2017年07月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ミスター・ノーボディ」観た

ミスター・ノーボディ
原題:MY NAME IS NOBODY
IL MIO NOME E NESSUNO
製作:イタリア・フランス・西ドイツ・アメリカ’74 115分
監督:トニーノ・ヴァレリ
ジャンル:コメディ/西部劇

【あらすじ】伝説の老ガンマンの前に現われた風来坊。彼は無敵と謳われたガンマンを自分の手で倒したいと語りながらも、老ガンマンとの対決を何故か避けようとする。そして150人のワイルドバンチを倒して伝説となるようお膳立てをはじめ…。

先が読めないユーモアあふれる作品。序盤で風来坊が雑魚敵に言われる「てめぇはツケが利くほど長生きしねぇ」というセリフから痺れました。画づくりもカッコいい!
とにかく主人公?の風来坊が何考えてるかわからないんですよ。伝説の老ガンマンと戦いたいのか、彼に150人のワイルドバンチと戦って死んでほしいのか、それとも…?

老眼鏡で目をしばたかせてる伝説の男が、150人の馬に乗ったガンマンたちと戦わなきゃいけないという状況に陥ったシーンの絶望感がすごかったです。主人公はサイコパスだったのか!?と、あの笑顔が怖く見えてきたり。
最後はそういうことか、と笑顔になれますが、ホント先が読めなかったです。

あと、途中出てくる遊園地みたいなところが面白かったですね。あの時代の西部って、意外と凝った出し物が多かったのかな。ミラーハウスでの対決とか、若干長かったけど西部劇としては斬新。
しかし、お墓にサム・ペキンパーって名前が…(笑)
ちなみに、ワイルドバンチは「荒くれ者」の意味で某作品のタイトルを意識しているだけでなく、アメリカ西部開拓時代末期に実在したギャング団の俗称らしいです。

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「復讐のダラス(怒りの用心棒)」観ました

第6回 夏のきもだめし企画

 | ブログDEロードショー  Comment(14) 

<みなさんの記事>
RISING STEEL クリムゾン・ピークマッド・ドライヴ
MOVIE-DIC 人魚姫
キタイ国 ゾンビキャプテン・スーパーマーケットゴーストシップ10 クローバーフィールド・レーンソムニア 悪夢の少年貞子VS伽椰子
映画鑑賞の記録  怪談(1965年版)
クリスタルの断章 オペラ座の怪人(1925)
忘却エンドロール 「リング」「スプライス」「インサニティ」
*******************第6回 夏のきもだめし企画
(白くじらさんがチケットを作って下さいました)

今年も夏の恒例企画、第6回きもだめし大会がやってまいりました♪
開催は8月11日から8月末まで。これより前に見るのはご遠慮下さい。
ホラー映画への耐性は人それぞれなので、作品は指定しません。新作ホラーを観るもよし、気になっていたホラー作品を観るもよし。ホラーが苦手な人も、今まで怖くて手を出せなかった作品に挑戦してみませんか?
コンセプトは”怖いものに挑戦する”ことなので、最後まで観られなくても大丈夫!

急に言われても何を観ればいいのかわからないよ~!という方は、「Make Shift (仮」のnorさんが作った”ホラー占い&ホラーおみくじ”で自分に合った作品を探してみて下さい。
複数作品の鑑賞も大歓迎ですよ~。みなさん一緒に、クーラーなしで夏の暑さを忘れましょう!

一言映画感想(7/19~7/26)

 | まとめ感想  Comment(5) 

