2016年02月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

一言映画感想(2/24~2/27)

 | まとめ感想  Comment(11) 

いくつかファンタジーっぽい作品があったんだけど、ファミリー映画でもいけそうだなと思ったので温存することに。とりあえず、今回はピクサー短編を一挙放送してたので多めにまとめてみました。

2/27「ダム・キーパー」
う~ん、公式のあらすじを読んで幾つか疑問は解消したけど、人間(ここでは動物)って壁があればその向こう側に興味を持つ生き物なのに、平和ボケで壁の向こうの状態を忘れるって…。外の世界に行かなくても生活が成り立つ街には見えなかったし、みんな農業とかしてろよ。でも、主人公の子豚はやたらと可愛かった。
2/27 ピクサー短編「ラプンツェルのウェディング」
おめでたい結婚式で、馬とカメレオンが奔走する話。まあ、この作品と2匹が好きなら楽しめるんじゃないだろうか。健気だなぁとは思いました。
2/27 ピクサー短編「ネッシーのなみだ」
普通のアニメもあるんですね~。絵本みたいな作品でした。ネッシーの友達がアヒルのおもちゃ(動かない普通のおもちゃ)というのが寂しいね…。ラストはありがちな感じだったけども、素直によかったね~と思えた。
2/27 ピクサー短編「ウェイン&ラニー クリスマスを守れ!/秘密の指令」
アーサー・クリスマスの大冒険」の妖精にそっくりだったんだけど…。この短編に影響を受けたのかな。サンタ夫人の秘密の指令に従って、理由もわからずサンタの私物を盗みにきた妖精たちのビビリ具合とか、良心の呵責とかが可愛い。ちゃんと教えてやれよ(汗)妖精たちの華麗な動きがよかったし、最後はほっこりできた。
2/27 ピクサー短編「小さな時計」
いまいちわからなかったんだけど、ズボンを脱ぐ変な人形が嫌で、暴れて取り外そうとしてた時計の話?時計の造形とか動きはよかったけど、いまいち印象に残らず。
2/27 ピクサー短編「ワン・マン・バンド」
一人で複数の楽器を演奏する大道芸人が、少女の持つ金貨を巡って演奏合戦する台詞なしの作品。これくらい積極的じゃないと大道芸人はやってられないですね。実際にこんなに派手な演奏してくれるなら見てみたい。終盤の女の子の性格悪そうな表情がなんとも(苦笑)
2/27 ピクサー短編「ゲーリーじいさんのチェス」
おじいさんがひとりでチェスをする様子を描いているんだけど…すごく楽しそうに架空の対戦相手を演じて(わざわざ眼鏡をかけたり外したり)、攻防に一喜一憂する姿がひたすら寂しい…。周りにテーブルがあるのに、彼一人しかいないし。アニメーションの素晴らしさが孤独を際立たせていました。
2/27 ピクサー短編「Knick Knack ニック・ナック」
スノーボールの中の雪だるまが、他のおもちゃたち(とくに女の子)のところへ行こうと奮闘する作品。これも「トイ・ストーリー」の原型の一つなんでしょうね。台詞はなくて、スノーマンが生き生きと動いてました。
2/27 ピクサー短編「ティン・トイ」
無邪気な赤ん坊を恐れておもちゃたちが避難する中、赤ん坊が転んで泣き出してしまい…という展開。とにかく赤ん坊の造形と挙動が恐ろしく、壊れた(呪われた?)おもちゃみたいで夢に見そうでした(笑)怖がっていても、やっぱり遊んでもらいたいというおもちゃの気持ちは「トイ・ストーリー」に受け継がれます。
2/27 名探偵ポワロ18話「誘拐された総理大臣」
これはもしかしたら初見かも?前回のFBIの人と同じく、ポワロさんのやり方を知らないお偉いさんはイライラ。それを慣れた様子で見守るヘイスとジャップ警部(笑)怪しい人は一目でわかるけど、アイルランド問題などが背景にあって難しかった。最後にはお偉いさんを感服させる名探偵も、仕立て屋さんには敵わないというオチが面白い。ダイエットしないとね~。
2/24「スネーク・フライト」
これは良いB級映画でしたね。エアパニック+毒蛇の刺客というアイデアの勝利。何が起こっても”映画だから”と気楽に見られます。しかし、あそこやあんなところに噛み付かせるのは…お前らそれがやりたかっただけだろ!(笑)CGがしょぼいぶん蛇の種類は豊富だし、サミュエル・L・ジャクソンが楽しそうだし、パニックもののツボは押さつつぶっ飛び展開もあって楽しめました。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」観ました

 | SF  Comment(7) 
Tag:ロバート・ゼメキス

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
原題:BACK TO THE FUTURE PART III
製作:アメリカ’90 119分
監督:ロバート・ゼメキス
ジャンル:★SFコメディ

