2013年04月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「最高の人生の見つけ方」観ました

 | ドラマ  com(8) 
Tag:ロブ・ライナー 

最高の人生の見つけ方
原題:THE BUCKET LIST
製作:アメリカ’07
監督:ロブ・ライナー
ジャンル:★ドラマ/アドベンチャー/コメディ

【あらすじ】まじめで家族想いの自動車整備士カーターと、傲慢で孤独な実業家エドワード。同じ病室に入院し、揃って余命6ヵ月の宣告を受けた彼らは、カーターが書いていた死ぬまでに叶えたい”バケット(棺桶)リスト”を実行しようと思い立ち…。

初見時はタイトルから全く期待してなかった上に、吹替えCMありで入り込めなかったので、今回は字幕版をじっくり観てみました。
まあCGによる風景や、お金持ちだからこそできる部分は、初見同様「ふ~ん」という感じ。わざわざエドワードを金持ちにしたのは、映画的な見せ場をつくるためだろうに、それがCGばっかりなのがちょっと…。そりゃピラミッドに登るとかは無理でしょうけど、ロケできる部分はしてほしかったです。
そんなわけで、この作品の見どころはやはり名優ふたりの掛け合いでしょう。病室での交流や、旅の途中で見せる相手への気遣いと憎まれ口、ケンカのシーンでさえ、CGばかりのシーンより楽しかったです。
たとえふたりがビンボーだったとしても、きっと楽しくやっただろうし、ふたりの友情で魅せてくれただろうと思えるんですよね。
そっけないようでいて、相手をわかっている会話が心地よいです。自分だったらこうしてほしいというのが、ぴったり相手にも当てはまっていると、その何気ない会話のなかで伝わったんじゃないかな。まるで旧知の仲みたいになっていくふたりと、それを適度な距離を保って見守る秘書がいい。
カーターの奥さんも好きですね、本音でぶつかるところが。
リストをどう実現していくのか、終盤はさらっと描かれているものの、奥深いものがあってボロボロ泣いてしまいました。とくに”世界一の美女にキスしてもらう”と”赤の他人を救う”のくだりがステキでね…。
死んで終わりじゃないというところに意味があると思います。
ラストは彼の頑張りに拍手。息子でもここまでしてくれる人は少ないと思います。リストに線を引いて、優しい表情を浮かべているのを観たら、とても幸せな気持ちになってまた涙が。
爽やかな感動作でした。

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イラストの途中経過を晒してみる、落とし水 Excellent編

 | イラスト関係  com(4) 

新しくフリーソフトを導入したので、備忘録もかねてご紹介。
愛用のペイントソフト「AzPainter2」では、どうもアナログの透明水彩の色が滲むような感じが再現できないので、現在、そういうフリーソフトを探し中で、とりあえずインストール不要の「落とし水 Excellent」を使ってみる事にしました。
昨日の「ピーター・パン」の記事のイラストで使用してます。

水彩着色に特化しており、基本的に他のソフトで描いた下書き(bmp)を読み込んで、それに着色していきます。
画材の種類も、設定項目も必要最低限(以下?)な感じなので、説明書を読むのが苦手なタイプの初心者でもすぐに使えそう。詳しい説明書もついてるし。
そんなに大きくない風景画などを描くに適したソフトです。
でも、他のソフトに慣れているので、レイヤー、拡大・縮小、バケツなどのツールが無いのと、アンドゥは2回までというのが辛いですね…。

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映画「ピーター・パン(1953)」観ました

 | ファミリーアニメ  com(0) 

ピーター・パン(1953)
原題:PETER PAN
製作:アメリカ’53
監督:ハミルトン・ラスケ、クライド・ジェロニミ 、ウィルフレッド・ジャクソン
原作:ジェームズ・バリー
ジャンル:★ファンタジー/アドベンチャー

【あらすじ】ロンドン郊外、ピーター・パンの影を見つけた少女ウェンディは、彼がそれを取りに来るのを待っていた。ある晩、妖精ティンカー・ベルと共に彼が現れ、影をつけてくれたお礼に、ウェンディと弟マイケル、ジョンを“ネバーランド”へ連れて行き…。

