2012年04月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

SS版「ポリスノーツ」やったよ!

 | ゲーム  Comment(6) 

ポリスノーツ
5~10時間でクリアできるはずなのに、4ヶ月もかかってしまった(笑)
まあ、実質的には14時間くらいなんですが、射撃で手こずって、やってもらったり放置したりやってもらったりやってもらったりしてたらテンション下がりまくりで…。やっとコツをつかんだのが最後のボス連戦でした。
ハイウェイ面では『ムキィイーー!!』って感じでしたよ。なんでエドはちゃんと運転しないの、対向車に突っ込んじゃダメでしょ!!
キャラ的には好きなんだけど、エドにはイライラさせられっぱなし。爆弾処理の時の悪ふざけとか、おちょくってんのかこのやろう。
というか、こいつら警官や探偵とは思えないほど頭の回転が遅くて、とくにカレンやクリスについては「わざとなのか?」と疑いたくなるような鈍さ。それに、「スナッチャー」では解説担当がメタルだったから許せたけど、落ちこぼれ刑事&探偵が自慢げにべらべら解説しだすのも冷めるんですよね…。
事件の真相も、もっと効率がよくて、えげつなくて、リスクの低いやり方があるだろうに…と思ってしまったり。
なんか文句ばっかり書いてしまいましたが、これは射撃がド下手くそでストレスがたまったせいなので、それさえなければ許容範囲だったと思います。とくに、レッドウッドの悪役っぷりは良かったし。
とりあえず、ほとんど使ってなかったVサターンを使えたので良かったです。

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映画「おまえうまそうだな」観ました

 | ファミリーアニメ  Comment(19) 
Tag:日本

おまえうまそうだな
製作:日本’2010
監督:藤森雅也
原作:宮西達也
ジャンル:★ファミリー/ドラマ

【あらすじ】卵の頃に拾われ、”草食い”の兄弟として育てられた肉食恐竜ハート。やがて、自分が家族の天敵”大あご”だと知り、群れを飛び出す。そんなある日、草食恐竜の赤ちゃんが、「おまえうまそうだな」と呟いたハートをお父さんと勘違いし…。

CMをみて「あらしのよるに」と同類かと思っていたし、冒頭で母親が肉食恐竜であるハートを”草食い”として育てている様子に「なんて残酷なやつ!」と頭にきながら観てたんですが、最終的には思いのほか良い作品で驚かされました。
いやぁ、あの母親の間違いを指摘してくれた時はスカッとしましたよ。愛情はあっても愚かな母親で、「(ハートが肉を食べなければならなくなった時)自分が食べられてでも…」なんてふざけた事まで抜かすんですが、すかさず『ハートを一生苦しませるつもりか!』と怒鳴りつけてくれるキャラクターがいたので気分よく観られました。
それに、母親の間違いを教訓に、ハートが”ウマソウ”を一人前の”草食い”として育てようとするのが素晴らしい。自分がいなくても生きていけるように、肉食恐竜への対応の仕方も教えて、”一緒にいたい”というエゴで動いていた母親とは違う道を選びます。
その一方で、ウマソウを愛しながらも、草食いを殺して食べているというジレンマに苦しむんですよね…。

正直、ハートたちの造形は妙に人間っぽくて気持ち悪かったんですが、見せ方が上手いし、心理描写も丁寧で、いつの間にか気にならなくなるくらい引き込まれてました。恐竜とは思えないアクションシーンも面白く、スピード感があって良かったです。
母親が最後までそう変わらないのがリアルで呆れてしまったけど、家族みんなで楽しめて考えさせられる良作でした。

映画「決断の3時10分」観ました

 | 西部劇  Comment(4) 

