2013年12月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ニューイヤーズ・イブ」観ました

 | ロマンス  Comment(6) 

ニューイヤーズ・イブ
原題:NEW YEAR'S EVE
製作:アメリカ’2011
監督:ゲイリー・マーシャル
ジャンル:★ロマンス

【あらすじ】ニューヨークの大晦日。タイムズスクエアでのカウントダウン・イベントが迫る中、イベント関係者や、それを楽しみにしている人々らが、特別な想いや決意を抱いてそこに集まる。

安定感のある群像劇で楽しめました。
とくに”目標リスト”の女性イングリッドが良かったです。気弱な彼女が一世一代の勇気を振り絞って行動を起こしたというのが伝わってきたので、彼女が笑顔になるたびに「よかったね!」と言ってあげたくなりました。
配達員の彼もチケットのためとはいえ頑張っていて、イマジネーションを働かせて無茶な願いを叶えていきます。
すべては、今まで暮らしてきた見慣れた街での出来事なのに、彼のおかげでまるで世界が変わったような、夢のような1日に。
これって結構すごい事ですよね。街の隅々まで熟知している彼だからこそ成せるわざ。それを見抜いたイングリッドは観る目あります。

あと、個人的に嬉しい驚きだったのが、好きなミュージカルドラマ「glee」の主人公がエリーズ役で出演しており、思いっきり歌ってたこと!
化粧が濃くて顔を見ただけでは気付かなかったんだけど、歌声を聴いて「え!?」と驚いてしまいました。そうか~、映画デビューか~。
相変わらずの歌声で、劇中で2回も歌っていたし、どちらも印象的なシーンで頑張ってたと思います。色々あって大変だろうけど、これからもその才能を発揮していってほしい!

他にも、一年越しの再会のエピソードの見せ方は良かったです。あの時計のシーン、驚かされました。王道でありながらひねりも利いていて好感持てます。ただ、個人的にはここで”彼女”が来たら良かったかなぁ…なんて。
ボールドロップの責任者のスピーチも何気に感動的で印象に残りました。
群像劇は顔を見分けるのが大変でついていくのが大変だけど、今回は知った顔が多くて観やすかったのも良かったです。
EDのNG集風のおまけも楽しくて、時計下の別バージョンとか、おばあちゃんのカチンコとか、双子の「バレンタインデー」DVDとか笑顔で見終えられます。
この時期に観るにはぴったりの作品でした♪
では、みなさん今年も一年ありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。

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映画「クリスマス・キャロル(1970)」観ました

クリスマス・キャロル(1970)
原題:SCROOGE
製作:イギリス’70
監督:ロナルド・ニーム
原作:チャールズ・ディケンズ
ジャンル:ミュージカル/ファンタジー

【あらすじ】クリスマス・イブの晩、ケチな老人スクルージのもとに、死んだ共同経営者マーレイの亡霊が現れる。その亡霊はスクルージに、過去、現在、未来の幽霊を紹介し、スクルージの行く末を見させるが…。

「クリスマス・キャロル」は有名なのに、まともに観たのは初めてです。こういうにぎやかであったかいミュージカルが好きなんだなぁとしみじみ思いました。未来での町の人々が歌い踊る様子はちょっと…だったものの、子供たちの歌声は反則もの可愛いさ!
クリスマスの楽しさと、コミカルかつ幻想的な幽霊たちも良かったです。
主人公は、クリスマスを呪い、人間を呪い、人生を呪うスクルージ。口は悪いしケチだし、空気は読まない主義らしいけど、そこまで悪い人ではありません。自分の過ちを許せず、自分とその人生を愛せなくなってしまった不幸な人だったんですね。
幽霊たちに突きつけられる忘れようとしていた過去…それを目の当たりにして、ふと昔の気持ちが蘇ってきたり、胸が張り裂けそうな後悔に襲われる様子が印象的。
でも、自分では気付いていないけれど、彼の周りには彼を信じていてくれる人が身近にふたりもいます。その上、最後のチャンスまで与えられるなんてややご都合主義っぽいですが、むしろ善良な彼らに対する奇跡がスクルージをも救ったのかも?
改心した彼が、今までの分も取り返さんばかりにクリスマスを皆と分かち合おうとするラストは、(今のところ)お金しかないという感じで物悲しさを感じたり、このままじゃすぐ無一文になって元の彼に戻らないかと不安がよぎったり、それで一家のパパを雇えなくなるんじゃないかと心配になったりもしたけど、あの一家の(とくに病気の坊や)の感謝の笑顔を見たら、前向きに頑張っていけるかもしれないと思えました(商売は得意だろうし)。
人生を愛することの素晴らしさを伝えた良作です。