前に観た実写版ほどじゃないけど、ウェンディはおませさんなんですね。出会ってすぐにピーターにキスしようとするのは原作通りってことでしょうか?
そして、ティンクは登場時からウェンディにやきもち。真っ赤になって怒っている時は、葉っぱを焦がすくらい熱いらしい。
ピーターに「ちょっとおかしいんだ」と紹介されたり、ぎゅっとつかまれて妖精の粉を使われたり、しょっぱなから扱いが悪くて、機嫌が悪くなるのも当然です。でも、ネバーランドについたとたんに暗殺を企てるところがさすがというか…。

しかし、ピーターはモテモテですね~。人魚の入り江でも嫉妬の嵐だったし、助けたタイガー・リリーはウェンディを差し置いてピーターにキス!
ウェンディに「キスしてもいい?」とたずねられた時は「キスって何?」とか言ってたけど、実際にキスされたら真っ赤になってしまいます。
でも、この後ティンクが身を挺して自分を救ってくれた時、傷ついたティンクに「世界で一番大切なのは君なんだ」と叫ぶのは、たぶん家族としてという事なんだろうな~。ピーターに恋するティンクの乙女心がちょっと切ない…。あとティンク復活のくだりにもっと時間を割いてほしかったです。

そんな女の子たちの心をかき乱しまくっている天然タラシなピーターですが、フック船長の心も思いっきりかき乱してました。彼があそこまでネバーランドに執着し、海賊のくせに沖に出ないのは、ピーターが必要以上にフックをからかうからだと思うんですよね。腕をワニに食わせるというのも結構酷いし、自分がフックをおちょくる様子を、わざわざウェンディに見せるような性格です。

何気に殺伐としたシーンが多いにもかかわらず、子供でも楽しめる作品になってるのは、フック船長のキャラによるものでしょう。気まぐれで冷酷かと思えば、ワニに怯えてスミーにすがりつき、そのくせティンクの嫉妬を上手く利用してピーターを陥れる策略家でもあります。
彼の一挙一動が悪役らしく、そしてコミカル。彼がいなければこの作品はここまで楽しめなかった気がします。
何気に初見だったのに驚きでした。

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映画「エイリアン3&4」観た

 | SF  com(4) 

エイリアン3&4
なぜかエイリアンシリーズになると気合が入る(笑)
原題:ALIEN: RESURRECTION
製作:アメリカ’97
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
ジャンル:SF/アクション

【あらすじ】リプリーが命を賭してエイリアンとの決着をつけてから200年。エイリアンを軍事利用しようとする軍部は、残されたDNAからリプリーのクローンを開発。彼女の体からエイリアンを摘出し、養殖をはじめる。

「3」も観たんですけど、やっぱり冒頭のあれがあるし(デヴィッド・フィンチャーめ!)、キャラの描き分けが微妙かつ状況がわかりづらくて好きじゃないです。一番ハラハラするはずの建物を使ったエイリアン誘導作戦も、どういう状況かわからないと怖くないんですよね~(わかる人は楽しいだろうけど)。武器なしでの対決という思い切った展開だったんですが、私的には肩透かしでした。
しかし、それを超展開によってなんとか感動にまで持っていった4の離れ技には、ある意味脱帽です。リプリーが人外になってしまったのは…うん、まあ過ぎた事は仕方ないよね!って感じですが、人間とエイリアンの中間の立場になった彼女が、ラストにどちらの道を選ぶのか。その選択が予想外に泣けるんですよ!!
これはもう、ニューボーンの造形のたまものだと思います。白い肌のグロテクスな容貌と、その奥に見えるつぶらな瞳!
最後の悲鳴が「ママー!ママー!」と聞こえたのは私だけではないはず。「2」、「3」と二度も”娘”を失ったリプリーの「許して」の言葉が切ない…。
クローンの失敗作を焼き払うシーンも印象的だし、このシリーズでずっと描かれてきた”一番醜いのは人間”というのも、今回が一番だったかも。
番外編くらいに思って見れば、楽しめる作品だと思います。
ちなみに、原題の”RESURRECTION”は復活という意味です。

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映画「博士の愛した数式」観ました

 | ドラマ  com(8) 
Tag:小泉堯史 日本 

博士の愛した数式
製作:日本’05
監督:小泉堯史
原作:小川洋子
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】シングルマザーの家政婦・杏子は、交通事故による記憶障害で80分しか記憶が持たない天才数学博士のもとへ派遣される。博士との接し方を学ぶうち、数式の美しさに魅了されていく杏子。やがて、博士の提案で10歳の息子も一緒に過ごすようになり、博士は彼をルートと呼び仲良くなっていくが…。

