2009年04月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「グレート・ストリーム」観た

 | アドベンチャー  Comment(6) 

グレート・ストリーム
製作:アメリカ’87
原題:WHITE WATER SUMMER RITES OF SUMMER
監督:ジェフ・ブレックナー
ジャンル:アドベンチャー/青春/サスペンス

【あらすじ】自立心を育てるため、大自然のサマー・キャンプに送られたアラン。コーチのビクは彼を気にかけるが、アランが自分なりに行動した途端、態度を急変する。彼への厳しさは次第にエスカレートし、少年達は自分達だけでの下山を決意する。

コーチがサイコ野郎かどうか、ドキドキしながら観てました。
でも、他で解説を読んでも”サスペンス”という言葉が載ってないんですよね。もしかして、一般的に彼の行動は”厳しい訓練”で済まされるものなんでしょうか?

(1)古い吊り橋を渡れない14歳の少年を置いてきぼりにする。
(2)吊り橋の向こうに忘れてきた物を夕方に一人で取りに行かせる。
(3)橋の一部が壊れ危うく落ちかけたのを見ておきながら、一切助けない。
(4)彼の教えた方法ではなく、仕掛けを造って魚を捕まえたことに激怒。魚を捌くまで戻るなと雨の中一晩放置
(5)登山経験のない子供4人を連れ、険しい山をロッククライミング。
(6)ロープの振り子で離れた足場に飛び移るのに失敗した少年を、またもや置いてきぼり。(宙ぶらりん状態)
(7)生徒に『殺してやる!!』と殴られるようなコーチ。(逆だったかも)

…う~ん、訴えれば勝てそうなんですが。
っていうか、”過酷な山岳トレーニング(子供数人にインストラクター1人)”は最初から決まっていたことなので、そんなものに送り出す親がオカシイと思うんですけどねぇ。
アメリカじゃ普通なのかな?

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映画「フォーリング・ダウン」観た

 | サスペンス  Comment(2) 
Tag:ジョエル・シューマッカー

フォーリング・ダウン
製作:アメリカ’93
原題:FALLING DOWN
監督:ジョエル・シューマッカー
ジャンル:★サスペンス/スリラー

【あらすじ】娘の誕生日を祝うため家路を急ぐ男がいた。渋滞のなか車を乗り捨て、電話をかけようとコンビニで両替を頼む。しかし、店主の態度の悪さに男の怒りがついに爆発してしまった。店主を殴りバットを奪った彼は、行く先々で怒りをぶつけていく。

ストレス社会にあればこの男の気持ちが少しは分かってしまうんじゃないでしょうか。自分にもこんな危険が潜んでいるかもしれないと考えると、少し怖くなる映画です。
でもその反面、わらしべ長者的に武器がグレードアップしてゆくのは何だか笑えるし、誰もが不満に思うような場面で暴れた時は思わずスカッとしてしまうんですよね。
とくに、バーガー屋で数分過ぎたから朝食の注文を受け付けないとか、やっと出てきたバーガーがぺちゃんこだったとか、身近なことなので共感する人が多そうです。

ちょっと気になったのは、後半、刑事がヒステリックになる妻を怒鳴りつけ「やってやったぜ」という顔をすること。娘の死や夫が刑事である事への不安など、精神的に不安定になっている妻への対応としてどうなんでしょう?
ストレスで狂ってしまった男を追っているのに、同じくストレスで苦しんでいる身近なひとを突き放すことに疑問を感じました。
まあ、家に帰ったら妻が殺人鬼に…なんて事にはならないにしても、精神的に追い込むことになるかもしれないと考えても良さそうなものなのに…。

追記(2012/9/17)
何故か笑えるんですよね。記憶してたよりもB級娯楽作品でした。妻を怒鳴るくだりは緊急時だから仕方ないものの、やっぱりその後の「やったぜ!」っていう反応はむかつく。普段から妻ときちんと向き合ってなかったんじゃないの?