【あらすじ】ドクとの度重なるタイムトラベルの中、マーティは1955年に取り残され、ドクは1885年に飛ばされてしまった。ドクが過去の世界で殺されてしまうと知った彼は、55年のドクの協力で開拓時代へ飛ぶ。だが、そこでマーティはマッド・ドック・タネンと決闘することになり、ドクは女教師クララと恋に落ちて…。

ファンタジー企画4作品目は、IIに引き続きIIIです。
時計台に始まり、時計台に終わる大冒険って感じでしたね~。ホント後から付け足したとは思えない完成度でした。
冒頭は前回の終わりである、55年のドクがマーティを85年に送り返したところから。偉業を成し遂げ感慨に浸っているところへ、再びマーティが現れて卒倒してしまうドクが何度見ても面白い。そりゃあ、あれだけ苦労した直後に戻って来たとか言われたら卒倒するよね(笑)
しかも、そのショックで軽い記憶障害を起こしているドクがまた絶叫!
二度三度楽しませてくれるところがさすがです。
でも、そんな混乱状態の中でも”1885年”にピンとくるところがドクらしいというか、いつまでも少年の心を忘れていない証拠なんですよね。空想科学小説が大好きで、西部劇が大好きで、新しいことに挑み続けるドクが大好きです♪

その後の話運びがまた見事で、瞬く間にドク救出作戦が始まり(マーティに命運を任せる55年のドクの信頼!)、現代に帰ることが出来なくなり、ドクが恋に落ちて、マーティが決闘することに。さらにIでやったネタをもう一度入れてきたりニヤリとさせられることもしばしば。めまぐるしい展開だけど、IIと同じくグイグイ引っ張っていってくれるので余計なことを考えずに楽しめます。
ドクとクララの出会いなんて本当にロマンティックで、お互い一目惚れなんていうベタな展開でも納得。マーティそっちのけで見詰め合ったり、祭の夜にダンスを楽しんだりする様子はピュアで可愛いし、クララを守るようにタネンの前に毅然と立ちはだかる姿は痺れました!

その一方で、チキン(腰抜け)と呼ばれると我慢ならないマーティが、自分のご先祖さまとの交流や、これまでの失敗から、このままではダメだと少しづつ成長していくんですね。
決闘の時のクリント・イーストウッドの「荒野の用心棒」作戦は見事だったし、現代に戻ってから自分で未来を変えたところはグッときました。ドクの予想に反して記憶が残っていたジェニファーも、そんなマーティの姿に惚れ直したみたい。他に将来の不安があるとしたら、娘が誰に似るかということくらいか(笑)
やはり、このシリーズはドクとマーティのふたりが主役でした♪

他に良かったところと言えば、やっぱりデロリアンがバチバチ!と光りながら火のラインを残してタイムスリップするところがカッコいいですね。空を飛ぶデロリアンや、蒸気機関車型(ホバーボードを解析して未来の技術を手に入れたんだろうな)もいいけど、ちょっと物足りない。

また、ピンクのなんちゃってカウボーイの姿から、本格的な西部の衣装に着替えたマーティもサマになってました。何気に西部劇らしいアクションをたくさん見せてくれたし。
さすが当時の型紙から再現した衣装だけあって西部の町並に溶け込んでおり、お馴染みのキャラたちも西部の住人になりきってます。ビフ役の人は、この姿が一番似合っていたかも。
なんせ現代では使用人みたいになってますからね…。ハッキリ言って、肥やしに頭から突っ込むシーンだけで十分溜飲は下がるし、IIで自分を殺そうとしたサイコパスとは縁を切りたいというのがマーティの本音だと思うなぁ(汗)
でも、彼がマッドドッグのような犯罪者にならずに済んだのは、ある意味マーティのお父さんとお母さんのおかげか。彼らへの執着がなかったら、きっと悪の道まっしぐらだっただろうから。

ビフの扱いについては若干引っかかったものの、それでも大好きな作品だと改めて実感できました。再見してよかったです♪

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一言映画感想(2/13~2/23)

 | まとめ感想  Comment(7) 