わーい、涼しぃ!ちょっと前からまたカードワースのシナリオを作ってたところだったので、涼しくなって助かりました。今のうちにガンガン進めとこう。

7/26「スティーブ・ジョブズ(2013)」
音楽がうるさくて長いCMを見せられてる気分だった。ダイジェストぽかったけどカットされてたのかな?同じタイトルでもう一つ伝記映画があるのね。気になるものの人間的にクズな人なので、そこまで見たいとは思わないかも…。
7/26「怪盗グルーのミニオン危機一発」
見てみると普通に面白いけど、あんまり見たいとは思わない作品。吹き替えのせいかな?相変わらずグルーの脚が細いなぁ。グルーの新米パパっぷりと凸凹コンビでスパイ活動するところ、キザな少年が面白かったです。ただ、あのマッドサイエンティストは、家族に手を出したら許さないけどミニオンたちに怪しい薬を盛るのはOKなの?それとも家族と思ってるのはグルーだけ?
7/21 TVM「シャークネード4(フォース)サメ覚醒」
家族と1から観たら意外と盛り上がって、今回も楽しめました。このシリーズはみんなでワイワイ見るの向きだね。冒頭から「スターウォーズ」で、「ツイスター」やら「クリスティーン」「テキサスチェーンソー」「オズの魔法使い」「アイアンマン」などパロディの連続。シャークネードは炎やら電気、核燃料まで巻き込んで、もはやサメは大砲状態。フィンもエイプリルもアホみたいに強くなってて笑いどころ満載です。シェパード家はサメから産まれる儀式をするのが恒例になってきたな…。
7/20「ジョン・ウィック」
スカッとするアクションかな?と思って見てみたらそうでもなかった。観終わって考えてみたところ、結局主人公がやってるのは復讐じゃなくて八つ当たりなんだろうなと(復讐自体八つ当たりみたいなものだけど)。犬に悲しみを癒された描写がほとんどないし”復讐劇”が2本立てなので中途半端なんですよ。妻を失った悲しみや無力感を一時的に忘れたくて、復讐にかこつけて発散してたんだと思うと納得できました。バンバン撃って敵がバタバタ死ぬのが好きなら楽しめると思います。
7/19「イースター・パレード」
途中まですごく面白かったんだけど、最後になんでそれで解決するのかよくわからくて「ん???」と言う感じでした。でも、それまでは本当に面白かったので一見の価値あり。道行く男を振り返らせられるかと言われたヒロインが、苦肉の策で変顔をして歩くのが笑える。あと、主人公だけスローモーションで周りは普通の速度で動いているシーンがあってビックリした。この時代にそんなことできたんだ!?あと、レストランのウェイターが扱い悪くて笑える。

映画「ハート・オブ・ウーマン」観た

 | コメディ  Comment(2) 
Tag:ナンシー・マイヤーズ

ハート・オブ・ウーマン
原題:WHAT WOMEN WANT
製作:アメリカ’00 127分
監督:ナンシー・マイヤーズ
ジャンル:★コメディ/ロマンス

【あらすじ】シカゴの広告代理店に勤める自信過剰男ニックは、新しく来たやり手の女性ダーシーが自分の上司になりショックを受ける。その夜、感電事故を起こした彼は何故か女性の心の声が聞こえる様に。始めはそれを利用するニックだったが…。

女性の心がわかるようになる軽めのドタバタコメディで、面白かった覚えがあったので再見。たぶん私が最初に観たメル・ギブソン主演作品なのもあって、彼と言えばこの作品か「リーサル・ウェポン」の印象です。
全体的にコミカルで楽しめました。女好きで自信過剰な男をメル・ギブソンが好演していて、とくに女性の声が聞こえるようになったばかりの「もうやめて!」という様子が面白い。前方から大勢の女性たちが走ってくるシーンとか、雌犬の気持ちまでわかるところとか(笑)
彼がモテてると勘違いしてたのは、手当たり次第に声をかけていたから都合のいい女が引っかかっていたというだけなんでしょうね。男性から見てもクズなので、彼が女性たちに(心の中で)こき下ろされていても嫌な気分にはならないと思います。

あと父娘のエピソードがとても私好みで、初見時はここが気に入ったんだと納得でした。
離婚して娘のことなんて放置していた主人公が、娘のアレックスの心の声を聞いて初めて父親の自覚が芽生え…というエピソードなんだけど、たぶんロマンスを削ってこちらをメインにしても十分面白くなっていたと思います。プロムのドレス選びとか、父親らしくしようと頑張って失敗するところは微笑ましいし、娘のピンチに駆け付けて父娘の絆を取り戻すくだりは感動的。
でも別にロマンス部分が詰まらないわけでもなく、彼がダーシーに惹かれて変わっていくという流れは説得力あったと思います。やり手のキャリアウーマンが内心では不安や孤独を抱えていて、精一杯強がっているんだとわかればギャップ萌えするよね。あと、仕事を心から愛してるところも素敵だし。
ただ、何をやろうとしても主人公に持っていかれた彼女が、不審感よりも同じ感性を持つ相手に出会えた驚きと喜びが上回ってしまうところはあまり共感できませんでした。ほぼ同じイラストを描いてくるとか、もはやホラーじゃない?(笑)

