2015年01月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

一言映画感想(1/17〜1/31)

 | まとめ感想  Comment(15) 

1月に入ってから、邦画と吹き替えばっかりでキレそう…。字幕の映画で耳を休めたいです。

1/30「大菩薩峠 完結篇(1961)」
龍之介が行く先々で美人に助けてもらうのにイラッとしてきた(笑)浜と豊まではまだしも、一人三役もくどいよね。この龍之介は剣の魔力に魅入られているというより、ヒステリーで殺人衝動が抑えられなくなってるだけ。ただの情緒不安定なヒモのおっさんに見えた。.
1/29「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」
ダニエル・ラドクリフ主演ってことで見てみたけど、古典的な怖がらせ方は地味に怖くてよかったものの、悪霊の設定が悪趣味で好きになれない。子供殺しすぎ!
1/29「もうひとつのニュー・シネマ・パラダイス~トルナトーレ監督のシチリア~」
以前リクエストした気がする完全版じゃない方の「ニュー・シネマ・パラダイス」のオンエアが嬉しかったので、こっちも観た。色んなエピソードの元ネタや、舞台となった場所と映画の比較、トトの成長した姿など、作品を観た事がある人なら楽しめる内容。映画も観るぞー♪
1/28「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
二作目を先に観たんですが、こちらの方が断然いいですね。悪い人が一人も出てこないのが気になるけども、家族や夢破れた若者との交流が丁寧に描かれているし、何より一畑電車が走る風景に心癒される。ただ、観たタイミングが良くなかったのと、俳優さんがあまり好きじゃなかった。
1/27「トリック劇場版 ラストステージ」
やっと完結編か!中身はいつものパターン通りで微妙だったけど、やっと終わったという感慨が…。せめて劇場版2回目くらいで完結してれば感動できたのになぁ。いちおう冒頭のドッキリが伏線になっていて、ラストどう助かったのかはわかるけど、それより1年何してたかの方が気になる(笑)
1/24「ルパン三世 隠された空中都市」
ファンタジーアニメ企画もあって、たまには観ようかと思ったけど、赤ん坊がいる部屋でタバコを吸ってる時点でアウト。風向きとか関係ない。
1/22「LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語」
リドリーとトニーが製作総指揮のドキュメンタリー。youtubeに投稿されたある一日の日常風景を編集したもの。意外と自然な流れで、初めての髭剃りで傷だらけになる少年とか、妻?の帝王切開を撮影していて失神する人とか面白い。テーマはずばり”生きる”って感じ。貧しい家庭でも、小さなノートPCさえあればwikipediaで勉強できる時代なのね。
1/22「大菩薩峠 竜神の巻」
引っ張るね~、毎回いいところで切るのがやたら上手いです(笑)そして浜と豊の二役を見事演じ分けた中村玉緒さんが素晴らしい。雷蔵演じる龍之介は周りの影響をもろに受けるタイプのようで、横にいるのが浜と豊では雰囲気ががらりと変わる。真の主役は玉緒さんかも…。
1/19「だから荒野(2)」
う~ん、2話目にして飽きた…。息子のつぶやき、そんな簡単に見つかるかね?あの夫が改心するところが見たいだけなんだけど8話は我慢できない。
1/17「大菩薩峠(1960)」
内田吐夢版の龍之介に比べると狂気が全く感じられず、女のうなじに弱いただのおっさんという感じでした(笑)でも、中村玉緒が好演していて、代わりに狂気じみた雰囲気出してます。さて、これからどうなるというところで終わるのがニクイ!

Windows10 TP版ビルド9926 日本語版を入れてみた

 | PC関係  Comment(2) 

win10ビルド9926
注意:うちのvistaノートでは、windows update経由で新ビルド「10041」にアップグレードできませんでした(2015/3/27)。iso配布はあるものの、こんなのばかりじゃ製品版にアップグレードなんて現実的じゃないかも。結局「EasyBCD」というフリーソフトを使ってから削除しました。

関連サイト
マルチブートはEasyBCDで簡単編集 [Windows]
XP+7もVista+7も可能なデュアルブートと削除の方法


ついに日本語キター!と思って、喜び勇んでアップデートしようと思ったら、vista機がサポート対象外でwindows updateみたいには行きませんでした。
そこで、iso落としてUNetbootinでクリーンインストールする事にしたところ、またしてもブートメニュー画面でカウント無限ループに…。
前回、最新版のUNetbootinにしたらできたと思ったのは勘違いで、USBをフォーマットする時にFAT32にしてたせいでした。NTFS形式ならちゃんとできます。
前回上手くいったのは、MS謹製ソフトでインストールUSBを作った後だったので、すでにNTFS形式になってたんだと思います。

そんな感じでしょっぱなから躓きつつも無事インストール終了。ブートメニュー画面が表示されない不具合もかなり改善され、5回に4回はできなかったのが、5回に1回くらいに!(笑)
そして、よく使う部分はほぼ日本語化されていたので、コントロールパネルに代わる新しい「PC設定」とやらをじっくり見てみました。まだ移行中なのか、設定内容が少ないような…。
よく使う設定をわかりやすいところに置いて、あまりMSさん的に触って欲しくない設定は奥深くに隠すとかだったら嫌だなぁ。
とりあえず、まったく使う気のないスナップ機能や音声アシスタント「コルタナ」が無効化できるのは良かった。検索ボックスやタスクビューボタンも非表示にできるし。
ただ、システムアイコンをまた変更するつもりらしく、今の所ダサくて見づらいペラアイコンになってます(汗)

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ファンタジーアニメ企画 今敏作品「パプリカ/千年女優」再見

 | ファンタジー  Comment(6) 
Tag:日本

『パプリカ』(日’06 今敏監督、筒井康隆原作)

