2013年06月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「奥様は魔女(1942)」観ました

 | ファンタジー  Comment(2) 

奥様は魔女(1942)
タイトルバックの映像。お人形さんで、実際はモノクロでした。
原題:I MARRIED A WITCH
製作:アメリカ’42
監督:ルネ・クレール
原作:ソーン・スミス
ジャンル:★ファンタジー/ラブコメ

独立以前の17世紀アメリカで、火刑にされ樫の木に封印された魔法使いの父娘がいた。1942年、ひょんなことから封印が解け復活した父娘は、仇の子孫ウォレスが知事選と結婚を控えていると知り…。

魔女狩りから始まってどうなることかと思ったけど、本当に魔女なうえに、体を失ってもへっちゃらで、ほのぼのコミカルで楽しく観られました。
何せ、煙の姿で復活したのに、箒で飛べるわ魔法は使えるわ、何不自由してないんですよ。煙の姿で箒に乗る仲良し親子や、(彼らが隠れた)二本の瓶がおしゃべりする様子はけっこう斬新(笑)
惚れ薬のくだりはお約束なものの、ご先祖様の肖像画の使い方が上手くって、CGとかなくてもちゃんとファンタジーしてるんですよ。
長い事封印されていたので若者言葉がわからず、「何を話しているんだ?」とふたりで悩むシーンも笑えました。
いちおう悪い魔法使いなので、肉体を得るために火事を起こしたり、父親が主人公を陥れるやり方はちょっと怖かったりしますが、ふたりともなんか憎めないんですよね~。

魔女ジェニファーの復讐も、結婚が上手くいかない呪いをかけたり、ウォレスを虜にした上で拒絶しようと企んだり、ほんのり彼への想いが感じられるチョイスです。そのおかげか「愛は魔法より強いの」というセリフも説得力ありました。
お父さんもね~、怖いといえば怖いんだけど、「男は結婚すれば不幸になるのは当たり前」というセリフや、酔っ払って呪文が思い出せなかったりするところは普通のおじさん。娘に罰として樫の木に戻れと言った時だって、自分も一緒に戻ろうとするあたり良いパパさんという感じでした。

古い作品なのに、今まで観た「奥様は魔女」とはぜんぜん違って、新鮮な気持ちで楽しめました。
ジェニファーも可愛いし、これが一番好きかも!

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映画「ミシシッピー・バーニング」観ました

 | 社会派  Comment(4) 
Tag:アラン・パーカー

ミシシッピー・バーニング
原題:MISSISSIPPI BURNING
製作:アメリカ’88
監督:アラン・パーカー
ジャンル:★サスペンス/ドラマ

【あらすじ】1964年の夏、公民権運動家行方不明事件の捜査のため、ミシシッピーにやって来たFBI捜査官ウォードとアンダーソン。だが、その町では人種差別が公然と行われており、KKKや保安官等らが捜査妨害を図る…。

小さいころから何度か目にしていて、あの白マスクの連中が火をつけて回るシーンばかり印象に残り、半分ホラー映画だと思ってました。
初めて最初から最後まで通して観たけども、やはり現実はホラーより恐ろしい…!
KKKはもちろん、普通の農家のおばさんやおじさんも普通に怖いです。当然のように「彼ら(公民権運動家)が死んでも自業自得」だと言ってしまうなんて…。周りに合わせないと自分も危険というのもあるかもしれないけど、目がマジっぽくて怖かったです。
ほとんど戦争?…ナチスと大差ないように思えました。
「憎しみはうまれつきじゃない、教えられたの」というセリフからも、アメリカの人種差別の根深さを感じます。

そんなミシシッピーで、ハックマン演じるFBI捜査官アンダーソンが犯人逮捕のために奮闘する姿に痺れました。ある種の諦めと(言葉で言っても通じない的な)、不屈の意思と、静かな怒りと悲しみ。彼の表情からそれが伝わってきて、最後まで目が離せません。
「真の敵は貧困」というセリフが印象的。
また、ペル保安官補の奥さんもステキです。あの立場で、良心に従う事ができるなんて…!
でも、どうしてこういう時、狙われるだろうと予想できるはずなのに護衛をつけないのか…。これは完全にアンダーソンの失態だったと思います。二人の間に愛が芽生えていく過程はよかったのに、どうして気付かないかなぁ。
終盤、怒り狂ったアンダーソンが手段を選ばず捜査を強行。…映画としては迫力があってドキドキしたけど、こういうやり方でしか解決できなかったのが哀しい。
ラスト、哀しくも力強いゴスペル「WalkOnByFaith」が心に残ります。