さらに、自殺願望のある影の薄い職場の女の子エリンのエピソードも印象的だから、ロマンス部分の印象が薄くなってるんですよね。自殺なんかとはまったく縁がない自信満々な主人公が、ふと「私が死んでも誰も気付かない」とか耳にしてギョッとするんですよ。たぶん、感電死しそうになった彼がこんな能力に目覚めたのも、彼女を救うためだったんじゃないかな?
ダーシーのことや娘のことがあるなか、エリンのもとへ駆けつけた時に元に戻ったし。
能力を失ってからもエリン、アレックス、ダーシーを一人の人間として、そして女性として扱っているところを見せることで彼成長がわかり、これからも大丈夫だなと安心して観終われました。

しかし、転機となったカウンセラーさんが結構面白かったのに、1回しか出てこなかったのが残念です。ちょくちょく相談に乗ったり、心理学の研究に協力したりしそうな流れだったのに…。イラストは、カウンセラーに言われて「この能力を活用すればすごいことができるぞ!」と閃いたシーン。
原題の意味は「女は何を望むか」で内容に合っているものの、なんだか堅い印象なので邦題の方が好きです。序盤に女性用製品(ストッキングや脱毛ワックス)を試すくだりがあるので、文字通り心が女になっちゃうのかと勘違いしそうですが(笑)

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「ホリデイ」観た

一言映画感想(7/12~7/17)

 | まとめ感想  Comment(6) 

ずっと使ってなかったけど、windows10の「夜間モード」は意外と使えるかも。目に痛い真っ白背景もオレンジがかった本の紙みたいな色に変えられます。「設定→システム→ディスプレイ」の「夜間モード」をオンにし、「夜間モードの設定」で「色温度」を右端から2センチくらいにして使用中。

7/17「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」
室温35℃超えの中3本目を鑑賞。モデルがいるらしい音楽ドラマです。あらすじの”猫とギターを抱えて放浪”に惹かれて鑑賞したものの、主人公がクズだし周りの人もクズばかりだった。一回?寝た女に妊娠したと告げられ、クズだの全身コンドーム被ってろだの生き物に触るなだの言われるところがちょっと面白い。彼女も結構なクズらしく主人公に「双方の責任って知ってる?」と言われて「死ね!」と返したり。内容はあってないようなものだけど魅せるものがあった。ただし、途中で猫を捨てたのは許さない。
7/17「カーズ2」
いきなりスパイ映画で、主役はマックイーンからメーターに変更。メーターはあまり好きじゃないけど、嫌な奴という訳じゃないんだよね。ドック・ハドソンがお亡くなりになっていたっぽいけど、話の流れ的に必然性はないから声優さんが亡くなったのかなぁ…と調べたら、ポール・ニューマンだったのか。そしてやっぱり亡くなったからだったのか。彼への親愛と敬意が感じられました。
7/17「カーズ」再見
あまり面白かった覚えがなかったものの確認のため再見。全体的にはいい話で「ドク・ハリウッド」みたい。でも、マックイーンは中盤までいけ好かない奴で、さらにメーターの悪ふざけ(トラクターを驚かせて転んだところを笑い飛ばす)が大っ嫌いなので印象が悪かったのね。それ以外はいつものピクサーらしく、車たちが生き生きしてました。ルイジとグイドのコンビが好き。
7/16「モータル・コンバット2/魔界来襲」
格ゲーを基にしてるそうで、マリオの時と似た雰囲気を感じました(笑)ただゲームの方を知らないし一作目も見てないしで、出来が良いのか悪いのかわかりません。とりあえずアクションを楽しめれば良さそうな感じではある。あと「ソードマスターヤマト」のラスボス戦みたいな設定の儚さとか。
7/12「ジャージー・ボーイズ」
前半は自堕落な生活などが描かれ、登場人物に興味が持てなくて名前も覚えられなかったけど、後半は面白かったです。憎んでいるとさえ言った相手の多額の借金を返してあげるとかすごすぎ。その間、当の本人は何してたんだろう?監視されてただけ?EDでみんな踊ってるのがいいね。ウォーケン様も楽しそうでした(笑)

