2011年02月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

イラストの途中経過を晒してみる、GIFアニメ編

 | イラスト関係  Comment(11) 

昨夜、目覚ましが鳴る夢を見て5~6回目が覚めました。やや寝不足です。
そんな訳で(夢は関係ないけど)、またまたネタが尽きたので、この間つくったGIFアニメ作成の途中経過をざっくばらんに晒してみようと思います。っていうか、GIFアニメつくったのはあれが初めてなので、たいして見せるものもありませんが…。
とりあえず、例の瞬きgifです。(完全版は「メタルスレイダーグローリー」の記事に移しました)
メタルスレイダーグローリー
後半つけたしました。
で、作り方なんですが、いつも通り絵を描いてですね、GIFアニメ作成ソフトでくっつけるだけです。
では、Read Moreからどうぞ。

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第17回ブログDEロードショー「シティ・オブ・ゴッド」

 | ブログDEロードショー  Comment(18) 
Tag:ブラジル

原題:CIDADE DE DEUS
製作:ブラジル’02年
監督:フェルナンド・メイレレス
開催:2011/2/25~2/27
シティ・オブ・ゴッド
「嗚呼,魅惑の映画道+Σ」のhiroさんが選んで下さいました。

<理由>
  1. 1、日本の裏側、神の国で繰り広げられる確かな真実を見たい(実話ベースです。)
  2. 2、厳しい環境でも人間は置かれてる環境を変えようと動く、善悪の枠組みでは測れない運命を見たい。
  3. 3、堕ちていく日本の良さを思い出しておきたい。
  4. 4、言葉は要らない、純粋に楽しみたいので!

企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

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映画「デンジャラス・ビューティー」観た

 | コメディ  Comment(4) 

デンジャラス・ビューティー
製作:アメリカ’01
原題:MISS CONGENIALITY
監督:ドナルド・ペトリ
ジャンル:コメディ/サスペンス

【あらすじ】仕事一筋の女性FBI捜査官グレイシーは、命令無視のうえにミスを犯して内勤を命じられる。そんな時、連続爆弾魔シチズンからミス・アメリカ・コンテストへの爆破予告が。彼女はミス・ニュージャージーとして潜入捜査を行う事になり…。

観る映画があんまりないので再見しました。面白かったということ以外あまり印象に残ってなかったんですが、どうやら私にとって”観てる間は楽しい作品”という感じ。
身も心も変身していくグレイシーの様子は見ていて気持いいし、美容コンサルタント、ビクターとだんだん信頼関係が築かれていくところもよかったです。
内心ミスコンを馬鹿にしていた彼女が、ミスコン仲間と友情を深めていくのも定番ながら楽しめます。グレイシーが準備に手間取りあたふたしてる様子をみて、ミスコン仲間が「仕方がないわね」という感じで手伝ってくれるシーンではうるっときました。
ただ、同僚の男があんまり好きじゃないんですよね~。護身術を披露する時にぼっこぼこにされるのは笑えたけれど、なんとなくあの二人が並んでいても恋人とかにはみえない。相棒として認め合うような感じで終わった方が、あの二人には似合っている気がしました。(2では彼、出てないんだ…)

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WiiVC「メタルスレイダーグローリー」やったよ

 | ゲーム  Comment(7) 

メタルスレイダーグローリーFULL
バーチャルコンソールなのでサクっと終わりました。
アドベンチャーゲームなんですが、何が凄いって、ファミコン時代のゲームなのに絵が動く動く!
瞬きや首をかしげる動作なんて序の口、ジャンプや戦闘みたいなアニメーションまで、いつもどこかしらが動いています。絵の使いまわしだって普通するのに、これは場所を移動するたびに新しい絵が出てきて驚きました。あんまり感動的だったので、アニメーションGIFに挑戦!

