2011年12月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

GC「ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡」やったよ!!

 | ゲーム  Comment(12) 

ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
ここ2週間ばかり、いつもの3倍ゲームに時間を割いて頭フラフラになりながら、なんとか年内にクリアという目標を達成できました。長かった…。
もう、後半になるにつれて章ごとのクリア時間が長くなっていって、あと少しで終わるはずなのになかなか終わらないんですよね。しかも、長考してるくせに、ターン数は減らないという。
昨日、今年最後の記事にはちょっとなぁという感想ともいえないような記事(ゲームの記事が最後なのもどうなんだ)をアップして自分を追い込み、いつもより30分夜更かしして最終章をクリア。今朝エピローグを見て、コメントチェックもせずにミストの絵を練習して、お昼には線画が完成して、2時頃やっと完成しました。「そのスピードで」のケンさんが大好きな妹キャラ、ミストです。可憐な魔道少女かと思いきや、自分の身長くらいある鋼の大剣を片手で振りまわすとか(笑)

そんな訳で、前置きが長くなりましたが蒼炎の感想です。
だいぶ遊びやすくなってました。敵の攻撃範囲を表示固定できるし、支援を上げるのに隣り合わせじゃなく出撃の回数になったし、拠点で会話が増えたしレベルアップできるし。とくに攻撃範囲については、毎回毎回うっかり弱いキャラを敵の攻撃範囲に入れてしまう私のような人間にはぴったり。まあ、それでも遠距離魔法で死にまくったけども。
良くなかった点は、持ち物が武器とアイテム欄に分かれたせいで装備を活用できなかった事と、後半はアイクや一部のキャラが強すぎてバランスが悪かった事くらいかな?
ストーリーは、イナさん絡みのエピソードは驚きが多かったです。ミスリードがお上手!
あと、ネタバレだけど、セネリオがラグズに無視されるって現在進行形?
仲間のラグズはそんなひとには見えないし…モウディなんて絶対ありえないでしょ。でも、支援や拠点会話でも、セネリオとラグズのはなかったしなぁ。これが根深い差別というものか…。
お気に入りキャラはマカロフとフォルカさん。マカロフはガトリーを上回る鉄壁さでアイクの次に強かったし、性格的にも面白い。フォルカさんは、最初に拠点でかなり調整したので、最終章まで大活躍でした。目にもとまらぬ早業が素敵!
知り合いに騙されてヒロインはセネリオだと思い込んでいたので、一番可愛いと思うのはセネリオです。エリンシアって誰?

長くなりましたが、今年もこれで終わりですね。
来年は企画のまとめ役もやっていくわけですが、今まで通りのんびりまったりやりたいと思います。
ではでは、皆さまよいお年をお迎え下さい♪

関連記事
PS版「スナッチャー」やったよ!
DS「ラストウィンドウ 真夜中の約束」やったよ!
B0002OVBLQ ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡

映画「レスラー」感想

 | ドラマ  Comment(12) 

レスラー
製作:アメリカ’08
原題:THE WRESTLER
監督:ダーレン・アロノフスキー
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】80年代に大活躍したプロレスラー、ランディ。だが、今では地方興行で細々と現役を続け、アルバイトで糊口を凌ぐ孤独な日々を送っていた。そんなある日、長年のステロイド常用がたたって心臓発作で倒れ、引退を余儀なくされる。

昨日、いつも通り換気してから寝たんですけど、夜中になんか寒いなぁと思って起きたら、ガラス戸全開でした☆
そりゃ寒いわ(笑)
それはともかく、「レスラー」見ました。予想以上に辛かったです。何が辛いって、プロレスの様子とそれを喜ぶ観客たちの姿を見るのが辛い…。
プロレスって今までまともに観たことなくて、この作品の最初の方であった5~10分くらいの流血試合(打ち合わせ通り)がたぶん初めてでした。それで、ちょっと見ただけでも怖いし理解できないし、なんだか泣けてきてしまって。観るのをやめようかと思ったものの、うろたえているうちに試合のシーンが終わっていたので、そのまま観続けてしまいました。
とはいえ、内容はさっぱり頭に入ってこなくて、ただ目の前を映像が流れていたという感じ。冷静に観られたら良かったんですけど、残念です。プロレスがここまで自分に合わないとは知らなかった…。
映画でしか観ないボクシングのように”プライドを賭けた戦い”で怪我をするわけでもないし、ホラー映画のように”つくりもの”と割り切って観られるわけでもないし、パフォーマンスとしての流血は怖いですね。
こういうのばっかりじゃないとは思うけど、これからはプロレスは避けようと思います。

