2015年11月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

一言映画感想(11/24~11/28)

 | まとめ感想  Comment(16) 

題名のない音楽会で「ゲーム音楽史の音楽会」をやってたから見た。ラストのゼルダはよかったな~。でも、FFのリコーダーはその道のプロの方じゃないと音が…。
とりあえず、馴染みの曲すぎるとアレンジを受け付けなくなるのがわかった。チープでもピコピコ音がいい(笑)

11/28 名探偵ポワロ6「砂に書かれた三角形」
今回は登場人物少ないし、事件自体は添え物なのかな。というか、ロードス島の美しい風景を汚す、一点のシミみたいな…。あと、劇中に流れるテーマ曲がトルコの弦楽器(ギターウードかな?)で演奏されてて良い感じ♪
11/27「ダイナマイトどんどん」
途中までは面白かったんだけど、マジで殴りこみに行ったところで切り替えができず無理だった。試合中にデッドボール狙うのも笑えないし…。上手くしゃべれない親分さんや、田中邦衛のキャラ、「ダイナマーイ!」「どん!どん!」の掛け声、監督の「ばっかも~ん!」などは良かったんだけどね~。
11/25「ブラザーサンタ」
どうもサンタクロースを題材にした作品って、人間の負の部分を見せて、それから色々あってクリスマスにはみんな優しい人間に、という流れが多い気がする。夢を忘れた人たち向け?個人的には、クリスマスに夢を見たことがないからこそ、夢いっぱいの作品を見たいんですけど…。とりあえず、この作品は終盤がご都合主義すぎる。
11/25「ドロップゾーン」
雑なところもあるB級アクション映画だけど、スカイダイビング中のトラブルで仲間を必死に助けるシーンや、助けに飛んだ仲間を信じてパラシュートなしで空中に飛び出すシーンなど、グッと来る描写もあったので楽しめた。敵も味方もスカイダイバーなので、最初から最後までスカイダイビングが堪能できます。でも、冒頭で飛行機に載せられたにゃんこたちがどうなったのかが気がかり…。
11/24「野火(1959)」
船越英二の、空腹と疲労で何も考えられないというような表情が素晴らしい。一番人間らしい表情をしてたのが、ラストの銃を向けるシーン。二人の間に存在する境界が印象に残ります。また、兵士たちがノロノロ歩く姿にロメロの「ゾンビ」を連想して(ここで感覚が麻痺 笑)、両者の意外な共通点は面白いと思いました。「オレが死んだら腕の肉食べていいよー」と言われて怖くなって逃げ出す主人公や、使える靴に履き替えて自分の靴を棄てるのを繰り返すくだりもクスリと笑えたり。何気にユーモアのある見やすい作品かも。

第65回ブログDEロードショー「ジョー・ブラックをよろしく」

 | ブログDEロードショー  Comment(16) 

開催:2015年12月4日~6日
原題:MEET JOE BLACK
製作:1998年アメリカ
監督:マーティン・ブレスト
ジョー・ブラックをよろしく
地上に降り立った死神が人間の女性と恋に落ちるロマンティック・ファンタジーです。
匿名の方からリクエスト頂きました。

企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

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映画「月のひつじ」観ました

 | 伝記/自伝/実話  Comment(4) 
Tag:オーストラリア

月のひつじ
原題:THE DISH
製作:オーストラリア’00
監督:ロブ・シッチ
ジャンル:★ドラマ/コメディ/実話

【あらすじ】1969年7月、最初の月面着陸へ向けてアポロ11号が宇宙へ飛び立った。月面歩行の瞬間を世界中に生中継するため準備を進めていたNASAだったが、スケジュールが遅れたために予定変更となる。その結果、オーストラリアの片田舎パークスの、巨大なパラボラアンテナ・通称「ディッシュ」がその大役を担うこととなり…。