「パーフェクトブルー」でこの監督の描く”醜さ”に耐性ができたおかげか、なかなか楽しめました。初見はテープが悪かったのもあって寝ちゃったもんなー。
夢を共有できる機械が盗まれて悪用されたのを何とかしようとする話と、セラピーを受ける刑事が過去と向き合う話が同時進行するんですが、監督お得意の現実妄想が入り乱れる映像の奔流が楽しいんですよね。普段使ってない部分の脳を刺激されてる感じ(笑)
刑事さんのパートも、映画への愛とノスタルジーが伝わってきて良かったです。というか、このエピソードがないと中身スッカスカかも…。
でも実は一番好きなのが主題歌「白虎野の娘(←youtubeへ)」で、これを聴くとパプリカみたいに夢の世界を駆け回りたくなります。

『千年女優:CHIYOKO MILLENNIAL ACTRESS』 (日’01 今敏監督)

ネタバレ注意!
今監督にしてはクリーンで一般向けの作品。
大好きな女優・千代子のドキュメンタリーを撮りにきた立花たちが、彼女の昔語りに引き込まれていくのを回想シーンに入り込んでしまう事で表現するのが面白いですね。終いにはヒートアップして、彼女の映画を何度も何度も観て台詞も覚えている立花が、彼女を助ける役になりきって妄想の中で共演!
これは憧れの俳優さんがいる人ならドキドキするんじゃないだろうか。
千代子が大切な人を追い求める情熱・経験をすべて演技に活かしているというのも伝わってきて、ぐいぐい引き込まれます…が、40分くらいのところで飽きました(汗)
彼女が彼を追いかけて、立花がそんな彼女の後を追うパターンの繰り返しなので、少しくどいかも。
でも、最後の最後の台詞には痺れました。さすが女優!という気持ちと、その裏にある深い想いに涙…。
相手が目の前にいない場合、そのいない相手を追い求める自分を好きだと言える(全肯定する)のは、相手を愛しているのと同義だと思います。もう会えないと心の奥底では気付いていて、それでもその想いは無駄じゃない、否定しないし風化もさせない。彼のおかげで女優になれたんだから、彼からもらったものをすべて自分の血や肉にして、一緒に生き続けたい…という事だと思いました。
老婆の姿で描かれる”不安”に押しつぶされなかったのも、長年引き立て役だった女優に「あなたはいつまでも若いまま」と言わしめたのも、自分を好きになることで彼への想いを保ち続けたからでしょう。
「もう彼の顔も思い出せない…!」と泣き崩れたのも、彼女の本当の姿だったと思います。

ファンタジーアニメ企画でディズニー映画二本立て

『ミッキーのクリスマスキャロル:Mickey's Christmas Carol』

(米’83、バーニー・マティンソン監督、チャールズ・ディケンズ原作)
この冬3本目のクリスマスキャロルです。
スクルージおじさんってクリスマスキャロルのスクルージが元になってたんですね。考えてみればそのまんまだ(笑)
25分の短編なので「アメリカン クリスマス・キャロル(1979)」を観た後ではダイジェストのように感じたけど、ディズニーキャラたちが違和感なく納まってるし、大事なところは抑えているし、何より活き活きとした映像表現がさすがで見ていて飽きない。
とくに最初は影として現れるマーレイの亡霊が良かったです。
しかし、ドナルドは大好きなんだけど、リスペクトだかなんだか知らんがあの台詞が聞き取れない声をいいかげんやめてほしい…。

『ピーター・パン2/ネバーランドの秘密:RETURN TO NEVER LAND』

(米’02、ロビン・バッド監督)
第二次世界大戦下のロンドンで暮らすウェンディの娘ジェーンがネバーランドに行く話。
ピーターに「彼女なんかに似てるな…そうだ大人だ!」と言われるほどのリアリストに育った彼女が、子供の心を取り戻すまでを描く作品のはずなんだけども、前作に比べるとネバーランドの魅力が伝わってこなくて物足りない。
また、妖精を信じない彼女のせいでティンクが死にそうになるくだりは、ピーターとティンクの絆が伝わってきてウルッとしたけども、そもそもジェーンがウェンディの話を信じなくなったのは戦争が始まってからで、直接それを言った頃には口では言ってても前よりは信じてたような…。
ピーターが一目でジェーンをウェンディとは別人と気付いたところや、最後に母親になったウェンディと再会するところは良かったですね。原作ではおばあちゃんになってからだと思ったけど、たぶん彼女との再会で少なからずショックを受けて、自分も今度こそは一緒に年を重ねたいと思ってネバーランドを後にするのかな?
そこら辺を想像すると切なかったです。

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映画「アーサー・クリスマスの大冒険」観ました

 | ファミリーアニメ  Comment(0) 

アーサー・クリスマスの大冒険
原題:ARTHUR CHRISTMAS
製作:アメリカ’2011
監督:サラ・スミス
ジャンル:★ファンタジー/アドベンチャー/ファミリー

【あらすじ】サンタクロースがソリに乗ってプレゼントを届けていたのはもう昔の話。今では最新のテクノロジーと妖精たちのサポートにより、一晩で世界中の子供たちにプレゼントを届けていた。だが、ひとりだけプレゼントを配達し忘れ、心優しいドジな末っ子アーサーは、おじいサンタと一緒にプレゼントを届けに行くが…。

楽しくて笑えて、最後にはほっこりした気持ちになれるクリスマスファミリーアニメの良作で、ファンタジーアニメ企画第一弾にピッタリの作品でした。
冒頭の、子供の素朴な疑問を書いたお手紙から掴みはOK。「一晩で世界中の子供たちにプレゼントを配ろうとしたら、サンタさんとトナカイが(摩擦で)燃えちゃうって友達が言うの。私はサンタさんを信じてるけど、どうやってプレゼントを配っているの?」という現代っ子な質問も良いんですが、それに添えられた絵が燃えるサンタっていうのが…。絵だけ見たら脅迫状だよ(笑)
そして、サンタへの手紙すべてに真摯に答えるアーサーがまたいいんですよね。サンタ一族の落ちこぼれなんだけども心から父親の仕事を尊敬していて、子供たちの気持ちが嬉しくてたまらないといった感じ。

一方、ハイテク化されたプレゼント配りも楽しくてカッコいい!
巨大宇宙船から一斉にサンタや妖精がロープで降下、誰にも気付かれないように「ミッション・イン・ポッシブル」のごとくプレゼントを配る様子はクールです。
サンタよりも妖精たちの方が優秀で、鈍った体でよたよたプレゼントを届けようとするサンタを、子供たちに見つからないように全力でサポートしてました。
アーサーとの冒険で大活躍する妖精ブライオニーがとくに良い味出してて、万能なラッピング能力を駆使して数々のピンチを乗り切ります。ラッピングってこんなに役に立つんだ…!