決断の3時10分
製作:アメリカ’57
原題:3: 10 TO YUMA
監督:デルマー・デイヴィス
原作:エルモア・レナード
ジャンル:★西部劇/ドラマ

【あらすじ】ベン・ウェイド強盗一味による駅馬車襲撃が横行するアリゾナ。その場に居合わせても何もできなかった牧場主ダンは、ベンが逮捕された時、ユマへの護送を手伝う事に。生活のため、200ドルの謝礼目当てでそれを引き受けた彼だったが…。

痺れました。異色西部劇で、人死にもドンパチもあるんですけど、心理戦というか、心理描写に重きを置いた作品ですね。
ウェイドが妙に男前なんですよ。犯罪者だけど礼儀があって、女に優しいけど部下の死には冷淡。敵であっても認めた相手には敬意を払う。…という感じで、怖い人のはずなのに、いつの間にか気を許してしまいそうな親しみやすさがあります。そんな彼だから、ダンとの駆け引きが面白い。ジッとしてる時間のほうが長いのに、ぐいぐい引き込まれました。
一方、彼と比べると情けなくて、どちらかというと悪党面のダン。息子達の前で強盗事件を見守る事しかできず、奥さんには遠まわしに”息子達の尊敬できる父親でいて”と言われてしまいます(息子の安全より大事か?)
最初は報酬目当てで引き受けた護送だけど、ウェイドとのやり取りの中で、彼の誠実さと信念が見えてきます。あのウェイドの巧みな話術によろめきかけ、死の恐怖にさらされて、それでもなお信念を貫く姿がカッコイイ!
ラストのウェイドの行動も、ダンを真の漢と認め、敬意を払っての事ですよね。ダンの決断の成果だと思います。
爽やかな感動を味わいながら、頭の片隅では「脱獄のために、また部下が苦労するんだろうなぁ」と思ってしまいました(笑)

映画「カオス・セオリー」観ました

 | 家族  Comment(4) 

カオス・セオリー
製作:アメリカ’07
原題:CHAOS THEORY
監督:マルコス・シーガ
ジャンル:★ドラマ/コメディ

【あらすじ】1日の行動全てをリスト・アップし、忠実に実行へ移していたフランク。妻スーザンはそんな彼に余裕を持たせようと時計を10分ずらすが、間違えて早めてしまう。彼の予定は目茶苦茶になり、不幸が重なって妻に不貞を疑われ…。

日本未公開の小品なんだけど、なかなかの掘り出し物でした。
人生の効率化を計るため、何事もリストに書き出してから行動しているフランクが、ちょっとした事からとんでもない事になっていくお話です。とんでもない事と言っても、ヒッチコック作品みたいに陰謀に巻き込まれたりという事ではなく、一般人の普通の人生の中での一大事。流れ的には予想もつかなかったけど、こういう事態は決してありえない事ではなく、フランクと一緒に驚いたり悲しんだりしてしまいました。
後半はドラマ寄りで、ある事実を知って声を殺して泣く姿が痛ましい。まあ、その後ちょっと壊れちゃって、やりたい事をくじ引きで決めて実行に移すという無茶を始めるんですが…。
哀愁漂うコミカルな展開もわたし好み。テンポがいいからフランクの暴走もサクっと観られます。
家族が壊れそうになってしまった時、始めの方でフランクと娘がやっていた”窓への願掛け”が効いてくるのもいいですね~。娘が本当に可愛らしいです。
これらを、ある人物に対して昔話として語っているというのも素敵です。こじんまりした作品だけど、最後にはジーンとさせてくれる良いお話でした。

【再見:2015/2/27】
あまりオンエアしないだろうと思ってDVDに焼いておいたんですが、最近タイトルを目にして内容がさっぱり思い出せないことに気付き再見してみました。
約3年ぶりだけど、感想はまったく変わらず。付け加えるなら、ライフルを買うエピソードで店員が察しすぎ&協力的すぎ(笑)
あとは、あんなことがあってもフランクを好きだという親友が良かったですね。彼は彼で辛かったと思います。最後の方で映される家族写真に彼も入っていて、みんな笑顔なのが見ていて嬉しくなりました。
TV版は10分ほどカットされてたので、いつかフルで観てみたいです。