ストーリーのほうもSF世界を満喫できて面白かったです。
主人公の忠と妹のあずさ、ガールフレンドのエリナの3人が、ある謎を解くためにあっちこっち(地球と月とコロニーを)行ったり来たりするんですが、三人のやり取りはほのぼのしていて楽しいんですよね。移動するたびに主人公が可愛い女の子を見つけて鼻の下をのばし、本当に謎を解く気があるのか疑わしいものの、じわじわとこの世界の事がわかってきて緊張感が高まります。
そして、突然の恐怖が!
まさかの展開にビクリと震えてしまいました。
それ以降も、ちょくちょくふざけたやり取りを続けられる図太い主人公なんですが、終盤の戦闘でついに本領を発揮します。初めての戦闘にも関わらず、普段通りの冷静さで敵を撃沈!!(実際には、戦闘がリアルタイムで進行すると気付かず、一度ゲームオーバーしましたが…)
エリナもまさかの参戦で、最後まで驚かされっぱなしでした。
レトロゲーの傑作だったと思います

次は、土曜から3DSの犬猫を遊んで、しばらくしたらDS「いろづきチンクルの恋のバルーントリップ」をやろうかと思います。アドベンチャーだから、またサクっと終わるでしょう。

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映画「アラビアのロレンス」観ました

アラビアのロレンス
製作:イギリス’62
原題:LAWRENCE OF ARABIA
監督:デヴィッド・リーン
原作:T・E・ロレンス
ジャンル:★ドラマ/歴史劇

【あらすじ】1916年、カイロ。英国陸軍のロレンス少尉は、独立闘争に意気込むアラブ民族の現状を確かめに向かった。そこで、反乱軍が苦境にあると知った彼は、内陸からのアカバ奇襲作戦を提案。やがて、勝利を手にした彼は”英雄”となるが…。

ずっと前に観たきりだったので再見しました。
なんとなく”よくわからない”という印象があったんですが、なぜロレンスがあそこまであの国に執着するのかわからなかったみたいですね。まあ、わからなくていいことだし、そういう”変わり者”だったからこそ後半の苦悩に繋がるのですが。それでも気になって、前半は彼が砂漠に惹かれる理由を見つけようと必死になって観てました。途中、「清潔だからだ」と答えるシーンがありますが(このシーンは良く覚えてました)、それも”今だからそう言うのか、前からそう思っていたのか”と悩んでしまいます。
金髪碧眼の容貌は苦手ですが、彼のミステリアスなところは魅力的でした。

様々な出来事の中で揺れ動く彼という人間と、雄大な砂漠。(あと、個人的にアウダ・アブ・タイ)
もうそれだけで大満足です。

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映画「穴/HOLES」観た

 | アドベンチャー  Comment(6) 

穴/HOLES
製作:アメリカ’03
原題:HOLES
監督:アンドリュー・デイヴィス
原作:ルイス・サッカー
ジャンル:★アドベンチャー/ドラマ/コメディ

【あらすじ】ひいおじいちゃんのせいで一族の男が呪われた、と聞かされて育ったスタンリー。運悪く無実の罪で捕まった彼は、砂漠の真ん中にある少年矯正施設に入れられる。だが、鬼所長ルイーズによって、毎日ひたすら大きな穴を掘らされ…。

ちょっと気になっていた作品なんですが、普通に面白かったです。なんで未公開?
一族にかけられた呪い、子供たちに穴を掘らせる女所長、女教師とたまねぎ売りの黒人青年の恋、伝説の女盗賊、逆から読んでも同じになるstanley yelnatsという主人公の名前などなど、様々なエピソードが次第に収束し、バラバラだったピースがぴたっと嵌ってパズルが完成する心地良さ。なんとなく先が読めても、許せてしまいます。
砂漠で穴掘りという絵もよかったですし、全体に漂うほのぼの不思議な雰囲気もマッチしていました。
ただ、観る前から鬼所長の怖~いイメージが出来上がってしまっていたせいか、実際はそんなでもなくてちょっとガッカリ。もう少し誇張された面白みのある悪役でもよかったかな?
主人公の地味さもあって、ややインパクトに欠ける気がしますが、ラストの「あとの穴は想像力で埋めてね」という一文に、子供の頃わくわくしながら冒険ものの児童小説を読んだ時のような感覚がよみがえってきました。
愛すべき作品だと思います。

みかんの皮でマーマレードを作りました

 | 日常生活  Comment(2) 

なんか3連続で映画に関係なくてすみません。ここ2日ばかり風邪で寝てたので映画を観てないんですよ。
でも、うがい手洗い、鼻うがいで可能な限り家族にうつさず、まあ治ったみたいです。大事をとって午後はまた寝ますが。