ファンタジー作品はまだ観る予定だけど、単独記事にするほどでもなかった(文字数的にですスミマセン)2作品はこちらに。

2/23「ロジャー・ラビット」
技術的には驚愕レベルだったけども、トゥーン系の笑いが今観ると受け付けない…。ストーリーはハードボイルドな探偵ものを意識したテイストで、筋は良く出来てると思う。トゥーンアニメとブラックコメディが大好きな大人向け?とりあえず、実写とアニメの融合作品としては素晴らしかった。
2/22「第七の封印」
さすがにここまでキリスト教一色だと、基礎知識を持たない私にはまるで理解できない…。個人的に純粋な信仰心は美しいと思うものの、特定の宗教となると血塗られた歴史と重なって好きになれないし、この物語の死を恐れる登場人物にあまり共感できない。痛みで気絶して痛みで目が覚めるような病気の苦痛や、体が冷たくなっていく感覚は二度と味わいたくないけど、死自体は別に忌避感持ってないので。とりあえず、チェスに何日も付き合ってくれる”死”はお人よしだと思った。あと、3人家族のいる光景が美しい。
2/21 名探偵ポワロ第17話「安いマンションの事件」
筋はぼんやり覚えていたけど、今回のポワロさんは行動的で引き込まれた。夫妻が事件に巻き込まれたと気付いてすぐ動き出したし、扉に細工している時のヘイスの機転や、ミス・レモンの有能っぷりも見られる。そして、FBIの人をも黙らせる灰色の脳細胞が痛快。ジャップ警部もニッコリでした。あと、にゃんこのネオンサインが可愛い!にしても、冒頭で映画を楽しむ男三人…仲良しだね~(笑)
2/13「銀の匙 Silver Spoon」
アニメは最初の数話で説教臭さが鼻について観るのをやめたけど、こちらは二時間弱だしテンポも悪くなかったので観られた。でも、面白かったというわけでもなくて、ヒロインの笑顔の可愛さ以外、登場人物の魅力は伝わってこない。主人公の悪いところ・間違いを他のキャラに指摘させるのって説教臭くなるから好きじゃないし、後半に駒場のことを知らされてなかった八軒への同級生の冷たさが意味不明。全体的に陰気でした。
2/13 名探偵ポワロ16話「二重の罪」
タイトルは、犯人が被害者と警察を欺こうとしたこと?今回はポワロさんが繊細で僻み屋だという事がわかりましたね。本音じゃないだろうけど”ジャップ警部ごとき”とか言ってたし(汗)でも、おかげでヘイスの名(迷?)探偵ぶりを拝めました。ホント、女性が困ってると放っておけず、犯人も自分と同じように思うだろうと微妙にズレた罠を張るところがヘイスらしい。そして、ジャップ警部の素敵なスピーチ。そりゃポワロさんも涙ぐみます。ミス・レモンの小さな事件も面白くて、ポワロさんのお告げ?で見事解決するところが素晴らしい。あと、どうでもいいけど冒頭に出てくる人魚の像が変!

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」観ました

 | SF  Comment(4) 
Tag:ロバート・ゼメキス

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
原題:BACK TO THE FUTURE PART II
製作:アメリカ’89年 108分
監督:ロバート・ゼメキス
ジャンル:★SF/コメディ

【あらすじ】ドクに未来の息子のピンチだと言われ、急遽未来へ向かったマーティ。なんとか将来の危機は回避するが、つい欲が出て買ってしまったスポーツ年鑑が元で、現代に戻ると宿敵ビフが町に君臨していた。彼が改変した過去を元に戻すため、マーティは再び1955年へ行く。

ファンタジー企画ということで大好きなSF作品も観ることにしました。
う~ん、やっぱりいいですね~。1作目が人気が出たからとつくった続編なのに、こんなにも面白いってすごいことだと思います。タイムトラベルものなので、整合性をとるのも大変ですし。
今回は未来へ行ったかと思えば現代が滅茶苦茶になっていて、再び1955年へ行ってと展開がめまぐるしいですが、流れるような話運びで引き込んでくれました。
自分たちの任務を遂行しながらも、前回のマーティたちの動きを妨げないようにと、1955年にふたりのドクと、ふたりのマーティと、ふたりのビフがいるなんて考えただけでもややこしいのに、観ててぜんぜん混乱したりしないんですよね。むしろ「前作のあのシーンだ!」と前回の興奮がよみがえってきたり。
整合性とか考える気にもならない!

