アドベンチャー 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「プリンセス・ブライド・ストーリー」観ました

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Tag:ロブ・ライナー

プリンセス・ブライド・ストーリー
原題:THE PRINCESS BRIDE
製作:アメリカ’87 98分
監督:ロブ・ライナー
原作:ウィリアム・ゴールドマン
ジャンル:★アドベンチャー/ファンタジー/ロマンス

【あらすじ】風邪をひいた孫を見舞いに来た祖父が、父親が息子に読み聞かせてきた本を持ってきた。それは中世を舞台にした冒険活劇だった。最初はそっけなかった孫も、物語が進むにつれ引き込まれ…。

とっても面白かったです。
風邪をひいた孫に本を読んであげるお祖父ちゃんを演じているのがピーター・フォークで、生意気な孫とのやり取りが微笑ましいんですよ。キスシーンはもう嫌だから飛ばして!とか、死んじゃうなんて変だ、敵は誰が殺すの!?とか、意外と変化球でくる物語にいちいち反応してくれるんですよね。
そのたびに物語パートが中断するんだけど、流れが悪くなるどころかメリハリがついている気がします。
本の展開はどちらかというとのんびりしたもので、殺せと命じられた相手が無事に崖の上まで登ってくるまで待っていたかと思えば、早く勝負したいからとロープを投げて手伝ったり、挙句の果てには疲れているだろうから休めと、敵の目の前で身の上話を始める始末。
そんなゆるゆるの雰囲気だから、物語に熱中している少年が「先の展開を待ってられない!」という風に声を上げることで、なんとなく体感時間が変わるというか…。「ネバーエンディング・ストーリー」程ではないけど、読者が物語に没入していく感覚が伝わってきました。

そして、物語の中の登場人物もとても魅力的なんですよね~。
とくに敵として登場した剣士イニゴと巨人フェジクが魅力的で、どちらも善人でアンフェアなことが嫌いなのに、それぞれ理由があってビジニという子悪党に従っています。
イニゴの敵討ちに対する情熱と、フェジクの素朴な優しさが、終盤をグッと盛り上げていたと思います。
そして一番の悪役も悪賢くって良かったです。全体的にのんびりした雰囲気だったのが、彼のあくどさが顕わになっていくにしたがって物語も引き締まってきます。
それでいて奇跡屋マックスとのやり取りや、引きずられ状態の主人公ウェスリーなど、コミカルさも忘れてはいません。絶妙なバランスで最後まで見せてくれました。

多少気になったのは、ヒロインの名前が”キンポウゲ(バターカップ)”で可愛いのか?と思ったのと、王子との結婚を承諾したヒロインをウェスリーが責めたこと。あの時代設定で王子の要求を断れって、死ねと言ってるのと同義のような…。まあ、小さなことなのですぐに忘れましたが。
ラストのキスシーンのくだりの孫とのやり取りも楽しかったです♪
観ているとほんわか幸せな気分になれる作品でした。

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映画「モンテ・クリスト-巌窟王-(2002)」観た

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Tag:イギリス アイルランド

モンテ・クリスト-巌窟王-(2002)
原題:THE COUNT OF MONTE CRISTO
製作:イギリス・アイルランド’02 131分
監督:ケヴィン・レイノルズ
原作:アレクサンドル・デュマ
ジャンル:★アドベンチャー/ドラマ/ロマンス

【あらすじ】1814年、港町マルセイユ。船長となり婚約者メルセデスとの結婚を控えたエドモンは、何者かの陰謀で罪人として牢獄に幽閉されてしまう。やがて獄中でファリア司祭と出会い知恵を授けられた彼は、自分の身に起きたことを理解し復讐を決意。脱獄のうえ、司祭に託された巨額の財宝によってモンテ・クリスト伯となるが…。

巌窟王は、以前海外ドラマと深夜アニメで観てから気になってた作品です。映像化は何度もされているのに、今回ディーライフのおかげでやっとまともに観られました(アニメは息子目線だったし、ドラマはもう忘れた)…と思ったら、再見でした。観ている間、気付かなかった!(笑)
まあ初見は印象が薄かったようですが、131分の中でよくまとまってて面白かったです。
3人の性格や関係も短時間で伝わってきたし、獄中で司祭と出会ってからもぐいぐい引き込まれます。