映画「バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版」観ました

 | ドラマ  Comment(14) 
Tag:西ドイツ

バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版
製作:西ドイツ’87
原題:OUT OF ROSENHEIM
監督:パーシー・アドロン
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】アメリカ、モハヴェ砂漠のはずれにある、寂しげなモーテル“バクダット・カフェ”。いつも腹を立てている黒人女性ブレンダがきりもりするそこに、太ったドイツ人女性ジャスミンがやって来る。ひとりで歩いてきた奇妙な客に、彼女は警戒するが…。

子供の頃、太ったおばさんがドラム缶風呂に入って、原住民みたいのに囲まれてるシーンを観た覚えがあるのに、内容をまったく思い出せなくて観てみました。
結果、最初の十数分しか観てないことが判明。たぶん、母親が「なにこれ!」ってチャンネルを変えてしまったんだと思います。子供に見せちゃまずいと思ったんでしょうね(笑)
観たらぜんぜんイメージと違って驚いてしまいました。なんせ、長いこと↑のシーンしか印象になかったので。…というか、アレだけの情報でこの作品だと気付いたことにもビックリ。それだけジャスミンのインパクトが強かったのかな。

感想としては、心が荒んでしまっているブレンダと、謎の来訪者ジャスミンとの遭遇が面白かったです。出会うというか、遭遇?
最初はまるで違うタイプで、水と油みたいなんですよね。ジャスミンが水で、ブレンダは火のついた油でしょうか。火がついている間は近づくと危険ですが、ある時ふっと燃え尽きて、あとはもう反発しあう事もありません。負の感情でぶつかっていっても、それが仲良くなるきっかけになることもあるんだなぁと思いました。もちろん、周りが見えなくなるほど頭に血が上ったら、そのきっかけも見失ってしまうでしょうが。
ブレンダの他にも、彼女の子供や夫、カフェの常連や流れ者など、個性的な登場人物がたくさんいて、ゆっくりテンポでも飽きませんでした。なかでも、ジャスミンに想いを寄せる絵描きのエピソードはニヤニヤしてしまいます。絵のモデルをしていくうちに、ジャスミンがしだいに大胆になっていくのと、彼がますます想いを募らせているのが絵から伝わってくるのがいいです。
「仲が良すぎる」と出て行ってしまう刺青師も素敵でした。

ラストのマジックショーはわたし的には楽しい雰囲気で結構好きでした。勘違いしてたんですけど、ジャスミンの夫がマジシャンだったわけではないんですね?
ずっと、そう思い込んでいたから、このラストもなんの疑問も違和感も覚えず素直に楽しめたのかも。
主題歌の“Calling You”も最高です!!

再見(2014/5/5)
Gyaoでニュー・ディレクターズ・カット版を配信してたから再見したんですが、どこが違うのかわからず調べなおしたら、この記事が間違ってて<完全版>じゃなかったわ…(修正しました)。じゃあ、わたしが観てないのは、完全版と短いアメリカバージョンってことね。
いつもオンエア情報調べてるサイトの記録に載ってなくて、初見が何バージョンだったかわからない…。2004年より前だったのかな?
まあいいや。約2年半ぶりの再見という事で、良かったものの新鮮味はなかったです。10年くらい空けた方がいいかも。
終盤は確かに一度終わってもいいような流れで、でもブレンダの歌が好きだからここだけは譲れない。ラストシーンの「ブレンダと相談する」ってセリフもね。
というわけで、個人的にはブレンダとの再会&抱擁で「Calling You」に入り、エンドロール後にショーとプロポーズ、あのセリフがきてバーンと「FIN」でいいと思った。

映画「ヤングガン」観た

 | 西部劇  Comment(6) 

ヤングガン
製作:アメリカ’88
原題:YOUNG GUNS
監督:クリストファー・ケイン
ジャンル:西部劇

英国紳士の牧場主タンストールの元で働く、はみだし者の若者たち6人。だが、恩人である彼が対立するマーフィ一味に殺され、彼等は復讐を決意。保安官代行となるが、ビリーの独断で相手を撃ち殺し、逆に終われる立場となり…。