映画「パレードへようこそ」観ました

 | 伝記/自伝/実話  Comment(2) 
Tag:イギリス

パレードへようこそ
原題:PRIDE
製作:イギリス’2014 121分
監督:マシュー・ウォーチャス
ジャンル:★ドラマ/コメディ

【あらすじ】1984年イギリス。不況の煽りで20ヵ所もの炭坑の閉鎖が決まり、炭鉱夫たちは4ヵ月以上もストライキを続けていた。ロンドンに暮らすゲイのマークは、いつも自分たちをいじめていた奴らが今度は炭鉱夫をいじめていると奮起。彼らを支援するため、仲間たちと募金活動を行い…。

実話を基にした作品。
炭鉱町を救うため、炭坑夫支援レズビアン&ゲイ会が立ち上がるっていうのがイギリスらしいエピソードです。でも、今まで自分たちをいじめていた政府や警察が、今は炭鉱夫たちをいじめているから、という理由で立ち上がったというのが「なるほど」という感じで、こうやって周りを見て協力すれば大きな力になるということを教えてくれました。
最初に立ち上がったマークから活動が広がっていって、彼が途中で投げ出しても仲間たちや新しい仲間が引き継いでくれる。何かを始めるというのは偉大なことです。

この作品では炭鉱町ディライスの人々が魅力的で、とくに最初から彼らに対して偏見を持たず、理解し合おうと歩み寄っていたおばさんたちが素晴らしいですね。好奇心もあったんだろうけど下卑た感じはなくて、すぐに打ち解けてしまいます。
それでもやはり彼らを敵視する少数派はいて妨害行動をとることも。
しかし、「ゲイは悪口を大切にする」とヘンタイ扱いされたのを逆手にとって「炭鉱とヘンタイ」という炭鉱支援コンサートで一気に大金を稼ぐところはさすが。転んでもただでは起きないタフな生き方に勇気付けられました。

実話を基にしているため少々物足りないなぁと感じるところもありましたが、ラストのパレードは胸が熱くなります。実話だからこその説得力。現実でも、こんな風に受け入れ合い認め合うことができるんだなぁと嬉しくなりました。
全国炭坑労働組合の尽力によって、同性愛者の権利を認める議案が労働党大会で可決されたというのにホロリと来ます。

一言映画感想(7/4~7/10)

 | まとめ感想  Comment(8) 

お肉などのゆで汁をそのまま流してたら排水管が脂で詰まってえらいことになったことがあるので、いつもキッチンペーパーで濾して他の料理に使ってます。昨日はエビのゆで汁の粗熱をとってから卵と合わせ、フライパンに直に流し込んで「なんちゃって茶碗蒸し」を作ったら意外とおいしかった!次はフライパンでプリン作ってみるか。