かなり前に一度観て、ずっと記憶に残っていた作品を再見してみました。
やっぱりいいですね~。コミカルでほのぼのしてて、でもみんな同じように熱い想いを持っている。月面歩行の中継が行われた当時のことを知っている人なら、感動すること間違いなしです。
そうでなくても、冒頭から”宇宙を目指してきた人類の軌跡”を実際の映像と共に紹介していて、打ち上げシーンなどを見てると、それだけでテンション上がってきました。
しかも原題にもある巨大パラボラアンテナ「ディッシュ」も美しく、老人がそれを感慨深げに見上げるシーンから魅入ってしまいます。これを見たらアンテナ萌えに目覚めるかも?(笑)
イラストは劇中何度も登場するディッシュの姿。朝昼晩と時間帯が違って、それぞれ違った美しさがありました。

また、原題の「ディッシュ」とは程遠い「月のひつじ」という邦題は、人口よりひつじの数が多いパークスの町で、月面着陸の中継を行ったことを指しています。微妙にピントがズレた邦題なんだけども、私の中では月とオーストラリアと「ディッシュ」がピッタリ繋がって記憶に残っていたから、案外良いタイトルということでしょう。
この邦題を目にすれば、あの大きなお皿の上で、オーストラリアの草原を眺めたり、夜空を見上げて宇宙に想いを馳せるシーンが目に浮かびます。
所長が亡き妻の夢を語っていたシーンもこの場所でした。名シーンです!

そして、どことなく可愛らしく描かれた登場人物たちが魅力的なんですよね。
偉人か夢想家か、どちらに転んでも町に名前が残るとそわそわハラハラしている町長と、いつもラブラブな奥さん、反抗期まっさかりの娘と、家族の誰よりも宇宙に詳しい息子。この一家にはホント和みました。
もちろんパークス天文台で頑張る所員も個性的で、「ジュラシック・パーク」のサム・ニール演じる責任感の強い所長クリフ、奥手な電子機器担当グレン、NASA職員に対抗意識を燃やすアンテナ操作担当ミッチ、そして宇宙に想いを馳せるNASA職員のアルも、みんな宇宙を夢見ています。

ミッチはやや性格に難があるものの、やる時はやる男。真剣な表情でアンテナを操作する姿がカッコいい!
すれ違うこともありながら、最後にはみんな気持ちを一つにして、人類の夢を支える一員として中継に全力を尽くす姿に痺れました。
その中継を今か今かとテレビの前で待ち構え、始まってからは目を皿のようにして映像を見つめる世界の人々の姿。そして、今の中継がパークスからだと聞いて歓声をあげる町の人々…。
観ているこっちも嬉しくなって泣いてしまいました。

ちなみに実話を基にしており、脚色部分は町の人たちのキャラクター設定と、勤めていた人数(実際は20人)、NASA職員との摩擦、停電事故くらいだったようだから、けっこう忠実な部類ですね。
実際のエピソードについては、こちらの「シネマの舞台裏」というブログで大変詳しく紹介されていて参考になりました。とくに、パークス天文台がアポロ13号の生還にも一役買っていたというエピソードにはグッときましたよ~。映画を観ながら、ずっと「アポロ13」のことを思い出してたので、繋がりがあって嬉しいです。

また、撮影は実際にパークス天文台で行われ、制御室の様子は当時を知る人がタイムスリップしたようだと驚くほど忠実に再現したんだとか。クリケットで遊ぶシーンなどは、実験を中断してまで撮影に協力してくれたという話もあって、パークスの人たちにとって本当にこの”ディッシュ”が誇らしいものなんだとわかります。(*例のごとく英語のwikipediaの翻訳を参考にしたので間違っている可能性あり)
観ている間、整備ミスやNASAに嘘をつくなどのエピソードは、脚色にしても彼らを馬鹿にしすぎでは?(アメリカ製作かと…)とチラッと思っていたので、本人たちが納得して忠実さよりも楽しめることを優先したのだとわかり、ますますこの作品が好きになりました。
心温まる良作です。

一言映画感想(11/14~11/23)

 | まとめ感想  Comment(4) 