で、マーマレードを風邪をひく前につくりました。
なんで皮?って感じですが、うちの母はマーマレードを皮のみで作ってた気がするからです。そして、家族でみかんを食べたら皮が大量に残るからです。
とりあえず、ジャムはペクチンと適度なpHと砂糖があればできるはずなので問題ありません。

まず、みかんの皮のヘタの部分を取り除き、洗ってから水に30分つけます。

苦いのが嫌いな人は、そのあと皮の白い部分をスプーンで削り取ります。

千切りにして、何度か水を換えアク抜き。
調べたら”ゆでこぼし”をすればよかったみたいですが、その時は知らなかったのでしませんでした。

圧力鍋に水を切った皮と、焦げ付き防止の少量の水、砂糖(とりあえず皮の量の4分の1くらい?)を入れて加熱・加圧・自然放置で減圧します。

加圧しすぎて皮がボロボロになってしまいました…。
調べたら、加圧は3分くらいでよかったみたい。


鍋に更に砂糖、レモン果汁を加えながら弱火で煮込みます。焦がさないよう気をつけつつも、混ぜすぎないこと。なんとなく透明感が出てきたら出来上がりです。
砂糖などの量は様子を見ながら加えたのでわかりませんが、初めて作ったわりには美味しくできました。

でも、約1.5kgもできるとか聞いてない…。
まだお歳暮でもらったジャムも残ってるのに、どうしよう?

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アニメ「未来少年コナン」観尽くしました

 | マンガ/アニメ  Comment(13) 

未来少年コナン
2連続で映画に関係ない作品の感想です。
ずっと前から観たいと思っていた「未来少年コナン」を、ついに観られました!
何度も再放送していたんですが、気付くと第一話はもう過ぎていて、偶然”新”のマークを見つけた時には飛び上がりました。何十話でもどんと来い!な気持で観始めたけれど、まったく無駄のない話運びでスッキリ全26話。あっという間に終わってしまったものの、久しぶりに味わった心地良い充足感。タイプは全く違うけれど、わたしのなかで最高のアニメにランクされている「銀河英雄伝説」に並ぶ面白さでした。

面白さと言ってもいろいろありますが、まず単純にコナンの超絶な身体能力に毎回笑わせられました。第一話から水中でサメと闘ってやっつけたり、さらわれたラナを追って20~30m先の飛行艇に飛び乗ったり、手作りの銛で飛行艇に穴を開けたりと、やりたい放題です。
今まで、アクションゲームなどでわざわざ危険なルートを行くことに疑問を抱いていたんですが、コナンを見ていたら考えが変りました。それだけの身体能力(とくに足の指の力!!)があるなら、外壁を登るんだろうが飛び降りるんだろうが最短距離が一番ですよね!
そして、他にも強烈な個性をもつキャラクターがたくさんいます。コナンの最初の仲間でどんどん可愛くみえてくるジムシィ、ロリコンオヤジから頼れる船長に変わっていくダイス、手ごわい敵から手ごわい美女に変わっていくモンスリー!
どのキャラも大好きだけど(ロリコンの時は別)、とくにモンスリーちゃんは影の主役とも言える存在感。わたしがオレンジ頭の女性キャラに弱いのもあるかもしれないけれど、聖女のようなラナより弱さを秘めたモンスリーの方が断然魅力的でした。「馬鹿ね!」というセリフも彼女が言うと可愛すぎます。
…まだまだ本作の魅力は語り尽くせませんが、今も色褪せない笑あり涙ありの不朽の名作でした。

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GBC「メダロット5 すすたけ村の転校生」やっとクリア!

 | ゲーム  Comment(6) 

メダロット5 すすたけ村の転校生
いや~、約7ヶ月ぶりのゲーム感想です。3DSの犬猫が手に入る前になんとかクリアしようと、後半はパーツ集めを放棄して頑張りました。
…しかし、今時ゲームボーイカラーって!
メダロットは昔アニメにはまって、その後「メダロット2」でゲームにはまり。評判のいい本作を買ってから9年ほど積んで、やっと去年の6月にプレイし始めたんですよね…。RPGではスロースターターになってしまう上に、夏はまったくやる気が起きず放置。結局こんなに時間がかかってしまいましたが、評判どおり面白かったです。

