2012年01月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「突然炎のごとく」観ました

突然炎のごとく
製作:フランス’61
原題:JULES ET JIM
監督:フランソワ・トリュフォー
原題:アンリ=ピエール・ロシェ
ジャンル:★コメディ/サスペンス?

モンパルナスで出会ったジムとジュール。文学青年同士、ふたりは無二の親友となり、美しい娘カトリーヌと知りあった時も共に彼女に惹かれてしまう。やがてジュールが彼女と結婚するが、第一次大戦後を経て彼女の気持ちは移ろい…。

先に断っておくと、普通のファンの方が読んだら不愉快になる感想かもしれません。ジャンルに”コメディ/サスペンス?”と書いたとおり、わたしにはヒロインが先が読めない面白い人にしか見えなかったし、こういうタイプは身近にいないから奇妙な三角関係も全くの他人事で、ケラケラ笑いながら観てしまいました。

全体的に淡々と進んでいって、最初は本当に”炎のごとく”なんて展開になるのだろうかと疑いながら観てたんですが、カトリーヌが登場してから一気に面白くなりました。嘘を燃やすのだと言って手紙に火をつけたら自分のスカートに燃え移ったり、嘘つき男にかける硫酸を持ち歩いていたり(冗談だと思ったのに煙が!)、会話に入れなくてセーヌ川に飛び込んだり。ホント、先が読めないんですよね。川に飛び込む前の、「度肝を抜いてやるから見てらっしゃい!」みたいな表情が素敵です。
そんな彼女の虜になって、去られるくらいなら親友とくっついてくれた方がましとジムに直接頼むジュールも、切ないのを通り越して笑うしかないというか。わりとみんな楽しそうにしてるから、不快感もありませんでした。

そんな感じで最後まで笑いながら観たものの、あのラストを見ると彼女は躁うつ病か何かだったとしか思えなくなったり。病気のせいでああいう生き方しか出来なかったとすると可哀そうとも取れますが、概ね楽しそうな人生だったし、振り回された夫も望んで振り回されていたワケだし、子供たちも泥沼化する前に決着がついてある意味しあわせだったかもしれないし、ラストも痛快だと思えてしまった自分が怖い(笑)
ジム的にはいい迷惑だったかもしれないけど、あの表情を見て気付かない方が悪いよね。彼女の行動の中ではダントツにわかりやすかったのに、彼女をきちんと見てなかったとしか…。唯一可哀そうだったのは、ジムの婚約者かな。

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映画「姉妹(1955)」観た

 | 社会派  Comment(4) 
Tag:日本

姉妹(1955)
製作:日本’55
監督:家城巳代治
原作:畔柳二美
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】伯母の家に下宿している姉の圭子と妹の俊子は、伯母夫婦に可愛がられながら仲良く暮らしていた。さまざまな境遇に暮らす人々と出会い成長していく姉妹。やがて、父が勤める山の発電所に人員整理の波が押し寄せ…。

仲良し姉妹が魅力的でした。妹は良いものは良い、悪いものは悪いとハッキリ言える真っ直ぐな女の子で、姉は分別があってお姉さんらしいお姉さん。優しい叔母さんと面白い(?)叔父さんとのやり取りもあったかいし、色々な人との出会いや出来事を経験して、成長していく姿に爽やかな感動が。
妹と女の子の友だちのキスシーンがあったり、貧しい親子が姉妹の家族を信頼して「娘を買ってくれ」と頼むシーンなどが印象的でした。

PS版「スナッチャー」やったよ!

 | ゲーム  Comment(10) 

スナッチャー
ブレードランナー」をモチーフに、「メタルギアソリッド」で有名な小島秀夫がつくった初期のゲームということで、やってみました!
何度も移植されてるらしく、最初はPCゲームだったみたいですが、ウチにあったのはかなり後に出たPS版。本当は最も完全なかたちで出たPCエンジン版をやってみたかったけど、わざわざそのためにソフト買うわけにもいかないし…。お高くなってるしね。

