に嬉しかったです。
> 宵乃さんとお話できるのも本当に嬉しいです~♪

再見したい作品がBS3の美しい映像でオンエアされるなんて、さすが映画の神様に愛されてらっしゃる!
私も、miriさんとお話できて嬉しいです。オンエアがなければ観ることも、話すこともなかったかもしれないし、オンエアに感謝ですね。
コメントありがとうございました♪
2016/04/13 (Wed) 21:20  宵乃〔編集〕  

ダスティン・ホフマン

僕が昔から好きな役者さんです。とにかく、その役になり切る人です。

彼が演じるジャック。シャイアン族と暮したり、白人と暮したり、波乱万丈の人生で面白かったです。

>体の一部をいくら失ってもへこたれないペテン師

何かある度に失っていきましたね(苦笑)。
マーティン・バルサムもまた、色々な役を演じる人です。
2016/04/14 (Thu) 23:44  間諜X72〔編集〕  

>間諜X72さん

おはようございます。
昨夜の地震は恐ろしかったですね。ニュースを見ていると5年前のことが思い出されて…。
間諜X72さんはどちらにお住まいでしたっけ。被害などありませんでしたか?

> 僕が昔から好きな役者さんです。とにかく、その役になり切る人です。

本当に役になりきってましたよね。実話風なので、本当にジャックのような人がいたのかなと思って観てました。

> 何かある度に失っていきましたね(苦笑)。
> マーティン・バルサムもまた、色々な役を演じる人です。

脇役ながら印象に残る役でした。安心感のある俳優が揃っていて、長時間引き込まれる作品だったと思います。
コメントありがとうございました。
2016/04/15 (Fri) 07:28  宵乃〔編集〕  

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2016/04/15 (Fri) 20:20    

デフォルメ

>異常なまでに危険に敏感なガンマン

実在の人物だったそうですね。ワイルド・ビル・ヒコックを演じたジェフ・コーリー。「続・猿の惑星」では「コバルト爆弾を信仰するミュータント化した地底人」を演じていました。

>誘惑に弱い宣教師の奥さん

フェイ・ダナウェイらしい役柄です。しかし、たった今知りました。彼女のお父さんは軍人だったんですね。
2016/04/16 (Sat) 11:19  間諜X72〔編集〕  

Re: デフォルメ

> 実在の人物だったそうですね。ワイルド・ビル・ヒコックを演じたジェフ・コーリー。「続・猿の惑星」では「コバルト爆弾を信仰するミュータント化した地底人」を演じていました。

あ、やっぱりそうでしたか。実際にガンマンなんてやってたら、あんなふうにビクビクして生きることになるんでしょうね。
「続・猿の惑星」はぜんぜん覚えてないです(汗)

> フェイ・ダナウェイらしい役柄です。しかし、たった今知りました。彼女のお父さんは軍人だったんですね。

そうでしたか。お堅い軍人だったら娘が女優なんて反対しそうです。理解のある方だったのかな?
2016/04/17 (Sun) 10:36  宵乃  

真偽の程は・・・?

この映画のストーリー。
121歳の老人のホラ話と言う説もあります。
でも、それはそれで面白いと思います。

歴史的に有名なリトルビッグホーンの戦い。
カスター将軍とも関わったジャック。う~ん・・・(^^;

>お堅い軍人だったら娘が女優なんて反対しそうです。理解のある方だったのかな?

娘が強引に押し通したとか・・・?

2016/04/19 (Tue) 07:53  間諜X72〔編集〕  

Re: 真偽の程は・・・?

> この映画のストーリー。
> 121歳の老人のホラ話と言う説もあります。
> でも、それはそれで面白いと思います。

そんな説もあるんですか~。話し終えてのあの表情…もしあれがホラ話だったとすると、もっと壮絶な人生を送ってきたのかもと想像が膨らみます!

> 娘が強引に押し通したとか・・・?

だとしたら自立した女性になるよう育てたということかな。
気が強そうですし(笑)
2016/04/20 (Wed) 11:21  宵乃〔編集〕  

あるいは・・・?

>もしあれがホラ話だったとすると、もっと壮絶な人生を送ってきたのかもと想像が膨らみます!

あるいは、逆に・・・誇張したのかなと言う感じもします。
確かにいろいろあったんだろうけど、真実以上に大袈裟に、中には作り話もある。カスター将軍には会った事もない。それどころか、ジャックはリトルビッグホーンの戦いにも参加していない。
でも、それはそれで面白いです。

>自立した女性になるよう育てたということかな。気が強そうですし(笑)

たぶんそうだと思います(笑)。
「俺たちに明日はない」でも彼女を使ったアーサー・ペン監督。やりますねー!
2016/04/21 (Thu) 06:50  間諜X72〔編集〕  

Re: あるいは・・・?

> あるいは、逆に・・・誇張したのかなと言う感じもします。
> 確かにいろいろあったんだろうけど、真実以上に大袈裟に、中には作り話もある。カスター将軍には会った事もない。それどころか、ジャックはリトルビッグホーンの戦いにも参加していない。

あのラストの表情は「ライフ・オブ・パイ」の主人公が救いのない方の話をした時の様子に似ていたので、ジャックもそういう感じなんでしょうね。何を信じるかは聞き手しだいということでしょう。
コメントありがとうございました。
2016/04/21 (Thu) 07:23  宵乃〔編集〕  
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