まずは、やはりロボトルが楽しいんですよ!
やり方忘れるわ、取説失くすわでかなり手探り状態でしたが、窮地に陥っても症状やメダスキルによって逆転勝利なんてこともあり、やればやるほどその魅力にはまってします。
新パーツが手に入るたびに戦術を組み直し、より強くよりオールマイティにとメダロットをカスタマイズするのが楽しく、それだけメダロットたちへの愛着度もUP。どのパーツも使い方によっては強くなるから、いろいろな戦術を試す事ができました。

そして、キャラクターもよかったです。「2」(と3,4も)の主人公イッキも超がつくほど良い子でびっくりしたものですが、こちらのコイシマルも負けず劣らずの良い子。神社で自分の事ではなく”ママの菜園とパパの仕事”の事をお願いした時には、思わずホロリとしてしまいました。(それ以降は「もうお願いすることないや」とか言っちゃうし!)
まあ、優しすぎて女の子にモテモテで、小学生なのに修羅場になったりしてましたが…。イッキの時は、勘違いから男子にモテるという悲しい事態に陥っていたから、かなり待遇よくなってますね(笑)

わたしがやったクワガタバージョンは、最強のリーダースキルを覚えるシンザンが相棒。ラスボスもかるーく倒せますが、クリティカルが出まくって一気に蹴りがつくので、パーツ集めには向かないかも。(全パーツ破壊した方が新パーツ出やすいので)。私みたいに、パーツ集めに他のメダロットばかり使っていると、ラスボス前にシンザンのレベル上げをする破目になるので注意(わたしだけ?)。

さぁて次は、犬猫が手に入るまで、弟に勧められたバーチャルコンソール「メタルスレイダーグローリー」でもやってようかな?

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映画「ゼロ時間の謎」観た

 | ミステリー  Comment(6) 
Tag:アガサ・クリスティ フランス

ゼロ時間の謎
製作:フランス’07
原題:L'HEURE ZERO
監督:パスカル・トマ
原作:アガサ・クリスティ
ジャンル:ミステリー/サスペンス

【あらすじ】夏のブルゴーニュ地方。海辺にあるカミーラの別荘に、甥ギヨームとその妻キャロリーヌがやってくる。ギヨームは前妻オードも呼んでおり、新妻と前妻の間には張り詰めた空気が。さらに親戚知人が集まった時、ついに事件が起こるのだった。

「奥さまは名探偵」と同じ監督ということでしたが、主人公?の警視に好感が持てたこちらの方がわたし的には楽しめました。
ストーリーの方は「アガサ・クリスティのミス・マープル/ゼロ時間へ」の内容を覚えていたので、良いのか悪いのかよくわかりません。でも、トリック的には使い古された感が否めないし、現代を舞台にするには無理があったような。いい弁護士を雇って無罪放免となってほくそ笑む犯人の顔が目に浮かびます(笑)

でもまあ、それでもバタイユ警視がなかなかいいんですよね。「ホームズ、メグレ、ミス・マープル~♪」なんて口ずさんでみたり、せっかく家族とバカンスなのに甥っ子に「一緒に仕事をしてみたかった」と言われて仕方なく手伝ったり。娘とのやりとりも”いいお父さん”という感じで微笑ましかったです。
あとは使用人カップルが楽しそうで笑えたし、新妻が誰がみても「どうして結婚した!?」と思うような”下品な場違い女”で呆れることもしばしば。印象的な人物はいないけれど、この作品のぬるい雰囲気には合ってるかも。
一番印象に残ったのは、演奏隊を乗せた素敵な移動メリーゴーランドでした。(うちの近くにも来てよ!)

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映画「ディープエンド・オブ・オーシャン」観た

 | 社会派  Comment(12) 

ディープエンド・オブ・オーシャン
製作:アメリカ’99
原題:THE DEEP END OF THE OCEAN
監督:ウール・グロスバード
原作:ジャクリン・ミチャード
ジャンル:★ドラマ

1988年、ウィスコシンシン州。写真家ベスは幼い息子ヴィンセントとベンを連れ、高校の同窓会に出席する。だが、目を離した隙に三歳のベンがいなくなってしまった。必死の捜索もむなしく、手がかりも掴めぬまま9年が経ち…。