ストーリーは、2042年のネオ・コウベ・シティを舞台に、人間を殺しその人物と入れ替わって潜伏する正体不明のアンドロイド「スナッチャー」を殲滅すべく、捜査官(ジャンカーJUNKER)ギリアン・シードとなってスナッチャーを追うというもの。
これだけ書くとハードボイルドな世界を思い浮かべてしまうけど、実際は女に弱い残念なギリアンと、いい性格をしている補佐ロボット・メタル・ギアmk-II(声優はアラレちゃんや初代コロ助の小山茉美)のおバカなやり取りによって、かなりほのぼの。メインストーリーはシリアスだし、人死もでるし、グロいシーンもあるのに、笑っていることの方が多いかも。
「ブレードランナー」へのオマージュもたくさんあって、「お、これはあのシーンか!」とファンならニヤニヤしっぱなし。パクリばかりではなく、この世界をきちんと描き込んでいるのも好感が持てます。現場を調べるのにメタルの分析が役立つんだけど、それが本当に詳しくて実際に事件の捜査をしてるみたいなんですよ。敵を感知したときの警報も臨場感があって良かったです。早撃ちガンアクションは苦手だけど(泣)
まあ、早撃ちとキーワード入力問題はあるものの、何度も挑戦すれば難易度が下がったりヒントをくれたり。あとは一本道のアドベンチャーゲームなのでコマンド総当りでクリアできるし、ゲームとしての難易度はかなり低いです。プレイ時間も8時間くらいかな?

こんな感じで世界観にどっぷりはまれたという点では大満足なんですが、操作性やPS版ならではの問題点も。
まず、メッセージウィンドウが何故かセリフの度に出てきたり下がったり。見てると酔うし、疲れるし、ゲームをやってる間ずっとまぶたがピクピクしてました。
次に、素敵なBGMと素敵な声優陣(故・塩沢兼人もいるよ!)の魅力をぶち壊す音量設定。なんで声の方が小さいのさ!
しかも、音声のみで文字でセリフを表示してくれないから、ところどころ聞き取れないし。
そして、PSなのでロードが長い上に、しょっちゅうフリーズ…。昔、よくこんなので遊んでたなぁ。

イラストは、主人公の別居中の妻ジェミー。ビデオフォンのたびに、ギリアンが鼻の下をのばすほどのいい女。別居の原因は、とある事件でふたりとも記憶喪失になってしまったため。今でも想いあっているのが伝わってくるから切ないんだけども、ギリアンのエロ親父思考のせいでそう思えません(笑)
予想以上に楽しめたから、次は「ポリスノーツ」でもやろうかな。…苦手なセガサターン版しか持ってないけど!

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意味がわからん!「恋するトマト」

 | 社会派  Comment(5) 
Tag:日本

製作:日本’05
監督:南部英夫
原作:小檜山博
ジャンル:ドラマ/ロマンス

【あらすじ】霞ヶ浦に隣接する田園地帯に、年老いた両親と暮らしている45歳の独身男性・正男。お見合いで失敗し、フィリピンパブで働くリバティには金を騙し取られてしまう。フィリピンで彼女を探し続け、いつしか無一文の浮浪者となるが…。

いやもう、何なのこの映画!?
未成年のフィリピン少女たちを人身売買して借金完済した主人公が、罪も償わず、若くて綺麗でよくできたフィリピン女性とハッピーエンドとかマジ意味わからん。
日本農家の嫁不足問題とか、結婚詐欺で大金巻き上げられて自暴自棄になって犯罪に手を染めるとか、家族と農業を愛するフィリピン女性と出会い農業への情熱を取り戻していく…などの展開は映画として理解できるが、ハッピーエンドはねーよ!
心を入替えたんなら自首して、人身売買撲滅のために警察に協力しろ!
だいたい、同郷の少女たちを売り飛ばした男を、日本まで追いかける女も理解できん。どんだけ日本人に都合のいい女なんだ。
とにかく人身売買の罪を実感してない登場人物にイラッとした。超絶トラウマ映画「ヒューマン・トラフィック」でも観て反省しやがれ!

