2008年08月 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「夏休みのレモネード」観た

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夏休みのレモネード
米国の子供がレモネードorクッキーを売るのは定番なのかな?
製作:アメリカ’02
原題:STOLEN SUMMER
監督:ピート・ジョーンズ
ジャンル:★ドラマ

良い子にならないと地獄行きだとシスターに脅され、(お医者さんに注射してもらうよ!と同じで子供がトラウマになりそうな一言) ユダヤ人を改宗させようと頑張るピート少年と、白血病で死を間近に感じていて”天国”に興味があるダニー少年。二人は自分たちで「天国に行くための10の試練」を考え実行する。しかし、大人たち(主にピートの父)は宗教の違いにかこつけて衝突してしまい…という内容。

ピート少年の純粋な目を通して見た”信仰”は単純で優しくて、”境界線”が存在しないというか誰でも持つ”良心”を信じる事なんですよね。
だから、戒律がどうとか神様の名前が違うとかぜんぜん関係ない訳です。
「そんなのイエス様らしくないよ」の一言で余計なものを取っ払ってしまえる子供の純真さが、重くなりそうなテーマを爽やかにみせてくれたと思います。

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映画「冒険者たち」観ました

 | 青春  Comment(8) 
Tag:ジョゼ・ジョヴァンニ フランス

冒険者たち
要塞島ボワイアー砦。
製作:フランス’67
原題:LES AVENTURIERS
監督:ロベール・アンリコ
原作:ジョゼ・ジョヴァンニ
ジャンル:★青春ドラマ/アドベンチャー

【あらすじ】レーシングカーを造るローランと曲芸飛行が得意なマヌー、そして芸術家のレティシアがひょんな事から共同生活を始める。しかし、三人とも挫折を味わい、コンゴに財宝探しへ行くことに。ところが、財宝を探しているのは彼らだけではなく…。

何ともいえない心地良い雰囲気に包まれた作品でした。
夢を追いかける3人の男女が出会い、青春を共有し、挫折しても新しい夢を追いかける。
まさしく「夢」を見ているように、取り留めなく話が展開して先が読めません。
そして、それが哀しい終りを迎えて目が覚めても、彼らが過ごした輝かしく温かい時間が消えることはない…。

あなたも幻想的で儚い世界に浸ってみませんか?

<再見追記感想 2013/6/5>
前に観たのはテレビ編集版だったし忘れかけてたのもあって、ほとんど初見気分で観られました。
三人が打ち解けるまでがやたらと早いのに、それが納得できてしまう彼らのキャラがいいね。夢に向かって一生懸命なのですよ。
レティシアがダンスの相手に「飛行機で凱旋門をくぐれる?自動車業界を革新しようと思う?」と質問して、男がNOと答えたら去っていくところからも、一緒に夢を追えるという事がいかに特別な事なのかわかります。
まあ、そんな彼女を忘れて帰っちゃうふたりがいるんだけども(笑)
コンゴで彼らの同類が登場し、仲間を裏切ってまで三人に共鳴してしまうのもステキです。元仲間に脅されても最後まで口を割らなかったし、彼も夢追い人だったんだよね。
レティシアが欠けてからの、未来に向かって進み出すローランと、完全にあの時から時間が止まってしまったマヌーの対比も切ない。
ラストの「彼女はお前と暮らしたいと言ってた」「うそつきめ!」と言う時の笑顔…ドロンが一番ステキなのはこの作品かも。
「冒険者たち」という邦題は、一度観てしまうとこれ以外ありえないと思えるいい邦題だと思う。夢を追うという事は、それだけで冒険なのです!

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映画「ジャイアンツ」観ました

 | 西部劇  Comment(9) 

ジャイアンツ
製作:アメリカ’56
原題:GIANT
監督:ジョージ・スティーヴンス
原作:エドナ・ファーバー
ジャンル:★西部劇/ドラマ

馬を買いに来たテキサスの大牧場主ジョーダン・”ビック”・ベネディクトと一目で恋に落ち、そのままテキサスに嫁いだレズリー。ときに傲慢で差別的な態度を見せる夫に衝突する事もあったが、彼女は自分らしさを貫きながら夫を支えてゆく。