また、未来の世界が2015年だったのも面白かったです。もう去年のことですよ。
残念ながら車が飛び交ったり、スケボーが浮いたり、服に自動乾燥機能がついているような未来にはなりませんでしたが、CGの進化は予想を上回ったかもしれないし、ドローンが飛び回ってますよね。
巨大なテレビやハイテク家電も実現したといえるものの、この作品のように誰でも持ってるわけじゃないからなぁ。
このなかで一番実現してほしいものをあげるとしたら、やはりエアボードでしょう。子供の頃からの憧れでした♪
あと、未来の娘はインパクトありますね。3役(4?)で頑張ってるからゴツいんだけど、案外可愛い(笑)

そして、IIIを知ってる状態で見ると、次回への布石がたくさんあってそれも面白かったです。
とくにドクが「今度はもうひとつの宇宙の神秘を研究しよう、そう女性だ」というような台詞が、次回のロマンスを予感させて胸キュン。そのための若作りだったのか?(マーティを驚かせないようにと整形前のマスクをしてたところも可愛かった)
若干気になったのは、恋人の扱いが雑だったことかなぁ。過去を変えれば時間の復元力によって余計な記憶は消え、元の彼女に戻るとさらっと言っていたのが…。自分の記憶がホイホイ書き換えられたら嫌だろうに。

でも、「IIIへ続く」となるこの作品で一番好きなのは終盤なんですよね~。
取り残されて呆然と立ち尽くすマーティの前に、雨の中近づいてくる謎の車。…そして何故かマーティの名を知っている謎の男の登場に、どうなるのか知っていてもドキワクです。
さらに、マーティを送り帰した直後のドクと再会するシーンの面白いこと!大笑いしてしまいました。
これを観たらIIIを観ずにはいられないでしょう♪

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映画「ティモシーの小さな奇跡」観た

 | ファンタジー  Comment(11) 

ティモシーの小さな奇跡
原題:THE ODD LIFE OF TIMOTHY GREEN
製作:アメリカ’02 125分
監督:ピーター・ヘッジズ
ジャンル:コメディ/ファミリー/ファンタジー

【あらすじ】医者から子供ができないことを告げられたジムとシンディ。ふたりは自分たちの理想の子供について書いたメモを庭に埋め、子供への思いを断とうとする。だがその夜、ティモシーと名乗る脚に葉っぱが生えた少年が現れ、彼らをパパ、ママと呼ぶのだった。彼らは、ティモシーを自分たちの子として育てることを決意する。

ファンタジー企画参加の2作品目は、またまたディズニーの実写映画です。子供ができない夫婦の元へ、彼らが描いた理想の子供が現れるというお話。
彼らが本当にいい人たちで、”自分たちの子供はこんな子だ”と楽しそうに思い描きながらメモに書き出していって、その気持ちと一緒に庭に埋めるシーンでは泣きそうになりました。
ティモシーが現れてからは、心配しすぎて過干渉になったり、父親や姉を見返したくてサッカーの試合でティモシーを自慢材料として見てしまうこともあったけど、子供のために悩んで、反省して、勇気を出したりしていくうちに、親として、人間として成長していくわけです。
先は読めるものの、ティモシーが一目惚れした女の子と秘密を共有し、ふたりで創りあげた世界が「テラビシアにかける橋」みたいで惹かれました。

ただ、いい作品ではあるものの、あまりにティモシーが理想的な子供であり、完璧な天使なので、あのふたりへの試練みたいなものとしてみると「神様、甘すぎじゃない?」と思ったり(劇中でハッキリ神の奇跡と描かれてるわけではない)。
しかも、そこでふと「A.I.」のデイビットを思い出してしまったんですよね。もしティモシーとデイビットの中身が入れ替わったらどうなるだろう?…と考えてみたら、どうしてもハッピーエンドが想像できない!
ティモシーと違って、デイビットは”子供は成長して親離れするものだ”ということを知らない…それを望まないようインプットされているんでしょう、きっと。
どちらもざっくり言えば”望まれたとおりの理想の子供”なのに、ティモシーはなんでも持っていて、歪んだ人間作ったせいでデイビットは幸せになれないのか…と思ったら、デイビットが不憫で不憫で…(涙)

一方ティモシーの方は、演じている子が本当に可愛らしく、その容姿だけで映画の評価に「可愛い加点」するところでしたよ。ずるい!
リトル・ランボーズ」のリーみたいな、ちょっと癖のある悪ガキっぽい子で、自分たちの子供として受け入れるまでにもう少し時間を割いていれば、夢から醒めずにこの優しいファンタジーの世界に浸れたかも?

