忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「わが街 セントルイス」観ました

わが街 セントルイス
靴の穴をパクパクさせて「やあジャック!」
原題:KING OF THE HILL
製作:アメリカ’93
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
原作:A・E・ホッチナー
ジャンル:★ドラマ/回想録

【あらすじ】1933年、大恐慌時代のセントルイス。12歳の少年アーロンは、優しい母と職探しに明け暮れる父、甘えん坊の弟と、安アパートとして使われるホテルで暮らしていた。だが、やむを得ぬ事情で家族はばらばらになり…。

ソダーバーグの作品ってどんなのがあったっけと調べたら、前から気になっていたタイトルがあったので、さっそく観てみました。
これも回想録を基にしているらしく、当時の閉塞感やそれに屈しないアーロン少年の明るい生き方が描かれていて、とてもよかったです。
ユーモアを持つ賢い少年で、じわじわと絶望感が迫る状況でも、穴の開いた靴と靴をおしゃべりさせたり、雑誌の切り抜きのご馳走を美味しそうに食べたり、切なくなるくらい健気で前向きなんですよね。
周りの人がふと見せる優しさや微笑が、どんなに小さなものでも彼の元気や希望に繋がっているんだと思います。
時には嘘を吐いたり盗みをしたりもするアーロンだけども、守ってくれる大人もいない中、入院中の母や預けられている弟、てんかんで学校に行けない少女、ホテルを追い出された画家など、たくさんの人への優しさを忘れません。
卒業式にお祝いに来てくれた兄貴分や、無愛想だけど根は優しいエレベーターガールもステキでした。
一方、冷たい父親や、悪役(と言うほどではないのかもしれないけど)のホテル従業員や悪徳警官のキャラも、大恐慌時代の厳しさを感じさせてよかったです。
ラスト、父親の言うとおりにしていたら家族がどうなるかわからないと感じたのか、自分たちだけで荷物をまとめ、悪役二人に軽く復讐するところが、痛快というほどではないけどニヤリ。
ちなみに原題は「ガキ大将」の意味ですが、子供たちの遊びで”高いところにいる王様を落として兵隊、戦士が成り上がる”ゲームがあるらしいです。

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■ Comment

こんばんは☆

例の1円で借りました(笑)。(送料別です)

イラストが素敵ですね~!
それでずっと気になっていたのですが、鑑賞前は誤解していたと気付きました。
この靴ボロボロなんですよね、ビックリ(笑)。
パッと見るとそういうふうには見えないのですよ、絵がキレイだから☆

>これも回想録を基にしているらしく、当時の閉塞感やそれに屈しないアーロン少年の明るい生き方が描かれていて、とてもよかったです。

そうですね・・・全体的にはそういう映画だったと思います。
回顧録、だと生き残った人の、自分の目から見ているし、
この世代は第2次大戦でも沢山死んでいるから
よほどの強運の持ち主・・・自分の都合の良い記憶だと思いました。

>切なくなるくらい健気で前向きなんですよね。
>周りの人がふと見せる優しさや微笑が、どんなに小さなものでも彼の元気や希望に繋がっているんだと思います。

このあたりは、嘘ではないと思いました。
基本、良い子だと思うし、そういう子だから周りの多くの人も肯定してくれたのだと思います。

・・・でも私はこの作品は、ラストがどうにもこうにも受け付けられません。
ラスト以外は全体的にホントに良かったので惜しいです。

自分の家族だけ、父親の公的機関への就職
母親の自主退院、弟も帰って来て、皆そろってニッコリ~???

回顧録なので嘘ではないかもしれないけど、
この映画は、やはり最後は「孤児院にでも行ってほしかった」です。

ハリウッドなので無理でしょうし、
多くの日本人も眉をひそめるでしょうけど、

「そんなバカな!」「そんなにうまくいくか!」と、
そんな声が大きくって、それまでの良かった全部が
私の掌から滑り落ちてしまいました。。。

ひねくれもので申し訳ございません(笑)。


.
2013/08/18 (Sun) 19:23  miri〔編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ!
お~、こちらを借りられたのですね。イラストで覚えていてくれていたという事で、嬉しいです♪

> この靴ボロボロなんですよね、ビックリ(笑)。
> パッと見るとそういうふうには見えないのですよ、絵がキレイだから☆

ありがとうございます。描いてて、靴がおしゃべりしてるようには見えないなぁと思ってたんです(笑)
背景の黒に、靴の穴の黒も溶け込んでしまいました。

> 回顧録、だと生き残った人の、自分の目から見ているし、
> この世代は第2次大戦でも沢山死んでいるから
> よほどの強運の持ち主・・・自分の都合の良い記憶だと思いました。

そうですね~、この世には信じられないくらい運のいい人がいて、生き残った義務として当時の事を後世に伝えていくわけだけど、やっぱり子供の頃の記憶だと都合よく変ってしまう部分もあるかもしれません。

> このあたりは、嘘ではないと思いました。
> 基本、良い子だと思うし、そういう子だから周りの多くの人も肯定してくれたのだと思います。

ラストは受け付けなかったようですが、ここらへんは同じように感じられたようでよかったです。ラストはあっさり描きすぎでしたね。雑というか、途中で投げ出したみたいな。

> 回顧録なので嘘ではないかもしれないけど、
> この映画は、やはり最後は「孤児院にでも行ってほしかった」です。

孤児院ですか…。この子の場合、抜け出してまた頑張っちゃいそうなので、あと1時間くらい長く描く必要がありそうです(笑)
わたしはハッピーエンドでもよかったですが、やっぱりあと30分はかけてしっかり納得できるように描いて欲しかったですね~。
2013/08/19 (Mon) 11:46  宵乃〔編集〕  
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