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映画「素晴らしい一日」観た

 | ロードムービー  Comment(0) 
Tag:韓国

素晴らしい一日
原題:멋진 하루(英語題:MY DEAR ENEMY)
製作:韓国’08
監督:イ・ユンギ
原作:平安寿子
ジャンル:★ロードムービー/ドラマ

【あらすじ】失業中で貯金も底をついた女性ヒスは、一年前に別れた男ビョンウンに会いに競馬場へやって来る。彼に貸したままの350万ウォンを返してもらうためだ。だが、相変わらずの能天気な甲斐性なしの彼を信用できず、彼女は金を工面してくるというビョンウンに同行し…。

あらすじを読んで「集金旅行」みたいだと思って鑑賞。集金旅行ならぬ、借金旅行でした(笑)
原作者は日本人で、「集金旅行」のずっと後に書かれた短編らしいです。わざわざ結婚式ネタ入れてるから、オマージュなのかな。借金を返せない男が知り合いの女たちを訪ねて金を貸してもらうという、どうしようもない話に見えて、観てみたらなかなかどうして良作でした(本国ではウケなかったらしいけど)。
ヒロイン視点でこの”どうしようもない男”を見ていくんですが、女社長やホステス、シングルマザー、姪っ子などなど、色んな人たちとのやり取りを見ていくうちにその印象が変わっていきます。
確かに、口先ばっかりの女の扱いが上手いダメ男なんですが、人の心を穏やかにする何かがあるというか、憎めないんですよ。いつも人の良いところを見ていて、大らかで怒るという事がなく、夢に向かって前向き(楽観的ともいう)に生きています。
そんな彼だから、みんな快くお金を貸してくれるんですよね。訪ねた女性たちは恋人だったとかではなく、困っていたら助け合うのが当然という間柄なんです。
最初は刺々しい様子だったヒスも、しだいに表情が和らいでいって、ビョンウンの優しさに涙を流したり、自分の事を話しだしたり…。
ロマンスの予感はまったくしない分、彼らの間に出来ていく穏やかな繋がりが心地よかったです。
BGMもない中、車を運転するヒスの表情の変化を静かにとらえたラストが秀逸。まるで思い出の写真のように張られた、新しい借用書のラストカットも印象的でした。
ちなみに、原題の意味は「素敵な一日」で、英語題は「わたしの親愛なる敵」です。英語題の方がしっくりくるかも?

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「集金旅行」観た

ギャラリーできました

 | ブログカスタマイズ  Comment(6) 

サイドバーのプチギャラリーにある≫イラスト一覧を見るをクリックすると見られます。
過去イラストのサムネイルを3ケ月ごとにまとめました。カーソルを合わせるとツールチップが表示され、何のイラストかわかり、画像クリックでその記事にとびます。

ただ、ギャラリー記事をつくるにあたって、過去記事(主に雑記)をリメイクしてしまいました。コメントを頂いた記事をリメイクするのは心苦しかったんですが、未完成記事を大量更新するのは嫌だったのと、情報が古いものなどもあったので思い切ってやってしまいました…。コメントを下さったみなさん、本当に申し訳ありません(コメント自体は残してあります)

ちなみに、いっぺんにサムネイルを大量表示すると読み込みがすごく遅くなるので、前から気になっていたCSSスプライト(複数の小さな画像を一枚にまとめ、読み込みを一回で済ませるサイト高速化のテクニック)を試してみました。
というか、最初それを忘れていて、完成したと思ったら滅茶苦茶重くて直さざるを得なかったんですけどね(笑)
しかも、その前に一度、自分で作った横150px縦110pxの900枚くらいのサムネイルをうっかり削除してくじけそうになったんですけどね!(バカ)
以下、ブログ高速化やCSSスプライトに興味のある方の参考になれば…。

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映画「彼岸花」観ました

 | 家族  Comment(4) 
Tag:小津安二郎 日本

彼岸花(1958)
作中に彼岸花は登場しません。
製作:日本’58
監督:小津安二郎
原作:里見とん
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】娘の節子に良い縁談がないかと考えていた平山。だがある日、節子との結婚を了解して欲しいという青年・谷口が現れる。節子が相談なしに結婚の約束をしたと知り、激怒した彼は結婚に反対。そんな時、節子の友人・幸子が、自分の縁談で困っていると相談にきて…。