子供を誘拐された母親の苦悩が全面に出ているけれど、この作品の中心は兄弟の絆。ラストまで本心を表に出さず、黙って静かに主張し続ける兄ヴィンセントに泣かされました。
彼の出ているシーンは少ない方だし、出ていてもあまり話しません。ただ、両親をみる時の寂しそうな目、自分が手を離したせいだと誰にも言えず独りで苦しむ彼の表情。その寂しさの裏返しである反抗的な態度が、雄弁に彼の心情を語っているんですよね。
そして、もうひとり末の妹がいるんですが、彼女にいたってはただ画面の隅に存在するだけ。末っ子の方が観たら、彼女の扱われ方にも涙してしまうかもしれません。
この二人の描かれ方は、そのまま両親の関心の薄さを表しているようでした。

後半、ある偶然から思いもよらなかった事実が判明します。
誰かが幸せになろうとすれば誰かが辛い思いをする。彼らの気持が痛いほどわかるから切ない…!
強引に幸せな家族を取り戻そうとする夫を見て、やっと冷静さを取り戻したベスの決断。わずかな記憶から絆を実感し、受け入れてみようとするサム(ベン)の決断。そして、不安な表情なヴィンセントの告白。終盤は涙なしには観られません。
「ずっといるのか?」というヴィンセントの問いに、サム(ベン)が「わからない」と正直に答えたことに、これからの両家族の関係に希望が持てました。

序盤から感情を揺さぶられるシーンが幾つもあり涙をこらえるのが大変でしたが、ところどころ感動が途切れる感じがあって、心の機微を丁寧に描いているとは言い難いかも?(15分カット版ですが)
タイトルは「深い海の底」。原作の邦題「青く深く沈んで」のほうがぐっと来ます。
ちなみに、終盤に「アイ・アム・サム」でわたしが引っかかってしまった一人夜歩きと同じシーンがあったりしますが、年齢や場所や見守るひとの立場とかわたし的にはぎりぎり納得できる範囲でした。

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映画「スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと」感想

 | ファミリー  Comment(0) 

スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと
製作:アメリカ’04
原題:SPANGLISH
監督:ジェームズ・L・ブルックス
ジャンル:ドラマ/コメディ/ロマンス

故郷メキシコを離れ、愛娘クリスティーナとロスに移り住んだフロール。ロクに英語も話せなかったが、裕福なクラスキー家でハウスキーパーとして働くことに。だが、クリスティーナを奥さまデボラが気に入り、自分の娘よりも構うようになり…。

例の番組で40分カット版を観ました。タイトルの”スパングリッシュ”とはヒスパニック系の人々によって話されるスパニッシュとイングリッシュが入り混じった言葉のことです。
前半はすごく楽しめました。…というか、全体的にはいい話と思うんだけども、ある一点が非常に気に食わなくてよかった部分も頭から吹っ飛んだ、というわたしのいつものパターンですね。

言葉の壁もなんのその、いつも娘にとって一番だと思える事を選んでガンガン突き進むフロール。自分に自信がなくて、他人に認めてもらうためにいつでも必死になっているデボラ。そして、お世辞にも”いい母親”ではなかった自分を自覚し、娘デボラに何も言えないアル中のエヴェリン。そんな彼らが、文化や価値観の衝突のなかで、母娘の絆を試されたりします。
前半はコメディ調でテンポよく進み、とくにデボラの夫ジョンが軽い気持で始めた”綺麗な石集めゲーム(一個につき最高5ドル)”の件は最高。本気を出してしまったクリスティーナが600ドルほど稼ぎ、それに対しフロールが文句を言うんだけど、英語をろく話せない彼女は娘に通訳を頼むしかありません。そして、議論が白熱するほどに感情を込めて通訳し始めたクリスティーナが、「これはぜんぶ返します!!」と通訳しながらしだいに顔色を変えるところは大笑いしてしまいました。

しかしながら、この楽しさも後半の浮気問題が挙がる頃には影を潜めてしまいます。デボラの強烈なキャラクターは、コメディならばただの”情緒不安定でヒステリックな母親”で済むんですが、シリアスになってしまえば”心の病に苦しむ女性”なんですよね。そうすると、今まで”忍耐強くて優しい父親”だったジョンは、妻(や家族)の問題に対して”見て見ぬ振りを続けてきたダメ親父”に早変わり。
そんな彼が、妻の浮気にどうこう言う資格があるのか? ましてや、被害者面してフロールの気を引くなんてもってのほかです。
惹かれるのはどうしようもない事として、せめてフロールに”子供が一番”と言われるまでもなく自分で「今こそ家族の問題に向き合うときだ!」と立ち上がってほしかった…。

