忘却エンドロール

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海外ドラマ ジェシカおばさんの事件簿s3「ああ 獄中に30年」観ました

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ジェシカおばさんの事件簿「ああ獄中に30年」
製作:アメリカ’87
監督:マイケル・リンチ
ジャンル:★ミステリー

【あらすじ】ハリウッドのホテルで打ち合わせをしていたジェシカ。それを聞いていた配膳係ジョージアは、冤罪で30年間刑務所にいた夫サムの話を聞いてやって欲しいと頼みこむ。さっそく話を聞いてみたところ、彼が無実だと確信したジェシカは、30年前の事件の捜査に取り掛かる。

探偵もののシリーズって、だんだんと「行く先々で事件に遭遇しすぎぃ!」ってなるけど、比較的それを感じさせないこの作品のなかでも導入が上手かったし、事件の発端やミスリード、真相にオチのつけ方、どれも申し分なかったです。個人的には今まで観た中で一番好きなエピソード。
まず導入ですが、仕事の打ち合わせのために来たジェシカさんと、事件の当事者の接点となるのが、無気力になってしまった夫サムを心配する妻なんですよ。しかも、その事件というのが30年前のもので、無実の罪で30年も服役していた夫の話を聞いてやってほしいと頼みます。
こんなふうにジェシカさんと事件の関係性が薄くなっているので、行く先々で事件に遭遇という印象も薄くなるんですよね。
でもって、事件の発端も一筋縄ではいきません。サムは完全に巻き込まれただけなんだけども、そこに悪意があったわけではなく、サム自身、どこに怒りをぶつけていいかわからない状況でした。
さらに、自分の証言によっては被害者の遺族が窮地に追い込まれる可能性があるため、全てを話せないというジレンマも。
もう聞けば聞くほどやるせない話で、視聴者もジェシカさんもなんとか真相を突き止めようという気持ちになります。
本当に自殺だったのか、サム以外の人間による犯行なのではないか?
怪しい関係者たちを洗っていき、途中で30年前に使われたのと同じ銃で狙われたりしながらも、辿り着いた真相は…。
すっかりジェシカさんと同じように思い込んでいたので、この展開には驚かされました。
しかも、真相が分かってスッキリとはいきません。サムたち家族にとっては酷い仕打ちでしたが、もしも同じ立場だったら彼と同じ行動をとってしまうかもしれない…。
モヤモヤが残る結果だったものの、サムはもう虚ろな表情なんてしてないんですよね。「彼は十分苦しんだ。法廷に立つより、愛する妻と幸せに生きる方が大切だ」とキスを交わすくだりに思わずニッコリ。
やるせない気持ちも吹き飛ぶ素晴らしいラストでした。

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