3時間以上の西部大河ドラマで、終りに近づくにつれ感動が波のように押し寄せてきました。実は感動のたびに”やっと終ったか”とも思ってしまったんですが、ラストをみて思い知りました。
最後まで観て良かった…と。
差別問題や貧富の差からくる嫉妬、過去から受け継いだものと未来へ残すもの。そして成功と愛と人生と…と様々なテーマを扱っていたけれど、やっぱりこの夫婦が”築きあげた”幸せを発見するという締めくくりがなければ輝きを失っていたと思います。
この奥さんの大樹の様な力強さが印象的です。

ちなみにタイトルの「ジャイアンツ」の意味がよく分からなかったんですが、調べたら「成功者」「立派な人」「広大なテキサス」など抽象的にとらえる人と、1日5万バレル以上出る油田のことを「ジャイアント」と言うのが関係すると考える人がいるみたいです。意味が一つとは限らないので、全部ひっくるめてという事なのかもしれませんね。

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映画「バリー・リンドン」観ました

バリー・リンドン
キスシーンより、触れる直前くらいが画的に好き。
製作:イギリス’75
原題:BARRY LYNDON
監督:スタンリー・キューブリック
原作:ウィリアム・メイクピース・サッカレー
ジャンル:★ドラマ/歴史劇

【あらすじ】18世紀アイルランド。恋敵の英国将校に決闘を申し込み、相手を殺したと思い込みダブリンへ身を隠すことになったレドモンド。途中追い剥ぎに遭い、やむなく英軍に志願するのだった。その後も運命に翻弄されながら、やがて英国貴族にのし上がり…。

なんとな~く観始めたんですが、主人公が魅力的でもなく淡々としたストーリーなのにも関わらず、いつの間にか引き込まれていました。淡々としたのが結構好きなのもあるんですが、何よりこの時代が忠実に再現されているというのが素人の私にも何となく分かってしまう凄さ。そして空気のにおいまで伝わってきそうな映像美。…時間を忘れてしまいます。

面白かったのが、この時代流の”何でもかんでも決闘で解決しようとして、あまつさえ撃つ順番までコイントスで決めてしまう”滑稽さ。あからさまにビビッてるのに、プライドのために決闘を受けたり申し込んだり…しかも、後先考えてないから一体何をしたいのやら。
あとは貴族の間で流行っていた”つけぼくろ”が再現されていて驚きました。
部屋中の男女が白い顔に2コ以上ほくろをつけている様子は、はっきり言ってかっこ悪いのを通り越して不気味です
調べてみたら、つける位置によって意味があるんですね。面白いのでまとめてみました。

  • 額:威厳
  • 目元 : 情熱
  • 笑い皺の上 : 陽気
  • 頬 : 粋な洗練(英国男性の場合、左頬は“王党派”右は“中立派”)
  • 上唇の上 : キスの許し
  • 下唇の下 : 慎み
  • あごのふち : 謙虚

ビジュアルより時代考証を重視するなんて凄いなぁと思っていたら、監督がスタンリー・キューブリックだと後で知りました。納得です。

映画「アドベンチャー・ファミリー」観ました

 | ファミリー  Comment(4) 

アドベンチャー・ファミリー
煙突からのぞくアライグマの可愛さは驚異的。
製作:アメリカ’76
原題:ADVENTURE FAMILY
監督:スチュアート・ラフィル
ジャンル:★アドベンチャー

【あらすじ】建設現場で働くスキップは、アレルギーに苦しむ娘のためロッキー山中に移り住む事を決意。今にも壊れそうなボロ小屋に熊との遭遇でひるみながらも、家族で協力して新生活をスタートする。だが、この山には凶暴な人喰い熊がいた。

ロッキーの大自然の中で自給自足生活を始めた一家の物語です。
タイトルに”アドベンチャー”とあるだけあって、熊に襲われたりクーガーに襲われたり狼に…と色々な動物と戯れています。
動物好きにはたまりませんね。
もちろん猛獣ばかりでなく、頼れるわんこや暖房&癒し担当のアライグマ、人懐っこい小熊の兄弟なんかも出てきます。
アライグマと仲良しなのに”アライグマ帽”を被っている弟くんや、行く先々で災難にあっているお姉ちゃん、銃も持たずに猛獣に立ち向かう”スーパーお父さん”など、人間の方も個性的です。

熊三匹と同居できる器のでかい家族が、割とのんびり大自然に立ち向かってゆく様子を家族と楽しんでみてください。

映画「光る眼」観た

 | ホラー/パニック  Comment(6) 