サツマイモの花
21日に、本州では珍しいというサツマイモの花が一つだけ咲いてました。あったかい日がちょっと続いてたからかな。

11/23「キャピタリズム マネーは踊る」
資本主義は怖いね。社員に生命保険をかける(受取人は会社)とか、少年院の民営化で”安い労働力”を常にキープするため癒着や冤罪、不当な刑期延長が蔓延したり…。あんまり搾取しすぎると社会が崩壊して、お金もただの紙切れになっちゃうのに。民主主義をモットーに経営して成功した企業があると紹介していたので、そういうやり方をもっと研究して、子供の頃から教育した方がいいかも。
11/22 名探偵ポワロ「4階の部屋」
風邪引いてるのに劇場行っちゃダメでしょ(笑)でも、おかげで階下の事件が解決し、風邪もすっかりよくなる。ヘイスは可哀想なことになってたけどね。トリックは面白かったものの、ヒロインがもう少し魅力的じゃないと…。劇の脚本に対してポワロさんが言っていたことは、アガサの本音かも。
11/16「ライジング・ドラゴン」
アクションシーンは昔ながらのものから新しいものまで、ジャッキーらしいコミカルで痛快なシーンがちょくちょくあって楽しいんだけども、作品全体でみるとB級感はいなめない。スケールを大きくしようとして安っぽくなってしまったような。でも、ローラーブレード・スーツによるカーチェイスはファンなら必見。
11/16「くまのプーさん(2011)」
プーがはちみつを求める姿はジャンキーみたいだったし、イーヨーとピグレットはいつも被害を受ける側で可哀想…。一番良かったのは、最後に実写でぬいぐるみたちがアニメのシーンを再現してるというか、クリストファーロビンが実際にプーたちで遊んでいたのがわかる描写。すごく可愛いし、アニメで引っかかった部分も微笑ましく思えた。
11/14 名探偵ポワロ「24羽の黒つぐみ」
犯人はすぐわかるけど、ポワロさんが気になったことを調べ始めて殺人事件に繋がるところが面白い。ポワロさんは歯医者と友達とか、ヘイスティングスはクリケットに夢中、ジャップ警部は科学捜査に脅威を感じていたりと、事件以外のエピソードも面白かった。タイトルはポワロさんが連想したマザーグースの歌から。

映画「誰でもない女」観た

 | サスペンス  Comment(0) 
Tag:ドイツ ノルウェー

誰でもない女
原題:ZWEI LEBEN(TWO LIVES)
製作:ドイツ/ノルウェー’2012
監督:ゲオルク・マース
原作:ハンネロール・ヒッペ
ジャンル:サスペンス/ドラマ

【あらすじ】ノルウェーで母や夫、子供たちと幸せに暮らしていたカトリーネ。だが、1990年のベルリンの壁崩壊後、彼女の元にスヴェンという弁護士が訪ねてくる。戦後にドイツ兵の子を出産した女性への迫害について、ノルウェー政府を訴えるため彼女の母親に証人になってほしいと言うのだが…。

第二次世界大戦時に行われたレーベンスボルン計画を下敷きにしたストーリーには色々と考えさせられました。
ナチスに関する作品はたくさん見てるのに、まだまだ知らないことばかりです。
かつてドイツでは、人口増加と民族浄化のため、より純粋なアーリア人とされるノルウェー人女性との間に子供を作るよう推奨されてたんですね。レーベンスボルン(生命の泉)計画というもので、ドイツ国内やノルウェーにたくさんの母子保護施設が開設されたそうです。(他にも、占領地でアーリア人的特徴のある子供の誘拐も行われた)
でも、ドイツ兵の子供を産んだノルウェー人女性たちは、ドイツに子供を奪われ、終戦後はノルウェー政府によって「対敵協力者」として強制収容所に入れられてしまう…。

物語は、ノルウェー政府に損害賠償を求めるため、主人公の母親の証言が必要だという弁護士の出現で動き出します。
主人公の不可解な行動と頻繁に入る過去回想から、少しづつ浮かび上がってくる哀しい真実…。やがて判明する悲劇と、母親の受けた衝撃に涙せずにはいられません。
家族の心がバラバラになりつつも、今まで感じたものは本物だったと信じようとしていたのが救いでした。ママと呼べたこと、窓越しに見つめる母親の表情を観て、これは母と娘の映画なのだとわかります。
…主人公が、孫を乗せた乳母車を店の前に置いて離れるシーンがなければ、もっと確信持てたけど!