ですが、そこまで考えて「ティモシーにとっても、これは試練だったのでは?」と気付いたら、また妄想スイッチが入りました(笑)
例えばデイビットみたいな哀れな存在に「現世で誰かを幸せにできたら魂をあげるし、生まれ変わることもできるよ」とチャンスをあげたとか。もちろん、天使として修行してから行うので、ティモシーのように完璧すぎてもおかしくない!
そう思ったら、醒めた気持ちも少しは戻ってきました。

他に気になった点としては、あのふたりが開発した鉛筆のメリットや将来性をもっと伝えてほしかったです。ぜんぜんアップで見せないし、どこが気に入られたのかわからなかった。
ちなみに、原題の意味は「ティモシー・グリーンの奇妙な人生」。傍目からみると確かに”奇妙”だけど、本人はそんなこと思ってないんだろうな。邦題はわかりやすくて普通に良かったと思います。

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TV映画「ディセンダント」観た

 | ミュージカル  Comment(6) 

ディセンダント
原題:DESCENDANTS
製作:アメリカ’2015 112分
監督:ケニー・オルテガ
ジャンル:★ファンタジー/青春コメディ/ミュージカル

【あらすじ】オラドン合衆国の王ビーストによってバリアで覆われたロスト島に閉じ込められていたディズニーヴィランズたち。王子ベンは、子供に罪はないとヴィランズの子どもたちを学園に呼び寄せる。生まれて初めて島を出たマレフィセントの娘マルたちは、親の命令でフェアリー・ゴッドマザーの魔法の杖を奪うことになるが…。

ファンタジー企画で観ました。ネタバレあります。
ディーライフで放送してたテレビ映画なんですが、思いのほか面白くて「ハイスクール・ミュージカル」を思い浮かべたら同じ監督さんでした。
ディズニー映画でおなじみの「眠れる森の美女」や「白雪姫」「101匹わんちゃん」「アラジン」の悪役、ディズニー・ヴィランズの子供たちが主役で(タイトルは「子孫」「末裔」の意)、ベルと野獣の息子の戴冠式に招待され、親たちの命令で魔法の杖を奪おうとする話。
ただ同じディズニー実写映画の「マレフィセント」や「101」とは直接関係があるわけじゃなくて、マレフィセント役は「ティンカー・ベル」のロゼッタの声をやってる方だし、クルエラ・ド・ヴィル役も別の方が演じてます。衣装も全体的にショボく低予算丸出しですが、そこはTV用だから(汗)

しかしこの作品、ファンタジーな味付けはされているものの学園ラブコメの王道みたいな展開で、子供たちはみんな完全に現代っ子でした。
「子供に罪はないはずだ」と彼らを呼び寄せたベンは絵に描いたような王子様で、「ティンカー・ベル」のイッケメーン!なテレンスくん並みの好青年なんだけど、その他はムーランの娘も妖精の娘も、みんな良いところも悪いところも持ち合わせた今時の女の子。”犯罪者の子供であること”は意外と気にしてないものの、自分より目立つ存在を排除しようとしたり、逆に仲良くして便利に利用しようとしたりとけっこう腹黒いです(笑)

むしろ、親に愛されたい、期待に応えたいと願いつつ、親の言うとおり”悪い子”になってもいいのか?と悩むヴィランズの子供たちの方が、よっぽどピュアなんですよね。
とくにファレフィセントの娘マルは”悪ぶってるけど根はピュアな美少女”で、杖を奪うためにベンに惚れ薬を盛るものの罪悪感に揺れる姿が乙女!!
このままにしておくのは残酷だからと解毒薬を調合するくだりが胸キュンでした。惚れ薬には「悲しみから流した涙」が必要で、それを入手するのに手間取っていたのに、解毒薬を調合する時にはマル自身が自然に涙を流すんですよ。…もう!可愛すぎるわー!!!