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映画「バファロー大隊」観ました

 | 西部劇  Comment(2) 
Tag:ジョン・フォード

バファロー大隊
製作:アメリカ’60
原題:SERGEANT RUTLEDGE
監督:ジョン・フォード
ジャンル:★西部劇/ミステリー/ドラマ

【あらすじ】1881年アリゾナ。アメリカ陸軍第9連隊の砦で将校が殺害され、その娘も強姦のうえ殺される。容疑者として現場から逃走した黒人兵ラトレッジ軍曹が軍法会議にかけられるが、その弁護についたのは彼を逮捕した張本人カントレルだった。

西部劇で法廷ものという珍しい作品。
軍法会議をメインに、事件のあらましを回想シーンで追っていくというもの。殺人事件とアパッチによる襲撃、黒人兵の逃亡が絡んで、ミステリーとしてはやや弱いもののアクション・ドラマは充分に楽しめます。
とくに人種差別についての描写は興味深く、ラトレッジの逃亡も「どうせ信じてもらえない」という白人への不信感からきています。しかし、黒人差別に対する反撥は描かれていても、原住民の描き方は従来の西部劇通りなんですよね。この辺の違いが時代を感じさせます。

また、重い空気を変えるように、法廷ではユニークな人物も登場します。
野次馬根性丸出しの判事の奥方は、始まった途端に追い出されて「後でみてらっしゃい」と判事に冷や汗をかかせたり、我がもの顔で証言台に立って判事を驚かせたりします。
判事の方も、この奥方にしてこの旦那ありといった感じで、会議中も自分専用の水(おそらく酒)をがぶ飲みし、休廷中は控え室でカードを始める始末。
その割りに判断は公平で、信頼できるんですけどね。
犯人探しについては途中までは良かったんですが、検察側に追い込まれたあたりで唐突に真犯人に気付くっていうのが…。
ちょっと強引な事件解決だったのが残念です。

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映画「ブロークン・フラワーズ」観た

 | ドラマ  Comment(4) 

ブロークン・フラワーズ
製作:アメリカ’05
原題:BROKEN FLOWERS
監督:ジム・ジャームッシュ
ジャンル:★ドラマ/コメディ

【あらすじ】未だに独身生活を送っていた元プレイボーイのドン。愛想を尽かした恋人シェリーが出ていった日、19歳の息子の存在を知らせるピンクの手紙が届く。親友に息子探しの旅をお膳立てされ、彼は仕方なく過去の女達を訪ねまわるのだった。

随分昔に「ストレンジャー・ザン・パラダイス」と「ダウン・バイ・ロー」を観て、”とっつきにくい”という印象しか持っていなかったジム・ジャームッシュ作品。今回この作品を観て、なんともいえない雰囲気と間のとり方の心地よさにハマってしまいました。
ある程度自分の映画の好みが固まった今だからでしょうか?ちょっと昔観た作品を見直した方がいいかもしれないですね。

さて、主人公が会いに行くのは、露出癖のある娘と暮す未亡人と、不動産で成功した子供のいない人妻、動物と話が出来る独身女性、バイク野郎たちと暮すヒッピー風の女性の四人。だいぶ個性的な面々でドンもたじたじなんですが、それでも律儀に”ピンク”のものを探したり家族構成を聞き出したりします。オマケにちゃっかりベッドを共にしたり…さすが老いてもプレイボーイ。
それにしても、始めの3人の住所はどう調べたか想像つくんですが、4人目はどうやって調べたのか不思議になるような山奥に住んでいます。親友の熱心さといい手際の良さといい、「実は彼が仕組んだことなのでは!?」と疑ったりもしました。彼と同じ名前の犬を飼ってる女性がいるのも気になります。
あとは何気にピンク好きな恋人シェリーも怪しい???
とまあ、こんな風に誰が手紙の主か推理してみると楽しいですね。
また、ずっと無表情だったドンが、ラストに色々な表情をみせるのも見どころです。
…ちなみに、最後に車ですれ違う青年はドン役ビル・マーレイの実の息子さんだそうです。

映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」3作観ました

 | 歴史・実録ドラマ  Comment(2) 
Tag:香港

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ
人物と手すりで力尽きた。
製作:香港’91(Iのみ)
原題:武状元黄飛鴻
監督:ツイ・ハーク
ジャンル:★アクション/歴史劇

【あらすじ】19世紀半ば、西洋との不平等条約のことで祖国の将来を憂えるウォン・フェイフォン。医師であり高名な武道家でもある彼の元には、連日のように挑戦者が押しかけてきた。そんななか、血の繋がりのない叔母が西洋から帰ってくる。