これは一度ビリーに嫌悪感を抱いてしまうと、もう入り込めませんね~。彼にタンストールさんへの感謝とか、仲間との友情の気持ちがある事はわからないでもないんですが、いかんせん相手を撃ち殺した時の楽しそうな表情が…。復讐はただの建前で、自分が楽しみたいだけのように見えてしまいました。彼のやり方は、法と秩序をもたらそうと努力していた人々を嘲笑うかのようだし。
ラストはまあ、さすがのカッコよさなんだけど、そこに行き着くまでが納得いかないので楽しめませんでした。
あと、いつも通り顔が覚えられなくて、被害者が増えるまで誰が誰だかわからなかったり(笑)
イラストは「子育て 時々 映画」のマミイさんからリクエストがあったキッドの仲間チャベスです。彼は本当に素敵で、馬を引き連れてやってくるシーンなんかたまりません!
ナイフを投げる姿を描きたかったけど、速過ぎて画面を一時停止するとブレるんですよ。仕方なくこのシーンにしました。顔が見えなくてすみません。
タイトルには、”若いガンマンたち”という意味と“有望なアメリカ若手俳優たち”というふたつの意味があるそうです。
続編は録画し忘れて観られませんでした。やっと覚えたメンバーの顔を忘れないうちに再放送してくれないかな。

B002ACD44A ヤングガン コレクターズ・エディション[DVD]

映画「アフター・ウェディング」観ました

 | ミステリー  Comment(9) 
Tag:デンマーク スウェーデン

アフター・ウェディング
製作:デンマーク・スウェーデン’06
原題:EFTER BRYLLUPPET
監督:スザンネ・ビア
ジャンル:★ドラマ/ミステリー

【あらすじ】インドで孤児救援事業に従事するヤコブ。デンマークの実業家ヨルゲンから巨額の資金援助の申し出があり、財政難に頭を悩ませていた彼は久々に故郷へ。だが、面談を終えた彼を、ヨルゲンは娘アナの結婚式に強引に招待し…。

前半はミステリー調で、予想してなかった方向にどんどん話が進んでいって、一気に引き込まれました。
これは、私のように何も知らないまま観た方がいい作品ですね。というワケで、限りなくストーリーに触れないように感想いきます(できるかな…)
まず、登場人物がよく泣きます。とくに大人の男が。涙がジワリと浮かぶのを大写しされると、ややしつこいなぁとは思うものの、それでも心動かされます。だって、大の男が人前で涙流しちゃうなんて、ただ事じゃありませんし。
一方、意外とたくましいというか、そう簡単にアイデンティティが揺るがないのが、”守られる側”と見られていた子供や女性。彼らよりもよっぽどしっかりしてました。中でも、大きな出来事を乗り越えてきた子供は強いですよね。
そして、この物語に入り込めるかどうかは、あるひとの思惑とあるひとの決断に納得できるかどうかにかかってると思うんですが、わたしはまあ大丈夫でした。
前者は、あの人にとって一番怖いのは”変わっていくこと”で、それを止めることはできないから、せめて自分の納得できる流れにしたかったんだと思います。ある意味、とても独占欲、支配欲の強いひとかもしれません。愛情をともなってるからいいけど。
後者はむしろ、意地を張ってあの決断がなかったらどうなっていたのか?…どうにかできたのかもしれないけど、そこら辺がハッキリしないので、まあ仕方がなかったと思いました。
観終わってから「ある愛の風景」の監督さんだと知って納得。何かに直面した人間の心情を描くのが上手い方ですよね。代表作の「しあわせな孤独」という作品もいつか観てみたいです。
原題はデンマーク語で結婚後の意味。邦題も英語題も同じです。

関連記事
映画まとめ感想「ある愛の風景」

映画「花嫁の父」観ました

 | コメディ  Comment(4) 

花嫁の父
製作:アメリカ’50
原題:FATHER OF THE BRIDE
監督:ヴィンセント・ミネリ
原作:エドワード・ストリーター
ジャンル:★ドラマ/コメディ

最愛の娘のケイを新婚旅行に送り出し、弁護士のスタンリーは抜け殻になった部屋のソファに腰を下ろした。ぐったりしながらも、娘が結婚の話を持ち出した日から、今日までの事を振り返る。その時は、ケイはまだまだ子供だと思っていて…。