他にも、魔法の鏡を使いこなすイヴィは、努力家で頭もいいのに「本物の王女じゃない」というコンプレックスを抱え、それを乗り越えてマルとも対等な親友になっていきます。
ジャファーに盗みを仕込まれたジェイも、先生のナイスアシストによってスポーツでみんなと協力することの楽しさを知り(チームは家族のようなものと説明したら家庭内も弱肉強食状態で、慌てて「目や耳や腕、脚のどれが欠けても困るだろ?」と言い直した先生ナイス!)、クルエラ・ド・ヴィルの息子カルロスにいたっては、なぜか母親に犬は人間を食べる恐ろしい生き物と吹き込まれ、犬恐怖症を克服する…普通だ!

振り返ってみると本当に普通の少年少女で、ほぼ無法地帯状態にある島で育ったなんて酷い話です。いちおう誰が誰の子供か把握してるのに、そのまま閉じ込められていたわけで…。迫害やん!
だからこそベンの”信じる心”がマルに届いたし、ちょっとした勘違いから恋が始まるんですね~。
終盤の展開もなかなか考えられたもので、マルたちの嘘や母親との対決で一波乱あっても、最後はスッキリいい気分で観終われました♪
明るく楽しいラブコメ・ミュージカルだったと思います。

映画「雨に唄えば」観ました

 | ミュージカル  Comment(18) 
Tag:スタンリー・ドーネン

雨に唄えば
原題:SINGIN' IN THE RAIN
製作:アメリカ’52 102分
監督:ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン
ジャンル:ミュージカル/コメディ/ロマンス

【あらすじ】トーキー出現によりハリウッドは騒然としていた。スターだったドンはトーキー映画に出演せざるを得なくなるが、パートナーのリナの声はとても人に聞かせられるものではなかった。試写での評判も散々で絶望する彼に、親しくなった新人女優キャシーに手伝ってもらおうと友人コズモが言い出し…。

実はあまり再見する気の起きなかった作品で、名作と名高いのにどうしてだろうと思って重い腰を上げてみました。
そうしたら前半は思いのほか楽しかったです。
自惚れ屋のドンがキャシーに出会って”好きな子に意地悪しちゃう不器用な青年”みたいになっていくところは面白かったし、コズモの壁登りが見られるところや、三人の「グッドモーニング」、有名な「雨に唄えば」など歌も踊りも最高。観てるだけで楽しくなりますよね。
でも、「踊る騎士」のブロードウェイのくだりが長ったらしくて、せっかく盛り上がっていたのに、いつの間にか真顔で観てる自分が…。そうか~、ここが苦手だったのか。
これって主演の男が口出したんじゃないの?と思ったら彼も監督やってたし。ただ、他に文句を言ってる人もあまりいないみたいなので、私の好みの問題なんでしょう。

また、リナさんとコズモの扱いが悪いのが、いまいち乗り切れない理由みたいです。
リナさんのあの絶対的な自信!周りがどんなに微妙な空気を出していても、気にせず(気付かず)自分の演技や声に自信満々なところはさすがスターだし、宣伝向けのドンの言葉や態度を真に受けてしまう単純なところも可愛いじゃないですか。
確かにキャシーに対する仕打ちは酷いけど、あの映画会社もドンも彼女なしには今の成功はなかったはずです。最初からリナを守る方法を真剣に考えていれば、彼女だって強硬手段に出たりしなかったでしょう。いちおう彼女は自分の持つ正当な権利を主張しただけなのに、あそこまでコケにして心が痛まないのか。
ただ、ふてぶてしいリナさんなら、きっとコメディエンヌに転向して復活できるんじゃないかと思っていたり。最後まで脇役扱いだったコズモと組んで劇場を笑いの渦に…とかいいよね。

大好きな作品とはならなかったけど、どこが苦手なのかハッキリしたし、楽しめた部分も多かったので再見してみてよかったです♪

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一言映画感想(2/2~2/10)

 | まとめ感想  Comment(4) 