忙しかったので”ながら観”してしまったんですが、途中から声をたてて笑ってしまいました。いっつも同じような話なのに、なんで面白いんだろう~?
とにかく頑固親父の平山が面白いんですよ。娘が自分に相談もなしに結婚の約束をした上に、自分以外は節子の味方という事で、もう完全にすねてしまいます。
今まで、知人に同棲した娘の相談をされても他人事だったのに、こうなって急に我が事のように思えてきたり(笑)
娘の友人の”トリック”のくだりも最高でしたね。自分の娘の時とは全く違う反応!
それが当然といえば当然なんだけど、同時期にここまで正反対の態度を見せられると笑うしかありません。
娘のために、ビシッと夫の矛盾を突く奥さんもカッコよかったです。
なのに、この男の往生際の悪さときたら…。だんだん頑固オヤジというより駄々っ子のように…。
「人生は矛盾だらけ、矛盾がないのは神様だけだ!」と開き直った時は、奥さんの額に青筋浮いてくるんじゃないかと心配してしまいました(笑)
傍から見てると面白いけども、娘の幸せがかかってるお母さんにとっては、こんな面倒な夫、頭が痛かったに違いない。夫が結婚式用の衣装?を用意していることに気付いた時の、一仕事終えたような笑顔がよかった。
ところどころ見逃してるし、いつかしっかり再見したいです。

<再見追記:2015/12/04>
今回はきちんと観ました。概ね初見時と同じように呆れ半分で楽しめたし、節子が選んだ男性が父親そっくりだと気付いて大笑い。
結婚のことは母親から話してもらうと言っていたのに(その時は同意してたと思われる)、それを無視して勝手に父親に話しに言ったあげく、節子もこのことは知ってると大嘘ついてんの!
父親からみて第一印象最悪なのもわかるし、最初から自分で決めていて人のいう事なんて聞かないところは節子の父親そっくり。これは結婚してからお母さんと同じように苦労するわ~と思いました。
そんな男に娘はやらないと言い張る父親は、奥さんを苦労させた自覚があるのかね(笑)
同属嫌悪するのもいいけど、父親そっくりの男を選ぶなんてよっぽどパパ大好きってことだよ!

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「秋日和」観ました

映画「トレマーズ2・3・4」観た

 | ホラー/パニック  Comment(2) 

トレマーズ3再見
トレマーズ2(Tremors 2: Aftershocks)
米’97、S. S.・ウィルソン
今回はアールが主役。バルは結婚したので巻き込めません。正直、1と比べると見劣りするし、テンポも悪いんですが、それでもトレマーズが大好きだから楽しめました。主にキャラ(アール、バート、グラボイズたん)への愛と、このカラッとした明るさを!
ただ、彼らの冒険譚に憧れる青年が加わって、一生懸命アールの相棒を務めようとふたりの真似をすればするほど、バル不在が際立つという…。
見所は、弱体進化(笑)したグラボイズと、後半で参戦するバートおじさんです。

トレマーズ3(REMORS 3: BACK TO PERFECTION)
米’01、ブレント・マドック
舞台をグラボイズ観光業でなんとかやってるパーフェクションシティに戻し、主役はバートに!
バカバカしいけども、今度のグラボイズは空を飛んじゃいます(笑)
進化して生態も変わり、専門家となったバートが、その知識のせいで逆に有効手段を失う事も。
地下からはグラボイズ、空からはアスブラスターという状況で、その攻防は1を髣髴とさせるものがありました。バートの武器弾薬が尽き、その場にあるものでアイデアを出し合ってやっつけるんですよ。ポテト銃を作る過程がスリリングかつほのぼのとしていて、さすがトレマーズという感じ。ラストもこの町の人のお気楽さ、たくましさを感じるものでよかったです。

トレマーズ4(TREMORS 4: THE LEGEND BEGINS)
米’04、S・S・ウィルソン
「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」みたいに、西部劇化したトレマーズ。バートのご先祖様が主役で、自分では何もできない臆病者のボンボン。しかも射撃が下手ときましたよ(笑)
同じ役者さんなのに全くの別人でさすがとは思ったものの、このキャラじゃいまいち盛り上がりません。でも、巨大なパントガンとか、ラストの機関銃でミリタリーマニアの血に目覚めるくだりは、バート好きなら観て損はないかも。

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「トレマーズ3」観た

映画「トレマーズ」を観ました

 | ホラー/パニック  Comment(4) 

トレマーズ
原題:Tremors
製作:アメリカ’89
監督:ロン・アンダーウッド
ジャンル:★モンスターパニック

アメリカ中部の小さい田舎町、周囲から隔絶された陸の孤島パーフェクションシティ。この町で便利屋を営むバルとアールは、町を出ようとした矢先にここで異変が起きているのに気付く。それは地下を這いずり地上にいるものを襲う人食いモンスターで…。