わたし的には、恋愛に時間を割くより、アル中の母親がデボラの信頼を回復するところと、デボラとぽっちゃり系の可愛い娘バーニーとの愛情、フロールの決断をクリスティーナが受け入れるまでを丁寧に描いてほしかったです。

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映画「そして、私たちは愛に帰る」観た

 | 社会派  Comment(2) 
Tag:ドイツ トルコ

そして、私たちは愛に帰る
製作:ドイツ/トルコ’07
原題:AUF DER ANDEREN SEITE
監督:ファティ・アキン
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】ドイツ、ブレーメン。定年を迎え、同じトルコ出身の娼婦イェテルを囲い孤独を紛らわすアリ。息子ネジャットは戸惑うが、彼女がトルコにいる娘アイテンのために頑張っていると知り、好感を抱く。一方、アイテンは政治活動に身を投じており…。

BSで何度かオンエアしていたけれど、重そうなのでずっとスルーしていた作品。先日、例の93分の映画枠でオンエアがあり、吹替えだったらということで鑑賞しました。
ドイツとトルコ、二つの国にまたがった、すれ違う三組の親子の死と愛と再生のドラマです。登場人物はわがままだったり、冷たかったりと共感しづらいし、すれ違い展開も強引なくらい。でも、遠く離れて暮していても、心が離れてしまっても、死によって引き裂かれても、愛によって繋がっているんだなぁと強く感じさせる作品でした。
物語の発端となる2つの死。そのおおもとの原因とも言える、ドイツにおけるトルコ人移民問題と、トルコに対するEUへの加盟論争などの社会情勢については、ぼんやり「そんな事があったのか」というくらいにしかわかりませんでした。
でも、娘の死のきっかけとなったアイテンを、娘の想いに応えるように赦し、救おうとしたスザンヌ。そして、軽蔑に値することをしてしまった父のなかに、深い愛情と孤独をみつけ、迎えに行くネジャット(冒頭はこのシーンから始まる)の”愛”。言葉にすれば簡単なんだけども、そこにたどり着くまでには絶望や悲しみ、怒りがあって、それを乗り越えてやっと迎えた心の平安なんですよ。
ネジャットが浜辺で父の帰りを待つラストに、温かく優しい気持ちになりました。
ちなみに、原題を直訳すると「向こう側に」、英語題の意味は第三章のタイトル「天国のほとりで」です。

映画「黄金の七人」観た

 | 犯罪  Comment(12) 
Tag:イタリア

黄金の七人
製作:イタリア’65
原題:SETTE UOMINI D'ORO
監督:マルコ・ヴィカリオ
ジャンル:★犯罪/コメディ

【あらすじ】銀行の真向かいにあるホテルの一室で、”教授”が6人の仲間に無線で指示を飛ばす。彼らの狙いは、ジュネーヴのスイス銀行に眠る7トンの金塊だった。妖しい美女ジョルジアを傍らに、”教授”の計画は滞りなく進められていくが…。

荒野の七人」みたいなタイトルだなぁと思って観始めたら、内容はむしろ実写版ルパン三世という感じでした。
もう、黄金強奪の手段とか、使っている道具のおもちゃっぽさとか、登場人物、とくにお色気美女ジョルジアのゲームを楽しんでいるような雰囲気が、まんまルパン三世なんですよね。いつ「ふ~じこちゃ~ん」とルパンが現れてもおかしくない、懐かしくて楽しいムードに溢れてました。
頭が切れて、ジョルジアにはぞっこんだけど、完全には信用していない”教授”。お金大好きで、手練手管によって男を操るジョルジア。そして、ヨーロッパ選りすぐりの盗みのプロであり、”教授”の頭脳を信頼する6人の男たち。
そんな彼らが、あくまでゲームを楽しむ感覚で、金塊を盗みだします。小さなミスや想定外の出来事にハラハラドキドキ、つい彼らを応援してました。…まあ、盗み出した後が本番みたいなもんなんだけどね!
オシャレで楽しい、気楽に観られる犯罪コメディだと思います。