企画の前にあと一記事アップしたいので、一言感想を無理やり埋めました(笑)
最近早めに寝てるから、あんまり映画を観てない…。

2/10 はに丸じゃーなる「はにスクープSP パクリの境界線を追え!」
またやってましたね!ゆるキャラの回で初めてこの番組に気付いて、何度か見逃して今回やっと観られました。相変わらず毒舌で、聞き辛いこともぐいぐい質問してて大笑いさせてくれます。モノマネのところ、大人の事情でカットされるのが(笑)今夜も楽しみ♪
2/9「リトル・マーメイド II/Return to The Sea」
ファンタジー企画で観ようか迷ったんだけど、どうせ一言感想になるだろうからと鑑賞。王妃になったアリエルが魅力半減でしたね。親にされて嫌だったことを同じように子にしてしまうのは人間も人魚も変わらない。でも、今回はとくに隠す理由がないどころか、理由を説明しなきゃダメなことだったので物語が破綻してる。
2/8「理由(2004)」
再見だと思ってたら、たぶん録画失敗して序盤の嵐のシーンまでしか観てない。全体的に再現VTRみたいな演出は面白いものの、うっすら記憶に残る原作の重厚感はなかった。殺人犯が3人を殺した動機もいまいち伝わってこないし、正当防衛なのになんで逃げるの?と思ったり。あんな状況で正しい判断はできないだろうけど、観ててそう思ったのはやはり切迫感とか伝わってこなかったからだと思う。そして、EDのあの歌で笑わせてくるのは何なんだ(笑)
2/7 名探偵ポワロ15話「ダベンハイム失そう事件」
ホームズでも同じようなネタがあったよね…オマージュ?それともミステリーの定番トリック?でも、警部との賭けで安楽椅子探偵やるところは面白かった。ヘイスは完全にパシリなのに、何故かやる気満々で(笑)部屋で待つポワロさんは、着々と手品をマスターしていくし!しかしこの犯人、周りくどい上にリスクの高い計画を立てたもんだ。
2/2 名探偵ポワロ14話「コーンワルの毒殺事件」
だんだんとね、ポワロさんって案外ミスが多いなと思えるようになってきた今日この頃…。基本的にこのひと驕ってるところがあるので余裕があるというか、被害を受けている人の気持ちより謎解きの高揚感が勝ってしまうというか。一人で帰らせていいのかよ!?と思ったら案の定でした。犯人もすぐわかるし解決方法もスカッとしない。ヘイスの機転はよかったものの、ジャップ警部の扱いは悪くて、全体的に微妙だったかなぁ。

映画「ジョニーは戦場へ行った」観ました

 | 戦争  Comment(7) 

ジョニーは戦場へ行った
原題:JOHNNY GOT HIS GUN
製作:アメリカ’71 112分
監督・原作:ダルトン・トランボ
ジャンル:★戦争ドラマ

【あらすじ】第一次大戦の中、四肢と顔に大怪我を負った青年が、野戦病院に運び込まれた。目も見えず、耳も聞こえず、喋る事もできないジョーは、自分に意識があることも伝えられず、ただ”生きる肉塊”として看護されていた。孤独と絶望の中、過去の幸せだった頃を思い返すジョーだったが…。

エレファント・マン」や「潜水服は蝶の夢を見る」を連想する、インパクトある作品でした。
戦争によって何もかもを奪われたジョーの現実と、家族や恋人との思い出、そして彼の苦悶が表れた夢を断片的に辿っていくような流れで、思い出が温もりや生きる喜びに溢れているほど、絶望がより深く、より暗く映ります。
モノクロとカラーの使い分けも効果的で、温かみのあるカラーからモノクロに切り替わる時、五感のうちのほとんどを失ったジョーの感覚が少しだけ想像できました。
だからこそ、お日様の温かさを肌で感じ取った瞬間や、嫌悪感を持たない看護師の手に触れた時、今がいつなのかわかった時の彼の感動が伝わってくるんですよね。
これほど「メリークリスマス」の言葉が感動的に思える作品はそうないでしょう。

また、序盤の恋人とのラブシーンも初々しくて、心から想い合っているのが伝わってきてよかったです。お父さん公認だし、微笑ましくって。
ただ、戦争に行くのを最後まで引きとめようとしていた彼女が、彼の夢の中でも何度も「行かないで」と繰り返しているのが、彼の後悔を表していて切なかった。家族を養うためというのもあったんでしょうね…。
そして、父親との想い出も全部良かったです。「この釣竿以外誇るものがない」とか言っていても、いざ息子がそれを失くして夜遅くまで探していれば「たかが釣竿じゃないか」と優しく声をかける…。いいお父さんです。
他にも、彼の内面の対話の相手として描かれるサザーランドのイエス様とか、彼を人間として扱った看護婦さん、彼に意識があるとわかった時の周りの反応など印象に残るシーンは多かったものの、一番印象に残ったのは、序盤の母親との思い出で、キッチンの片隅にいるひよこと猫とネズミのシーン!
弱肉強食の世界でも足りていれば仲良くできるのに、人間は足りていても独り占めしようとする奴らがいるから無駄な争いばかりしてるという…。そういう意味で入れたシーンなのかはわからないけど、妙に印象に残りました。