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映画「アンストッパブル」観ました

 | アクション  Comment(8) 
Tag:トニー・スコット

アンストッパブル
原題:UNSTOPPABLE
製作:アメリカ’2010
監督:トニー・スコット
ジャンル:★アクション/サスペンス/パニック

【あらすじ】ペンシルヴェニア州。ブレーキ操作のミスが原因で、危険な化学物質を載せた貨物列車が無人のまま走り出した。ベテラン機関士フランクと新米車掌ウィルは、自分たちが乗る1206号でその暴走を停止させようと決意し…。

ハラハラドキドキ、手に汗握っちゃいました。
暴走する貨物列車がカッコいいんですよ~。ものすごい轟音と火花を飛ばしながら、目の前にあるものは全て破壊して進んでいきます。まさに暴走列車!
実際にこんな事件を目にしたら声も出ないですけど、映画としてはとても面白かったです。
しかし、これは実際に起きた事件を基にしてるんですよね…。どこまでが事実でどこからが脚色なのかはわかりませんが、事件の発端が恐ろしい。ほとんどガキのおふざけじゃないですか!
列車が勝手に走っていってしまっても、まだ状況の深刻さを理解せずにへらへら笑っている姿にはぞっとしてしまいました。周りの人も、見てないで止めに行きなさいよ!!
ニュースを聞きつけてケータイを構える野次馬たちや、人命より利益を優先してしまう上司など、いつの時代も変らない…。
でも、そんな上司を遠慮なく怒鳴りつけて、きびきびと自分たちにできる事をするコニーがステキです。スカッとしました!
家族を想い、主人公二人が命を捨てる覚悟で向かうくだりも、結末はわかっているのにウルウル…こういうの弱いんです。
そして、一番の見せ場である大曲のシーンはホント痺れました。長年の勘すげぇー!
離れていた車輪が際どいところでレールにガシャーンと戻るところでは思わず「やった!」と声をあげてしまったり(笑)
一人亡くなってるのがとても悲しいですが、ラストはすがすがしい気持ちで観終われました。
たまに観たくなるような熱い!アクション映画だったと思います。

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映画「告発のとき」観ました

 | 伝記/自伝/実話  Comment(4) 
Tag:ポール・ハギス

告発のとき
原題:IN THE VALLEY OF ELAH
製作:アメリカ’07
監督:ポール・ハギス
ジャンル:サスペンス/ドラマ

【あらすじ】2004年11月1日、元軍警察のハンクのもとに、イラクから帰還した息子マイクが行方不明だとの連絡が入る。彼は息子の行方を捜すため、基地のあるフォート・ラッドへ向かい、独自に捜査を始めるが…。

邦題から法廷モノと勘違いして観てしまったものの、反戦のメッセージがずしりと響いてきて、ぐいぐい引き込まれました。
邦題は、イラク戦争を続けるアメリカを告発する作品という意味では合ってるけども、作中で語られる、旧約聖書のダビデとゴリアテの逸話の舞台「エラの谷」を意味する原題の方が誤解がなくていいかも。
その物語を気に入った女刑事の息子が「なぜ王様は戦うのを許したの?まだ子供なのに」というセリフが痛烈。

でも、一番印象に残ったのは、主人公の奥さんでした。事件の捜査に没頭する夫に放っておかれ、息子の荷物さえ触るなと命じられて、家でひとり過ごしていた彼女。終盤、帰ってきた夫との会話シーンもありません。
それなのに一度電話の向こうで大泣きした以降は、怖いくらい静かで、夫が帰ってきたことも気にとめてないように見えるんですよね。
…日常生活を普通に送りつつも、心は別の場所…悲しみの暗い沼の底にしずんでしまったようで、そんな様子に胸が締め付けられました。
一方、息子の死の原因を探って黙々と情報を集める夫も、彼なりに悲しみを乗り越えようとしているのが伝わってきます。一時は「どうして一緒にいてやらないのか」と思ってしまいましたが、二人にはそれぞれ悲しみと向き合う時間が必要だったのかも。

