忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「しあわせの雨傘」観ました

 | コメディ  Comment(8) 
Tag:フランス

しあわせの雨傘
原題:POTICHE
製作:フランス’2010
監督:フランソワ・オゾン
原作:ピエール・バリエ、ジャン=ピエール・グレディ
ジャンル:★コメディ/ドラマ

【あらすじ】1977年フランス。雨傘工場を経営するロベールの貞淑な妻スザンヌは、優雅な毎日を送りながらも満たされずにいた。そんなある日、工場でストライキが起こるもロベールが心臓発作で倒れ、彼女が経営を引き継ぐことに。彼女は労働者たちの心を掴み、業績を大幅に改善させるが…。

これは面白い、ありがとうGYAO!
フランソワ・オゾンの作品は最近観てなかったんだけど、「8人の女たち」とか再見したくなっちゃったなぁ。あと、名前は良く知ってる「シェルブールの雨傘」へのオマージュを捧げているシーンもあったらしいので、こちらを忘れる前に観てみたい。
熟年夫婦に離婚の危機という始まり方なのに、こんな展開を見せるとは思わなかったです(笑)
従順な妻から自立した女性に変身していくカトリーヌ・ドヌーヴと、自分が世界の中心だと思っているような男から人畜無害な魂の抜け殻みたいになっていくファブリス・ルキーニの演技が素晴らしい。筆頭株主の座を奪った時の、「今日からあなたが飾り壺よ、きっと楽しいわ」的なことをいうスザンヌの生き生きとした様子と言ったら!
この展開は多くの主婦にとって痛快でしょう。
もちろん、ジェラール・ドパルデューもいつも通り存在感ありました。自分の地位が危ぶまれている時に、夢のような出来事で舞い上がる様子とか、その後の真実を知ってからの手のひらを返したような態度とか、さすがの演技力。
マザコンな息子の出生の秘密や、ロベールの愛人なのに敵であるはずのスザンヌに心酔していく秘書とかも面白かったです。
あと、最後に何故か歌うスザンヌと、それを家で見ていたロベールが孫達とリズムに合わせて体を揺らすくだりはもう笑うしかない。かなり”ツボ”にはまった作品でした。
ちなみに、原題の意味は「飾り壺」。美しいが夫の陰に隠れ、自分の意見を持たない女性という意味で、軽蔑的に使われる言葉らしいです。娘に「ママは飾り壺(お飾りの妻)なのよ」と言われたのがきっかけで変わってゆくんですね~。

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■ Comment

こんにちは

夫の浮気相手である秘書からも羨望の目で見られるようになるスザンヌの姿はコミカルでしたが、
ただのブルジョワ主婦だったらこうもいかなかったんだろうなーと思います
もともと、そういう気質があったんでしょうね
私もこの作品を見てスザンヌにちょっと憧れたりもしましたし。
家庭的な主婦でありながらも敏腕の企業家、なんと政治の世界にまで進出ってのは、ちょっとやりすぎだけど、
女性の「元気」がもらえた感じがする映画でした
2014/11/13 (Thu) 09:11  maki編集〕  

ドヌーヴ

カトリーヌ・ドヌーヴさん。シェルブールのときの美女から、現在まで、息の長い女優さんになりました。
ちょっと太めになっちゃいましたけども。
彼女の映画だと「反撥」などもゾクゾクして好きです。
2014/11/13 (Thu) 10:16  ボー編集〕  

今朝はコメントを有難うございました☆

この映画の雰囲気にピッタリと合った素敵なイラストですネ~♪

>熟年夫婦に離婚の危機という始まり方なのに、こんな展開を見せるとは思わなかったです(笑)

そうでしたね~。

>もちろん、ジェラール・ドパルデューもいつも通り存在感ありました。

主演、主な助演の皆さん、本当に良かったですね☆

>あと、最後に何故か歌うスザンヌと、それを家で見ていたロベールが孫達とリズムに合わせて体を揺らすくだりはもう笑うしかない。
>かなり”ツボ”にはまった作品でした。

宵乃さんにとって本当に良い作品のようでしたね~。

1年も経っていないのにあんまり覚えていなくて・・・ごめんなさい。
ただ、あの時代を知っているから・・・
そして息子さんが応援して素晴らしかったことはよく覚えています☆
・・・またいつか再見したいと思います。


.
2014/11/13 (Thu) 14:03  miri〔編集〕  

>makiさん

> ただのブルジョワ主婦だったらこうもいかなかったんだろうなーと思います
> もともと、そういう気質があったんでしょうね

ですね~。普通のおばさんでは、労働者たちの迫力に押されてオロオロして終わっていたと思います。
そこは生まれ持った気質と、大好きなお父さんの仕事ぶりを覚えていたからこそかな。