回想の入れ方がやや煩雑な印象だったし、ラストはハッキリと映像で描かない方が余韻に浸れたと思うものの(尾行の車のシーンだけで十分)、地味ながら観てよかったと思える作品でした。
原題は「ふたつの人生」。誰でもないということはないので、邦題は微妙です。
ちなみに、イラストは主人公が待ち合わせに使った公園なんだけど、大きな十字架が印象的でした。レーベンスボルンと何か関係ある慰霊碑か何かかもと思って調べるもわからず。ドイツのどこだったっけなぁ…。

映画「ハタリ!」観た

ハタリ!
原題:HATARI!
製作:アメリカ’62
監督:ハワード・ホークス
ジャンル:アドベンチャー/ロマコメ

【あらすじ】猛獣の生け捕りを取材するため、女性カメラマン・ダラスがアフリカにやってきた。ハンターたちを束ねるリーダー・ショーンは過去の恋の痛手から女性を遠ざけていたが、我が道をゆくダラスには通用しない。ペースを乱されながらも、ショーンはやがて彼女に惹かれていき…。

スリルを楽しむためにやってるハンターってあんまり好きじゃないんですが、この作品は大迫力の生け捕りシーンと、登場人物の描き方やコミカルな作風のおかげで楽しく観ることができました。
ロマコメというには恋愛の描き方が大雑把なものの、我が物顔で他人のベッドに寝ているというヒロイン登場シーンや、恋愛に臆病になっている男を振り向かせるため、「どんなキスがすき?」と色んなキスを実演してみせる小悪魔ヒロイン・ダラスが魅力的に描かれてます。
彼女が親を亡くした小象を助けたら、次々小象が現れて「象のお母さん」とマサイ族に呼ばれるようになってしまうくだりは大笑いでした。豹のソーニャも子猫のように懐いてしまうし、動物に好かれるヒロインなんですよね。

そんな彼女の恋愛相談に乗ったり、乗ってもらったりするポケッツも個性的なキャラで、こんな仕事をしているのに動物が大の苦手というのが面白い。自分もみんなの役に立とうと発明品で猿を大量捕獲する展開はマンガみたいなノリ。肝心な時に目を閉じていて、自分の発明品が大活躍したところを見逃してしまうのも彼らしい。
チップスとカートとの友情もいいですね。恋に破れた者同士、仲良くなって。出会いからして印象的で、怪我した仲間の代わりに雇ってほしいと現れたチップスとケンカになって、でも仲間に輸血できるのがその場に彼しかいなかったというもの。
基本的に登場人物の描き分けや印象づけが上手なので、顔を覚えるのが苦手な私でも最初からストレスなく観られたのが一番好感でした(笑)

ただ、事故の怪我人より柵から落ちた”ダーリン”を心配するブランディちゃんの描かれ方や、ヒロインが終盤、情緒不安定な無責任女になっていたのは残念。あと30分短くしてスッキリ終わってれば最高だったんだけどなぁ…。
ちなみに、タイトルの「ハタリ!」はスワヒリ語で「危ない!」という意味。ホント、コミカルなノリに騙されるけれど、危ないことばっかりやってました。

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映画「ワルキューレ」観ました

 | 戦争  Comment(8) 
Tag:ドイツ

ワルキューレ
原題:VALKYRIE
製作:アメリカ、ドイツ’08
監督:ブライアン・シンガー
ジャンル:★サスペンス/ドラマ

【あらすじ】第二次大戦下、劣勢のドイツ。アフリカ戦線から奇跡の生還を果たしたシュタウフェンベルク大佐は、軍内部のレジスタンスメンバーたちから作戦を聞くが、成功の見込みがないと協力を辞退する。だが、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」を耳にし、“ワルキューレ作戦”を利用することを思いつき…。

戦争ものだと顔が見分けられなくてついていけなくなることが多い私ですが、今回は大丈夫でした。うん、わかりやすいって素晴らしい!
ビル・ナイは言われないと気付かないくせに(私好みのおじいちゃんだなとは思ってた)、トム・クルーズはいつも一目でわかるんですよね。たぶん、若い頃から年を重ねていくのを見てるからだと思う。顔も特徴的だし。
で、トムの眼帯&軍服姿が意外とカッコよかったです。片目と指と手を失って、それでも自分にしか出来ないことに命を賭ける姿に痺れました。