ただ、ちょっと気になった事がいくつかあって…
1)イラク戦争は、ベトナム帰還兵である主人公が衝撃を受けるほどの闇を抱えていたのか。(主人公はイラク戦争の酷さをまったく想像できなかったのか)
2)軍上層部はどの時点から事件の真相を知っていて、どこまで関与していたのか。
3)青年が自殺した理由は、良心の呵責か、女刑事に責めらたからか、それとも殺されたのか。息子の腕時計をポケットに入れたのは誰か。
4)どんな手がかりでもほしい時に、息子が生前送った荷物をどうして確認しようとしなかったのか。

まあ、2と3は実際の事件を基にしてるんだから、真実は闇の中という事なんでしょう(はっきり描かなかったのは疑ってるから?)。4は麻薬でも入っていたらと思うと怖くて確認できなかったのかな?
1は主人公が直接ベトナム戦争の惨さを目にしなかったとしても、聞いて知ってたはずですよね。知っていても、イラク戦争はそこまで酷いわけがないと思っていたという事でしょうか?
つまり、主人公はイラク戦争を支持していた懲りないアメリカ人の代表?
彼が逆さまの星条旗を掲げるラストが心に重くのしかかります。

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映画「わが街 セントルイス」観ました

わが街 セントルイス
靴の穴をパクパクさせて「やあジャック!」
原題:KING OF THE HILL
製作:アメリカ’93
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
原作:A・E・ホッチナー
ジャンル:★ドラマ/回想録

【あらすじ】1933年、大恐慌時代のセントルイス。12歳の少年アーロンは、優しい母と職探しに明け暮れる父、甘えん坊の弟と、安アパートとして使われるホテルで暮らしていた。だが、やむを得ぬ事情で家族はばらばらになり…。

ソダーバーグの作品ってどんなのがあったっけと調べたら、前から気になっていたタイトルがあったので、さっそく観てみました。
これも回想録を基にしているらしく、当時の閉塞感やそれに屈しないアーロン少年の明るい生き方が描かれていて、とてもよかったです。
ユーモアを持つ賢い少年で、じわじわと絶望感が迫る状況でも、穴の開いた靴と靴をおしゃべりさせたり、雑誌の切り抜きのご馳走を美味しそうに食べたり、切なくなるくらい健気で前向きなんですよね。
周りの人がふと見せる優しさや微笑が、どんなに小さなものでも彼の元気や希望に繋がっているんだと思います。
時には嘘を吐いたり盗みをしたりもするアーロンだけども、守ってくれる大人もいない中、入院中の母や預けられている弟、てんかんで学校に行けない少女、ホテルを追い出された画家など、たくさんの人への優しさを忘れません。
卒業式にお祝いに来てくれた兄貴分や、無愛想だけど根は優しいエレベーターガールもステキでした。
一方、冷たい父親や、悪役(と言うほどではないのかもしれないけど)のホテル従業員や悪徳警官のキャラも、大恐慌時代の厳しさを感じさせてよかったです。
ラスト、父親の言うとおりにしていたら家族がどうなるかわからないと感じたのか、自分たちだけで荷物をまとめ、悪役二人に軽く復讐するところが、痛快というほどではないけどニヤリ。
ちなみに原題は「ガキ大将」の意味ですが、子供たちの遊びで”高いところにいる王様を落として兵隊、戦士が成り上がる”ゲームがあるらしいです。

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私の健康法6

 | 日常生活  Comment(6) 

私の健康法6
久しぶりすぎるこのシリーズ。いや、シリーズというほどたいそうなもんじゃないですが。
今回はというと、イラストを見ればわかるとおり体重についてです。
わたしは高校時代からずーっと健康的な標準体重をキープしていて、審美的にはちょっと太いけどまあいいやという感じだったんですよね。
でも、夏にはちょっと減って、冬にはちょっと太ってという感じで前後しつつキープしてたものの、さすがに30歳を過ぎたら増える方が簡単になっていきそうなので、もう少し安全圏まで落とした方がいいかなぁと。

で、去年ふと「冬に増えなければ、夏に減って3~4年で理想の体重になるのでは?」と思いついたんですよ~。で、実行してみたら、とりあえず3㎏減りました。
毎年順調に減ってくれるかはわからないけど…3㎏でも充分嬉しい!