映画「切腹(1962)」観ました

 | 時代劇  Comment(4) 
Tag:日本

切腹
製作:日本’62
監督:小林正樹
原作:滝口康彦
ジャンル:★時代劇

【あらすじ】彦根藩井伊家の上屋敷に津雲半四郎と名乗る浪人が現れる。生活に困窮した浪人が「切腹する」と言っては、敷地内を汚されたくない人々から金品を巻き上げているのだ。家老の斎藤勘解由は数ヶ月前にやってきた浪人の話を始め…。

いやぁ、痺れました。武士道を批判するような内容だけど、これ観たら「サムライかっこいい!」ってなりますよ。
半四郎が語りだしてからの凄みなんて、言葉じゃ言い表せないほどの迫力。哀しい真実と彼の目的が見えてくるにしたがって、ぐいぐいと引き込まれました。
復讐といっても、命を奪ったり、相手を貶めるつもりじゃなかったところがいいですよね。ただ自分や井伊家の人々の前で真実を暴き、詫びの言葉のひとつでもあの世への手土産にしたかっただけ。何より許せないのは、刀を手放せなかった自分自身というのがひしひしと伝わってきます。命より髷を奪うというやり方もよかった。
でも、自分ひとり食べていくのがやっとな男と娘を結婚させるくだりは、彼視点でしか語られないから、ふたりが愛し合ってると勝手に決め付けていたようにも見えました。
側室でなくても、娘が気に入るような良い条件の相手を探しても良かったのでは?と思ったり。
井伊家のやり方が酷かったとはいえ、最終的には下級武士たちを殺してしまったわけだし、そこら辺をはっきりさせていればもっとスッキリした気持ちで観終われたのに…と少し残念に思いました。

映画「歩いても 歩いても」観ました

 | 家族  Comment(2) 
Tag:日本

歩いても 歩いても
製作:日本’07
監督:是枝裕和
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】夏の終わり。老いた両親が暮らす横山家に、子どもたちが家族を連れて帰郷した。その日は、15年前に亡くなった長男の命日だったのだ。父親とそりが合わない次男の良多は、再婚したばかりの子連れのゆかりと渋々の帰郷だったが…。

落ち込んでるけど無理に元気になりたくない時にちょうどいいテンションの作品でした。
俳優が私でもわかる有名な人ばかりだったけど、意外と気にならなかったです。みんな濃いから中和されたのかも(笑)
淡々と家族の想いが浮き彫りにされていって、それが妙にリアルでした。子供からお祖父ちゃんまで、本当にこういう家族がいるんじゃないかと思えるほど。居心地の悪さすら完璧に再現してます。沈黙も実に雄弁でした。
お祖母ちゃんの「10年やそこらで忘れてもらっちゃ困るのよ」という言葉が忘れられません。「誰だってこんなもんよ」とも言ってたけど、ホントそうだと思います。人間は命の重さを平等には計れないものですよね。
ラストは阿部寛のナレーションが入って、ちょっと普通な感じになっちゃったけど、心に染みる秀作だと思います。

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「誰も知らない」を観終わりました

映画「野性のエルザ」感想

 | 伝記/自伝/実話  Comment(2) 
Tag:イギリス

野性のエルザ
この後、二匹でネコパンチの応酬が始まります。
製作:イギリス’65
原題:BORN FREE
監督:ジェームズ・ヒル
原作:ジョイ・アダムソン
ジャンル:ドラマ/自伝

【あらすじ】ケニアの動物保護官ジョージは、人食いライオンを射殺。襲い掛かってきたメスもやむなく射殺し、遺された3匹の子供を連れ帰る。動物好きな妻ジョーイと共に育て、一番小さなエルザをとくに可愛がるが、やがて家では飼えなくなり…。