以前観た「花嫁のパパ」のオリジナルです。
やっぱり良いですね~。きちんとコメディしつつ、娘を送り出す父親の複雑な心情を描いてました。
まず、娘が本当にお美しくて、知らない男なんかに渡したくないという父親の気持がよくわかります。奥さんも大変お美しいし、息子も2人いるけど、やはりこれだけ綺麗で素敵なお嬢さんに育つと特別可愛がってしまうのも仕方がないかもしれません。
そんな父親を置いて、どんどん盛り上がっていく女性陣。蚊帳の外で資金繰りに頭を抱えるお父さんがわびしい…。昔の服を取り出して一人で格闘しているのを娘に見られたり、つい「駆け落ちしてくれたほうが安くつく」と漏らし、気を遣う娘を見てハッと我に返ったり。お金に拘りすぎて、見苦しい姿を見せる事も。
でも、決める時は決めてくれます。「もう結婚しない。大金を使わせてしまったのに…!」と泣き出す娘に、「お金の事はいいんだ。お前の幸せが一番だよ。」と優しく抱きしめる場面ではジーンとしました。その直後、くだらないケンカの原因が判明した挙句、すぐに仲直りしてふたりの世界になっちゃうんだけど(笑)
また、結婚式前夜にバージンロードに足が沈んで歩けなくなる悪夢を見るも、そんな不安もなんのその、同じ様に怖がっている娘の前では頼れる父親になるとこが可愛い。いざ本番となって、冷静さを取り戻した娘を”出陣を待つ将軍”に、緊張する花婿を”爆発物を処理してきた疲れた兵士”に例えるところも面白かったです。
娘はずっと娘のままだと気付き、やっと心穏やかに奥さんと踊るラストに、ほんわか温かい気持ちになりました。

関連記事
「花嫁のパパ」観ました
「炎の人ゴッホ」観た
B000LZ6DZ0 花嫁の父 [DVD] FRT-016

映画「ストリートファイター(1975)」観た

 | アクション  Comment(4) 
Tag:にゃんこ

ストリートファイター(1975)
製作:アメリカ’75
原題:HARD TIMES
監督:ウォルター・ヒル
ジャンル:ドラマ/アクション

【あらすじ】1930年代のニューオリンズで、男同士が殴り合う闇試合を見かけた流れ者チェイニー。腕に覚えのある彼は、マネージャーのスピードに自らを売り込み、多額のファイト・マネーを賭けた試合に臨む。だが、スピードはそのために借金をして…。

渋いですね!
冒頭からブロンソンがカッコよくて痺れました。たぶん無賃乗車だけど、カッコイイからOK。
ほとんど何にも語らないのが、ふらっと現れてふらっと去っていく流れ者の流儀なんですかね。ストーリーにはいまいち入り込めなかったものの、退屈はしませんでした。一発KO勝ちとか、金を払わなかった奴らを締め上げる彼がホントもう素敵で。ブロンソンの奥さんがヒロイン役で登場するんだけども、正直いなくてもよかったかな?…でも、彼女と出会ってからチェイニーが猫を拾っちゃう可愛い一面が見られるので、やっぱり登場してよかったか。
一方、コバーン演じるスピードは、たぶんギャンブル依存症なんだけど、あまり苦しんでいるのが伝わってこなくて、最後のトラブルも自業自得に見えるのが玉に瑕。恋人だか奥さんだかを出すなら、もっとそこを印象付けてほしかったです。
何故かやたらと牡蠣を食べているシーンが多かった気がします。ラストの戦いも、牡蠣の貝殻が積まれた倉庫だったし…。調べたらニューオリンズにはオイスターバーがたくさんあるんだとか。夏を強調?
原題の意味は普通に”厳しい時代”ってことかな。大恐慌でこういう人達がたくさんいたんでしょうね。某ゲームの実写映画と間違えそうなので、この邦題はやめてほしいです。

関連記事
「ブロークン・トレイル 遥かなる旅路」観ました

映画「ハート・ロッカー」観た

 | 戦争  Comment(10) 