小さい頃からジャッキー・チェンが大好きで、こんな人がお父さんだったらなぁ…なんてことを考えていた私ですが、他のクンフー映画はあまり観た事がなかったので今回の放送を楽しみにしてました。
一作目は人を見分けるのに必死で (だって、同じ様な服と髪型なんだもの) 楽しむ余裕がなかったものの、二作目からはウォン・フェイフォンの流れるようでキレのあるアクションを存分に楽しめました。
個人的にアクション映画には苦手な要素が多く(マシンガン、ムキムキマッチョ、スパイ、復讐etc...)心配してたんですが、杞憂に終わって嬉しいです。
ワイヤーアクションも大げさすぎなかったし、何かに気をとられる事なくクンフーの魅力を堪能できたと思います。
また、血の繋がらない叔母(父親の義妹?)との恋愛模様も可愛かったです。
ほぼ同い年のフェイフォンに「叔母上」と呼ばれるのを嫌がったり、護身術をならっていた時、壁に映った二人の姿がダンスしてるように見えてうっとりしたり、おくてのフェイフォンと2人きりのシーンに和みました。
機会があったら、また一作目を見直してみたいと思います。

映画「10日間で男を上手にフル方法」観た

 | ラブコメ/ロマコメ  Comment(0) 

10日間で男を上手にフル方法
製作:アメリカ’03
原題:HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS
監督:ドナルド・ペトリ
原作:ミシェル・アレクサンダー/ジェニー・ロング
ジャンル:★コメディ/ロマンス

”男に振られるまでの体験記事”を成功させれば、好きな記事を書けると言われた女性誌ライター・アンディ。張り切って獲物を探す彼女だったが、選んだ相手は上司と”10日で女性の愛を獲得する”という賭けをしたベンで…。

10日で男に振られなければいけない女と、10日で女の愛を得ないといけない男の、なんともヘンテコな恋の(?)駆け引きを描いています。
アンディがノリノリで演じている”嫌な女”がほんとに凄くて、試合観戦や友人とのポーカーを台無しにしたり、彼の部屋を少女趣味に改造したり、植物だの犬だの押し付けたり、勝手に母親から写真を貰って合成家族アルバムをつくったり(これはもう病的!)と、容赦ありません。
演技のはずなのに、だんだんあの笑顔が怖くなってきます。とくに男性はちょっと嫌な気分になるかも。
全体的に定番なラブコメですが、何にも考えず楽しみたい時には最適だったと思います。

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映画「わらの女」観ました

 | サスペンス  Comment(6) 
Tag:イギリス

わらの女
製作:イギリス’64
原題:WOMAN OF STRAW
監督:ベイジル・ディアデン
原作:カトリーヌ・アルレー
ジャンル:★サスペンス

【あらすじ】大富豪リッチモンドに雇われた看護師マリア。彼の傲慢さに嫌気が差した彼女は、役目を終えてすぐ去ろうとする。そんな彼女に、富豪の甥アンソニーは叔父との結婚を唆すのだった。彼女は遺産と彼の魅力に惹かれ計画に乗ってしまう。

*ネタばれあり*
最後までハラハラしながら観れました。なんたって、主人公が危なっかしくて…。
最初の主人公の印象は、患者に対して”耐えるべきは耐え言うべきは言える”しっかりした優しい看護師という感じだったんですけど、あの男に出会ってコロリと騙されてしまうんですよね。
見るからに胡散臭いし、彼の性格を知れば遺産の一部で満足する男じゃないと分かりきっているのに。彼女が世間知らずなためか、はたまた彼の巧みな話術のなせる業なのか、結構危うい計画にもかかわらず男の望むように話が進んで行きます。
見ていて歯がゆいものがあるものの、彼女のおじいさんに対する愛情と、ひと時の幸せを噛みしめるおじいさんの姿に、いつしか必死になって二人を応援している自分がいました。
また、他人に弱みを見せないように育てられた(と思われる)おじいさんの不器用さとか、そのせいで彼の人間らしい部分を知らず憎しみを深めていった男の哀れだとか、嫌なやつなんだけど憎みきれない感じがまたイイです。
ただ、オチはなんかしっくりきませんでした。
さんざん彼女とおじいさんを応援していたので男が捕まるのはかまわないんですが、男に騙されて身を滅ぼしかけた奴が遺産相続したって碌なことにならないのでは。(「女相続人」みたいにね) 少しは懲りよーよ…。