冬に気をつけたことは…
●炭水化物を取り過ぎない(とくに餅!)のと、腹八分目。
●映画を観る時は寒い部屋で運動しながら(暖房器具のない部屋がいい)
●体が睡眠を欲していると判断する時以外は昼寝しない。
●便秘予防に一食一個、干しプルーン。
★そういえば冬頃から納豆にすりゴマをかけてるんだった!(脂肪燃焼効果。納豆は大好きで一日1~2回食べてます)
くらいですね。

あと、毎朝体重計でチェックしました。某番組で勧めていたような高性能なものじゃなく、アナログの普通の体重計です。
目標が「太らない」ことなので、針が動いてないのを確認するだけでモチベーションあがります。
夏に何もしなくても体重が落ちるのは、長年の経験でわかってますから、増えないだけでダイエットは成功したも同然!
これからも続けていきたいと思います。

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映画「フィムファールム2」観た

 | アニメ/人形アニメ  Comment(1) 
Tag:チェコ ドイツ

フィムファールム2
原題:Fimfarum2
製作:チェコ共和国・ドイツ’06
監督:ヤン・バレイ、ヴラスタ・ポスピーシロヴァー、アウレル・クリムト、ブジェチスラフ・ポヤール/ヤン・ヴェリフ
ジャンル:ファンタジー/人形アニメ
シニカルなユーモアに包まれた4つのお伽ばなしを描いたチェコ人形アニメ。

「海はなぜ塩辛い:More, strycku, proc je slane?」ヤン・バレイ
貧乏でも正直で家族思いの男が、親切な悪魔の助言で何でもほしいものを出してくれる魔法のミルを手に入れる。たちまち彼は豊かになり、町の人たちにも分け与えるが、強欲な兄が嫉妬し…。

「三姉妹:Tri sestry a jeden prsten」ヴラスタ・ポスピーシロヴァー
イースターエッグを売ったお金を酒場で使い果たしてしまった三姉妹。帰り際、ルビーの指輪を拾うが、三人で分けられず「夫を一番面白くかついだ者」が持ち主になると決め…。

「ダマスカスのせむしたち:Hrbaci z Damasku」アウレル・クリムト
戦争で片目を失い、背中にはコブがある三兄弟がいた。醜い姿を馬鹿にされた一人がつい人を殺してしまい、三兄弟は町から追放されてしまう。三人一緒では惨めさも三倍だと別々の道を歩み始めるが、やがて兄弟の一人だけが成功し…。

「親指小僧:Palecek」ブジェチスラフ・ポヤール
子供のいない夫婦が魔法のマグカップによって小さな可愛い男の子を授かった。夫婦の愛情に包まれ、小さいながら賢く育った少年は、父親の仕事を手伝うように。だが、それを観た紳士が彼を買いたいと言い出し…。

****************
全体的に人形のデザインが若干不気味で、いい具合に汚れた感じが味があって作風にあってました。
ブラックユーモアに満ちているんですよね~。とくに「三姉妹」が酷い(笑)
あらすじの時点でそうとう酷い妻たちなんですが、この後、夫が自分から歯を抜くように仕向けたり(悪魔か!)、もう死んでいると思い込ませたりします。
そんな経緯があって、どうして最後はみんなで笑い転げて、指輪の事も忘れて幸せそうに家路につくことができるのか…。
ぽかーんとさせられたものの、このデザインのおかげで完全にお伽話と割り切れたので、結構楽しめました。
「海はなぜ塩辛い」も地獄への入り口がレトロなエレベーターのようだったり、デスクワーク続きの魔王が農夫の男に追いつけなかったり、妙にセンスが光ってました。
物欲が満たされて”幸せ”になる描写がまさに”現代人”(薄暗い部屋でTVに没頭する子供など)なところも皮肉が効いてます。
魔法アイテムの秘密を教えてくれた悪魔は魔王とケンカしてるらしいけど、やっぱり人間を堕落させるお仕事は怠らない!(笑)
「ダマスカスのせむしたち」はイマイチ意味がわからず楽しめませんでしたが、「親指小僧」の方はストーリー的にもキャラ的にも一番童話らしくて良かったです。
自分から紳士に買われて、涙する父親を振り切って旅立ったのは、一人息子として両親に楽させてあげたくて、はやく立派な大人になろうとしたのね。
小さな体で賢く危機を乗り越えていく冒険モノで、一寸法師みたいで親しみも湧きました。
機会があったら1も観たいです。