> 私もこの作品を見てスザンヌにちょっと憧れたりもしましたし。
> 女性の「元気」がもらえた感じがする映画でした

ホント、意外とパワフルなコメディで、これくらいやりすぎなところがいいかも(笑)
元気になりたい時にピッタリな作品ですね♪
2014/11/13 (Thu) 14:38  宵乃〔編集〕  

>ボーさん

> 息の長い女優さんになりました。
> ちょっと太めになっちゃいましたけども。

太めのおばさんになっても可愛くて、嫉妬しちゃいます(笑)
もう引退したのかな?
ご家族やお孫さんとゆっくり過ごしてほしいですね。

> 彼女の映画だと「反撥」などもゾクゾクして好きです。

あぁ、あれも彼女でしたか!
本当に息が長い女優さんですね~。
2014/11/13 (Thu) 14:43  宵乃〔編集〕  

>miriさん

> この映画の雰囲気にピッタリと合った素敵なイラストですネ~♪

ありがとうございます。すっかり立場逆転した痛快なシーンでした(笑)
わたしの好みど真ん中という感じの作品で、観られて本当に良かったです♪

> ただ、あの時代を知っているから・・・
> そして息子さんが応援して素晴らしかったことはよく覚えています☆

あの時代を肌で知っていると、より楽しめるんでしょうね~。
あのマザコンな息子さんは、将来お嫁さんをもらえるのか少し心配です(笑)
お互い再見したら(わたしは「8人の女たち」)またお話しましょう♪
2014/11/13 (Thu) 14:48  宵乃〔編集〕  

こんにちは♪

カトリーヌ・ドヌーブが可愛らしい恰好でぽちゃぽちゃランニングしている姿を思い出しました!なんでしたっけ、リスを見て「あら!?」みたいな顔をするという(笑)。懐かしい映画です~^^Gyaoでやっていたんですね!

この映画、私にとっては思い出深いものなんです。ちょっと大袈裟かもしれませんが、映画鑑賞をする際の自分なりの見方を教えてくれたターニングポイントともなった作品で、それまでなんとなく映画を観てきたものの「映画って色々な観方が出来て面白いものなんだなー」と感じさせてくれたものでした。なので、この映画の内容云々とは別に感慨深いものがあったりします(笑)

ドパルデューと「終電車」で共演したドヌーブ(しかも二人ともかなり肥えてしまった笑)の組み合わせも楽しかったです。宵乃さんの仰る、あの"手のひら返し"(笑)も、旦那さんと愛人さんのお話なんかも、男って勝手だわねぇ~!と楽しく見られました^^

そうそう!最後になぜか歌っちゃうドヌーブ様!大物女優なのにすごく楽しんでいて、なんかすごく可笑しくなってしまうラストでしたね。確かに"ツボ"ですね!(笑)宵乃さんウマイ!!
2014/11/19 (Wed) 09:51  はなまるこ〔編集〕  

>はなまるこさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
そうそう、”ぽちゃぽちゃ”って感じで(笑)
赤いジャージ姿が妙に似合っていて、親しみを感じました。リスを見つけて詩を思いついてメモする姿なんてホント可愛いです。

> 映画鑑賞をする際の自分なりの見方を教えてくれたターニングポイントともなった作品で、~「映画って色々な観方が出来て面白いものなんだなー」と感じさせてくれたものでした。

はなまるこさんにとって特別な作品だったんですか~。
自分に変化を与えてくれた映画というのは、とくに印象に残りますよね。
これからもお互い、そんな作品にたくさん出会いましょう♪

> ドパルデューと「終電車」で共演したドヌーブ(しかも二人ともかなり肥えてしまった笑)の組み合わせも楽しかったです。

「終電車」は残念ながら未見なんですよ。この二人が共演しているなら、いつか観たいなぁ。スマートで若かりし二人のロマンス映画…、この作品を観た後では想像できません(笑)

> そうそう!最後になぜか歌っちゃうドヌーブ様!大物女優なのにすごく楽しんでいて、なんかすごく可笑しくなってしまうラストでしたね。確かに"ツボ"ですね!(笑)宵乃さんウマイ!!

ありがとうございます!
こういう演じている本人たちも楽しんでいるのが伝わってくる作品は、観ていて幸せな気持ちになります。充実したひと時でした♪
2014/11/20 (Thu) 07:26  宵乃〔編集〕  
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しあわせの雨傘
カトリーヌ・ドヌーヴさん主演、いつまでもお美しいですよね、ジャージ姿でも。やっぱり大女優の貫禄というのかオーラがあります。タイトルはドヌーヴさんの代表作「シェルブールの雨傘」に因んで付けられたんでしょうね。原題は飾り壷。 夫のロベールは典型的な亭主関白な男性、スザンヌはジョギングを日課としポエムを作るのが趣味なブルジョワ主婦。「私の居場所は?」妻は美しく着飾っていればいい、なんて、今の時代...
いやいやえん|2014-11-13 08:50