ハート・ロッカー
製作:アメリカ’08
原題:THE HURT LOCKER
監督:キャスリン・ビグロー
ジャンル:アクション/サスペンス/戦争

【あらすじ】2004年、テロの脅威が続く混沌のイラク・バグダッド。アメリカ陸軍ブラボー中隊の爆発物処理班に、新リーダーとしてジェームズ二等軍曹が赴任する。任務明けまで常に死の危険が孕んでいたが、彼の行動は破天荒なもので…。

疲れました。全体的に観やすくしてあったとは思いますが、やっぱり戦争映画は精神的に疲れます。
とりあえず常に彼らが感じている恐怖が、爆弾処理をするのでも、それのサポートをするのでも、夜道を走るのでも、肌にピリピリときましたね。爆弾処理中は、野次馬の中にテロリストが混じってるかもしれないから、不審な動きがあればいつでも引き金を引けるようにしていて(実際ならとっくに撃ってそうだけど)、戦争してるんだと重苦しい思いがしました。
また、心安らぐはずの家に帰っても、それが実感できてないというか、今でも戦場の音が聞こえ続けているんじゃないかという様子にも胸が痛みます。目の前にわが子がいても、どこか遠くに感じているような雰囲気がありました。
きっと、ここで描かれている以上に苦しんでいる人がたくさんいるんでしょうね…。
タイトルの意味は、兵士が使うスラングで”究極の苦痛に晒される場所、いるだけで心が痛む場所”だそうです。また、イラク駐留兵士の間では、爆弾の炸裂のことを指すとか。

関連記事
「K-19」観た

映画「ゲット スマート」観た

 | コメディ  Comment(8) 

ゲット スマート
製作:アメリカ’08
原題:GET SMART
監督:ピーター・シーガル
ジャンル:コメディ/アクション

【あらすじ】アメリカ、極秘諜報機関”コントロール”の敏腕分析官スマート。エージェントへ憧れていた彼は、本部が国際犯罪組織“カオス”に襲撃されたのを機にエージェント86となる。整形したばかりの美人エージェント99と組み、極秘任務に就くが…。

むかし観た「0086笑いの番号」とかいうスパイ・パロディ映画でも、主人公がスマートだったなぁと、ずっと気になっていたんですが、同じドラマの映画化だったんですね。それと比べると「ゲット スマート」は大分おバカ度が下がってますが、わたし的には丁度いいくらいでした。
スパイと聞くだけでテンション下がる人間なんで、最初の電話ボックス型エレベーターが室内にあるとか「???」だったんですが(ビル・マーレイも謎すぎる)、消火器あたりからだんだんとじわじわきて、中盤には普通にクスクス笑いながら観られました。
スマートが長い間エージェント昇格のために努力してきたとわかる描写と、やっぱりできないものはできないというお間抜け描写が混在しているのがいいですね。とくに、ダンスのシーンが楽しくて、リフトに成功した時には思わず「おおっ!?」と感嘆の声がもれました。あれは、拍手喝采されて当然です(笑)
あと、元分析官としての能力も垣間見せて、強面の大男相手に、カウンセラーのような事をしてしまう展開もよかった。「敵も人間です」と言ってたのが、危険を前にしても変わらなかったというのが立派です。
一方、エリートの99は格好良くて当たり前で、でもスマートの予測のつかない言動に振り回されているところが可愛かったです。回し蹴りもセクシーだし、彼の最新式のアイテムに軽く嫉妬したりと、無表情なスマートのかわりに色々な表情を見せてくれました。
個人的に気に入ったのは、コントロールのチーフ。かつては優秀なエージェントだったと思わせるヘリの操縦に惚れ惚れ。スマートがコントロールに捕まった辺りから、長くて飽きてきてたんですが、チーフのおかげで最後まで観られました。あと20分短かったら最高だったと思います。

関連記事
「50回目のファースト・キス」観た

映画「南極料理人」感想

 | コメディ  Comment(14) 
Tag:日本

南極料理人
製作:日本’09
監督:沖田修一
原作:西村淳
ジャンル:ドラマ/コメディ

【あらすじ】平均気温マイナス57℃という過酷な場所に建つ南極ドームふじ基地。ここに、観測隊の調理担当としてやって来た西村淳は、日本に残してきた妻子のことを気にしながらも、腕によりをかけた料理で男たちの胃袋を満たしていくが…。