光る眼
製作:アメリカ’95
原題:VILLAGE OF THE DAMNED
監督:ジョン・カーペンター
原作:ジョン・ウィンダム
ジャンル:★SFホラー

【あらすじ】ミッドウィッチという小さな町で、住民が一斉に意識を失うという事件が起こる。6時間後、何事もなかったように全員が目覚めるが、やがて女性全員が妊娠していたことが発覚する。政府の援助もあり全員が子供を産むことに同意するが…。

この映画あまり評判は良くなくて、確かに全然怖くないし核心に触れずに終わってしまい消化不良な感じなんですが、わたしは”子供たち”の境遇に同情してしまって何とも哀しい物語だなという印象を受けました。
その子供たちというのが、宇宙人か何かに送り込まれたらしい存在で、持ち前の超能力と冷酷さで危害を加える大人 (わざとじゃなくても) を次々殺してしまうんですよ。それが”親”でも容赦なく。親たちは始めは何かに洗脳されていたみたいですが、町の人たちが気味悪がって近づかないなか意外にも”無償の愛”を与えていたのに…。
子供たちには全くそれが伝わっていなかった訳です。
というか、彼らを造った何者かが子供たちに感情を持たせないようプログラムしてあったように見えるんですよね。最初から親に心を許していなかったし、子供の一人が生まれる前から決まっていたパートナーを失って感情を取り戻していたし。
結局彼らが何のために送り込まれたのかは明かされませんでしたが、その何者かのせいで子供たちが最後まで両親の愛情を知ることが出来なかったと思うと哀しくなります。
まあ、原作を読んでから観ていたら、また違った感想を持ったとは思うんですが。

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映画「フォロー・ミー」観ました

フォロー・ミー
なんとなくファインダー越しというイメージで描いてみた。
探偵が撮られてちゃだめですけどね(笑)
食べてるのはペパーミント・パフェ

製作:イギリス’72
原題:FOLLOW ME!
監督:キャロル・リード
原作:ピーター・シェイファー
ジャンル:★ロマンス

【あらすじ】妻が毎日出歩くのを不審がり、私立探偵を雇った会計士チャールズ。一風変わった男クリストフォローが尾行を始めるが、彼女は日々の鬱憤を散歩で紛らわせているだけだった。やがて彼女は尾行に気付き、彼の優しい目に惹かれてゆく。

とにかく温かくて可愛らしい映画でした。
尾行する側される側であるにも関わらず、視線やジェスチャーだけで心を通わせていく二人にキュンとします。また、ロンドンの街ではしゃぎまわる二人の笑顔は、見ているだけで幸せな気分にしてくれました。
白いレインコートで尾行なんてあからさまにへぼ探偵なんですが、その心は温かく、夫には理解できなかった彼女の”孤独な心”に気付き包みこんでくれるんですよね。
そして、最後まで彼女を温かく見守りつづける、あのいじらしさ。
優しくて切ないラストは秀逸です。
「言葉にしなきゃ気持ちは伝わらない」とよく言いますが、本気で伝える気があるなら”言葉”じゃなくてもいいんだと思える作品でした。
ちなみに、アメリカでのタイトル「THE PUBLIC EYE」の意味は”探偵(俗称)”だそうです。あと”周囲の目のなかで”という意味もかけているんでしょうね。bambooさんのブログで詳しく解説しているのでそちらもどうぞ。

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映画「サーカスの世界」観た

 | ドラマ  Comment(2) 
Tag:ヘンリー・ハサウェイ

サーカスの世界
製作:アメリカ’64
原題:CIRCUS WORLD
監督:ヘンリー・ハサウェイ
原作:フィリップ・ヨーダン、ニコラス・レイ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】サーカスの座長マットは、満を持して欧州巡業にくり出すが事故で無一文に。しばらく他の一座で働きながら、各地で優秀な人材を引き抜き最高の一座をつくることにする。それは14年前に娘を残して失踪したリリーを探すためでもあった。

なかなか興味深い始まり方で期待しながら観てたんですけど、長いわりに物足りなさを感じてしまった作品。
14年前の事故とかジンクスとかを乗り越えて、母娘が絆を取り戻すまでを描いているんだろうけど、私的にはサーカス一座が苦難を乗り越えて復活するまでをしっかり描いて欲しかったです。
華々しいショーから始まって、船の横転事故で無一文。そして、他の一座で働きながら各地で仲間を増やすぞ!ときたからには、巡業の苦労や仲間が増えた感動、独立時のいざこざなんかを期待するじゃないですか。それを、さらっと済ませていつの間にか独立って…。各地をまわってたという感じがまるでしなかったのも残念です。
とは言えあまりサーカスを見たことがない私にとって、猛獣ショーや空中ブランコ、ウェスタンショーなどが見れたのは嬉しかったです。船の横転も見ものだったし、最後の事故?でブランコ曲芸士の母娘が活躍するのはこの映画ならではだったと思います。
気の長い人なら楽しめるかも。