何故か狼少女の話だと思い込んでました。エルザってライオンだったんですね~。子供の頃も大人になってからもライオンが可愛かったです。
でも、この作品を観ていて一番泣けてきたのが、動物園に引き取ってもらおうとしていたのに、気が変わってとくに可愛がっていたエルザだけ連れて帰ってきたシーン。両親を殺され、仇であると知らずに懐いていた人間にも捨てられ、その上、兄妹(姉妹?)と引き離されるなんて…と思ったら泣けてきました。
最終的には野生に還したわけですが、途中まではペットとして飼ってただけだったし、兄妹と引き離した事も後悔してる様子はなく、ジョーイたちには共感できませんでした。
ただ、エルザを野生に還すと決心してからの様子は、わが子の旅立ちを見守る両親のようで良かったです。狩りが上手く出来ず、1週間さまよった後の本物のエルザの写真は痛ましかったけど、それが自分たちのせいだと自覚しつつも最後まで諦めなかったのは、やはりエルザへの深い愛情あっての事だと思います。始まりはどうあれ、一緒に過ごして本当の家族になれたのでしょう。
彼らはその後もライオンなどを野生に還す活動を続け、ジョーイは解雇したスタッフに殺され、ジョージは盗賊に捕まったドイツ人を助けようとして殺されてしまったそうです…。
ちなみに原題の意味は「生まれながらに自由」。彼女がエルザを動物園に入れたがらなかった理由です。

映画「サラエボの花」観ました

サラエボの花
製作:ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、オーストリア、ドイツ、クロアチア’06
原題:GRBAVICA
監督:ヤスミラ・ジュバニッチ
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】サラエボ。シングルマザーのエスマは、娘サラの修学旅行費を稼ぐためナイトクラブで働いていた。一方サラは、同じシャヒード(殉教者)の遺児サミルと友情を深めていく。だが、母が父のことを教えてくれず、次第に不満を募らせていき…。

内容を知って避けていた作品でしたが、そんなに重くないという事で観てみました。
かなり見やすかったです。母親の秘密についてはっきりと明かされるのは後半なんですが、それは娘が抱えるフラストレーションと、過去を思い出したくない母親の気持ちを表しているようで、真実を知ったときの衝撃をメインにしてなかったところが良かったのかもしれません。
娘サラの反応が自然でいいですね~。あまりにティーンエイジャーそのもので時々ムカついたけど、何も教えてくれない母親に反発するようになっていく気持ちはよくわかりました。
娘の修学旅行費を稼ぐため、きっと吐くほど怖いナイトクラブで働くエスマが泣かせます。沈黙を守るかぎり、娘には伝わらない苦労ですよね。辛そうにしている姿を娘に見せられず、独りで耐えている姿が痛ましい。
そんな彼女と惹かれあう、一見強面、でもよく見ると優しい目をしている用心棒のおじさんも素敵でした。たぶん、エスマを送って家の窓に娘の姿を見た時から、彼女の過去には見当がついていて、細心の注意を払って彼女の側にいたんだと思います。ラストのトラブルの後、大丈夫だったのかな?
あと、疲れ果てたエスマをあたたかく迎える親友も良かったです。工場の仲間からカンパを集めてきて、「もう安心よ。泣きたいだけ泣きなさい」と抱きしめるシーンで涙腺が…。
すべてを知って、父親への思慕の念を断ち切るように、サラが自らの髪を切り丸坊主にするシーンも印象的。ラストで笑顔を見せるエスマに希望が持てました。
ちなみに、原題はグルバヴィッツァで、もっとも激しい戦闘が行われた地区の名前だそうです。邦題はセラピーでエスマたちが歌っていた「砂漠にも花は咲く~」からきているみたいですね。エスマにとってのサラを示す邦題も素晴らしいです。