やっぱりいいですね~、大好きですトレマーズ!
まず、バルとアールのコンビがいいんですよ。気の合う相棒って感じで、意見が食い違った時はジャンケンで決める仲良し二人組み。この作品のカラッとした明るさとコミカルさは主にこのふたりのキャラによるもので、彼らの話を聞いているだけでトレマーズだなぁと感慨深くなります。バディムービーとしても最高なんだと再確認できました。
そして、やっぱり大好きグラボイズ!
ミミズの化物呼ばわりされてたりしますが、私的には大きないもむし。怖いし臭いから実際には会いたくないですけど(当たり前だ)、映画で見る分には大好きですね。意外と賢くて、主人公たちとの知恵比べは見ごたえあります。
この田舎町で暮らす、ごく普通の住人が(例外もいます)、知恵を出し合い、その場にあるものを使って危機を乗り越えていくのが痛快なんですよ~。これが「トレマーズ」の醍醐味と言ってもいいでしょう。
で、「トレマーズ」シリーズの常連さんで、戦力とインパクトの点で欠かせない(笑)ミリタリーマニアのバート。夫婦揃って銃やダイナマイトを活き活きと使いこなすサマが笑えます。銃撃戦とかあまり好きじゃないのに、このお人は好きですわ~。突き抜けてますよね。
あと、もちろん怖いところは怖いです。地中を進むグラボイズを表すために、砂煙が上がったり、柵たバタバタと倒れていったり、床板が跳ね上がったり。被害者の死に方も様々で、グロは強調せずに恐怖はしっかり与えてくれます。埋もれた車のライトに照らされるシーンとか、帽子の下の顔とか、脱水症とか、思ってたより怖い!
ラストは自分が危険な役を引き受けると争うバルとアールが素敵だったし、銃に頼らず冒頭の相棒との会話から思いついたアイデアでグラボイズに勝つところが本当に痛快でした。
永久保存決定です。

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映画「サイコ(1960)」観ました

サイコ(1960)
原題:PSYCHO
製作:アメリカ’60
監督:アルフレッド・ヒッチコック
原作:ロバート・ブロック
ジャンル:サスペンス

【あらすじ】アリゾナ州フェニックス。不動産会社に勤めるマリオンには恋人サムがいたが、彼は経済的な理由でマリオンとの再婚に踏み切れないでいた。そんな時、彼女は仕事で4万ドルを預かる。そのまま逃亡した彼女は、ベイツモーテルに立ち寄り…。

観るのは三度目でしょうか。初めて見た頃はグロいのとかエグいのが大好きだったので、物足りなく感じ、二度目は前半と後半が別作品みたいな構成にいまいちノレず、やっと今回はこの作品の良さを味わいながら観られました。
OPから音楽で不安を煽ってきますね~。とくに怖い映像がある訳でもないし、ストーリーもわかっているのに身構えてしまいます。
そして、このヒロインが私的にあまり好みじゃなかったりするんですが、この眼力、表情の演技が素晴らしい。荷造りしながらちらっちらっと大金を見てしまうシーンや、パトカーを目にしてからの瞬きの少なさ、パトカーが別の道に入った途端、思い出したかのように瞬きするくだりは、目元を強調するような化粧もあって動揺や緊張がこっちにまで伝わってきます。
もうやめようと決心してからの晴れやかな表情も、この後の事を知っているから切ない…。
後半はノーマンがやっぱり好みじゃなかったりするんですが、それはノーマンというキャラクター自体がどこかアンバランスで観ていて不安になるタイプの人間なので、つまりは演技が素晴らしくてはまり役だったということでしょう。
終盤にサムが当初の目的(時間稼ぎ)を忘れて核心を突いてしまうくだりは、他人を危険にさらす行動だし「オイオイ」と思ってしまったけど、彼と対峙してたら不安になって抑えられなくなったと考えれば納得できるかも。
あと、陰影による表情を見せない演出も不気味さを増してたし、ラストのミイラと重なる笑みが印象的。サスペンスの傑作というのも納得です。
あと、どうでもいいけど、彼の事を説明する医者のドヤ顔に若干イラッとしました(笑)

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映画「或る夜の出来事」観ました

 | ロードムービー  Comment(7) 

或る夜の出来事
原題:It Happened One Night
製作:アメリカ’34
監督:フランク・キャプラ
原作:サミュエル・ホプキンス
ジャンル:★ロードムービー/コメディ/ロマンス

結婚に反対する父親によって豪華船に監禁されていた富豪の一人娘エリー。恋人に逢いたくて脱走した彼女は、NY行きのバスで失業中の新聞記者ピーターと出会う。父親は懸賞金つきで新聞に広告を出し、それを読んだピーターは特ダネをモノにしようとエリーの旅の手助けをするが…。