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映画「キサラギ」観ました

 | ミステリー  Comment(2) 
Tag:日本

キサラギ
製作:日本’07
監督:佐藤祐市
原作:古沢良太
ジャンル:★ミステリー/サスペンス/コメディ

【あらすじ】D級アイドル如月ミキが焼身自殺を図って1年。彼女を偲びファンサイトの管理人・家元を中心に5人の男が集う。彼女の思い出やコレクションの自慢話で盛り上がっていた彼らだったが、突然オダが”如月ミキは他殺だった”と言い出し…。

とにかくテンポが良くて、次はこうなるかなと予想がついても、次々新しい証拠・証言が出て状況がコロコロ変わってゆくのが面白かったです。
そして状況が変わるたびに「お前が殺したのか!」と疑い、罵り合っていた男たちが、しだいに分かり合いひとつの優しい結論に至る…だけでは終わらないのが良いところですね。だって、これまで新しい事実が出るたびに新しい推理が展開された訳ですから、これからもそうなったっておかしくないんですよね。この先もあのドタバタ劇が続くのかと思うと嬉しくなります。

出ている役者さんはあんまり好きな人がいなかったんですが(香川さんは別)、苦手だった小栗旬さんが”いじけた男”を演じているのがハマってました。彼はカッコつけた役よりこういう役の方が合ってると思います。ミキちゃんも彼らが言ってる通りの”垢抜けない”感じが出ていてピッタリでした。
顔は出さない方がよかったという人も多いみたいですが、私はそんなに気にならなかったなぁ。

お気に入り映画「アンダー・サスピション」

 | サスペンス  Comment(0) 

アンダー・サスピション
製作:アメリカ’00
原題:UNDER SUSPICION
監督:スティーヴン・ホプキンス
原作:ジョン・ウェインライ
ジャンル:★サスペンス/犯罪ドラマ

【あらすじ】平和な町で連続少女レイプ殺人事件が発生。第一発見者で法曹界の中心人物、税務弁護士のヘンリーに容疑が掛かる。警察署長の粘り強い尋問で、彼の妻から意外な証言を引き出す事に成功するが…。

このあいだ観た映画がこれと少し似ていたので思い出しました。特別好きって訳じゃないんですが、何年も前に観たのに題名も内容もバッチリ覚えている印象深い映画です。
内容を簡単に説明すると、妬みや疑惑から主人公を連続少女殺人事件の犯人と決め付けてかかり、ねちっこく尋問するというものです。人間の弱い心を描いているシリアスな映画のはずなんですが、私の抱いた”印象”はそれとズレてるんですよね。
…というか、これを観た時の周りの雰囲気が問題アリで、そのとき家族と一緒の部屋だったんで、楽しく他の事をやっている家族が横目で見てたんですよ。それで、後半に入ったくらいに家族が言ったんです。

「これってさぁ、あれだよね。…このおじいちゃん、呆けてんじゃね?」
「だよね、だよね。さっきから言ってる事変わりすぎだし、嘘吐いてるように見えないもんね。」
『じいちゃん頑張れ~、落ち着いて思い出すんだ!!』

…というようなノリになってしまった訳ですよ。
もちろん、真剣に観ていた私もです!(威張る事じゃないですね。)
だから、この記事を書くにあたって他の人たちの意見を調べてみて、初めてこんな見解の人はいないという事に気付きました。
う~ん、やっぱり映画を観る時の周りの雰囲気って大切ですね…。

追記(2009/11/26):真面目に再見したら思っていた以上に面白かったので、イラストと★追加してみました。やっぱり観る時の状況って大事だわ…。

映画「テキサスの五人の仲間」観た

 | 西部劇  Comment(6) 

テキサスの五人の仲間
製作:アメリカ’65
原題:A BIG HAND FOR THE LITTLE LADY
監督;フィルダー・クック
ジャンル:★西部劇/コメディ

テキサスの金持ち5人が集まり、年に一度のポーカーゲームが始まる。そこに旅行中の一家が町を訪れるが、妻の目を盗んでゲームに参加した男は全財産を賭けた大勝負の最中に心臓発作で倒れてしまう。全財産を取り戻すため、マリーは夫の代理でルールも知らないポーカーゲームに参加する。