他にも、懐古主義のおじいサンタと合理主義な息子の対決や、サンタの地位にしがみつく父親と、そんな彼らを見守り支えながらも自分の人生を楽しむお母さん、そしておそらく子供たちに覚えていてもらう事が存在意義な妖精たちなど、登場人物それぞれキャラが立ってました。
アーサーの不気味なトナカイスリッパの使い方も良かったし(笑)
終盤、プレゼントを見つけて大はしゃぎする子供の姿を見て、感動する男4人の横顔にウルッときました。
去り際のちょっとしたアクシデントも夢があっていい感じ。
ただ、アーサー以外は妖精をぞんざいに扱っていて、そこらへんを反省して欲しかったかなぁ。そもそも、なんであんなに尊大になってしまったんだろう?
あと、3D作品だったようで今まで観た3D作品の中で一番、2Dでも差し障り無かった(つまり無駄なシーンがない)し、3Dで見たらもっと迫力あっただろうなぁというつくりでした。センスですね。
見たのは吹き替え版で、エンディング後にアーサーの声がウエンツ君だったと知ってビックリ。上手いというわけではないけど、役柄にピッタリで台詞が聞きとりにくいという事もありません。はまり役でした。

映画「マペットのクリスマス・キャロル」観ました

 | ミュージカル  Comment(0) 
Tag:チャールズ・ディケンズ
マペットのクリスマス・キャロル

原題:THE MUPPET CHRISTMAS CAROL
製作:アメリカ’92
監督:ブライアン・ヘンソン
原作:チャールズ・ディケンズ
ジャンル:ミュージカル/ファンタジー/ファミリー

19世紀のロンドン。冷酷で守銭奴な高利貸しのスクルージは町一番の嫌われ者だった。クリスマス・イブだというのに若い書記クラチットを薄給でこき使い、唯一の身内である甥にクリスマスのディナーに招待されても断ってしまう。だがその夜、かつての共同経営者マーレイ兄弟の亡霊が現れ…。

ファンタジーアニメ企画用にとっておいたんだけど、『マペットはアニメじゃねぇ!!』と気付いて昨晩あわてて観ました(笑)
子供の頃「セサミストリート」を見ていたからかもしれないけど、マペットたちと人間が一緒に暮らす様子にまったく違和感がありませんね。カエルの嫁が豚っていうのが唯一気になったけども…。
ディケンズ役のマペットが狂言回しをしていて、子供にわかりにくいところは説明したり、怖いシーンはちゃかしたり、相棒のネズミとおふざけで盛り上げたりしてくれます。それが邪魔にはなってなくて、子供はもちろん大人が見ても楽しめる作品になってました。
マペットってモコモコしてて暖かそうだし、人が操ってるので安心感があるというか、やはり人間の俳優との親和性が高いのかなと思います。
冒頭から、スクルージがクリスマスへの憎しみを露に悪役オーラを出しているんですが、画面に映るだけで心が和むマペットたちの前でこのオーラを出せるのが凄い!
マペットを憎憎しげに放り投げるところとか、マペットが人形じゃなくて命あるものに見えるんですよ。
演じているマイケル・ケインが他の映像作品のスクルージに比べてカッコよくて、若かりし頃を演じる俳優さんも爽やかイケメンさんを起用しているくらいなのに、冒頭の彼はしっかりと冷酷なスクルージでした。
もう死んでる幽霊たちもマペットが活き活きと演じていて、マーレイ兄弟が重い鎖を引きずりながら、悪びれもせず過去の悪事を歌うシーンは雰囲気出てます。…ドアノッカーがCGで不気味に変化して柔らかマペットの顔になったのは噴いたけれど(笑)
クリスマスの精霊たちは何気に容赦なくて(自業自得なんだけども)、弱ったところに手を差し伸べると見せかけて一気に突き落とす荒療治で改心も納得。
未来の精霊は結構怖くて、顔が見えない死神みたいでした。
ラストはマペットも人間も一緒に楽しく歌うハッピーエンド。散財以外に努力もしている「アメリカン クリスマス・キャロル」のラストが良かっただけに、ディケンズ役が良い方向へ向かっている事をさらっと説明して終わるラストは若干物足りなかったけど、クリスマスに子供と一緒に見たい秀作だと思います。

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映画「恋人はセックス依存症」観ました

 | 社会派  Comment(7) 

恋人はセックス依存症
原題:THANKS FOR SHARING
製作:アメリカ’2012
監督:スチュアート・ブルムバーグ
ジャンル:★ドラマ/ロマンス

【あらすじ】セックス依存症のグループセラピーに参加し、5年の節制に成功した独身男アダム。一歩踏み出すためパーティーに参加した彼は、そこで積極的な美女フィービーと意気投合する。だが、元彼の依存症に苦労した彼女は真っ先に「依存症の人はパス」と釘を刺さし…。

酷い邦題ですが、セックス依存症を扱った真面目なドラマで、クスリと笑えるシーンもある良作でした。依存症に悩む男性3人を中心に、ロマンスと友情と家族のドラマが描かれます。
メインの3人は、5年の節制に成功して次のステップに踏み出そうとしているアダムと、今は克服してセラピーの世話役をするマイク、行政命令で仕方なく参加し始めたニール。邦題からはロマンス担当のアダムが主役のようですが、実際には3人とも主役ですね。
依存症が家族、とくに子供を深く傷つける事がわかる世話役マイクのパートでは、過ちを認め心から謝るラストに涙。…母親もあの後、ちゃんと謝ったと思います。先に謝ったら、あの父親はタイミングを失ってただろうし。
また、アダムのパートでは、人間は誰しも完璧じゃなくて、それを受け入れる事が愛なんだと考えさせられます。終盤の”ある呼び方”にはギョッとしたけど、あれは年齢的に考えて違いますよね。ただし、5年以上前にセフレだった事が完全にアウト。一度捕まっとけ!