映画「ブラインドサイト~小さな登山者たち~」観ました

 | ドキュメンタリー  Comment(8) 
Tag:イギリス

ブラインドサイト~小さな登山者たち~
製作:イギリス’06
原題:BLINDSIGHT
監督:ルーシー・ウォーカー
ジャンル:★ドキュメンタリー

【あらすじ】盲目は前世の悪行が原因との迷信が根強く残るチベットで、自身も盲目のサブリエは盲人学校を設立した。ある日、盲人として初めてエベレスト登頂に成功した登山家エリックを学校に招き、生徒たちに登山の魅力を教えて欲しいと頼むが…。

まず、チベットでの盲人への差別に驚かされました。道ですれ違った老婆が酷い言葉を投げかけ、親だって守ってくれるとは限らない。売られる事もあるし、盲目は前世の悪行が原因という迷信を、盲人の子供自身も信じて受け入れていたりするんですよ。
ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動」を観た時も思ったけど、そういう過酷な環境で育った子供たちは、チャンスを見つければ真っ直ぐそこへ向かって突き進んでいくんですよね。たとえ命がけでも迷わず進んでいく意志の強さに、圧倒されてしまいました。
彼らが挑戦したのは、エベレストの北側にある標高7000mの「ラクパリ」への登頂。足を踏み外せば真っ逆さまという場所も歩くし、高山病で命を落とすこともあります。それを14歳~19歳の6人の盲人の子供に挑戦させるなんて、聞いた時には自分の耳を疑ってしまいました。
自身も盲人の登山家エリック率いるガイドメンバーは、みんな”挑戦”とか”冒険”とか”名声”が大好きな男たちで、子供たちのひたむきさもあって、登山の様子を見ているのは本当に怖ろしい!
後半は、そんな彼らと、真っ向から意見するサブリエ先生との議論が白熱します。”子供たちにとってのゴールは頂上とは限らない”と必死に訴える姿は教育者の鏡。最後、彼ら全員が出した結論と、その結果見ることができた子供たちの楽しそうな姿にジーンとしました。男の子が「HappyTogether」を歌うエンドロールもよかったです。
原題の意味は”目が見えない人の視覚”。登山の途中でサブリエが、「目が見えなくても、風や匂い、様々な音や足元の感覚などから、どんな場所か想像して楽しむ事ができる」と話していたのが印象的でした。

第27回ブログDEロードショー「リトル・ランボーズ」

 | ブログDEロードショー  Comment(22) 
Tag:イギリス フランス

原題:SON OF RAMBOW
製作:2007年イギリス、フランス
監督:ガース・ジェニングス
開催:2012/4/20~4/22
リトル・ランボーズ
「ランボー」に衝撃を受けた少年が、悪ガキと一緒に映画づくりに奮闘するハートウォーミング・コメディで、みんなの投票で決めました。最終的な投票結果は以下の通りです。
「リトル・ランボーズ」36票
「ぼくセザール 10歳半 1m39cm」27票
「ブリジット・ジョーンズの日記」13票
「アパートメント」「メリーに首ったけ」は13票以下です。
皆さま、ご協力ありがとうございました!
企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

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映画「ウォーリー」観た

 | ファミリーアニメ  Comment(8) 

ウォーリー
製作:アメリカ’08 103分
原題:WALL・E
監督:アンドリュー・スタントン
ジャンル:SF/ロマンス/アドベンチャー

【あらすじ】人類に見捨てられ、700年もゴミ処理を続けていたウォーリー。ある日、空から来たロボット“イヴ”に出会い、ウォーリーはイヴの気を引こうと試行錯誤。だが、“植物”を見せた途端、イヴは動かなくなり、やがてロケットにさらわれてしまい…。