とくに、脱獄という希望と、復讐という目的を得て、エドモンが眼に輝きを取り戻すくだりがいいですね。食事の時間には自分の房にいなければならないので、ギリギリで戻ってきて皿をスパーンと扉の前に投げるシーンとか、博識なフェリス司祭の知識すべてを吸収していったり、「酔拳」みたいな修行シーンで剣術を身につけるくだりなど、緊張感のある生活をそれなりに楽しみ始めるんですよ。
横から映したトンネルが延びるのと、彼の学ぶ内容が難しくなっていく描写で、時間が過ぎていったのを伝えるところも上手いと思いました。

ただ、ここで学んだ知識を活用する場面が後半ほとんどなかったのと(剣術はあった)、13年でやつれて別人のように風貌が変わってしまったというのが表現できてなかったのは残念だったかな。あれで恋人以外一目で気づけなかったというのは無理がある(笑)
ちなみに、海外ドラマ版についても調べ直したら、主演がジェラール・ドパルデューだったので、さぞ肉付きの良いモンテ・クリスト伯だったんだろうなぁ。こちらもいつか再見したいです。

そして、私的に一番の見どころは、血も凍るような復讐劇…ではなくて、彼が成り行きで命を救ったヤコボの漢っぷり。ホントもうカッコいいんですよ。
復讐で己さえも破滅しようとするエドモンに対し「オレは命をかけてあんたを守る。あんた自身からもだ!」とキッパリ言い切るところに痺れました。剣の腕では彼に全く敵わないと知っているのに、一歩も引かないんですよね。
ハッキリ言って、この作品で描かれる復讐劇は甘っちょろくて、おそらくアニメ版の方が原作にかなり忠実だったと思うんですが、ヤコボが素敵なのでこの作品はこれでいいと思います。(復讐劇はあんまり好きじゃないし…)

あと、フェルナンの動機が、恋というよりクソ貴族のプライドからというのも良くて、メルセデスの彼への仕打ちもクソ野郎だとわかっててやったんだからまあいいかと思えました。何も知らない善良な誰かを利用するよりかはマシ。
ただラストはさすがにね~、原作とは違うというだけじゃなく、このメルセデスに魅力を感じるか?と疑問に思いました。息子にほだされたのかな…。ここら辺はアニメの方が好みかも。
思いの外楽しめたので、いつか別の「巌窟王」も観てみたいです!

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映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」観ました

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Tag:アン・リー にゃんこ

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
原題:LIFE OF PI
製作:アメリカ’2012 127分
監督:アン・リー
原作:ヤン・マーテル
ジャンル:★アドベンチャー/ドラマ

【あらすじ】小説のネタを探していたカナダ人作家は、パイ・パテルというインド人男性を訪ねる。インドのボンディシェリ動物園を営んでいたパイの家は、彼が16歳の頃にカナダ移住のため動物たちと船に乗った。だが、途中で船は沈没し、パイは救命ボートに乗り移ることができたが…。

とてもよかったです。ぐいぐい引き込まれました。
円周率を暗記して”パイ”というあだ名を定着させたエピソードや、リチャード・パーカー(虎)の肉食獣としての恐ろしさを知るくだり、3つの宗教に興味を持ち「どれも信じるということは、何も信じないのと同じだ」と父親に言われるとこなど、序盤の父と子のエピソードから良かったです。仲の良い家族や子供の素直な目線の描写ってほのぼのします。…お兄さんの影が薄かったけど(汗)

そして、ファンタジックな冒険譚が始まってからがまた面白くって、CGと知っていても見ているうちに忘れてしまうリチャードの存在感には感動してしまいました。
漂流する船の上の出来事メインなのに、獰猛な虎と一緒というだけで全く退屈しないんですよね。今にも噛み付かれそうなシーンや、狭い舟の中で逃げ回るシーンは迫力あります。
見る前はいかにもCGという映像にガッカリするんじゃないかと不安もあったものの、蓋を開けてみれば、このファンタジックな冒険譚の味付けとして必要不可欠な要素でした。目を瞠るような、幻想的な海の描写も素晴らしかったです。

あと、パイがあれこれ試行錯誤して虎を大人しくしようとするくだりが面白い。最初は救命胴衣などでいかだを作って、舟とつないで身を守っていたんだけど、舟を揺らして虎を酔わせ、おしっこで縄張りを主張してみたり、自分の身を守るために魚を釣って与えてみたり。
一度は舟から降りて戻れなくなった虎を見殺しにしようとするものの、幼い頃に思った「トラにも心はある。目を見ればわかる」という事を思い出したのか、仕方なく助けてしまうところでますますパイが好きになりました。
リチャードの方も、自分では獲物を捕まえられないとわかったし、パイが魚や水をくれると理解して、少しづつ共存関係が築かれていきます。終いには、パイが虎に背を向けて寝っ転がっていてもぜんぜん襲ってくる気配がなくて、完全に大きいにゃんこになってるし(笑)