断片的なエピソードの積み重ねなので、感動が波のようによせてはかえす感じでしたが、最後の絶望感はけっこう驚きましたね。夢の中ではジョニーが笑っているシーンが案外多かったので。(おかげで暗くなりすぎずよかった)
「祖国に命をささげることは美しく輝かしい」という皮肉を込めた一文で締めくくられるところに、赤狩りに抗う監督の強い意思を感じました。
あと、入隊奨励のスローガン「ジョニーよ銃を取れ」をもじったという原題「Johnny Got His Gun(ジョニーは銃を取った)」もさすがです!

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映画「奇跡の人(1962)」観ました

 | 伝記/自伝/実話  Comment(4) 
Tag:アーサー・ペン

奇跡の人(1962)
原題:THE MIRACLE WORKER
製作:アメリカ’62 106分
監督:アーサー・ペン
原作:ウィリアム・ギブソン
ジャンル:★ドラマ/伝記

【あらすじ】生後19ケ月で熱病に罹り、視力と聴力を失ったヘレン。両親の努力もむなしく、7歳になってもコミュニケーションを取ることは難しかった。そんな時、自身も盲目を克服した女教師アニー・サリヴァンが現れ、暗闇の中にいるヘレンを言葉という光で救い出そうとするが…。

とにかくヘレンの演技が素晴らしくて圧倒されました。本当に目が見えず耳が聞こえないかのような演技です。
そして、サリヴァン先生が食事のしつけを始めてからがさらにすごくて、『ヘレンVSサリヴァン』と題したくなるような壮絶なバトルを繰り広げてくれます(笑)
スプーンを握らせてはヘレンがそれを投げ捨て、すかさず次のスプーンを握らせ…のエンドレスのくだりは、ふたりとも髪を振り乱して本気で闘ってるよう。
激しい演技のぶつかり合いに、もはや『このふたりすげー』としか思えなくて、演技を演技として捉えてしまうのはある意味物語に入り込めてないような気もするけど、それでも目が離せないんですよね。”演技合戦”と”ヘレンとサリヴァンの根競べ”がいい具合に重なって、本気度が伝わってきてるんだと思います。

試行錯誤しながら少しづつ指文字を教えていくくだりもよかった。それが物の名前だということも、自身が求めていたものだということもわからず、ゲームとして覚えていくヘレンと、言葉が彼女に光を与えると信じて根気良く教え続けるサリヴァン先生。
一方両親は、不安や寂しさ、哀れみなどを抑え込みながら、じっと約束の日を待ちます。今まで色んな人に匙を投げられて、もうヘレンが自分たちと同じ人間だとは考えないように…とさえ思い始めていた彼ら(主に父と兄だけど)が、一縷の望みをかけて待っているからこそ、サリヴァン先生の努力を応援したくなります。
ヘレンの兄の心変わりの描写はあっさりしていたものの(弟と同じ名前だったくらいだし、原作ではもっと出番が多そうなのに)、突然やってきた”その時”の描写も感動的でした。
特別なきっかけがあったとかじゃなくて、本当にふいに目の前が開ける感じ。どうして今までわからなかったんだろうと頭の中がクリアになっていくような感覚って、誰でも一度は味わったことありますよね。
その感動に打ち震える瞬間を、パティ・デュークが見事に演じてくれました。
…彼女の演技が突出しすぎて他の人が霞んで見えるくらいでしたが(汗)

しかし、この作品で描いているのはヘレンが言葉を理解するまでなんですね。原題の意味は「奇跡をおこす人」=サリヴァン先生のことだから、ここまで十分ともいえるけど…。ヘレンが社会福祉に身を捧げていく後編とかあれば喜んで観たのに!

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岩合光昭の世界ネコ歩き「プラハ」

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Tag:にゃんこ

岩合光昭の世界ネコ歩き「プラハ」1
今回はチェコのプラハでした。
久しぶりに可愛い子猫を堪能した気分。やっぱり子猫がいる風景って和みます。
可哀想な野良猫を増やさないためには去勢なども必要とは思うけど、猫の家族がいない町の風景って、なんだか近未来の行き過ぎた管理社会を連想してしまって少し怖いんですよね。
やはり人間は、自然のままの姿に心安らぐということかなぁ。

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