…と、こんな感じで昨日は憤慨しながら就寝しました。せっかく楽しい映画を観ていい気分だったのに、可愛いタイトルに騙された!

映画「ストーカー(2002年)」観ました

 | サスペンス  Comment(9) 

ストーカー(2002年)
製作:アメリカ’02
原題:ONE HOUR PHOTO
監督:マーク・ロマネク
ジャンル:★ドラマ/サスペンス

プリントショップに20年以上勤める、仕事熱心な男サイ。常連客ニーナの一家は、彼にとって理想の家族であり特別な存在だった。サイは彼らが現像に出した写真を密かに自宅に飾り、孤独を埋めていたが…。

再見だと思って後回しにしてたら、以前録画失敗したやつでした。
邦題が最悪ですね~。原題の意味は、スーパーなどにある写真現像店のこと。ある孤独な男の姿を描いた物悲しいドラマなのに、この邦題のせいでサイコサスペンスだと期待→肩透かし、みたいな人が続出です。もったいない!
たしかにストーカーと思われても仕方がないような行動はとってますが、一家がそれに気付いてハラハラしたり、猟奇的な展開にはなりませんので、そういうのを望んでいる人は別の作品を観てください。
サイを演じるロビン・ウィリアムズが良かったです。寂しそうに、あの一家を眺める目の優しいこと!
”理想の家族の一員になった自分”という空想からふと覚める瞬間の表情が、孤独をいっそう際立てます。
「サイおじさん!」と子供に呼ばれて、夫婦とは気の置けない仲。当たり前のように挨拶して、何気ない会話をして、穏やかに笑い合える…そんな幸せを切望する孤独なサイを完璧に演じていました。
やり方を間違えている部分はあるものの、彼を”ストーカー”と呼びたくないですね。”理想”を壊した父親にキレる段階でも、傷つけるのではなく気付かせたい一心だったとわかった時には、胸が一杯になりました。
彼の写真や家族への想いを語るくだりでは涙が…。ラストの彼の願望を写した一枚の家族写真が切ないです。
ただ、途中で彼が見る悪夢は無駄にホラーでそぐわなかったです。あれは子供が見たらトラウマかも。
あと、息子がエヴァンゲリオンの人形を手に「空を飛んで敵を倒すヒーローだよ!」とか言ってるのが…!(笑)

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映画「カンフーパンダ2」観ました

 | ファミリーアニメ  Comment(6) 

カンフーパンダ2
製作:アメリカ’2011
原題:KUNG FU PANDA 2
監督:ジェニファー・ユー・ネルソン
ジャンル:★コメディ/アドベンチャー/アクション

かつて追放されたクジャクのシェン大老が、恐ろしい兵器を携えて帰ってきた。シーフー老師の指示で、さっそくシェンの野望阻止へと向かったポーとマスター・ファイブ。だが、シェンとの戦いのさなか、本当の両親の記憶が甦り…。

