忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「デイブレイカー」観た

 | ホラー/パニック  Comment(8) 
Tag:オーストラリア

デイブレイカー
原題:DAYBREAKERS
製作:オーストラリア・アメリカ’09
監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
ジャンル:SF/ホラー/アクション

【あらすじ】2019年。謎のウイルスの蔓延により、人口の95%がヴァンパイアとなった世界。人間は血液供給源として管理・飼育されていたが、人類の減少による食糧問題が深刻化していた。代用血液を研究するエドワードは、ある夜、追われる人間たちを助け…。

ヴァンパイアもので、そんなに後先考えず人間を狩ったり、仲間を増やしたら、将来やばいんじゃね?という素朴な疑問に応えるがごとく、人類絶滅の危機に焦るヴァンパイアたちの世界を描いた作品。
ヴァンパイアの社会といっても、元人間なので(感染したり、咬まれたり、死を恐れて自分からなったり、先立たれるのを恐れた身内に無理やりされたり)、ほぼ人間と変らない生活なのが面白いですね。
ほとんど不死身と言っても貧富の差はあるし、社会を動かしているのが金の亡者というのも哀しいくらい変わりません。
悪人も生き続けるし、人血不足でモンスター化するし、子供は(生殖機能的にも、人口問題的にも)産めなさそうだし、こちらの世界のほうが絶望的かも。
代用血液の開発にいそしむ主人公の苦悩や、弟とのすれ違い(主人公ニブすぎ!)、金の亡者の社長が娘を失う事を恐れているとか。そういうところは「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」的で好みなものの、描き込み不足で物足りない。

治療法は画的に神の祝福って感じが面白かったです。治った人の血液も…というのは終盤のグロ描写をやるためという感じだったけど。
しかし、食糧危機で正気を失いかけている人類を治療するには、どうしても人工血液は必要だったと思うんですが…。あの施設を捨てたらいかんでしょ。
っていうか、そもそも生き残った人間と協定でも結べばよかったのでは。命と生活を保障する代わりに、定期的に血液を提供してもらうとか。人間の人口増やす努力もしてないようなのが謎。
一見ハッピーエンドだけど、まったく未来が見えず、ちょっとラストはつまんなかったな~。もったいない!

B004N3BNM4デイブレイカー [Blu-ray]

■ Comment

こんばんは

ヴァンパイア映画なのに人間社会と同じ様な生活をしているところなど、面白い設定だなと思いました
逆転の発想で自死する少女なども。
ただ、たしかに設定の詰めの甘さはどうしてもありますよね
人間自体を増殖させるというアイデアは
彼らには浮かばなかったのでしょうか
後半のグロ描写はなかなかなものの、それよりも
デフォーの顔面インパクトが全てをさらっていった気がします(笑)
2013/08/31 (Sat) 17:50  maki編集〕  

>makiさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
冒頭の少女は、あの世界の絶望感をよく表してましたね。
彼女も親に仲間にされたのかな。

> 人間自体を増殖させるというアイデアは
> 彼らには浮かばなかったのでしょうか

「ブレイド」でも人間の僕を飼っていたくらいだし、農家なんか真っ先に思いつきそうなのに。製作者の誰も思いつかなかったんでしょうか…。

> 後半のグロ描写はなかなかなものの、それよりも
> デフォーの顔面インパクトが全てをさらっていった気がします(笑)

デフォーさんは主人公より印象に残りますよね(笑)
太陽光での治療法を終盤でも活用して欲しかったです!
2013/09/01 (Sun) 09:42  宵乃〔編集〕  

こんにちは。

どうしても人間が土台なので同じような社会になるんですよね。
最初は面白くって、O型、B型のコーヒーとか笑ってしまいましたけど、だんだんとこれじゃ人間社会と同じじゃんと思ってしまいました。(^^;

血液だけ絞って、繁殖を考えていなかったことはなんともお粗末でしたねぇ。かくして到来する食糧難。

最後の我に返っては殺害されるという連鎖の凄まじいグロ描写はなかなかよかったです。

おっしゃる通り、残念な作品です。

トラックバックさせて頂きました。
2013/09/01 (Sun) 17:43  白くじら編集〕  

そうなんですよね!