中でも印象に残ったのが、医者でありながら痴漢や自慰がやめられないニール(ジャック・ブラック似)です。
以前、セックス依存症についてTVか何かで見たんですが、やってから自己嫌悪に陥ったり、生活(仕事や健康)に支障を来たす、もしくは犯罪行為だとわかっていてもやめられない場合が”依存症”に当てはまり、彼の場合は全部当てはまってました。
不安になると自慰で誤魔化し、そんな自分が惨めで向き合いたくなくて、できる事といったら好きなものを食べてストレス解消することだけ。
でも、必死に勉強してやっとなれた”医師としての自分”も痴漢や盗撮の衝動のせいで失いかけて、やっと本気で依存症と向き合います。

そんな彼の支えになったのが、新入りセラピー仲間の助けを求める電話でした。
終わった後の惨めな気持ちを知っているからこその助言、誰かに助けて欲しいと自分も思っていたからこそ必死になって駆けつける事ができる…太った体で大量の汗をかきながら街中を走る様子は笑いを誘うものの、その姿はまるでヒーローのよう。
そして、彼女と支えあいながら自分も成長し、アダムのために誘惑と戦いながら地下鉄に乗ったり、過干渉の母親に真実を打ち明けたりと、何気に一番がんばっていたかも。
相手は女性で一歩間違えばセックス依存症同士どうなるかわからなかったところ、二人とも友情を何よりも大切にしていて最後には爽やかな感動がありました。

この作品を観ると、どれだけ街往く女性の挑発的な服装が、セクシーな看板や広告が、誘惑だらけのテレビやネットが、セックス依存症の人にとって大きな障害になっているかがわかります。
この病気で一番怖いのは性病の蔓延だと思うんだけど、誘惑を回避する手段とかもう少しなんとかならないのかな?
ちなみに、原題は「聞い(共有し)てくれてありがとう」という意味で、グループセラピーで自分の辛い心境を話した後のお決まりの台詞です。

映画「西部戦線異状なし(1930)」観ました

 | 戦争  Comment(8) 

西部戦線異状なし(1930)
原題:ALL QUIET ON THE WESTERN FRONT
製作:アメリカ’30
監督:ルイス・マイルストン
原作:エリッヒ・マリア・レマルク
ジャンル:★戦争/ドラマ

【あらすじ】第一次世界大戦時、ドイツ。教師の熱弁に感化され戦場に赴いたポール。彼を待っていたのは厳しい訓練と物資不足、死と隣り合わせの戦場だった。やがて、わずかな休暇をもらった彼は、戦場の実体を知らない人々を目の当たりにする。

以前、一度観て途中うとうとしたから感想書かなかったっぽい作品を再見しました。
驚くほど古さを感じませんね。あえて言うなら、冒頭の学生を扇動するシーンで”らんらんと光る目”を強調しているところが、サイレント時代の名残を感じます。
でも、私の苦手な軍服ばかりで見分けにくい戦争映画にも関わらず、話の流れもわかりやすくて、主人公の心情がするすると入ってくるようで最後まで一気に観られました。
志願したばかりの頃は、遊びに行けないと文句を言ったり、上官(元郵便配達員)に仕返ししたりと学生気分が抜けてなかったのが、実際に戦場に出てから直面する、死と、物資不足と、虚しさによって、瞬く間に表情が変わっていってしまうんですよね。
友人の死を見取り、彼のブーツが新しい所有者の元を転々としていく描写は、一瞬「呪いのブーツ!?」とか馬鹿なことを考えてしまったものの(汗)、若者たちが次々と死んで補充され、また死んでを繰り返していって、それが日常になってしまう恐ろしさを感じました。

戦場もまさに不毛という感じで、実際に戦っている彼らでなくとも「こんな事をして何の意味があるんだろう…」と虚しさを覚えます。
1930年の作品とは思えないような戦闘シーンの激しさもあって、目が離せませんでした。
桜の花を見て望郷の念を抱く若者や、ポスターの女優を見て「女の事を忘れてた」と平穏に暮らしていた頃を思い返す表情、死にゆくフランス兵と一晩過ごして敵が同じ人間であると思い知り、すがりつくように懺悔するくだりも印象的。
そして、故郷に帰った時に肌で感じた「世界が違う」ということ…孤独感もしみじみ伝わってきます。

彼の両親の反応の違いが印象に残ったんだけど、たぶん彼の親の世代は戦争の経験がないんでしょうね。祖父母の代は知ってるのかな?
酒場でまさに机上の空論を繰り広げる父親たちと、それを虚しく眺める主人公。
そんな彼に追い討ちをかけるように…。
気絶しているだけさと言っていた彼の表情がみるみる沈んでいくシーン、寂しげな後姿が痛々しい。
ラストはこれ以外ありえないという名シーンで、それゆえに「西部戦線異状なし」の言葉がグサリときます。たくさんの十字架と、それに重なる若者たちが振り返り振り返り歩いていく映像に涙が…。
戦争がいかに愚かで不毛な行為なのかが伝わってくる反戦映画の名作でした。

一言映画感想(1/8〜1/15)

 | まとめ感想  Comment(4) 

録画ストックがなくなって、Gyaoの観たいものリストも消化してしまったので、アニメ企画にとっておいた中から記事にできなさそうなのを観てしまった。今日はまた録画が増えたからそれを観るけど、次は家族が無駄に買いためた戦争映画かな…。