さっそく続編も観てみました。前の出来がよかったから期待してみたんだけど、こちらも大満足!
まず、知りたいと思っていたポーの出生の秘密がメインの話だったことが嬉しかったです。ややシリアス寄りで、「自分は何者なのか悩むポーや、同じ様に両親の愛情に不安を抱える敵・シェン大老との対比も見ごたえありました。
でも、ひたすら過去を隠していたお父さんとの対話は、うってかわってコメディという(笑)
自分の体の何倍も重い、パンダの赤ちゃんを育てた彼の功績は大きい!
ポーの意外にも愛らしい(失礼!)子供時代も見られたし、本当に素敵な親子だと思います。あんな可愛い食べっぷりを見たら、ごはんをあげすぎてしまうのも仕方がないよね。こうして愛情込めて育ててきた息子を素直に送り出せず、「どうしてお前がやらなきゃならない!?」って言っちゃう気持ちもホントしっかり伝わってきました。お父さん大好き。
また、アクションシーンもますます磨きがかかってました。シェン大老の孔雀の羽を活かしたアクションはカッコよかったし、カー(?)チェイスも見られます。ポーとフワフワ老師(シーフー老師のことね)が見せる「静寂の心」も、滑らかな動きが素晴らしかった!
あと、鶴さんのあごがカクンと落ちるというような、コミカルなシーンも相変わらず良かったです(笑)
個人的にフワフワ老師をもっと出してほしかった気もするけど、どんどん成長する弟子にちょっと嫉妬するところが可愛かったからよしとします。
3は出るのかな~?

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映画「ガタカ」観ました

 | SF  Comment(35) 

ガタカ2
製作:アメリカ’97
原題:GATTACA
監督:アンドリュー・ニコル
ジャンル:★SF/サスペンス/ドラマ

【あらすじ】遺伝子工学が発展した時代。遺伝子操作を受けずに生まれたヴィンセントは、ある日、何もかも敵わなかった弟に度胸比べで勝つ。それをきっかけに、彼は宇宙飛行士になる夢を叶えるため、事故で身障者となった元エリートに成り代わり…。

映画を観始めた頃に、たぶんジュード・ロウ特集で観た作品です。
懐かしいですね~。見た目はそんなにSFしてるわけでもないのに、この世界観に一気に引き込まれます。ヴィンセントが「不可能はない」と確信するエピソードもいいし、他人に変身していく過程も面白い。DNAが何より重要なこの世界では、身分証の写真なんて誰も注目していない(そして本当に気付かない)というのが意外と説得力ありました。
また、彼の”宇宙飛行士になりたい”という強い想いに、応援せずにはいられません。
生まれた時から周りに「お前には無理だ」と抑圧されていたヴィンセントと、「将来が楽しみだ」と期待をかけられていた正反対のジェローム。ふたりが”共犯者”という繋がり以上の、鏡合わせの自分自身のようになっていく過程も、ふたりの複雑な気持ちを想うと切なくなりました。

→以下、ネタバレ注意

映画「生きる(1952)」感想

 | 社会派  Comment(10) 
Tag:黒澤明 日本

生きる(1952)
製作:日本’52
監督:黒澤明
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】30年間無欠勤の市役所の市民課長・渡辺勘治は、自分が胃癌で1年ももたないと知る。これまでの生き方を後悔した彼は、どうしたら変えられるか悩み続ける。やがて、市民から出されていた公園建設に関する陳情書を思い出し…。

未見だと思っていて、ずっと観たいと思っていた作品なんですが、見たことありました。といっても、ビデオの調子が悪くて何を言ってるのかよくわからない状況で見たので、今回が初見と言ってもいいかもしれませんが。
ということで、なんとなく新鮮味に欠ける鑑賞となってしまいました。でも、主人公が何と言ってるかわからないのは今回も一緒だったり。こういう時、外国人だったら字幕で見られるのに!
まあ、このぼそぼそ喋りが、この人の”人柄”と”絶望感”と”病状”をひしひしと訴えかけてくるんですけどね。どちらかというとオーバーな演技でしたが、セリフ聞こえないのでこれ位してくれないと内容がわからなくなりそう。
病院の待合室で末期胃癌の症状を聞かされ、だんだんと縮こまって離れていく主人公とか、涙ながらにしみじみと「ゴンドラの唄」を歌う姿、息子に打ち明けようとして聞いてもらえなかった時の表情、生きる意味を見出して「ハッピーバースデー」の歌のなか揚々と階段を昇っていく様子など、変わりゆく心情が表情や動きからしっかりと伝わってきました。
ただ、わたしのいつもの悪い癖で、最後が受付けなかったんですよね…。苦手な酔っ払いの大声を聞いてたら気分が悪くなってきて、感動どころじゃありませんでした。こんな自分が憎らしい!
条件反射的に録画を消してしまったけど、慣れるまでとことん見ておけばよかったなぁ。…イラストはネットにうじゃうじゃ転がってる名シーンから。