わりと楽しみにしてたし、ゆるい雰囲気とかは好きだったけど、いくつか引っかかる事があってあまり楽しめませんでした。
まず、エビフライのエピソード。せっかくリクエストに応えてわざわざ伊勢エビをエビフライにしたのに、あんな態度をとられたら、わたしだったらキレます。たぶん、怒りが収まるまで、茹でた野菜とか、切った果物とか、冷奴とか、目玉焼きとか、栄養バランスは取れてるけど味気ないものばかりの献立が続きますね(笑)
南極を舞台に食事への執着を描くのは面白いと思ったけど、それも南極での仕事の大変さや辛さが伝わってこないと、ただのわがままに見えてくるというか…。南極観測って多額の税金使ってるはずだし、ふざけているところばかりが続いて(裸で外に出るとか!)、描かれてないところで頑張っているとわかっていても、お前らちゃんと働けよっ!という気持ちが強くなってしまいました。せめてもう少し短い映画だったら…。
ラストは厨房のドアを閉めるところで終わっても良かった気がします。最後のセリフも、なんでよりによってハンバーガー?奥さんの手料理じゃだめなの?
あと、主人公の家族への想いは伝わってきたけど、妻子の反応は共感できませんでした。彼女達にとって南極は未知の場所だし、不安もあるはずです。余計な心配かけまいと笑顔で送り出すというならわかるけど、笑い飛ばすのは違いますよね。主人公は思いっきり余計な心配してたし。
とまあ、そんな感じで引っかかりまくりでした。面白い題材だと思っていたので残念!
ちなみに、調べたら”食事は調理師免許を持つ隊員の指導の下、各隊員が交代で作っている。”とあったんですが、他の隊員たち、毎回手伝ってましたっけ???

映画「チャイナ・シンドローム」再見

 | 社会派  Comment(6) 
Tag:ジェームズ・ブリッジス

チャイナ・シンドローム再見
『神様、どうか…!』
製作:アメリカ’79
原題:THE CHINA SYNDROME
監督:ジェームズ・ブリッジス
ジャンル:★サスペンス/ドラマ

そういえば前回は93分番組で観たんだったということで、やっと完全なものを再見。
時期的なものもあって、以前より緊張と恐ろしさ倍増でした。
昔、チェルノブイリ原子力発電所事故の再現ドラマのようなものも見たんだけど、ごく普通の人たちの”恐れ”というものが怖いんですよね。働くのは原子力について詳しく知らない者が大多数で、起こるかわからない事故よりも、職を失う方が怖いし、事故になったらどうなるかより想像しやすい。それに、まさか事故が起こる危険があるのに会社が”続けろ”というわけがない、という思いもあります。そんな、自分の中にもある”本当の危険から目を逸らしてしまう、身近なことへの恐れ”を恐ろしく思いました。
一方、原発のすぐ側に住んでるわけではない会社のお偉いさんは、おそらく専門家でもなく、投資が無駄になるとか、運転が遅れたらどれだけ損をするかの金勘定しか頭にありません。
そういう部分が全く同じで、これが事故の前に描かれていたという事に改めて驚かされました。
あと、事故の原因が経費削減(検査しないで結果捏造)のせいだったというのは、「タワーリング・インフェルノ」を思い出します。危険度は天と地ほどの差がありますが…。
また、真実味があるという点だけではなく、もちろん映画としても見ごたえがありました。なんといってもジャック・レモンの演技が素晴らしいですし、カーチェイスや篭城などサスペンス・アクションだけで見ても楽しめます。証拠となる資料を受け渡すため建物に入ると、閉まったドアガラスに追跡者(車)の姿が…!というシーンにはドキッとしました。
やるせないラストと、最後に映るカラーバーが印象的です。

関連記事
「チャイナ・シンドローム」観ました

映画「ビッグ・ウェンズデー」再見

 | 青春  Comment(6) 

ビッグ・ウェンズデー
製作:アメリカ’78
原題:BIG WEDNESDAY
監督:ジョン・ミリアス
ジャンル:青春/スポーツ/ドラマ

【あらすじ】1960年代初め、カルフォルニアの海辺の町にはマット、ジャック、リロイを中心とする若者たちが、サーフィンを通じてグループを作っていた。彼らの夢は水曜日に来るという世界最大の波“ビッグ・ウェンズデー”に挑戦することだったが…。