7/10「がんばれ!ベアーズ」
マッソーさんとオニールちゃん、子役たちの演技が素晴らしかったし、最後は感動したけど、主人公の一部の言動は傍から見てるだけでもグサッとくるものがあって、終盤で反省して子供たちが楽しそうにしていても私の中ではサラっと水に流せなかった…。あのひとアル中と真剣に向き合わないと、今は良くてもまた同じようなこと繰り返すんじゃない?依存症を題材にした映画がかなり印象に残ってるので、どうしてもラストの先が気になってしまった。
7/9「奇跡のシンフォニー」
ハイモアくんの演技とファンタジック演出が相まって神童ってこんな感じなんだろうなぁという説得力はそれなりにありました。絶対音感と胎教のたまものか。ただ、物語がすべて彼の才能と幸運によって進んでいくので、同じような境遇で才能もあったが運に恵まれなかったらしいロビン・ウィリアムズの役が苦い…。「オリヴァー・ツイスト」を現代風にアレンジしたみたいな内容なので印象に残らなさそうだ。あと、彼の親が「若い頃に恋に浮かされ結ばれた」程度の関係なので、産んで駆け落ちできていたら今頃離婚してるだろうなぁと思ってしまいました。
7/9「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
すべてお膳立てされてる感じでしたが、SNSを使いこなす子供が可愛くて普通に楽しめました。父親にお願いする時「ママの許可が…」となれば即「OKだって!」とスマホを見せるところが用意周到。フードトラックで火傷しないか心配になったけど、親子のロードムービーとしては安心して観られました。ただ、マーティンが店をやめてまでフードトラックを手伝ってくれる理由って描かれてます?主人公が恩人とかならわかるんだけど…。美味しそうな料理(バターは胃もたれしそう)は香りが伝わってきそうでした。
7/6「バルカン超特急(2013)」
ヒッチコック作品かと思ったら再映像化?でも他のを見たことがなかったので楽しく見られました。情緒不安定で不機嫌そうだった天涯孤独のヒロインが、お節介なおばさんが消えた時に家族の話が頭から離れず行動に出るところに好感。ヒステリーと言われればそう見えるし。にしても、騒ぎになると不都合がある普通の人達の些細な嘘によって、一人の人間が葬り去られそうになる展開が怖い。牧師の妻の苦悩が印象的でした。
7/4「ロビンフッドの冒険」
カラーの映像がキレイで60年代の作品かなぁと思ってたら、まさかの1938年製作。テクニカラーか~。水のある風景と馬が駆けるシーン、終盤の決闘シーンを影で見せるところが美しかったです。ロビンフッドの話はあまり頭に入ってなかったけど、この作品はそこらへんもわかりやすかった。アクションもなかなかだったし、マリアン姫役の女優さんが美人さんです。

映画「男性の好きなスポーツ」観た

 | コメディ  Comment(4) 
Tag:ハワード・ホークス

男性の好きなスポーツ
原題:MAN'S FAVORITE SPORT?
製作:アメリカ’64 120分
監督:ハワード・ホークス
ジャンル:★コメディ

【あらすじ】釣りの入門書を書いてベストセラー作家となった釣道具の敏腕セールスマン・ロージャーは、ある日、ワカプーギー湖で催される競技会に社長命令で出場することに。だが、実は彼にはどうしても出場したくない理由があった。主催者側の女性イージーとアビーの協力で彼はなんとか大会に臨むが…。

好きですねー。前半で主人公がバイクでこけて、そのバイクを森の熊さんが乗り回すシーンからもうハート鷲掴みでした(笑)
大筋としては、主人公が隠し事をしていて、ヒロインと共にバレないように四苦八苦してるうちに恋が発展していく定番のラブコメ要素もあるコメディです。

でも、時々トゥーンアニメみたいなお茶目な表現方法が入って、それが妙にツボに嵌っちゃったんですよね。救命胴衣もどきの胴付き長靴を使ったらひっくり返って溺れそうになったり、陸に上がって逆上がりをしたら水と一緒に小魚が出てきたり、釣りに夢中になってたら背後から熊がやってきて水面を走って逃げたりと懐かしきコミカルな演出満載です。

また、冒頭のヒロインとのトラブルや、ファスナーが引っかかって婚約者に勘違いされるといったラブコメらしいシーンも楽しく飽きません。
大爆笑だったのが終盤のキスシーンに流れるイメージ映像。煙をガンガン出して「ポッポー!」と突進する2台の汽車が、正面衝突する映像が映るんですよ。家族そろって大笑いでした。

観る前は「だっさいタイトル!」と思っていたら原題も邦題と変わらなかったし…。しかも、ハワード・ホークス監督じゃないですか。そういえばヒロインが勝手に主人公のベッドで寝てしまうシーン、見覚えがあると思ってたら「ハタリ!」でもありましたね。
ラストの決着のつけ方も後味が良く、思いがけずお気に入り作品になりました。

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「ハタリ!」観た

一言映画感想(6/30~7/4)

 | まとめ感想  Comment(8) 