ちなみに小説の題は”Hemme de paille(わらの女)”そのままで、フランスの「名義だけのひと、ダミー」を意味することわざ”わらの男”からきているようです。

映画「スクール・オブ・ロック」観ました

 | 青春  Comment(0) 
Tag:リチャード・リンクレイター

スクール・オブ・ロック
製作:アメリカ’03
原題:THE SCHOOL OF ROCK
監督:リチャード・リンクレイター
ジャンル:★コメディ/音楽

【あらすじ】バンドを追い出され、親友ネッドのアパートからも追い出されそうになったデューイ。彼は家賃のためネッドに成りすまし、代用教員として名門小学校へ。そこで子供たちの音楽の才能を知った彼は、子供たちを騙してロックを教え始める。

授業する気もなく給料さえ貰えればいいと思っていたデューイが、音楽室を覘いたことで子供たちとバンド結成を思い立つ、というお話。
”子供を利用するなんて”とは思うものの、水を得た魚のようにロックを教え始めるデューイはすがすがしい程に生き生きしていて。いつの間にかちゃんとした教師と生徒、そして仲間となっていく様子をみていると、そんな事は忘れていました。
周りが見えなくてバンドから追い出されたようなものなのに、ここにきてからの彼はそこらの教師よりよっぽど子供たちをみていて、それぞれの個性に合った役目を与えていきます。そして、彼らの中の鬱憤を吐き出させ、それを音楽の創造という行為に昇華させてゆく…。
最後のステージは感動ものでした。
笑いあり涙ありの元気が出る映画だったと思います。

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映画「レッドクリフ Part I」観た

 | アクション  Comment(2) 
Tag:中国 日本 台湾 韓国

レッドクリフ Part I
製作:アメリカ・中国・日本・台湾・韓国’08
原題:赤壁
監督:ジョン・ウー
ジャンル:★歴史劇/アクション/ドラマ

【あらすじ】西暦208年、漢王朝が衰退した乱世の時代。朝廷を支配し、劉備・孫権両軍の討伐に乗り出した曹操。わずか2万の劉備軍とそれを慕う民たちは、かろうじて曹操軍から逃げ延びた。軍師孔明は孫権との同盟を進言し、自ら説得に向かう。

ちょうど3~4ヶ月前から初めて三国志(吉川英治著)を読み始め、趙雲が甘夫人を助けたところまで(この本では助かってました)読んでいたので、偶然にも映画の始まりとぴったり合致して感情移入MAXで観れました。
趙雲の戦いぶりに惚れ惚れし、ビ夫人(漢字変換できん!)の悲壮な覚悟に涙し、八卦の陣のわけわからなさに笑い、関羽先生の渋さに痺れました。
なんかもう、私の想像力で補いきれなかったビジュアルとアクションを、この映画で完璧に補完してくれたような気がします。
なので、今回の★も当てになりません。本を読んでなかったら違う感想だったかも。

余談ですが、映画を観たあとに本の続きを読んでみたら、玄徳が我が子を草むらに投げ捨ててました。彼が人肉を食べさせられて感激した時から不信感いっぱいだったんですが、やっぱりこの人訳分からん…。

映画「宇宙戦争(2005)」観ました

 | SF  Comment(9) 
Tag:スティーヴン・スピルバーグ

宇宙戦争(2005)
製作:アメリカ’05
原題:WAR OF THE WORLDS
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作:H・G・ウェルズ
ジャンル:★SFパニック/ドラマ/サスペンス

【あらすじ】港湾労働者のレイは、別れた妻との子供ロビーとレイチェルを預るが、ふたりとの間には深い溝ができていた。翌朝、謎の光が連続で落ち、地面から殺人マシーン「トライポッド」が現れ攻撃を始める。彼は2人を連れて車で逃げ出すが…。

思ったよりぜんぜん面白くて、最後までハラハラしながら観れました。
レイチェル役の子は上手いですね。あまり演技の良し悪しとか分からないんですが、父親との距離感とかヒステリーになった時の表情とか、迫真の演技だったと思います。
CGもきれいで気にならなかったし、パニックに陥った集団の怖さなんかもでていて良かったです。あと、最初の”棘”がオチの伏線になってるとことか。
何より主人公がヒーローじゃないところがリアルでいいです。
まあ、いくつか気になった点はあるんですが、最近新しい映画となるとつい粗さがしをしている気がするので、今日は思いっきり想像力を働かせて好意的に解釈してみようと思います。

→ネタバレ全開です!