どんな感想を抱いたかすら覚えてなかったんですが、再見したら中盤にはもうウルウルしてました。
成長したルートが、自己紹介を兼ねて生徒に博士の話を聞かせるという始まりからして温かな気持ちになりますよね。これだけで、どれだけ博士が彼に影響を与えたのか、いかに博士を敬愛しているのかが伝わってきます。
そして、深津絵里演じる杏子がまた良い。話し方や表情から優しさ、穏やかさが滲み出てて、まるで天使のようでした。
博士とのやり取りは、私だったらきっとイライラしてしまうものなんですが、それを戸惑いは見せても笑顔で接し続ける彼女は本当にすごいと思います。
一度だけ博士を傷つけるような発言をしてしまうものの、博士がそれを忘れるとしても自分は忘れないし、二度と傷つけないと、ルートと誓い合うくだりに感動!
まあ、ちょっと自分の矮小さを痛感していたたまれない気持ちになったんだけども…。
でも、それだけ優しい気持ちになれるのは、博士も”愛”を知っている子供思いのいい人だからなんですよ。彼を傷つけたくないと思う気持ちはよくわかるし、彼の講義を聴いていたら数式に魅了されていくのもわかります。とくに真実の直線や虚数の説明や、最後に示されたオイラーの公式は心に残りました。
そして、そう思えるほど博士の事を知る事ができたのは、やっぱり杏子の人柄があったから。彼らを繋ぐ友愛数の絆は本物だとすんなり納得できました。
再見してよかったです♪

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映画「クール・ランニング」観ました

クール・ランニング
原題:COOL RUNNINGS
製作:アメリカ’93
監督:ジョン・タートルトーブ
ジャンル:★コメディ/スポーツ/青春

【あらすじ】選考会で転倒の巻き添えを食い、夏季オリンピック出場の夢を絶たれたデリース。だが、冬季五輪のボブスレー競技で金メダルを取った人物が近くに住んでいると知り、幼なじみのお調子者サンカや、や転倒事故で同じく夢破れたユルやジュニアと共に、ジャマイカ初のボブスレーチームを結成し…。

久しぶりに再見したけど、いいね~。
ジャマイカの明るい雰囲気と音楽からはじまって、コミカルな調子ながら丁寧に、オリンピックへの情熱や、主人公たちの友情、彼らが自信を得ていく(取り戻す)様子が描かれます。
まず主人公とサンカの友情がいいんですよ。村の子供たちと一緒に遊んだり、雪を見た事もないのに無謀な挑戦に乗ってくれたり、一緒に監督を説得したり(トイレにまで押しかける!)
寒さの訓練で、アイスクリーム用冷蔵庫に入ってドレッドヘアがボキッと折れるシーンが最高です(笑)
また、同じく選考会で落ちたユルと、その原因を作ったお坊ちゃまジュニアも良かった~。犬猿の仲だった彼らが、信頼できる一番の親友になっていく過程には何度も目頭が熱くなりました。
とくに、ユルに宮殿の写真を返して優しく話しかけるところ!
尊敬する父親のように自分で道を切り拓くため、その父に背いてまで夢に向かって頑張っている彼は、誰よりもその気持ちがわかるんですよね…。
監督との練習風景や信頼関係も見ごたえありました。
そして、ついにやってきたオリンピック!!
ジャマイカの人たちの熱い声援や、だんだんと彼らの熱に飲み込まれていく会場。クール・ランニング=穏やかなる旅路という名のソリと共にゴールを目指すラストに、思わず彼らと一緒になって応援してしまいました。
後味爽やかな秀作です。

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映画「ロック・ユー!」観ました

 | 青春  com(8) 

ロック・ユー!
原題:A KNIGHT'S TALE
製作:アメリカ’01
監督:ブライアン・ヘルゲランド
ジャンル:★青春/アクション/歴史劇

【あらすじ】14世紀のヨーロッパ。騎士エクスター卿の従者ウィリアムは、卿が亡くなったのをきっかけに、ジュースティング(馬上槍試合)に出場する。みごと優勝した彼は、そのまま身分を偽りジュースティングで名声を手に入れようと考え…。