昨日の台風でベランダのトマトが倒れてたー。

7/4「スローターハウス5」
タイトルで5作目なのかと思ってスルーするところでした。変わった戦争ものという印象。時間がほいほい飛ぶんだけど、とくに混乱することなく見られたので構成が上手いんだと思います。脳の障害でこう感じているのか、それとも本当に時空を超越してるのか、幻想的なところが面白い。しかし、石造りの街があんな風になってしまうんだから絨毯爆撃の恐ろしさたるや…。
7/3「刑事ジョン・ブック/目撃者」
なんか想像してたのと違ってロマンスがメインだった。あとアーミッシュをよく知らなかったので勉強になりました。村の建物は自分たちで建ててるらしい彼らはともかく、刑事も普通にできてるのが謎。印象に残ったのは、少年の顔が見える状態で車で面通ししたこと。意図的に覗きをする刑事。小麦で窒息死する敵。
7/3「LEGO アナと雪の女王 オーロラの輝き」
アナ雪は見たことないのに見てみました。うん、人間関係がよくわからん。でもエルサが何度か歌おうとして歌わない、もしくはカットされるという天丼が面白かった。あとトナカイがベロで自分の体重と青年を支えるシーンに笑った。
7/1「藁の楯 わらのたて」
どんな手段で清丸を殺しにくるのか、主人公たちはどうやってそれを防ぐのかを期待してたら見事に肩透かし。日本にスナイパーはいないのかな…。地上波だったのでカットされてる可能性もあるけど、それにしても尻すぼみ。あと大事なテーマはセリフで説明するより映像で伝えてほしい。
6/30「炎の人ゴッホ」再見
過去記事「炎の人ゴッホ」に追記。

映画「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」観ました

 | コメディ  Comment(2) 

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン
原題:BRIDESMAIDS
製作:アメリカ’2011 125分
監督:ポール・フェイグ
ジャンル:★コメディ

【あらすじ】開業したケーキ店がつぶれた上、恋人にも捨てられ人生最悪の日々を過ごしていた30代独身のアニー。そんな時、大親友リリアンが結婚することになり、彼女はブライズメイドのまとめ役を頼まれる。だが、ブライズメイドのひとりヘレンがライバル意識をむき出しにしてきて…。

お下品なところもあるけど面白くて最後はジーンとして、明日も頑張ろうと思える作品でした。
前半はとことん主人公アニーの痛々い様子を描いていくんですが、それと同時にリリアンとの仲の良さもしっかり描いているので、嫌々ながらもヘレンと一緒に行動するアニーの健気さとか、親友を奪われたくない気持ちが伝わってきました。序盤のエクササイズ教室にこっそり参加してる二人とか微笑ましいですね~。
そこからの、アニーとヘレンが張り合ってリリアンを讃えるスピーチをするエピソードや、式場やサプライズのアイデア、飛行機での酔っ払い事件など、どんどんエスカレートしていく”リリアンの親友の座”を賭けた戦いが面白かったです。
ヘレンはセレブで美人で器用なのに、なんでここまで張り合うんだろうと思っていたら、終盤で打ち明ける事実に納得。お金持ちで美人だからって幸せとは限らないよね。性格もあれだし…。

また、交通違反がきっかけで出会った警官とのロマンスも不器用な感じが良かったです。臆病になって彼の優しさを踏みにじってしまったり、逃げ出してしまったり。ただでさえリリアンやヘレンのことでいっぱいいっぱいなのに、さらに恋のことで混乱してるわけにはいかないというのもあったと思います。
そんな彼女に振り回される警官さんもいい人感がにじみ出ていてよかった。謝られても簡単には許せない(とても傷ついた)ところも好感持てたし、何より「ブレーキランプが直ってないのを見るたびに猛烈に腹が立つ」という警官らしい一言が素晴らしい。警官の格好をしているだけの役じゃなくて、悲惨な交通事故を見て心を痛めてきた一人の人間だと思えました。

そして、予想外にいいところを持って行ったメーガンの喝もよかったですね~。何もかもが上手くいかなくて独りぼっちになってしまったところに、親友じゃないかと当然のように現れるんですよ。カッコいい!!
現在の彼女からは想像もつかない昔の話と、ストレートな「人生と戦え!」という言葉がグッときました。
で、奮起したところでトラブルが発生してヘレンと和解。警官さんに手助けしてもらおうと一生懸命目の前で小さな交通違反を繰り返すところがキュート!
このヒロインを演じるクリステン・ウィグさん、あまり知らないけれど輝いてました。
落ち込んだ時に見たくなる良作だったと思います。