1/15「くまのプーさん/みんなのクリスマス」
プーさんがハチミツを絶つとあんなふうになるんだ(笑)今回はラビットもプーさんも比較的まともで成長したなぁと思ったり。それを言うならクリストファー・ロビンはすでにクリスマスにおいての”父親”の役割を理解しているレベルで、もう少し子供でいた方がいいのではと思った。
1/15「グスコーブドリの伝記(2012)」
ブドリはいつまで”少年”なの?(笑)謎の男は”死”の象徴かと思ったけど、そう思ったのは中盤で、それまでブドリが妹を探さないのが変に見える。感情が欠如してるみたいに表情に乏しく、辛かった出来事も辛そうに見えないからブドリの原動力に繋がらない。飛行船飛び交う街の描写には痺れた!
1/14「マジック・ツリーハウス」
冒険ものなのに苦難を乗り越えるところをきちんと描いてない。ティラノサウルスばかり怖そうに描いたり、イルカだから食べられるのは可哀想など偏見も多い。ラストの仕返しは再び子供が危険に晒される可能性があるのに無責任だし、色々と子供に見せたくない内容。
1/14「一枚のハガキ」
反戦作品だという事はわかったけど、伝わってこないなぁ。舞台作品みたいな雰囲気で、「父と暮せば」を思い出した。
1/12 プレミアムドラマ「だから荒野(1)」
冒頭の「家族を棄てて」という台詞に若干気持ちが離れていたけど、彼女の境遇を見るうちにぐいぐい引き込まれてしまった。ゴルフクラブを売り飛ばすくだりが痛快(笑)桐野夏生さんは昔好きだったし最後まで観てみようかな。
1/11「蜘蛛女(1993)」
吹き替えで観てしまってB級感増してたけど、ダメ男の自業自得とはいえ終盤は胸を締め付けられた。「殺すのはそいつと結婚するのと同じだ。一生離れることはない」という台詞が印象的で、その後に殺した相手のそれまでの立場を考えると切ない。蜘蛛女は下品でとても怖いです。
1/11 ミス・マープル「予告殺人」
お金は怖いね~という作品。善良な人ばかり殺されていたたまれない事件だけど、大佐の恋が微笑ましくて印象に残る。しかし、始末するにもなんであんな大掛かりな事をしたのか意味不明だし、親しい女性が殺されたのに犯人に若干同情してるマープルもよくわからないです。
1/9「陽はまた昇る(2002)」
実話を基に手堅くまとめた作品。西田さんはあまり好きじゃないけど、こういう役は上手いよね。一方、渡辺さんがこんなにギラギラしてない冴えない役もできるのかと驚かされた。でも、いかにもオリジナルキャラという感じの反発する若い男は余計だったし、アホ息子の描き方もテキトー。
1/8 ジェシカおばさんの事件簿「サーカスに死が訪れる」
なんかいつもより長いと思ったらTV映画なのね。いつも通りすぎ!義弟が殺人の容疑者ということで、ジェシカさん気合が入ってます。姪の花嫁姿がキレイだったのと、義弟ニールとちびっ子の絆が良かった。でも、あの逮捕劇はさすがに団員捕まるだろ(笑)
1/7「赤い手裏剣」
GyaOで鑑賞。最初の雷蔵さんの服装がまったく似合ってないし、俺に任せとけば間違いない!みたいな余裕顔にイラッとする。「用心棒」を意識したんだろうけど、ブレてたなぁ。

映画「ハングリー・ラビット」観た

 | サスペンス  Comment(10) 

ハングリー・ラビット
原題:SEEKING JUSTICE
製作:アメリカ’2011
監督:ロジャー・ドナルドソン
ジャンル:サスペンス/アクション

【あらすじ】ニューオーリンズの高校教師ウィルは、愛する妻ローラと平凡ながら幸せな毎日を送っていた。そんなある日、彼女が何者かに暴行され、重傷を負って病院に運ばれる。激しく動揺するウィルの前に、謎の男サイモンが現れ奇妙な提案をしてきて…。

Gyaoで鑑賞。普通に面白くてぐいぐい引き込まれました。やっぱりニコラス・ケイジは上手いです。
公開時にちらっと感想などを読んで、そんな怪しい人に頼む?と思っていたんですが、何気に詐欺の手口を使っていて、あれじゃ頼んじゃうなぁと納得でした。殺人を依頼したわけじゃなく、チョコ菓子2個買うだけですもんね。直接的じゃないほど罪悪感が薄れるってテレビで言ってた(たとえば冷蔵庫に現金を置いておいても盗まれないけど、ビールだと盗まれるみたいな)。
そして、忘れた頃にやってくる見返りの要求…。ここは「運命のボタン」を思い出しました。
簡単な要求からだんだんとエスカレートしていくわけですが、あれで使えるか確認してるんでしょうか?
顔と電話番号と指示を覚えて、怪しまれないように尾行するなんてアホな私にはできそうもありません。パニクって不審者丸出しで尾行した挙句に、相手に気付かれて通報されそう(笑)
使えないと判断されたら処分されちゃうんだろうかと考えたら、一人で怖くなってしまいました。

高校教師であるウィルにはそれくらい軽いですが、後半にみせるなかなかの判断力と身体能力はよくあるB級サスペンスっぽいかも。でも、妻があんな目に遭ったんだから守れるように鍛えていてもおかしくないし、そこまで超人的でもない。
スリップするトラックに轢かれそうになったり、手下が轢かれてずるずる引きずられたシーンは本気でゾッとしてしまった!
奥さんも結構動じないひとで、奏者なので元からプレッシャーには強そうなものの、真相を知って浮かべた不安そうな表情が自分も戦うこと前提という感じでちょっと怖い…。
立ち直るために護身術を身につけただけでなく、精神的にも”戦う女”になっていて、マジでウィルと自宅にいる時しか気が休まらないんだろうなぁと思ったら切なくなりました。