久しぶりに再見。
みんな楽しそうですよね~。最初っからロックで、見物客(上流階級の人も)がノリノリでリズムとってます。撮影中、怪我の可能性のある試合のシーン以外は、とっても楽しんで演じてたんじゃないでしょうか?
身分を偽れば死刑という時代背景にも関わらず、音楽や登場人物たちの人柄や温かさが、楽観的な空気を作り出してて観やすいです。
お気に入りは、ギャンブル依存な文筆家。主人公に二回も救われて、恩返しに貴族証明書の偽造したり、ヒロインの口説き文句を考えたり手紙を代筆したり、試合前の口上で場を盛り上げたり時間を稼いだり、とにかく大活躍でした。
ふたりの従者仲間もいいですね。なんだかんだ言って、彼の夢に最後まで付き合ってくれて、逃げてもいい時だって側にいて支えてくれます。
パーティーに着ていく服がないのに、ぱぱっと素敵なお召し物を作ってくれるおじさんが頼れる~!
鍛冶屋のお姉さんも好きです。負けず嫌いでなんとなく仲間になって。毎回、彼女の登場シーンで「こっちが本当のヒロインか!」と思っちゃいます(笑)
ヒロインの側には美人の侍女もいるし、実はヒロインってあんまり目立ってないかも?
主人公のお父さんと、回想シーンに出てくるご主人様もいい人で、彼の成功の半分は彼らのおかげかも。
主人公は出会いに恵まれていて、それを自覚して大事にしているところが好感持てます。
ちなみに、原題の意味は”ある騎士の物語”。邦題の方が勢いがあって印象的だし、この作風をうまく表現している気がします。
ノリノリの音楽で、何度でもさらっと楽しく観られる青春映画でした。

映画「プラン9・フロム・アウター・スペース」感想

プラン9・フロム・アウター・スペース
原題:PLAN 9 FROM OUTER SPACE
製作:アメリカ’59
監督:エドワード・D・ウッド・Jr
ジャンル:SF/ホラー

【あらすじ】飛行中に突如強風に煽られ、空飛ぶ円盤を目撃した飛行機パイロットのジェフ。一方、二人の墓掘りが奇妙な音を聞き、死んだはずの女性が歩いているのに出会ってしまう。やがて、死者が人々を襲いはじめ…。

ついに、観たかったウッド作品をぜんぶ観終えました。「グレンとグレンダ」の動画ページのmylistリンクに、これと「怪物の花嫁」もあったんですよ。感謝です!
で、内容なんですが、観る順番を間違えたかなぁ。途中で寝そうになってしまいました。シーンの使い回しが前にも増して多い気がするし(ルゴシが亡くなってしまったので仕方ないけども)、無意味な会話シーンが長いし、宇宙人のやりたい事がいまいちピンとこない。
でも、妖艶なヴァンパイラをやっと観られた~。登場シーン少ないけど、彼女のおかげでホラーの雰囲気出てました。トーも相変わらずぬぼ~とした動きがゾンビにぴったりで、今回は感情がないので怖さも倍増!
ただこのゾンビ、リモコンでon/off切り替えできるうえに、リモコンが壊れても叩けば直るんだぜ!(一気にほのぼの…)
後半はもう笑うしかないというか、一周回って爆笑ですよ。どいつもこいつも言ってる事が支離滅裂で、展開も予想の斜め上を行ってます。
主人公たちのバタバタ騒ぎで何故か爆発が起きて、宇宙船が炎上とか(笑)
それを”我々より進歩している”と称して眺めるシュールさがたまらないです。
いちおう反核というメッセージは込められてるものの、そこまで情熱は感じなかったかな。
伝説の迷作を観たいならぜひ!