映画「ポビーとディンガン」観た

 | 家族  Comment(0) 
Tag:オーストラリア イギリス

ポビーとディンガン
製作:オーストラリア・イギリス’05
原題:OPAL DREAM POBBY AND DINGAN
監督:ピーター・カッタネオ
原作:ベン・ライス
ジャンル:ファミリー/ドラマ

【あらすじ】オパール採掘を夢見て田舎町で暮らし始めて一年。アシュモルの9歳の妹ケリーアンは、町に馴染めず空想の友達ポビーとディンガンと遊んでばかりいた。心配した父親は2人を連れ出した事にして、生身の友達をつくらせようとするが…。

娘とイマジナリーフレンドを引き離したら「帰ってこない」と大騒ぎされ、夜中に他人の採掘場まで探しに行ったら盗掘で訴えられさあ大変、というお話。
町の人々の悪意にあてられ、ケリーアンがどんどん弱ってゆくのが可哀相で見てられません。そして、少しでも彼女を元気付けようと、信じているわけでもないポビーとディンガンを捜し奔走するお兄ちゃんの姿にじ~んときました。妹だけでなく両親もちゃんと気遣っていて、ホント聡い子です。
ただ、最後に町の人々が集まってくれるのは、彼の言葉にこころ動かされたというより、ここで行かなかったら冷血人間と思われるから、という世間体を気にする大人たちの行動に見えてしまいました。
ちょっと出来すぎな感は否めませんが、全体的には面白かったと思います。

それにしても、どこぞの感想を読んだら「嘘つきは嫌い、イラついた」みたいなことが書かれていて軽くショックでした。あれは本人にはハッキリ見えてるから、嘘なんかじゃないのになぁ。こういう人は熱にうなされて幻覚みたり、夢か現実かわからないほどリアルな夢を見たりした事ないんだろうか。(私は目覚ましが鳴った夢でよく夜中に起きてしまう)状況はぜんぜん違うけど、ない物をあると認識する能力が人間の脳にある事ぐらいはわかると思うんだけど。
日本人にはあまり馴染みがないけど、実際には見えてる人は多いらしいから、子供の頃の写真を引っぱってきて「あれ、あの子がいない?」なんてことがあったら、その子はイマジナリーフレンドだったかもしれない。

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TV映画「新ラブバッグ/ハービー絶体絶命!」観た

 | ファミリー  Comment(0) 
Tag:ペイトン・リード

新ラブバッグ/ハービー絶体絶命!
製作:アメリカ’97
原題:THE LOVE BUG
監督:ペイトン・リード
ジャンル:ファンタジー/コメディ/アドベンチャー

【あらすじ】ポンコツ車レースで優勝し、古い小型車を手に入れたメカニックのハンク。その車”ハービー”は、なんと心を持ち自分の意思で動いていた。それを知ったレーサーのサイモンは、ハービーを独り占めしようと企むが…。

なんか見た事ある車だなぁと思っていたら、数年前にやってた「ハービー/機械じかけのキューピッド」はこのシリーズのリメイク(続編?)だったんですね。観たことないけど。
これは5作目らしく、前の作品の主人公らしき人物もちらほら出ていたりして、このシリーズを始めて観るには向いてなかったかもしれません。でもディズニー映画だけあって、そこはかとなく楽しい気分になれました。
内容は、心をもった自動車ハービーと出会った元レーサーのメカニックが、ハービーとの交流を通して元カノとよりを戻したり、レーサーの頃の熱い気持ちを取り戻したりする超王道のファミリー映画です。
心をもった車といっても、しゃべったり積極的に意思疎通をはかったりはしないんですが、いつの間にか愛着が湧いてるんですよね。彼が心をもった理由が、製造中に愛する人の写真が紛れ込んだっていうのも可愛いです。
気になったのは、悪役サイモンが自分だけの車を造るとき男性の写真を入れていた事。
…あれってもしかして自分だったの?(笑)