何故ウィルが嵌められたのかがよくわからずモヤモヤしてしまったけど、最後まで緊張感があって見ごたえあるサスペンスだったと思います。
サイモンの気まぐれでターゲットが増えていったら、手が足りるとは思えないんだけど…。最初に死んだレイプ犯は本当にレイプ犯ってことでいいんだよね?
ちなみに、タイトルの「ハングリー・ラビット(空腹のウサギは跳ぶ)」は組織の暗号で、法に従わず人間性や理性、正義に従うという意味(空腹=人間性、ウサギ=理性、跳ぶ=正義、を表す)。原題の意味は「正義を探して」。

<追記:ネタバレ考察>
色々推測した結果、サイモン(組織?)がやっていたのは、彼らのような人を誘惑して犯罪者を始末させ、その殺人の決定的証拠を押さえて逆らえない駒を増やすというもので、一度頼ったら一生抜け出せないシステムだった事。
ウィルは、ターゲットと話そうとした挙句に正当防衛で殺してしまったため、ビデオが脅迫のタネとならず、組織の秘密を知る不穏分子として始末しようとした…という事で納得できました。

映画「大殺陣 雄呂血」観た

 | 時代劇  Comment(4) 
Tag:日本

大殺陣 雄呂血
製作:日本’66
監督:田中徳三
原作:寿々喜多呂九平
ジャンル:時代劇

【あらすじ】他流試合の後、隣藩の武士が背中から斬られて死亡した。一触即発の状況に、苦肉の策として藩士の小布施拓馬が身代わりとなり一年ほど姿をくらますことに。だが、彼を帰参させるはずの義父は亡くなり、唯一の証人に裏切られ…。

何で誰も真犯人を捜さないの???(困惑)
無実を知ってる人と信じた人は、「じゃあ真犯人は誰?」って思わない?思うよね!?
そんなんじゃ、世界の名探偵たちが歯がゆすぎて発狂するよ、ポワロさんとかストレス溜まりすぎて卒倒しちゃうよ!?
いくら江戸時代だって、アリバイ裏付け捜査くらいできるでしょ。犯行時刻はわかってるんだから、その時間帯にアリバイがなかった藩士数人くらいまで絞り込めるはず。
そこまでやれば、ぜったい自白してた。

初動捜査がダメダメだったとしても、あの義父(予定)は発想が斜め上すぎ。なんで娘婿なの、動機をでっちあげて自分がやればいいじゃない。そして1年で許してもらうんじゃなくて犯人さがせよ!
娘も「拓馬様の苦労に比べたら…」なんて言いつつ、自分からほとんど動かないし、動いても努力の方向性が父親と一緒でズレてる。
そんな事いいから犯人をさがせよ!!
最終的に拓馬の潔白を信じつつ『メンツのためにお前を斬る!』とか言ってるヤツもハ ン ニ ン ヲ サ ガ セ ! ! !

と思いました。概ね楽しかったです。
録画ストックがなくて懲りずにGyaOで鑑賞。
イラスト描かないもんだからノリで記事にして春に後悔するパターンですね、わかってます。

映画「マリス・イン・ワンダーランド」観た

 | ファンタジー  Comment(0) 
Tag:イギリス

マリス・イン・ワンダーランド
原題:MALICE IN WONDERLAND
製作:イギリス’09
監督:サイモン・フェローズ
ジャンル:ファンタジー/ドラマ/ロマンス

【あらすじ】夜のロンドン。追われていたアリスは走り出したタクシーと衝突する。ボスの誕生パーティに急いで行かなければいけない運転手ホワイティーは、気を失った彼女をとりあえずタクシーに乗せて走り出してしまう。気が付いた彼女は記憶を失っており…。

GyaOで鑑賞。舞台を現代のロンドンに置き換えた、ドラッグと欲望にまみれた街のちょっとブラックな「不思議の国のアリス」です。アリスを演じる女優さんはキレイだし、ブラックなアリスの世界がとても興味深い作品でした。
ただし、英語がわからないと面白みはあまりないというか、伝わってこないかも。どうやらスラングだらけで韻を踏んだ台詞が多く、字幕じゃよくわからないんですよね。
でも、アリスの世界のキャラクターがことごとく大人の世界の住人になっていて、なおかつそれが結構嵌ってて、その変貌ぶりを見るだけでもなかなか楽しかったです。
何者かに追われる記憶喪失のアリスや、腕時計を2本つけたタクシー運転手、紅茶が大好きな売春宿の女主人、ちょっとおバカな双子のガードマン、常に煙を漂わせてるジャンキー、血の色が大好きなゲイの麻薬組織のボスなどなど。
裁判の下りはむしろこっちの方がしっくりくるかも(笑)

人間の生首を飾ったりとブラックな作品ですが終盤はかなりファンタジーしていて、しかも恋愛や情愛などloveな展開で終わるのが意外。二本の腕時計が二人を結びつけるところはロマンティックだし、アリスの秘密にも驚かされつつ、胸が温かくなるような笑顔でほっこり。
現実のイギリスなどで社会問題になっている事が盛り込まれていて、おふざけもあるけど最後まで大人向けでした。
ちなみにタイトルは原題通りで、maliceには”悪意”という意味があるので「不思議の国の悪意」って事ですね…わかるようなわからないような?