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「怪物の花嫁」観た

映画「クロムウェル~英国王への挑戦~」観た

クロムウェル~英国王への挑戦~
原題:TO KILL A KING
製作:イギリス'03
監督:マイク・バーカー
ジャンル:ドラマ/歴史劇

【あらすじ】17世紀のイギリス。絶対権力を振りかざすチャールズ1世に反発し、打倒王政を誓う議会派のオリヴァー・クロムウェル。親友トーマス・フェアファクスと軍を率い、勝利を収める。だが、やがてふたりは意見の違いからすれ違い始め…。

イギリスの歴史は良く知らないけど、一度だけ共和制になった時のお話みたい。主人公のクロムウェルは、「わが命つきるとも」でヘンリー8世の結婚に賛成し、大出世したトマス・クロムウェルの子孫です。
無慈悲な暴君を見限ったクロムウェルと、まだ良い王になる可能性を捨てきれない忠誠心の高いトム。ふたりがすれ違っていく過程が丁寧に描かれてました。
クロムウェルの苦悩がじわじわ伝わってきます。盟友であるトムに強い憧れというか、絶対にこうはなれないというコンプレックスを抱いていて、なんとなく奥さんを敵視…もとい革命の不穏分子として警戒してるんですよね~。
奥さんもそれに気付いていて、自分の理想を実現するためにトムを利用し(てるように彼女には見える)、危険を呼び込むクロムウェルから、なんとか夫を取り戻そうとします。
まあ、奥さんとクロムウェルがトムを取り合う話みたいな(笑)

一度は夫の信念を裏切るような行動をとってしまう奥さんですが、王やら王党派やら、今まで信じてきたものに「このままじゃトムが死ぬ」と口々に言われたら、彼女の行動も仕方ないかなぁと思えました。一番身近に感じる登場人物です。
トムの方も、平和を望んでいたのにクロムウェルが暴走するわ、奥さんは冷たいわ、王様は反省しないわで大変そう。途中、危険を冒してまでホーレスを逃がした意味がよくわからなかったけど、あのひと幼馴染だったのか…老けた幼馴染だ。
ラスト直前はもうちょっと引っ張って、盛り上げてほしかったなぁ。あっさり淡々と顛末を描いていて、余韻にも浸れなかったです。
でも、17世紀のイギリスがリアルに描かれており、戦闘シーンはほぼないものの見ごたえある歴史劇でした。

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映画「怪物の花嫁」観た

怪物の花嫁
この手の動きを見よ!
原題:BRIDE OF THE MONSTER/BRIDE OF THE ATOM
製作:アメリカ’55
監督:エドワード・D・ウッド・Jr
ジャンル:SF

【あらすじ】放射能で超人を造り出そうとし、祖国から追放されたヴォーノフ博士。復讐を誓った博士は、ロボという助手を使い、沼地に迷い込んだ者たちを次々と実験台にするが…。

こちらもパブリックドメインという事で鑑賞。
これは普通のB級映画ですね。これより酷い作品はゴロゴロ転がってます。まともすぎて、逆にツッコミどころがないと物足りなく感じる人もいるみたい。
でも、ベラ・ルゴシ主演ですよ?
ウッドが彼のために撮った愛に満ちた作品ですよ?
「エド・ウッド」が好きなら、この作品が作られた背景を知ってるなら、楽しめないわけないじゃないですか!
見どころはたくさんあります。まずはやっぱりルゴシの熱演。ハンガリー人にしか出来ない手の動きや眼力、ラストのタコとのバトルも凄いけど、彼の心情を反映した例のセリフ…あれには痺れました。ルゴシとエドの想いと絆が込められています。
そして、プロレスラーのトーが演じるロボもいいですね。タイトルの”怪物”とは彼の事かと思いきや、チベットかどこかで拾った怪力男だった(笑)
強面で演技も上手くないのに、そのたどたどしさが逆に役にぴったりで、妙にカワイイです。
いちおう主演という事になっている肉屋の息子も見所のひとつ。親が主演にというだけあってなかなか整った顔ですが…早撮りのエドが何度も撮り直したくらいで演技はしょぼい。セリフ少ないし、声小さいし、動かないし!
でもそれなりに頑張ってるのは伝わってきました。
また、例の女の対決シーンも楽しめます。舞台裏を知ってるから、バチバチ火花散らしてるのがマジで見える気がしたり(笑)
警察署長?が肩に乗せている小鳥も微笑ましくて、観客のストレスを緩和しようというエドの思惑があった…のかも?
ラストはエグゼクティブ・プロデューサーの希望通りになっており、一瞬ポカーンとさせられたけども笑えました。
「エド・ウッド」ファンなら観るべし!

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