だっさいタイトルだとか思いながら観てたんですが、なかなかの掘り出し物でした。西部劇というかギャンブラーの話というか、とにかくマリーさんがカッコいい映画です。まあ、周りの男がしょうもない感じなので、余計にカッコよく見えるのかもしれません。家族連れのギャンブル依存症にチップ売っちゃうし、病弱そうな子供が健気に止めても無視するし、ここで描かれているギャンブラーは冷酷な気がします。
そんな男どもをぎゃふんと言わせてスカッとしてたのに、「えっ?」こんな終り方?腹立つというか唖然というか。
…でも、別の感動を味わっている自分がいるんですよね。
うーん、複雑な気持ち。

映画「ザスーラ」観た

 | ファミリー  Comment(4) 

ザスーラ
製作:アメリカ’05
原題:ZATHURA
監督:ジョン・ファブロー
原作:クリス・ヴァン・オールズバーグ
ジャンル:★ファンタジー/アドベンチャー

父親の留守中、兄に暗い地下室へ入れられてしまったダニーは、古びたボードゲーム”ザスーラ”を見つける。兄に無視され仕方なく一人で遊び始めるが、それはゲームの内容が現実になってしまうという恐ろしいものだった。

まるで期待せず観たんですが、意外と楽しませてくれました。
あの兄弟の不毛な口喧嘩…近所の子供たちを彷彿とさせます。あのエネルギーって何処から溢れてくるんですかねぇ。あれだけ元気ならどんな苦難も乗り越えられそうです。現に最初のカードで「流星群」に襲われても無傷で済みましたし。
思い返してみると子供が主役でコメディ色濃い割に、かなり洒落にならない事態に陥ってた気がします。肉食のトカゲ宇宙人とか本気で怖いし、宇宙飛行士の正体を知ったらあんなゲーム怖くて出来ませんよね。
アドベンチャーとしても、兄弟の絆を取り戻す物語としても良く出来ていたと思います。
家族で楽しめる映画でした。

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映画「東海道四谷怪談(1959)」観た

 | ホラー/パニック  Comment(1) 
Tag:日本

東海道四谷怪談(1959)
製作:日本’59
監督:中川信夫
原作:鶴屋南北
ジャンル:ホラー

【あらすじ】お岩との結婚を父親に申し込み、蔑まれたことに逆上し殺害してしまった伊右衛門。一部始終を目撃した直助に唆され、偽の犯人をでっち上げてお岩を騙す。しかし、後ろめたさから結婚生活は上手くいかず、お梅との出会いでお岩が邪魔になり…。

「四谷怪談」自体はあまり好きな話じゃないのに、評判が良いので気になって鑑賞したところ、最後まで飽きずに観れました。古い映画だけどセリフも聞き易いし、画面も明るくテンポも良かったのがいいですね。最近の邦画(特にホラー)はそこら辺が不親切なので、ストレスなく観れるという点では完璧だったと思います。
あとは”恐怖”の表現の仕方がちょっと面白かったです。なんと言うか、オーソドックスなお化け屋敷に入ったような感覚がします。「ひゅーどろどろ」といった効果音とか、お岩さんの恨めしげな声が耳に残りました。まあ、全然怖くはないんですが…。

ストーリーは始めに言ったように好きじゃないんですよね。伊右衛門と直助は腹立たしいし、あの毒は悪趣味すぎだし、それを飲んで顔がただれてもこの映画のお岩さんは「化け物」呼ばわりされるほど醜くなってなかったし。あと復讐に他人を巻き込むのは大嫌いです。
それにしても気になったのは、伊右衛門以外の人間が弱すぎることと、あれだけ人を殺した伊右衛門が全然捕まらないことです。
実は伊右衛門はすごい剣の使い手だったんでしょうか?
それとも浪人が町人を殺しても罪に問われない時代だったとか?
まあ、”切捨御免”や”仇討ち”が許されていたみたいなので、適当に言いつくろったのかな…伊右衛門だし。

映画「砂塵」観た

 | 西部劇  Comment(4) 

砂塵
(2013/6/7イラスト追加)
製作:アメリカ’39
原題:DESTRY RIDES AGAIN
監督:ジョージ・マーシャ
原作:マックス・ブランド
ジャンル:★西部劇

イカサマ師に農場の権利を奪われ、彼を逮捕しようとした保安官が姿を消す。後任には酔っ払いのウォッシュが選ばれ、彼は勇敢な保安官補デストリーの息子トムを呼び寄せる。しかし、現れたのは銃を持たない頼りなさげな青年で…。