映画「バニシング IN 60”」観た

 | アクション  Comment(5) 

バニシング IN 60”
原題:GONE IN 60 SECONDS
製作:アメリカ’74
監督:H・B・ハリッキー
ジャンル:★アクション

【あらすじ】元カーレーサーのペイスは、交通事故や車両窃盗を調べる保険調査員。だが、裏では盗難保険に入った車だけを狙う窃盗団のボスをしていた。ある時、希少な高級車の大口依頼が舞い込むが、黄色の1973年型フォード・マスタング「エレノア」に手こずり…。

gyaoで鑑賞。★をつけつつも、後半うつらうつらしてしまったんですが、なんだか凄い作品でした。後半40分くらい延々とカーチェイスしてる作品とか、他にないでしょう(笑)
マックイーンのレーシング映画並みに走ってる映像ばかりだったけども、ルール無用な分、こちらの方が退屈しないかも?
アメ車の頑丈さをとことん見せてくれて、アメ車とカーチェイス好きにはたまらない作品だと思います。

で、それらにあまり興味がない私がどこに惹かれたかというと、まず冒頭の車が走るシーンがBGMも含めて大好きなゲーム「ウィッシュルーム」の雰囲気まんまだったんですよ。実際、1970年代後半という時代設定も、舞台となる場所もネバダとカリフォルニアでほぼ一緒。
一度ゲームを連想したら、ホテルや厨房、バーにビリヤード台、その他の風景、建物、内装、車…とあらゆるものが見覚えある気がしてきて、ストーリーに集中できませんでした(笑)
…このゲームを知らない人にはまったくわからない感想ですね(汗)

あと、前半の車を盗みまくるところは見事な手際で感心したり、コミカルな失敗もあって面白い。盗もうとしたら後ろの席にとんでもないものが乗っていたり!
好感が持てたのは、激しいカーチェイスに巻き込まれて女性が血を流して倒れているシーンなどもしっかり映しているところです。
大抵のアクション映画では、主人公が正義や無実を証明するために街中で暴走しても、怪我人なんて映しません。でも、映さなくたってあんな乱暴な運転をしてれば必ずけが人は出てるはずですよね~。
若干(車)酔いましたが、ラストは妙な爽やかさもあって満足感もありました。

ちなみに、原題の意味は「60秒有ればあなたの車は走り去っている」で、劇中の電光掲示板に表示される注意喚起の言葉。
一方、邦題は「60秒で車が消える」という意味で、「60秒で盗めるよ」という事でしょうか。なんで変えたんだろ?

第3回 真冬のファンタジー企画

 | ブログDEロードショー  Comment(7) 

期間:2015年1月23日(金)から1月末まで。
第2回真冬のファンタジー企画
1月もブログDEロードショーを開催いたします。
第3回真冬のファンタジー企画は、匿名の方からのリクエストでアニメ縛りに!
リクエストの理由は…

あまりアニメ作品を知らないので教えてもらえると嬉しいし、世代が違うとおすすめの作品も違うと思うから。

とのことです。
もちろんSFもファンタジー映画に含みますので、ほとんどのアニメ作品が含まれるかと思います。
すでに観る予定の作品を準備されていた方は、アニメ作品も含めて複数作品での鑑賞も大歓迎です。
よかったら今年の冬もみんなと一緒にファンタジー映画を楽しみましょう♪

企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

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第4回 真冬のファンタジー企画

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映画「ジェイン・エア(1996)」観ました

 | ロマンス  Comment(6) 
Tag:イギリス

ジェイン・エア(1996)
原題:JANE EYRE
製作:イギリス’96
監督:フランコ・ゼフィレッリ
原作:シャーロット・ブロンテ
ジャンル:★文芸ドラマ/ロマンス

【あらすじ】幼い頃に両親を亡くし、自分を嫌う叔母の家や、過酷な環境の寄宿学校で子供時代を過ごしたジェイン。強く賢い女性に成長した彼女は、貴族フェアファックス・ロチェスターが引き取った少女アデールのガヴァネス(女性家庭教師)となるが…。

久しぶりに良い文芸ドラマを観たなぁという感じです。
内容は王道で、身分差ロマンスからの実は…な展開なんですが、ヒロインは当時にしては珍しい器量が良くないという設定。まあ、私から見たら十分美人でしたが。
静謐でしっとりした空気が感じられる映像と、雰囲気ピッタリの女優さんたち、イギリスの貴族社会を感じさせてくれる美術や衣装なんかが上手く調和して、見ごたえある作品になってました。
名前は出てこないけど見たことある俳優さんが多いなぁと思っていたら、成長したジェインを演じていたのはシャルロット・ゲンズブールだったんですね。「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール」と「恋愛睡眠のすすめ」以来だなぁ。
原作は知らない(「ブロンテ姉妹」が作者か!)けども、ジェイン・エアという女性が今ここにいると思わせるくらいしっくりきて、聡い瞳をした子供時代からそのまま成長しましたように見えました。子役も良かった♪
意地悪な叔母もブレなくて良かったですね~。終盤でジェインに謝るものの、それは地獄に落ちるのが怖いからで悪いとは全く思っていないところとか。

あと、妙に印象に残るのが病人が本当に病人に見えることですね。青白くて細くて今にも倒れそうな感じ。ヘレンとかとくに。中には病人じゃないのにそう見える人も…(汗)
過酷な子供時代の描写もインパクトあって、洗面器の水が凍るような部屋で寝てて凍死しないのかと心配になったけど、これが実際に作者が通っていた学校をモデルにしたと後から知って更にビックリ。
ヘレンはその学校で亡くなったお姉さんがモデルのようで、この作品によって学校を告発して改善したんだとか。まるでジェインはシャーロット・ブロンテの分身のようです。
終盤は急展開すぎて物足りなかったけども(牧師さんと三角関係になるのかと思った)、それを差し引いても楽しめました。彼女とロチェスターの抑えた感情が繊細に描かれていてやきもきさせられたし、謎のうめき声とかミステリアスな展開も面白かったです。

「ジェイン・エア」は他にも映像化作品がたくさんあるようで、他の作品を観たらまた印象が変わるかもしれませんが、とりあえずゲンズブールのジェインを観られてよかったです。
機会があったら他のも見たい♪

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第33回ブログDEロードショー「チャンプ(1979)」

一言映画感想(12/31~1/5)

 | まとめ感想  Comment(8) 

windows10には新ブラウザ「スパルタン」を標準搭載するという噂。でも、vistaやwin7、win8など、どのwindowsにでも最新版をインストールできるんじゃなければ、マジで「余計なことすんな」って感じなんですが…。そこんとこどうなの?