映画「瞼の母(1962)」観た

 | 時代劇  Comment(6) 
Tag:日本

瞼の母(1962)
製作:日本’62
監督:加藤泰
原作:長谷川伸
ジャンル:時代劇/任侠

【あらすじ】生き別れになった母を探し旅を続けていた忠太郎は、弟分の半次郎が飯岡一家の喜八らに狙われていると知り駆けつける。そこで、半次郎を想う母の愛に心うたれた忠太郎は、喜八らを叩き斬って自分がやったと書き残すのだった…。

またもやイラスト無しですみません。冬は手が冷えて関節が腫れてくるので。
映画の感想ですが、大衆演劇的な一挙一動が芝居がかっていたものの、そういう”くさい”部分も含めて味のある作品でした。
とにかく主人公がめそめそしてるんですよ。堅気に戻るチャンスをふいにしようとする半次郎を止めるため、「お前にはおっかさんがいるじゃねぇか」と始まって、自分が探し求める母親への想いを語りだし。字が書けず、半次郎の母親に手を取ってもらって手紙を書きつつ、目を潤ませながら彼女に母の面影を重ね。盲目の三味線弾きを助け、もしや母親じゃないかと興奮し。実母との涙ながらの再会、すれ違い…と、最後まで涙なみだの物語でした。(主人公が)
去っていく忠太郎を引きとめようと実母が走り出すものの、湯飲みを倒してしまい足を止めるシーンが印象的。忠太郎が座っていたぬくもりを確かめるように、畳を撫でるとこもジーンときますね。
全体的に、絵になるシーンが多かったです。
ラスト、瞼をぎゅっと閉じ、震えながら母の姿を思い浮かべる忠太郎の男泣きが、この作品らしくてよかったです。

映画「上を向いて歩こう」観た

 | 青春  Comment(7) 
Tag:日本

上を向いて歩こう
製作:日本’62
監督:舛田利雄
ジャンル:青春ドラマ

【あらすじ】少年鑑別所から脱走した九と良二は、オート三輪で運送業を営む永井に匿われる。九は彼のもとで真面目に働き始めるが、良二は永井が少年保護司だと知って逃げ出してしまう。ドラマーになるため、かつてドラムを教えてくれた牧のもとへ行くが…。

ヒット曲に便乗した映画ということで期待せずに観たんだけど、意外と面白かったです。
一致団結しての大脱走の後に、心をいれかえて真面目に働こうとする九ちゃんと、ドラマーを目指してチンピラに成り下がっていく良二らを初め、いろんな人がすれ違ったり争ったりするのを描いていました。
真面目にやろうとする九ちゃんも、夢を目指す良二も、賭場を仕切りながら大学に通う健も、それぞれ孤独を抱えて辛い思いをしながら前に進もうとするのが、ベタながら良いんですよね。吉永小百合も可愛かったし。
この時代のこういう界隈で生きている人々はこんな感じだったのかなぁと思わせるリアリティもあって、最後までしっかり見せてくれました。
まあ、途中で「クララが立った!」みたいなエピソードがあったり、ラストはみんなで「上を向いて歩こう(幻の四番)」を歌いながら歩くシーンで終わったりするんだけど。そんな爽やか青春映画のノリも、お正月に観る分には丁度良かったです。

拍手ログ 不思議の国のアリスシリーズ 1~3

 | イラスト関係  Comment(3) 