以前、ブログDEロードショーで取り上げた作品で、他に観るものもなかったので再見してみました。このシーンと波乗りのシーンのどちらかを描こうか迷ったんだよなぁと、再見ついでにこのシーンも描いて載せようと思ったら…あれ「ビッグ・ウェンズデー」の記事がない!
そういえば、疲れてて感想書いてなかったんでした…。
ということで簡単に感想です。基本的に感じたことは変わらなかったような気がするものの、二回目ということで3人の見分けもそれなりにつくようになり、以前より入り込みやすかったです。まあ、あのパーティの大惨事にはやっぱり引いてしまったんだけど(笑)
ベアーがマックとジャックを仲直りさせるシーンはホロリとしたし、徴兵を逃れようとするくだりは「アリスのレストラン」を思い出しました。そして、戦地からジャックから帰ってきてからはしんみり…。
ビッグ・ウェンズデー・波乗り
(以前、miriさんのために描いたイラストです)
でも、やはりこの作品で一番心に残るのは、”ビッグ・ウェンズデー”への挑戦ですよね!
70年代の作品なのに大迫力だし、何度観ても素晴らしくてため息が漏れるほど。
簡単に別れをすまして去っていくラストが、なんともいえない余韻を残します。

映画「メアリー&マックス」観ました

 | アニメ/人形アニメ  Comment(0) 
Tag:オーストラリア

メアリー&マックス
製作:オーストラリア’08
原題:MARY AND MAX
監督:アダム・エリオット
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】メルボルンに住む8歳の少女メアリーは、電話帳から変わった名前を選んで手紙を出した。コミュニケーションが苦手で孤独な日々を送っていたNYの肥満男マックス・ホロウィッツは、それにタイプライターで丁寧な返信を綴り…。

人形のストップモーションアニメです。
手作り感あふれるキャラクターや街並み、最初は少女と中年男の微笑ましい手紙のやりとりから始まる事などから、ほのぼのストーリーを思い描いていたんですが、案外重くて深いドラマで驚かされました。重いというか、けっこうな鬱展開です。
デフォルメされたキャラクターから、変なところも個性なのかと思いきや、実はアスペルガー症候群というリアルな理由があったり。かと思えば、車椅子のおじいちゃんが家を出ようとすると、何かしらトラブルが発生して出られないというコメディ要素もあって、予測が付かないところが怖い。
でも、大きな障害を乗り越えて、ふたりが数十年にわたり心を通わせていくのには心あたたまりました。幼い頃のメアリーの手紙の文章から伝わってくる純粋さと健気さと孤独感。それに共感し、精一杯自分なりの返事を出すマックス。何もかもが灰色の街ニューヨークと、セピア色が優しいメルボルンの町を、ふたりの手紙と想いとチョコレートが往復します。
彼らの友情は、鬱展開をも乗り越える、感動を与えてくれました。
印象に残ったのは、泣けないマックスのためにある贈りものを用意するエピソードと、精神的に参ったメアリーが、フラフラとサイドテーブルの上に立つシーン。世にも哀しい「ケ・セラ・セラ」が響き、彼女が指揮者のように腕を振ると、壁にかけられた幸せな頃の写真が踊りだします。
最後までほろ苦いドラマに魅せられました。

映画「月に囚われた男」観た

 | SF  Comment(4) 
Tag:イギリス

月に囚われた男
製作:イギリス’09
原題:MOON
監督:ダンカン・ジョーンズ
ジャンル:★SF/ミステリー

【あらすじ】月にエネルギー源を発見した近未来。人工知能搭載ロボット、ガーティを相棒に、独り月面で採掘作業行う宇宙飛行士サム。唯一の慰めはTV電話での妻テスとの会話だった。だが、任期も残り2週間となった時、作業中に事故を起こし…。

これいいですね~。映画としても面白いし、何よりすっごいアドベンチャーゲーム向きのシナリオ!
できればゲームで遊んでみたいです。あの基地内を調べまわって、謎を解いて、友情を感じて、そして地球に還りたかった!!
…脱線ましたが、低予算ながら、主演のサム・ロックウェルの演技で魅せてくれました。月面基地という密室を舞台に、(なんとなく先は読めるものの)SFらしいストーリーにぐいぐい引き込まれます。
迫りくる時間と、切ない真相。敵にもなりうる存在と心を一つにするラスト。
最後のナレーションは正直いらなかったけど、どうしようもない状況でかすかな希望を信じて立向う彼の姿にはジーンとしました。
気になったのは、地球にいる彼がこの事を知っていたのかどうか。娘のためにも、潔白であってほしいです。
ネタバレしないようにするとこれくらいしか書けないんですが、SF好きなら存分に楽しめる小品でした。