家族の描写も、さらっと描かれているのに印象に残ります。とくに子供たちが無邪気に劇を始めるところ。
可愛い娘の顔をじっと見つめ、家族を危険に晒していいのかと思う一方で、この子たちが将来ドイツ人であることを恥じるような、ドイツ人であるために後ろ指指されるようなことがあっていいのかと、葛藤しているのが伝わってきて。
その後、息子がかけたレコードの「ワルキューレ」を聞いて、ハッと作戦をひらめくシーンも、画的に静かながらグッときます。

彼らが動き出してからもグイグイ引き込まれましたね~。一人の人間が怖気づいたり失敗したりすれば全てが台無しになってしまう…。その上、不測の事態が起こるのは当たり前で、それを機転と度胸で乗り切っていくスリルがたまらないです。”ヒトラーが生きているかどうか”という情報だけで状況が一気に変わってしまうのも面白かったし。
ただ、あの爆弾の説明を聞いていたら、会議の場所が変わった時点で威力が半減するのはわかってたと思うんだけどなぁ。最後のチャンスだったんでしたっけ?

処刑のシーンも印象的でした。ドイツ人はヒトラーだけではないという想いは伝わると、顔を上げて死んでいく姿や、主人公を庇って死んだ中尉…。シュタウフェンベルクの目を見て力強く頷く様子は「後悔はしていない」と言っているよう。
トムはドイツ人には見えなかったけれど、ぜんぜん気にならなかったです。
最後に彼の家族は無事だったとあって、心からホッとしました。

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一言映画感想(11/9~11/12)

 | まとめ感想  Comment(8) 

カレールーの量が減って、いつも通りに作ると薄味になってしまうので、いっそのことカレー粉からつくってみようと2回ほど作ってみた。美味しかったけど、安定して美味しく作れるかな…。とりあえず、一缶使い切って、続けられそうならカレー粉をキロ買いしてみよう!

11/12「海峡(1982)」
邦画で2時間越えだと集中力が…。吉永小百合や三浦友和のエピソードはいらなかった気がする。しかし、大規模なトンネル堀りで一人の犠牲者も出さなかったことって歴史上あるんだろうか?トンネル開通した時の風の音は、まるで犠牲者の魂がやっと解放されたみたいで印象的だった。
11/10「アジャストメント」
お、この流れでSFか!?とワクワクしてたらぜんぜん違ってガッカリした。こういう題材は、ティーン向けのコミカルな作風の方が楽しい気がする。運命に翻弄されたデヴィッドの家族とエイドリアン君が可哀想…。
11/10「雪之丞変化 総集編(1935)」
台詞がほとんど聞き取れなかったが、ナレーションや編集が上手いので総集編でも意外とわかる。若かりし長谷川一夫の女形は顎が割れてるのに妖しい魅力があった。二重露光で撮ったらしい雪之丞と闇太郎の対話シーンは必見。ただ、サブヒロインが最後まで悪役として終わったのは意外だった。他の作品では恋する女として退場してた気がするし。
11/10「王妃マルゴ」
なんかよくわからないと思ったらまたTVカット版か…。フルバージョンでも最初の方はついていけなかったと思うけど。血みどろ殺戮宗教革命と、王家のドロドロ近親相姦愛憎劇で混沌とした作品。でも、マルゴ役の女優さんは39歳とは思えぬ美しさだった。とくにラスト、愛人の首を抱えて涙するところ。首を取っておくなら、防腐処理より頭骸骨だけにした方が美しいし清潔だと思うなぁ…。
11/9「黄色いからす」
五所監督初のカラー作品で、少年が黄色と黒の絵しか描かなくなった理由は?…というお話。誰も悪くないし努力してるのにすれ違ってゆくのを”戦争の傷”として描いているんだろうけど、すれ違いのきっかけが、9歳の息子に乳幼児を任せて家を空けた母親のせいにしか見えず、う~ん?という感じ。昔は普通のことだったのかな。でも、身につまされるところもあったし、最後は感動した。

一言映画感想(11/3~11/8)

 | まとめ感想  Comment(9) 

朝顔
先月から咲きまくっている西洋朝顔。夜中も元気に咲いてます。
「グリーン・レクイエム」を再読したかったけど一向に見つからない…。疲れたから、出てくるまで気長に待とうかな。