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映画「マーズ・アタック!」観ました

 | SF  Comment(0) 
Tag:ティム・バートン

マーズ・アタック!
歩き方が妙に不気味。
製作:アメリカ’96
原題:MARS ATTACKS!
監督:ティム・バートン
ジャンル:★SFコメディ

【あらすじ】ある日、アメリカで円盤の大編隊が確認される。専門家たちの見解から友好的な種族だと判断したデイル大統領は、国を挙げて火星人を歓迎することに。しかし、人々がテレビ中継で見守るなか、火星人は大虐殺を始めてしまう。

これまた、いつでも観れると後回しにしていた作品。
ちらちら見かけた時はエグいことやってんなーと思っていたんですが(犬と首とりかえたり)、ちゃんと最初から観てみると、あまりのお気楽さに嫌な気分になる事もありませんでした。(合わない人は合わないんだろうけど)
火星人たちの悪ふざけ感覚がどうにも憎めないです。また、人々の宇宙人大好きっぷりがいいですね。大統領は奥さん死ぬまで信じようとしていたし。
なんというか、B級映画の鏡ともいえる作品なんじゃないでしょうか?
おバカなノリと、時々見せる人間のピュアな愛が素敵でした。

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映画「ガンジー」観ました

ガンジー
製作:イギリス・インド’82
原題:GANDHI
監督:リチャード・アッテンボロー
ジャンル:★歴史劇/伝記

【あらすじ】1893年、南アフリカ。有色人種という理由で列車から放り出された若き弁護士ガンジー。人種差別をなくすべく、彼はインド人移民が持つことを義務付けられた身分証を焼き捨てるよう呼びかける。彼の唱える”非暴力・不服従”はしだいに人々の心を動かし…。

学校では表面的なことしか習わなかったので、今回観れて良かったと思います。
わたしが歴史の授業を真面目に受けていなかったせいかも知れませんが、今まで”非暴力・不服従”がどんなに難しいことなのか理解できていなくて、どんな酷い目にあっても信念を貫き、なおかつ人々の心を動かした人物が実際にいたという事に驚きました。
差別されている彼らのなかにも当たり前のように”身分”は存在し、共通の敵がいなくなった途端に宗教対立が表れ…外だけではなく内にも存在する多くの問題に対し、悩みながらも身を削って人々にうったえる姿に感動させられます。
3時間という長さがまったく気にならない傑作でした。

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映画「十戒(1956)」観た

 | 歴史・実録ドラマ  Comment(2) 

十戒(1956)
製作:アメリカ’56
原題:THE TEN COMMANDMENTS
監督:セシル・B・デミル
ジャンル:歴史劇

【あらすじ】奴隷たちの救世主誕生の予言を受けたエジプト王は、新しく生まれるヘブライの男子を残らず殺すよう命じる。しかし、母親によってナイルの河に流されたモーゼは、運よく王女に拾われるのだった。やがて、誰からも認められ王女ネフレテリの愛をも得た彼は、実の王子ラメシスに疎まれ…。

なんというか、宗教に興味がない人間が観ると後半は引きますね。
自分の思い通りになる人間(モーゼ)が現れるまでは、どんなに苦しむ人々がいても無視していたのに、それが現れた途端に言うこと聞かない奴は皆殺しって…。神様は怖いなぁ。
でも、前半の人間ドラマや美しい衣装などは楽しめました。
ラメシスがコロコロ態度を変えるのも笑えます。
モーゼが神の奇跡を起こすたびに自分も(部下の)奇術で対抗し、河が血で染まった時には「この聖なる水で清めてやる」みたいなことを言っていたのに、失敗したら神も奇跡も存在するわけがないという態度に変わってしまったり。…さっきまで自分も信じてたのに。
それとも、奴隷たちの神が本物で、自分たちの神が偽物のはずはないという傲慢さからきた自信?

また、モーゼが十戒を授かりに山にこもっていた時、彼が帰らないんじゃないかと不安に駆られた民衆の「死ぬより奴隷として生きる方がましだ!!」というセリフには考えてしまいました。
同じ苦境にいても考え方は様々だろうし、実際に体験しなければどう考えるかなんてわからないけど、本当にそんなこと思うのだろうか?昔の人はプライドのために簡単に死ねるイメージがあって(上流階級だけかもだけど)、ちょっと疑問。