関連記事
「ミッション:8ミニッツ」観た

みかんの皮でマーマレード☆リベンジ

 | 日常生活  Comment(4) 

みかんがおいしい季節になってきて、また皮が大量に残ってます(笑)
最近「みかんの皮でマーマレード」と検索してウチに辿り付くひとが多いようだったので、リベンジする事にしました。前回は食べれたけど、ちょっともそもそした感じだったからね~。
去年、マーマレードを作りすぎて飽きたので、もう作りたくなかったんですが、みかんの皮ってゴミとしてはかさばるというか。とりあえずみかんの皮茶を作ってみたものの、乾かすのも使うのも追いつかなくなってきました。
みかんの皮茶
コーヒーの空き瓶に保管してたんだけど、すぐ満杯になっちゃうんですよね~。
ちなみに作り方は…

  1. 1、みかんを食べる前によく洗う。
  2. 2、皮を風通しのいいところで乾燥させる(たまねぎなどが入っていたネットを活用)
  3. 3、割るとパリッと音を立てるくらいに乾燥させたら、ミキサーなどで細かくする。
  4. 4、お茶と一緒に淹れると美味しいです。(効用:消化作用、整腸、冷え性改善)

→Read More

第24回ブログDEロードショー「十二人の怒れる男」

原題:12 ANGRY MEN
製作:アメリカ’57
監督:シドニー・ルメット
開催:2011/12/2~12/4
十二人の怒れる男
この作品は、皆で選んだ第三回リクエスト企画作品です。「サラウンドに嵌った男のブログ」のtake51さんが選んで下さいました。理由は、映画は音と思ってましたが、初めて音以外で感動した映画でしたので!…とのことです。

*ちなみに今回の最終的な順位はこのようになりました*

1位26票、「十二人の怒れる男」
2位9票、「ショート・サーキット」
3位8票、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」
全得票数は65票で、その他の作品はぜんぶ5票以下でした。
企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

→Read More

映画「華麗なる恋の舞台で」観た

 | ラブコメ/ロマコメ  Comment(4) 

華麗なる恋の舞台で
製作:アメリカ’04
原題:BEING JULIA
監督:イシュトヴァン・サボー
原作:サマセット・モーム
ジャンル:★ドラマ/コメディ/ロマンス

1938年、ロンドン。女優として演劇界の頂点に立つジュリアは、疲れ果てて興行主兼舞台監督の夫マイケルに休みを頼む。そんな時、親子ほども年の離れたアメリカ人青年トムが現れ、瞬く間に恋に落ちるのだった。

不倫ものと見せかけて、女優であるジュリアが自分を見つめなおす過程を描いたドラマでした。
不倫のエピソードがあるのに、まったく不快感を覚えなかったというのが驚き。別に彼女に感情移入できるわけでもないし、愚かとしかいいようがないありきたりな不倫なんですけど、何故か彼女をみてると憎めないんですよね。
自分なりにその理由を探ってみたところ、たぶん、イラストにも描いた亡き師ラングトンの存在でしょうか。常に彼女の耳に届く彼の”だめ出し”。彼が生きていた頃、耳がタコになるほど聞かされた言葉達が、呪縛となって彼女を縛り付けています(”幽霊”ではないと思う)。舞台に立つ時も、夫とかけひきする時も、恋に溺れている時も、母親である時も、何よりも意識しているのは師匠であり、女優としての自分自身なんですよ。
女優とはこういうものなのかと、ただ感動に近い驚きが全編通してあって、不快感を覚える暇もありませんでした。
まあ、ラストの復讐は子供じみていてわたし的には微妙でしたが。具体的には思いつかないけど、もっと後味爽やかで”粋”なやり方が良かったです。
原題の意味は「ジュリアであること」。キャッチコピーの”女であること、恋をすること、私であること。”はここからきてるんですね。適当な邦題つけるよりは、原題のままのほうがよかったです。

B000S6LHQ2 華麗なる恋の舞台で デラックス版 [DVD]