不思議の国のアリス/しろうさぎ
『しろうさぎ』
たいくつしていたアリスのまえを、しろうさぎがはしっていきます。
「どうしようどうしよう、ちこくしちゃう!」
そういってうさぎがかいちゅうどけいをだしたので、アリスはおどろきました。
きょうみしんしんのアリスはうさぎの後をおいかけます…。

不思議の国のアリス/落下
『落下』
うさぎをおってはしってきたアリスは、とつぜんふかいふかいあなにおちてしまいました。ずうっと下までみたけれど、くらくてどうなっているのかわかりません。
いつまでたっても底にたどりつかないので、アリスはだんだんなれてしまいました。

不思議の国のアリス/わたしを飲んで!
『わたしを飲んで!』
やっと穴の底にたどりついたアリスは、テーブルのうえに小さなきんいろのかぎをみつけました。それは庭へのとびらのかぎでしたが、ちいさすぎてアリスにはとおれません。
どうしようかあたりをみまわすと、こんどはテーブルのうえに『わたしをのんで!』とかかれたふだのついたビンが。
アリスは毒とかかれていないかたしかめると、それを飲みほすのでした…。

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拍手ログ 不思議の国のアリスシリーズ 4~5

第25回ブログDEロードショー「ガタカ」

 | ブログDEロードショー  Comment(25) 

原題:GATTACA
製作:アメリカ’97年
監督:アンドリュー・ニコル
開催:2012/1/20~1/22
ガタカ
生まれてすぐ不適正者のレッテルを張られたヴィンセントが、事故のため身障者となった元エリート・ジェロームに成り代わり“ガタカ”に潜り込む近未来SF作品です。

今年から企画のまとめ役を引き継ぎました宵乃です。
今までまとめ役をして下さったmiriさん、本当にお疲れ様でした!
これからも、みなさんと一緒に企画を楽しんでください♪
引き継いで第一回目ということで、私が選ばせて頂きました。選んだ理由は、映画を観始めた頃に嵌った作品なんですが、昔と印象が変わったらと思うと怖くて、ずっと再見できず、みなさんと一緒なら再見できると思ったからです。

企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

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映画「チェブラーシカ(2010)」感想

 | ファミリーアニメ  Comment(0) 
Tag:日本

チェブラーシカ(2010)
製作:日本’2010
監督:中村誠
原作:エドゥアルド・ウスペンスキー
ジャンル:ファミリー

【あらすじ】オレンジの木箱に入ってやってきた不思議な生き物チェブラーシカ。ひとりぼっちのワニ、ゲーナと友だちになり、一緒に暮し始める。そんなある日、町にやってきたサーカス団の入団テストに落ちて泣いている少女マーシャと出会い…。

すごーくよくできたパペットアニメなんだけど、どこか違う…。
まず、声に違和感を覚えてしまって。チェブラーシカたちはまあいいけど、シャパクリャクの声がなんでオッサン!?
意地悪おばあさんでも前は愛嬌すら感じたのに、今回はひたすら憎たらしくて、彼女の不器用さ、寂しさというものは伝わってきませんでした。…ただの悪役と化してる。
あと、ナレーション。説明する必要のないところまで説明するのも嫌い。子供を馬鹿にしてるんだろうか?
ストーリーは原作の世界観を大切にしていたと思うけど、やっぱり何か違うんですよね。そもそも今の日本人が作ったものが、1960年代のソ連で生きる人々が生み出したものと同じになるわけがない。あの可愛いキャラクターたちの抱えた”寂しさ”が、ハッピーエンドをより温かいものにしていたのに、これじゃあ可愛いだけで深みも何もありません。
チェブもただのぶりっ子になってました。ロシア版にも「計算か!?」と思えるところはあったけど…生存本能的なところがあったから笑って許せたのかな?
まあ、これを観てロシア版を観てくれる人が増えるならいいんですけどね。