11/8「セント・エルモス・ファイアー」
隠す気がなさすぎる浮気男ビリーのおかげで、途中まで「ビリー何人いるんだよ」と思ってた(笑)セントエルモの火のエピソードは良かったけど、これだけ問題児が揃った7人組が何年も崩壊せずに友達でいられたというのが想像できない。それに「真剣に君を愛してる」「ケヴィン♥(そんなに私を想ってくれてたなんて可愛い人。大好き、抱いて!)」→後日「愛とセックスは別よ」って、あんたの元婚約者より酷いわ。
11/7名探偵ポワロ「ジョニー・ウェイバリー誘拐事件」
ほろ酔い気分でヘイスティングスと歌うポワロさんという珍しい光景が見られる。でも、大失態を見せた後に、息子を誘拐された母親の前であの態度は…。今回は犯人を見逃してあげてたけど、彼は上手くやっていけるのかなぁ。息子はこの日のことをいつか思い出したりするんだろうか。
11/7「カサンドラ・クロス」
また93分番組で観てしまった。見覚えのあるシーンもけっこうあったけど、ラストはかなりの人数が死んでてビックリ。主人公たちが助かったことも素直に喜べないよ…。ところどころ台詞が聞き取れなかったのもあって、白服と撃ち合いになる展開もついていけなかったし。いつか字幕でフルバージョンを観たい。
11/6「天のしずく 辰巳芳子 “いのちのスープ”」
最初の方で”味のないごはん”とか言ってた時点で相容れない。おにぎりの具なんて、ごはんの引き立て役にしかすぎねぇだろ!!!ごはんが主役なんだよ、ふざけてんのかっ!?(#゚Д゚)ゴルァ!! …あと、指輪したまま喋りながら料理とか『ばっちい』と思ってしまう人間なので、彼女の料理を食べたいと思えなかった。彼女のバイタリティは賞賛に値するけど、上から目線の押し付けがましさはマイナス。
11/3「フード・インク」
説明不足な部分もある気がしたけど、安い物につられてばかりじゃいかんなと反省。アメリカは怖い。日本もこんな風になったらいやだなあ…。

映画「青春群像」観ました

 | 青春  Comment(8) 
Tag:イタリア フランス

青春群像
原題:I VITELLONI
製作:イタリア・フランス’53
監督:フェデリコ・フェリーニ
ジャンル:★青春/ドラマ

【あらすじ】アドリア海沿岸のとある町。美人コンテストで優勝したサンドラは、突然の不調で遊び人ファウストの子を身篭ったと確信した。彼の厳格な父親のおかげで、めでたくふたりは結婚。だが、間もなくファウストの浮気の虫が騒ぎ出す。それを心配そうに見守るサンドラの兄モラルドだったが…。

邦題どおりの内容で、話の中心にもなってるファウストはクズ野郎なんだけども、なんだか目が離せなかったし最後はホロリときました。
色々と印象に残るシーンもあって、とくに故郷を去るモラルドの目に浮かぶ、友人たちの眠るベッドが次々と過ぎ去っていく光景は良かったです。どうしようもないところもあるけど、やっぱり自分を形作ったものはすべてここにあるんだ…という感じで。
あとは、天使像を預けられた浮浪者?が、それを海岸に立ててにっこり微笑むシーンとか、モラルドが駅で働く少年と語らうとこ、レオポルドが老俳優にからかわれたり、労働者を馬鹿にして追いかけられるくだりなども印象に残ってます。赤ちゃんも可愛かったし。

それに、浮気症のファウストの心理が意外とわかりやすく描かれてて、浮気してしまう理由ってこういうことなのか~と納得できました(誰もが彼と同じ理由とは限らないし、納得できたからといって許せるわけじゃないけど)
とりあえず彼の場合は、結婚してから家庭のことでも仕事のことでも惨めで満たされない状態にあって、代わりに別の何かで満たそうとした時、彼にとって一番手っ取り早いのが浮気だったということなんでしょうね。女好きというだけじゃなく、女性に評価されることで満足できる、みたいな。
失敗を盗みや嘘で取り繕うとするのも、彼にとって他人の評価が大きく、評価してもらえるなら中身がともなってなくても構わないという事だと思うし、中身がともなってないから自信が持てず、他人の評価を気にしてしまうという負のスパイラルはわからないでもないです。
後半はしみじみ「こいつクズだなぁ」と思いつつ、彼を突き放せないモラルドの気持ちもわかる気がしました。