1/5「メン・イン・ブラック」再見
普通に面白いんだけど、1作目はこの世界の紹介的な内容なのかちょっと物足りないかも。思い出補正のかかった「ゴースト・バスターズ」と比べてしまう…。意外と犠牲者が多くてビックリした。でも、にゃんこは可愛い。
1/4アニメ「憑物語」
ほとんど好きなキャラがいないけどキャラ同士の掛け合いは好きなシリーズ。でも、おののきちゃんは好きなのです。OPテーマから良いね、この人の声好き。ただひたすらおののきちゃんが可愛い。どこのUFOキャッチャーに入ってるん?
1/4「ファースト・ドッグ 大統領のわんちゃん」
Gyaoで鑑賞。おっさんくさい言動の少年は嘘臭いし、追っ手の黒服はやる気なし。正しい事をしようというメッセージを込めているくせに、敵と思った相手なら何やってもいいと思ってない?それじゃ少年の話を勘違いや嘘と決め付けていた大人と同じでしょ。
1/4「少林寺三十六房」
修行シーンは面白いと言えなくもないけど、あれって何人くらい死ぬの?腕に刃物とか落ちたらわき腹刺さるし、感染症も怖い!でも、三節棍を生み出す過程や、僧侶の”罰”の使い方が粋なとこが良かった。しかし、終盤に彼がやった事は少林寺の名前を出さずにやるべきだったような…。
1/3「未来少年コナン特別篇 巨大機ギガントの復活」
予想は付いてたけどTV版のクライマックスを編集したものだった。相変わらずコナンは超人だし、モンスリーちゃんはカッコいい。でも、じいさんの葬式で終わらなくても…。モンスリーちゃんの結婚式はー?
1/3「劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」
シリアスパートはみんな銀さんが大好きすぎてなんだかなぁという感じだけども、お下品なギャグパートは相変わらず面白かった。これをお茶の間&劇場に届けるアニメスタッフの心意気は好きだったりする。あと新八のめがねネタも、来るとわかってても笑ってしまう。
1/3「ザ・ワーズ 盗まれた人生」
言ってるそばからGyaoで鑑賞。1月11日まで。見ている間はそれなりに引き込まれたんだけど、どうにもこうにもパンチが足りない…。現代パートをもう少し掘り下げて、表舞台と実生活のギャップをズッシリ描いた方が余韻に浸れた気がする。別居より家庭内別居の方が虚無感が出たのでは?
12/31「ホビット 思いがけない冒険」
このシリーズ、眠らずに見られたためしがないんですよね。人多すぎ、BGM鳴らしすぎ、時間長すぎ。戦闘は1体1か少数対大勢の方が好きだし、無秩序にうじゃうじゃ戦ってるのを見ても感情移入できないからボケーとして睡魔との闘いに…。惰性で見てるけど、ストーリーも登場人物も覚えてない。
12/30「遊星からの物体X」再見
2015年最初の記事にする気まんまんで観たんだけど、思ったより楽しめず…。TVカット版だったから?相変わらずエイリアンの造形は好きなんだけども、舞台が南極に見えないんだよね…。これなら「八甲田山」の方が寒そうだし怖いと思ってしまった。
12/30「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
意外とウルウルきました。かなりダイジェストだったものの、Shall we dance?にのせてさらっと観られた。爆破された時、子供たちに関する彼女の反応とかあればもっと良かったんだけど。

TV映画「アメリカン クリスマス・キャロル(1979)」観ました

 | ファンタジー  Comment(0) 
Tag:チャールズ・ディケンズ

アメリカン クリスマス・キャロル(1979)
原題:AN AMERICAN CHRISTMAS CAROL
製作:アメリカ’79
監督:エリック・ティル
原作:チャールズ・ディケンズ
ジャンル:★ファンタジー/ドラマ

【あらすじ】ニューハンプシャー州のある街で暮らす強欲な老人ベン・スレード。クリスマスの前日にも関わらず、彼は容赦なく街の人々から家具などを差し押さえ、街の労働者の肩を持つサッチャーも解雇してしまった。そんな彼の元に、今は亡きビジネスパートナーのレーサムが現れ…。

あけましておめでとうございま~す、と言いつつクリスマスな映画の記事をアップするズレたブログですが、今年もどうぞよろしくお願いします。イラストはまた暖かくなってきたら描きます。
この作品は冒頭から老人の特殊メイクが少し安っぽくて、映像もTV映画っぽいなぁと思ってたらやっぱりTVMでした。主演のヘンリー・ウィンクラーさんはTVドラマの出演が多く、「穴/HOLES」のお父さん役もやってるみたい。覚えてないなぁ…。
でも、前回観た「クリスマス・キャロル」と比べても脚本や演出がかなりいいと思います。
原作を知らないから実はこっちの方が忠実なのかもしれないけど(作中にディケンズの初版本が登場するので、時代設定とかは違う)、スレードの子供時代から映していて彼がお金にこだわる理由が描かれていたし、改心していく流れも自然で説得力があるんですよね。
とくに、彼の葬式でみんなが踊り騒ぐ描写はあまり好きじゃなかったので、こちらの彼の遺品を競売にかけて長年の鬱憤を晴らす下りは、酷い事には変わらないけど実際こうなっちゃうだろうなぁというリアリティがありました。
それに、改心してからのお金の使い方も、きちんと使うべきところに使ってるので余計な心配はしなくて済んだし(笑)
クライマックスは彼の子ども時代の描写が生きる流れで、爽やかに終わるところも好感。
印象に残ったのは、若い頃に想いを寄せていた女性が現在幸せに暮らしている様子を見て、「前よりキレイだ」「幸せな女性は美しい」と精霊と話すところや、未来で息子を亡くした父親が家族に言った台詞…
「家族はずっと一緒にいられるわけじゃないが、離ればなれになっても愛された魂は消えない。だから約束してくれ、ジョナサンの事をずっと忘れないと」
悲しい思い出に蓋をするように過去の大切な人たちを忘れようとしていたスレードの事もあって、胸に沁みました。
地味ながら良質なファンタジードラマだったと思います。

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