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映画「ニルスのふしぎな旅 劇場版」観た

 | ファミリーアニメ  Comment(8) 
Tag:日本

ニルスのふしぎな旅 劇場版
製作:日本’82
監督:鳥海永行
原題:セルマ・ラーゲルリョーブ
ジャンル:★ファンタジー/アドベンチャー

【あらすじ】スウェーデン南部の農村。妖精を怒らせ魔法で小さくされてしまったニルスは、動物たちの言葉が理解できるようになる。ひょんなことから、ガチョウのモルテンの背に乗り、アッカ隊長率いる雁の群れと野鳥のふるさとラブランドを目指し…。

ちょっと前に放送していたアニメをスルーしていたところ、BSプレミアムで劇場版をやったので鑑賞。
小さい頃、アニメ絵本を持っていたけれど内容は覚えておらず、ガチョウに乗る小さいニルスの可愛らしい姿しか印象に残ってませんでした。そのイメージが、映画が始まったとたんガラガラと音を立てて崩れ去りましたよ(笑)
この子、ジャイアンレベルの悪ガキだ!
捕まえた妖精が「これをあげるから放しなさい」と金貨を出したら、「もっと出せるだろ」とニンマリ笑うんだもの…。まあ、この悪ガキが旅を通して優しさや責任を知り、成長しつつ友情を深めていくのが感動的なんですけどね。
ただでさえ両親の元を離れて寂しい想いをしている彼が、雁の群れや親友モルテン、スネオ的なペットのキャロットらの為に、危険を顧みず立ち向かっていく姿にはジーンときました。映画版のカッコいいジャイアンみたいな。
こういう冒険譚のなかに、動く銅像みたいな妖精以外の世界の不思議の話が混ざっているのも良くて、アニメ本編はほんとうに素晴らしい作品なんだろうなぁと想像できました。
ただ、この作品は原作の”スウェーデンの地理を楽しく学べる”というコンセプトを前面に出したかったのか、移動の風景描写にやたらと時間を割いて、アニメファンにとって重要なレックスの事を省いてしまったようなんですよね。レックスが動物園に捕まって「寂しいなぁ。」とつぶやく姿が最後というのは、いくら劇場版が初見のわたしでも「それはないだろ!」という感じ。いくら悪役でも、キツネが雁を襲うのは生きるためだというのに…。(後半はニルスへの復讐心ばかりで、いつ食事してるのか不思議だったけど。 笑)
まあ、劇場版のためにすべて描き直したらしいので、風景描写はさすがの美しさなんですけどね。ラストも感動で涙目だったし。全体の時間を延ばして、レックスの事もきちんと描いていたら…と思うと残念ですが、ファン以外の方が初めて見る分にはじゅうぶん楽しめる作品だったと思います。

追記(2013/7/30)
TVシリーズの再放送があったので、全話視聴しました。
これは素晴らしい作品ですね…。モルテンまじ兄貴!アッカ隊長まじ先生!
時々、話の都合上ニルスが悪ガキに戻ったりもしてたけど、旅を通して成長していく姿に感動しました。音楽家に見世物にされて、初めて人(ハムスター)前で涙するところなんて、かわいそうで見てられなかったです。
ただ、レックスをみんなで嘲笑うシーンがやたらと多かったのと、アッカ隊長の「どんな理由があっても生き物を殺すのは悪いこと」という生きるために食べなきゃいけないのを無視したセリフはちょっと引っかかりました。
でも、念願のレックスとのお別れの話を観られてよかった。お嫁さんもらえてよかったね!
大人が観ても、今の子供たちが観ても、充分楽しめる名作だと思います。

イラストの途中経過を晒してみる、描いてみた動画編

 | イラスト関係  Comment(10) 