冒頭がいいですねぇ。薄汚れた色のビルが立ち並んでいると思いきや、近づくとそれは大量のゴミ!
ひとりぼっちになってしまったウォーリーが、人間の残していった命令に従い、ゴミを圧縮して作ったブロックを積み上げていく…。寂しさと切なさが半端ないです。
そんな中、ゴミの中からお気に入りを見つけてはコレクションし、部屋に飾り、音楽を聴いて、「ハロー・ドーリー!」の手を取り合うシーンをじっと見つめるウォーリー。長い時間を経て感情を持った事が、この場合よかったと言えるのか?
でも、だからこそイヴの登場に心弾みます。植物探査機とは思えない武装に笑わせられつつ、彼女と知り合いたくて健気に後を追うウォーリーが可愛い。言語能力に乏しい彼は、レンズの目と行動でめいいっぱい愛情を伝えます。
ただ、イヴがさらわれて以降は、普通すぎてちょっとガッカリでした。別につまらなかったわけではないですが、人間は出てこないほうが、わたし的にはこの世界観を楽しめたと思います。
人間が居た痕跡は見せて良いんですよ。人間の命令を忠実に守り続けるロボット達が、あの巨大宇宙船で人間がいた時と同じ様に活動していて(もちろん船内ピカピカ)、そこにウォーリーがやってくるという展開の方が冒頭との違和感もないかなと。あの艦長が”忠実なる舵ロボット”を倒す展開も納得いかないですし。倒すのではなく、命令を守るか、恋に生きるか、ロボット自身に自分の道を選んでほしかったです。
まあ、それだと子供向けではなくなってしまうというか、若干ホラーですが…。賑やかしのロボットをたくさん配置すれば、割と気づかないかな?
ちなみに、ウォーリーの名前の由来は、Waste Allocation Load Lifter Earth-Class(ゴミ配置積載運搬機地球型)の略。無敵の相棒ゴキちゃんの名前はHALで、「2001年宇宙の旅」へのオマージュだったり。

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映画「青いパパイヤの香り」観た

 | 青春  Comment(2) 
Tag:フランス ベトナム

青いパパイヤの香り
製作:フランス・ベトナム’93
原題:L'ODEUR DE LA PAPAYE VERTE
監督:トラン・アン・ユン
ジャンル:★青春/ドラマ

【あらすじ】サイゴンのある資産家の家に奉公人としてきた10歳の少女ムイ。そこには優しい女主人と根無し草の旦那、3人の息子たちに、孫娘を失ってから祈り続けるお婆さんがいた。ムイは先輩女中に教えられ、一家の雑事を懸命にこなしていく。

少女時代のムイが超絶可愛いですね~。エキゾチックな魅力あふれる箱庭的空間で、彼女が成長していく様子をまったり観察するような気持ちになってしまいました。彼女が庭の生き物や自然の変化を眺めて微笑んでいたみたいに。
虫といえば、奉公先の坊ちゃん(兄)が、アリに蝋を垂らしたり残酷な事をしていて、「泥の河」を思い出しました。どちらも父親の不在が原因みたいで、お兄ちゃんとしては立派なんだけど不安定な一面も。
その弟くんは、ムイにいじわるばかり。気になってちょっかいかけてるのかと思っていたら、どうやら母親を取られると思った様子。母親の気持ちを敏感に読み取っていたんですね。

どことなく悲哀ただよう中、言葉ではなく映像で語ってくれます。とくに女主人とのエピソードは、深い愛情と寂しさ、優しさと温もりが画面からあふれ出てくるようでした。お婆さんとストーカーお爺さんも、ここまでくると泣ける。
ただ、大人になったムイは見たくなかったです、あの女優さんが少女時代のムイと結びつきません。それに雇い主と結ばれるとか、婚約者から(故意ではなく)奪う展開もちょっと…。作風のせいだろうけど、婚約者の振り方も最悪でした。ひたすら無視するなんて!
狙っての事かもしれませんが、ムイがこの男と幸せになれるとはとても思えず(戦争の事もあるし)、あの女主人のように薄幸な人生を送るんだろうなと暗い気持ちで観終えました。
でも、子供時代だけなら何度でも観たい、静かで美しい作品です。