クビになったのに仲間には自分から辞めてやったという顔をしつつ、やっぱりどこか放心状態なピーターとか、結婚に反対する父親から逃げるため河に飛び込む行動派なお嬢様エリーとか、最初から一気に引き込まれました。
そんな二人が出会って、衝突しながらも惹かれ合っていくというありきたりな物語なのに、何一つ無駄がなく、笑って楽しんで胸キュンしてと、この作品の影響を受けているだろう作品群のいいところ全部をぎゅっと濃縮してるというか、これが薄められて他の作品ができたというか(笑)、とにかく休む暇なく楽しめます。
ピーターがカッコいいんですよね~。特ダネのためとはいえ、あの世間知らずのわがままお嬢様をそつなくフォローして、上手くいかない事があっても、文句を言いつつ慣れない旅で疲れているお嬢様を気遣っています。
ギャングごっこに夫婦ごっこと、何だかんだで楽しそうだし、ヒッチハイクのくだりでお茶目な一面も見せてくれるし、これは惚れるのも当然!
まあ、さすがにアイロンがけはねーよと思いましたが(笑)
一方、お嬢様の方は、若干猫背が気になってお嬢様らしくないなあとは思ったものの、つんけんしてても親切にされれば素直になるし、野宿中に彼がいなくて泣き叫ぶ姿を見たら、守ってあげなきゃという気持ちになっちゃいますよね。
おなかはすいていても不味いものは嫌と生のにんじん(野生?)を拒否してたのを、彼が自分のために頑張っている姿を見て思いなおし、素直にかじるくだりも可愛かった!
自分の過ちを反省して本当に娘の事を想って償おうとする父親や、ピーターの特ダネがデマだと落胆していたのに、記事を読みピーターの様子からすべてを?察して優しく声を掛ける編集長などもしみじみ良かったです。
ラストは、娘が幸せな結婚をしたのになんで父親は一人で酒盛り?と思ってしまったけど、鉦鼓亭さんに”淋しさを紛らす「ヤケ酒」”と教えてもらい、とても納得できました。本当に娘が大好きなんだね~♪

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第44回ブログDEロードショー「オペラ座の怪人(2004)」

原題:THE PHANTOM OF THE OPERA
製作:2004年アメリカ・イギリス
監督:ジョエル・シューマカー
期間:2013/12/13~12/15
オペラ座の怪人(2004)告知
オペラ座に暗躍する怪人と可憐な歌姫の愛憎模様が、豪華絢爛な美術と音楽をバックに展開するミュージカル作品です。匿名の方からリクエスト頂きました。
企画内容については、左のサイドバーにある”ブログDEロードショーについて”のリンク先をご覧下さい。

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映画「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」観ました

 | アニメ/人形アニメ  Comment(2) 
Tag:日本 高畑勲

赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道
製作:日本’2010
監督:高畑勲
原作:ルーシー・モード・モンゴメリー
ジャンル:★ファミリー/ドラマ

【あらすじ】カナダ、プリンスエドワード島。孤児院からカスバート家に引き取られてきた少女アンは、この島の美しさに心躍らせていた。だが、実はマリラとマシュウがほしがっていたのは、働き手となる男の子で…。

これはよかったわ~。アニメシリーズを編集した劇場版で、アンがあの家で暮らすと決まるまでのお話だけを描いてます。
駅で出会ってから歌うようにしゃべり続けるアンは、わたしが今まで抱いていたイメージそのものでした。原作は未読だけど、これでこそアン!
これだけ思ったことを何でも口にしてしまう彼女なら、「女の子なんて何考えてるかわからなくて怖い!」と思っていたマシュウに受け入れられたのも納得です。
それに、自分の故郷にあそこまで感動して好きだと言ってもらって、嫌な気分になる人はいませんよね。
頑なに反対していたマリラの心情も丁寧に描かれており、生活に余裕があるわけでもない彼らが計画を変えてまで彼女を引き取る事になる展開も、説得力ありました。
飲み込みが早くてしっかり者で、前向きで優しく、美しいものを美しいと素直に受け止めるアン。彼女と一緒にいると、世界が輝いて見えそう!
この作品って、もしかしてミュージカル向き?
印象的だったのは、「前に引き取ってくれたところの奥さんはよくしてくれたのか?」とマリラに尋ねられる場面。
「そのつもりだったのよ。できるだけ親切にしようしてくれてた。それが分かっていれば実際はそうでなくってもそれほど気にならないわ。」と話すアンは、本当に強くて優しい。
TVシリーズの続きや原作も観たいなぁ!

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