一度はやってみたかった”描いてみた”動画。ついにやっちゃいました。
でも、ウチの低スペックPCで、動画初心者のわたしが作ったので完成度低いです。というか、途中からウイルス対策ソフトのスケジュールスキャン始まって画質が悪くなってるかも。終わり方も唐突だし…。撮り直したかったけど、すでに二度目の挑戦だったから、疲れてそのまま上げてしまいました(笑)
それでは、期待しないでご覧下さい。

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映画「現金(げんなま)に体を張れ」観ました

 | 犯罪  Comment(8) 
Tag:スタンリー・キューブリック

現金(げんなま)に体を張れ
製作:アメリカ’56
原題:THE KILLING
監督:スタンリー・キューブリック
原作:ライオネル・ホワイト
ジャンル:★犯罪/サスペンス

出所したばかりのジョニーは、さっそく競馬場の売上金強奪という大仕事に乗り出す。信用の置ける仲間を集め、周到な準備の末、いよいよ決行の時が。計画は予定通りに進められるが…。

今年初の映画感想はこちらになりました。といっても、観たのは年末だけど。
これは面白かったです。テンポもいいし、「地下室のメロディー」と似てるなぁと思いながら観てました。あちらはギャバン&奥さんの魅力と、ラストの余韻が好きだったのに対し、こちらはイラストの男&奥さんの魅力と、計画が進行していく小気味よさが素晴らしかったです。…主人公のジョニーとやらは、彼にぞっこんの恋人が利用されてるように見えて好きになれなかったし、顔が覚えられなくて印象に残ってないですね(笑)
他にも、仲間の誰がどんな役割を果たしているのかいまいち把握できなかったり、狙撃の男が駐車場で銃を構えた時にはそれはないだろと思ったりもしましたが、しだいに計画の全貌が明らかになっていく展開には手に汗握りました。
やはり、計画の不安要素である夫婦が面白かったです。いや、旦那さんは可哀そうだったけど、奥さんの悪妻っぷりが見事で。金の匂いを嗅ぎつけて、普段は絶対に言わないような言葉や態度で、計画を聞きだそうとする姿が滑稽で醜悪。あれだけ意図がはっきりしているのにそれにひっかかる一途な旦那は、ある意味可愛かったです。
わたし的にラストは「地下室~」が好きなので、この作品で一番アッと言わされたのは、彼ひとりで状況を覆したあの瞬間ですね。奥さんにも見せてやりたかった!

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マウスが完全復活した!!

 | PC関係  Comment(6) 

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今まで遊んでました。映画の記事は後回しにして、今日はどうでもいいマウスの話です。
今まで、右クリックが使えなくなったとか、連打したら直ったとかちょくちょく書いてましたが、実は最近左クリックがまた調子が悪くなってたし、さらにホイールクリックは何年も前から使えなくなってました。こんなことしょっちゅうだし、物は大事に使いなさいと育てられたので、絵を描く時ちょっと面倒だけど完全に壊れるまでタッチパッドでいいか、とかのんびり考えていたところ、昨日、私ほど気が長くない家族が安売りの普通のマウスを買ってきてしまって…。
まあ、そんなこんなで壊れ気味のマウスを「捨てといて」と渡されたので、とりあえず分解してみました。…趣味なんです。
専門的知識はゼロですが、自分の使ってる目覚まし時計は10代の頃から、壊して直してを繰り返しているくらいで(この目覚ましの音量じゃないと心臓麻痺起こしそうで 笑)、どこが壊れたのかくらいはわかるかな~という気持ちで。
で、分解してじっくり観察した結果、とても汚れているという事しかわからず、とりあえず筆とかティッシュで汚れをとり、元通りにして使ってみたら…なんと完全復活してるじゃないですか!!
もうホイールクリックって何?と諦めていたのに、ちゃんと反応するよ!新タブ開くし、懐かしのオートスクロールもできる!!
いやぁ、お掃除って大事だと、つくづく思いました。そろそろPCの中も掃除しようかな…。
そろそろ寿命かもしれないけど、完全に壊れるまで使うぞ!