映画「最後の恋のはじめ方」観た

 | ラブコメ/ロマコメ  Comment(2) 
Tag:アンディ・テナント

最後の恋のはじめ方
製作:アメリカ’05
原題:HITCH
監督:アンディ・テナント
ジャンル:ロマンス/コメディ

独自の理論と的確なアドバイスで、恋愛に不器用な男性たちを手助けしてきたデート・コンサルタントのヒッチ。今回も、小太りで冴えない会計士アルバートの恋を手伝う事に。その一方で、彼はゴシップ記事専門の女性記者サラと出会い…。

久し振りに1時間も寝坊したー!
なんとか7時頃には朝食をはじめられたものの、一日のリズムが崩れると調子でないですよね…。そんなわけで、軽めに感想いこうと思います。
タイトルからして全く期待してなかったんですが、意外と爽やかで面白いロマコメでした。
ヒッチが指南する冴えないアルバートの奮闘ぶりが可愛いんですよねぇ。ヒッチの「どんな女でも必ず落とせる」という言い方は若干ひっかかるものの、彼のような誠実な人の手助け(勇気付け)をしてると思えば、こんな仕事も必要かもしれません。本気の恋しか手助けしないのがポリシーらしいし。
ヒッチがやった事はほんの少し背中を押す事くらいで、実際に頑張ってるのは彼自身。あのアルバートが吸入器を投げ捨て、彼女の元に戻ってキスをするくだりは痺れました。
ヒロインがあんまり可愛くなかったりするけど、ヒッチの恋のほうもなかなか楽しかったです。他人の後押しは得意でも、自分の恋は思うようにいかないのがセオリー。たまたま彼女のトラウマを刺激しちゃったり、食品アレルギーで顔ボコボコになったり、最低男の逆恨みに遭ったり、ことごとく裏目に。にしても、アレルギー出た時に病院じゃなく、ドラッグストアに駆け込むとは…。
ラストは安心のハッピーエンドで、ヒッチの客を見る目の確かさもあって他のカップルたちも安泰そう。クスクス笑って、気楽に観られる作品でした。

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3DS「ファイアーエムブレム 覚醒」のPVを見ていたら・・・

 | ゲーム  Comment(11) 

マルスを描きたくなって、でも新しいPVを見たら頬を赤らめている姫も描きたくなっちゃって、せっかくなのでおふたりに背中合わせで並んでもらいました。
ファイアーエムブレム 覚醒
発売前なのに、なんでいつもより気合入ってるんだろ(笑)
ホントはPVの顔を赤らめるシーンの続きで、姫がドギマギしてる後ろで、マルスが「早く逃げてくれ」とか思いながら戦ってる様子が描きたかったんですけど、画力不足であきらめました。
横顔苦手なので、上のもちゃんと描けてるとは言いがたいけど…私なりに頑張ってます。

そういえば、昨日は結婚システムについて発表されてましたね。色んなシステム詰め込んで、FE集大成ってことでしょうか?
これを知って最初に「めんどくさ。」と思ったのは内緒です。まあ、私がこれをやり始める頃には、情報出尽くしてるだろうから、攻略サイトでそれぞれの将来を考えつつ編成メンバーを決めるからいいんだけどね。
気になったのは、かなり大きくなった子供も参戦するということ。親が引退したり老けてる様子もないし、時空を超えて助けに来てくれるんでしょうか?
マルスといい、いろいろと怪しいゲームになりそうです…。

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映画「ブルー 初めての空へ」観ました

 | ファミリーアニメ  Comment(0) 

ブルー 初めての空へ
製作:アメリカ’2011
原題:RIO
監督:カルロス・サルダーニャ
ジャンル:★アドベンチャー/コメディ

【あらすじ】アメリカで本屋を営むリンダと、幸せな生活を送っていたインコのブルー。だが、ブルーが絶滅危惧種と判明し、メスのいるリオデジャネイロへ。気の強いジュエルとお見合いをさせられるが、希少なインコを密売する悪徳業者にさらわれ…。