そうそう、ウィレム・デフォーの顔はなんのメイクなしでも一番のインパクトなんですよね(笑)maki様のコメントを読んで笑ってしまいました♪

ヴァンパイア化しても、皆電車通勤したり「血液コーヒーショップ」があったり、貧富の差があったりするなど"人間らしい"生活をおくっているところは面白かったですね、なんだかアリそうな話に思えてきて・・・

>一見ハッピーエンドだけど、まったく未来が見えず、ちょっとラストはつまんなかったな~。もったいない!

そうなんですよね、ハッピーエンド風にして「希望があります!」みたいに盛り上げて終わっていますが、え、それで大丈夫なのか・・・とモヤモヤが残りました^^; 映像作りにセンスを感じる映画だったので、もっと物語を作りこんでほしいところでしたね。

2013/09/01 (Sun) 20:40  はなまるこ〔編集〕  

>白くじらさん

いらっしゃいませ!

> 最初は面白くって、O型、B型のコーヒーとか笑ってしまいましたけど、だんだんとこれじゃ人間社会と同じじゃんと思ってしまいました。(^^;

わたしも「血液型で味が違うんだ~」と思わず笑ってしまいました。
結局は「死なない事ではなく、生きる事に意味がある」という感じですかね~。愚かなまま人類が不老不死になってもろくな事ないというのは痛いくらい伝わってきました。

> 血液だけ絞って、繁殖を考えていなかったことはなんともお粗末でしたねぇ。かくして到来する食糧難。

農家の吸血鬼さんは真っ先にやると思うんですけどね~。製作者は誰も気付かなかったんでしょうか…。

> 最後の我に返っては殺害されるという連鎖の凄まじいグロ描写はなかなかよかったです。

突然方向性が変ったみたいでビックリしました。てっきり太陽の儀式で一気に治療する作戦でも立てると思ってたので。
でもまあ、見ごたえある凄まじい描写でしたね。

コメント&TBありがとうございました。
2013/09/02 (Mon) 12:03  宵乃〔編集〕  

>はなまるこさん

> そうそう、ウィレム・デフォーの顔はなんのメイクなしでも一番のインパクトなんですよね(笑)maki様のコメントを読んで笑ってしまいました♪

あはは、みんな同意見ですね(笑)
この”作品=デフォー”みたいに記憶されてしまいそうです。

> ヴァンパイア化しても、皆電車通勤したり「血液コーヒーショップ」があったり、貧富の差があったりするなど"人間らしい"生活をおくっているところは面白かったですね、なんだかアリそうな話に思えてきて・・・

今までヴァンパイア目線で描かれても、自分だけ死なない苦悩ばっかりで、みんな不老不死になった場合の問題点を描いていたのが面白いところでした。

> そうなんですよね、ハッピーエンド風にして「希望があります!」みたいに盛り上げて終わっていますが、え、それで大丈夫なのか・・・とモヤモヤが残りました^^;

なんせ食料危機に面していて人間の繁殖を思いつかなかった人たちですからね。
マジで「これですべて解決だ!」と思っていそうで怖いです(笑)
そこら辺しっかりつくっていれば、けっこうな作品になってたかもしれないのに!
惜しいです…。
2013/09/02 (Mon) 13:38  宵乃〔編集〕  

こんにちは。

はっ、ひょっとして…

不老不死を得る代わりにおバカになったんじゃない?(^^;
2013/09/02 (Mon) 14:55  白くじら編集〕  

Re: こんにちは。

あり得ますね!!(笑)
飲血できなければ本能のままに生きる化物になってしまうくらいですし、初期症状として知能が衰えていっていても不思議はありません。

納得のコメントありがとうございました♪
2013/09/02 (Mon) 15:57  宵乃  
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

この記事のトラックバックURL
トラックバック一覧
デイブレイカー
太陽、それは死の閃光であり生への道。 2009年(Daybreakers)製作国:アメリカ、オーストラリア監督:ピーター・スピエリッグ、マイケル・スピエリッグ原作:製作:ブライアン・ファースト...
MOVIE-DIC|2013-09-01 17:30
デイブレイカー
予想外の良作。主役の研究者エドワードにイーサン・ホークさん。 人類が絶滅危惧種となって血液不足になり解決策を探すという展開は、設定が変わっていてなかなか面白いと思います
いやいやえん|2013-08-31 17:47