浮気癖はそう簡単には治りそうもないけど、「次は私がぶん殴る」と宣言したサンドラと「それでいいんだ」と嬉しそうに笑うファウストを見たら、そんな心配は必要ないようで(笑)
ふたりとも社交的だし、小さな民宿でも始めればいいんじゃないでしょうか。美人のお客に見惚れるファウストに、3倍くらい横に大きくなったサンドラが「何よそ見してるのよ!」バシーン!!みたいな未来を想像したら楽しかったです♪
ちなみに、原題は”雄牛、乳離れしない仔牛”のことで「のらくら青年」を表すリミニ(フェリーニの故郷)の方言なんだとか。

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岩合光昭の世界ネコ歩き「ルーマニア」

 | TV番組  Comment(3) 
Tag:にゃんこ

岩合光昭の世界ネコ歩き「ルーマニア」1
今回はドラキュラ発祥の地ルーマニアのにゃんこたち。
なんとなく薄暗い街を想像してたら、お日様ぽかぽか、自然豊か、可愛い街並で住んでみたくなるような場所でした。

女の子に抱きかかえられてるにゃんこ。ここから見るとわからないけど結構嫌がってます(汗)
子供は無遠慮だからね~。

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一言映画感想(10/29~11/1)

 | まとめ感想  Comment(3) 

なんか先ほどから急に具合が悪くなってきたので、ミステリー企画に参加してくれた方の記事にお邪魔するのは後日にさせていただきますね~。みなさまも風邪等、お気をつけ下さい。

11/1 名探偵ポワロ 第2話「ミューズ街の殺人」
ポワロさんがあそこまでヒントを出してるのに気付かないジャップ刑事にちょっと不安になった(汗)聞き込みで話していた少年の方が利発そうだったんですが…。あと、ポワロさんの記事をいつも読んでいるというおばさまに、とても嬉しそうなポワロさんが可愛い。しかし、やるせない事件だったなぁ。
10/31「キリング・ショット」
ミステリー企画で観たかったのが借りられなくてGyaoで探してみた。12月29日まで。酷評が多いけど、それなりに楽しかったです。監督はタランティーノの「パルプ・フィクション」や「レザボア・ドッグス」が大好きなんでしょうね~。それが伝わってきたし、事件自体はたいしたものではないのに最後までどうなるのか気になりました。ただ、テスがなんであんなにメルを妄信してたのかはよくわからず、三つ巴のくだりはちょっと長く感じたかな。フォレスト・ウィテカーの役柄が意外性あったので緊張感はあったけど。
10/30「ブラック・ライダー(1971)」
自由を得たはずの黒人が執拗に追ってくる白人一味と戦う異色西部劇。シドニー・ポワチエ主演で監督なんだけども、途中からただの犯罪者になってて「え~!?」となった。銀行強盗がカッコいいとでも思ったのだろうか。これしか手がないという状況でもなかったと思うんだけど…。せっかくニセ牧師が良い味出してたのに、主人公がブレちゃって台無しだった。
10/28 クローズアップ現代「映画監督・岡本喜八のメッセージ」
岡本監督の字が可愛かったのが一番印象に残ったり(笑)彼がコミカルな戦争映画を撮ったのは、別世界の話じゃないと思わせたかったのかな。仲間とふざけあったり、酒盛りしたり、青春したり、君らと変わらない若者たちが戦場で死んでいったと、若い世代に伝えたかったんだね。
10/29「宇宙兄弟」
アニメや原作を知ってると、ほぼダイジェスト。限られた時間で描くには兄弟のエピソードに絞る必要があるのはわかるけど、最終試験のメンバーの交流や葛藤をもっと描いてほしかった。みんなの「なんとしても宇宙飛行士に」という気持ちが伝わってこないと、ムッタの「宇宙の話をしよう」の話が生きてこない。これが初見の人なら楽しめるかも。