「アイスエイジ」と同じ監督さんの作品ということでちょっと前に観たんですが、なんで未公開なのか問いただしたいくらい面白かったです。アニメとしても、ミュージカルとしても、アドベンチャーとしても申し分ない。王道そのものだけど、陳腐な感じはなくて、最後まで楽しく観られました。
まず、冒頭で描かれるリンダとの生活が本当に楽しそう。目覚まし代わりにリンダを起こしたり、おもちゃの車をスケボーのように乗りこなしたり、PCのパスワードを入力してあげたり、ブルーが居ないと彼女の生活は成り立ちません(笑)
そんな彼が、お見合いのためにカーニバルシーズンのリオ・デ・ジャネイロへ。恋の季節に動物たちもお祭り気分で、歌ったり踊ったり漫才したりするんですが、色鮮やかな鳥たちとリオの景色がホント綺麗で、観てるだけで心がウキウキしてきました。
そして、野生のジュエルと最悪の出会いを果たした後の逃亡劇がまた楽しい!
飛べないというブルーのコンプレックスを見事に活かして、危機また危機の大冒険。その過程で成長していく様子と惹かれあう様子を丁寧に描いていて、物語に引き込まれました。悪役もしっかり悪役してたし、後味もよく、大人も子供も楽しめる作品です。
恋に友情、冒険に成長。色鮮やかな鳥たちと、騒がしいカーニバル、そして心躍る音楽!
邦題が地味で残念だけど、明るく楽しい気分になりたい時はぜひ手にとってみて下さい。

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TV映画「アガサ・クリスティ ミス・マープル5」感想

 | ミステリー  Comment(0) 
Tag:アガサ・クリスティ イギリス

どうも、年間12個以上の食器を割るのが当然という宵乃です…。先ほど、ジャムの大瓶のフタを開けようとしたら、手を滑らせて、お気に入りの何度落としても割れなかったコップと、パン祭りでGETした強化磁器のお皿の上に落として割ってしまいました。幸い大瓶は割れませんでしたが、一度に2個って……残念ながらエイプリルフールネタじゃないので若干凹んでます。
それでは、前回に続きミス・マープルの感想に行きたいと思います。

『青いゼラニウム』

回想形式で進んでいくタイプで、マープルさんっぽかったです。でも、壁紙のトリックは、話を信じなかったせいで彼女が死んだとも取れるのに、誰も色の変わった部分を確認しようとしないのは不自然だと思う。あと、推理が瞬く間に展開されてついていけませんでした。ラストはいつも通り、あるカップルが幸せを掴むんだけど、あんな男じゃ祝福できないですよね~。

『チムニーズ館の秘密』

原作を知らないわたし的には、今回のなかで一番面白かったです。登場人物も少なめでわかりやすかったし、犯人の動機もありえそうでよかった。警部さんも素敵。こちらのカップルは素直に応援できたしね。でも、原作の原型を留めてないらしいので、ファンには受け入れがたい作品かも。

『蒼ざめた馬』

この事件の全貌には驚かされました。何も知らずに犯罪の片棒を担がされてるかもしれないなんて!
でも、マープルらしくはないです。心配してくれる警部さんをないがしろにして、積極的に捜査し、罠を張るおばあちゃんが、品のいい老婦人といえるだろうか?
マープルよりポワロ向きだったかなぁ。

『鏡は横にひび割れて』

この原作の映像作品を観るのは確か3度目だけど、パーティーの様子の見せ方が一番変だった気がします。元夫と若い女優を見て固まったんじゃないと思ってるなら、なんですぐに彼女がその時見たものを確認しに行かないんでしょう。この行動派マープルなら、強引にお宅訪問してもおかしくないのに。
この作品でしか観られないのが、わが子を訪ねるシーン。わたし的には子供への愛情があった方が入りやすいですけど、これは媚びてる感じがしたかな。

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