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第39回ブログDEロードショー「僕らのミライへ逆回転」

原題:BE KIND REWIND
製作:2008年アメリカ
監督:ミシェル・ゴンドリー
期間:2013/6/14~6/16
僕らのミライへ逆回転
レンタルビデオ店ですべての映像が消えてしまったため、自作自演でリメイク映画を撮るハメになった店員の奔走を描く奇想天外なコメディーです。
匿名の方からリクエスト頂きました。
企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

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映画「ロッキー・ザ・ファイナル」観ました

 | 青春  Comment(8) 

ロッキー・ザ・ファイナル
原題:ROCKY BALBOA
製作:アメリカ’06
監督:シルヴェスター・スタローン
ジャンル:★ドラマ/スポーツ

【あらすじ】引退し、地元フィラデルフィアで小さなイタリアンレストランを経営していたロッキー。エイドリアンは既に他界し、息子のロバートともぎくしゃくしていた彼は、再びボクシングを始めようと思い立ち……。

これはロッキーシリーズ(1、2だけでも)を観て、1年くらい間を空けてから観るべきかも。再見なのにタイミングが違うだけで印象がまるで違いました(前はちょっと辛気臭く感じた)。
まず、ロッキーの思い出の場所巡りに付き合うポーリーが泣かせます。ずっと嫌がってて、ロッキーが思い出に浸る間も与えず先を急がせ、ついには「過去に生きるな!」と怒りを爆発。その後の「お前はあいつに優しかった。でも俺は…」でうるうる来てしまいました。自分が良い兄ではなかったと後悔しているんだね…。何気に彼の描く絵がパッションほとばしる感じで、ポーリーの中でも何かくすぶってるのかも?
また、ロッキーが今でもエイドリアンを愛していて、マリー親子への親切が恋愛にいかなかったのもよかったです。まあ、マリーの息子と自分の息子と、ちょっと散漫になっていた気もするけど。
お約束のお説教シーンは安心感あったし、トレーニングに尻尾ふりふりしながら付き合うわんこも可愛かったです。
そして、ラストの試合は胸アツ。これぞロッキーって感じ!
みんなの歓声の中に、エイドリアンの「勝って、ロッキー!」という声も聞こえるような気がした。チャンピオンが勝って、ロッキーの中の猛獣は消えて、みんな感動して、爽やか~。
完結編にふさわしい作品だったと思います。

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映画「ミラーを拭く男」観た

 | ロードムービー  Comment(0) 
Tag:日本

ミラーを拭く男
英語題:THE MAN WHO WIPES MIRRORS
製作:日本’03
監督:梶田征則
ジャンル:★ドラマ/ロードムービー

【あらすじ】定年間近のサラリーマン皆川勤は、事故で女の子を轢きそうになってからふさぎ込んでいた。そんなある日、ふと思い立って事故現場のカーブミラーを拭き、やがて全国のカーブミラーを拭こうと決意し…。

前に一度観てずっと心の隅に引っかかっていたというか、カーブミラーを見かけるたびに思い出してました。
これだけしゃべらない主人公も珍しいですよね。ただ黙々とカーブミラーを磨き、家族に問われても、TVカメラを向けられても、自分でも理由がわからないみたいに言葉が出てこない。結局最後まで彼の気持ちが言葉にされる事はないけど、お遍路みたいなものかも?
汚れたカーブミラーを見れば事故で失われた命や、加害者になってしまう恐怖が思い浮かび、磨いている間は心が安らぐ。磨かずにはいられないんでしょう。
そんな不器用な男がカーブミラーを磨く様子と、カーブミラーのある妙に美しい風景、そして周りで騒ぐ人々が淡々と描かれてます。BGMは単調なんだけども、一歩一歩着実に歩み続ける主人公っぽくてすごくいい。
非現実的なところもあるし、頼られてパニクって自分が事故に遭おうとするなどブレることもあったけど、ラストは主人公も、家族も、TVも、生きがいを探していた中年男性たちもみんな満足という感じで、なんかホッとします。
家のことは子供たち(すでに社会人)に任せて、理解できなくても夫と一緒にいる事を選んだ奥さんがステキでした。