今まで観たものとは違ったタイプの西部劇でした。
まず主人公が銃を持ってないし、ヒロインと惹かれあうのを丁寧に描いているし、最後は銃ではなく”女性陣の結束”で解決してるし…たぶんこういうのは珍しいんじゃないでしょうか。
まあ、ストーリーはいかにも”西部劇”なんですけどね。そこにちょっとコミカルな人物が加わっていい味出してます。
なかでも、お飾りのつもりで保安官後任に充てられた酔っ払いのウォッシュが好きです。保安官になった途端に心を入れ替え張り切ったり、主人公が悪党達にいいようにされているのを見てやきもきしたり可愛いおじちゃんです。
あとは、主人公の”俺の友達が…”と事あるごとに切り出す癖?が妙に可笑しかったです。実は凄腕の銃の使い手なのに酒場でミルクを頼んだり、悪党を野放しにしているかと思えばしっかり捜査を進めていたりと、見せ方が上手く魅力的な主人公になっていました。
ヒロインの方も遜色なく、女同士でつかみ合いの喧嘩をしたり、妖艶な雰囲気を漂わせて歌ったりと色んな顔を見せてくれます。
最後のキスシーンは鳥肌ものでした。

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やったね「逆転裁判I・II・III」クリア~!

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逆転裁判
あぁ~、これほんとに面白いですね。目が痛いのになかなか止められなくて、結局2ヶ月でクリアしちゃいました。わたし的にかなりハイペースだったと思います。
ストーリーやキャラクターが魅力的だったのもありますが、やっぱりゲームバランスが絶妙なのが良いですよね。
現場を調べ聞き込みをする探偵パートでは、かなり個性的な登場人物たちとヘンテコな会話をしながら、徐々に集まる情報から事件の輪郭が見えてくるのが気持ちいい!そんなに難しい謎はないので、手掛かりを見てちゃんと考えれば分かっちゃうんですよね。まるで名探偵になった気分が味わえます。
そして本番・裁判パート。証言に「待った!」をかけて尋問したり、矛盾した部分に「異議あり!」『くらえっ!』と証拠品を叩きつけたり…。いちいちキャラクターが声を張り上げてくれるので、臨場感たっぷりです。ぽんぽんぽんっと矛盾を指摘できた時の爽快感、あれは病みつきになります。

いちおう映画ブログなのでこんなこと書いても分からないと思いますが、「逆転サーカス」と「盗まれた逆転」、IIIが出た後にIに追加された「蘇る逆転」のシナリオが大好きです。マックス・ギャラクティカとか、星威岳 哀牙(ほしいだけあいが)とか変なキャラクター最高!!
次は「ファイアーエムブレム 聖魔の光石」やるぞぉ。

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映画「ぼのぼの クモモの木のこと」観た

 | アニメ/人形アニメ  Comment(2) 
Tag:日本

ぼのぼの クモモの木のこと
製作:日本’02
監督:クマガイコウキ
原作:いがらしみきお
ジャンル:★ファミリー

【あらすじ】ペットのコゲトリ虫が居なくなり落ち込んでいたぼのぼのは、悲しみや苦しみを消すクモモの木のところへ行く。そこで、誰かが迎えに来るのを待つフェレット・ポポと出会い、2人は親友に。そんなある日、クモモの木の枝が何者かに盗まれ…。

懐かしくなって観てみたけど、不覚にも涙でてきた。
「ぼくは 友達だから。」
って、ぼのぼのがクモモの木に向かって歩き出したところ!
なんかもう、カッコ良いよぼのぼの。どうしちゃったんだよ、ぼのぼのぉ!!
…という具合に、割とお約束なストーリーだったにもかかわらず、すっかり見入ってしまいました。
フルCGでみんな無駄にフサフサしてるとか、シマリス君以外の声優が別人とか、アニメ版とは違う部分もあって馴染めないかとも思ったんですが、全然そんなこと無かったです。
アニメ版ぼのぼのの実はわざとやってるんじゃないかという「イラッ」とする声も好きですが、これの純真な子供って感じの声もなかなか良かったです。
これだけでだいぶ印象が変わりますね。
シマリス君とアライグマちゃんの相変わらずの”不毛なやり取り”も見れたし、原作やアニメを知らない人でも知ってる人でも楽しめると思います。
アニメ映画も侮りがたいですよね、ほんと。