嵐の後、やつれて力ないリチャードの頭を膝にのせ、優しく抱き締めるシーンでは涙ボロボロでした。
そんな感動があっての、あっけないクールな別れも痺れます。
そして夢のような冒険譚も、ラストで違う一面を見せて…。最後までニクイ演出でした。
私はカナダ人の作家さんみたいに、夢のような冒険譚の方を信じたいです♪

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映画「ハタリ!」観た

ハタリ!
原題:HATARI!
製作:アメリカ’62
監督:ハワード・ホークス
ジャンル:アドベンチャー/ロマコメ

【あらすじ】猛獣の生け捕りを取材するため、女性カメラマン・ダラスがアフリカにやってきた。ハンターたちを束ねるリーダー・ショーンは過去の恋の痛手から女性を遠ざけていたが、我が道をゆくダラスには通用しない。ペースを乱されながらも、ショーンはやがて彼女に惹かれていき…。

スリルを楽しむためにやってるハンターってあんまり好きじゃないんですが、この作品は大迫力の生け捕りシーンと、登場人物の描き方やコミカルな作風のおかげで楽しく観ることができました。
ロマコメというには恋愛の描き方が大雑把なものの、我が物顔で他人のベッドに寝ているというヒロイン登場シーンや、恋愛に臆病になっている男を振り向かせるため、「どんなキスがすき?」と色んなキスを実演してみせる小悪魔ヒロイン・ダラスが魅力的に描かれてます。
彼女が親を亡くした小象を助けたら、次々小象が現れて「象のお母さん」とマサイ族に呼ばれるようになってしまうくだりは大笑いでした。豹のソーニャも子猫のように懐いてしまうし、動物に好かれるヒロインなんですよね。

そんな彼女の恋愛相談に乗ったり、乗ってもらったりするポケッツも個性的なキャラで、こんな仕事をしているのに動物が大の苦手というのが面白い。自分もみんなの役に立とうと発明品で猿を大量捕獲する展開はマンガみたいなノリ。肝心な時に目を閉じていて、自分の発明品が大活躍したところを見逃してしまうのも彼らしい。
チップスとカートとの友情もいいですね。恋に破れた者同士、仲良くなって。出会いからして印象的で、怪我した仲間の代わりに雇ってほしいと現れたチップスとケンカになって、でも仲間に輸血できるのがその場に彼しかいなかったというもの。
基本的に登場人物の描き分けや印象づけが上手なので、顔を覚えるのが苦手な私でも最初からストレスなく観られたのが一番好感でした(笑)

ただ、事故の怪我人より柵から落ちた”ダーリン”を心配するブランディちゃんの描かれ方や、ヒロインが終盤、情緒不安定な無責任女になっていたのは残念。あと30分短くしてスッキリ終わってれば最高だったんだけどなぁ…。
ちなみに、タイトルの「ハタリ!」はスワヒリ語で「危ない!」という意味。ホント、コミカルなノリに騙されるけれど、危ないことばっかりやってました。

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「ヒット・パレード」観ました

映画「トレジャー・プラネット」観た

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トレジャー・プラネット
原題:TREASURE PLANET
製作:アメリカ’02
監督:ロン・クレメンツ 、ジョン・マスカー
原作:ロバート・ルイス・スティーヴンソン
ジャンル:SF/アドベンチャー/ファミリー

【あらすじ】惑星モントレッサで母と暮らす15歳の少年ジムは、冒険に出ることを夢見ては、トラブルばかり起こして母を困らせていた。そんなある日、不時着した宇宙船から瀕死の男を助け、莫大な財宝が眠るという伝説の“トレジャー・プラネット”への地図をもらう。だが、それを狙うサイボーグの男が現れ…。

「宝島」の映像化作品を観るのはこれで3本目だったと思うんですが、個人的にはこれが一番好きです。「宝島」は冒険の話というより、戦争の縮図みたいな印象で、子供が主役だとどうも引いちゃうんですよね。「ハリポタ」も似たようなものだけど、小説を先に読んでたから大丈夫だったのかな?
この作品は最初から登場人物が少なく、仲間が何人も死ぬということがない(一人宇宙に流されていったキャラがいるのが切ない…)ので、私みたいなヘタレにはちょうどいい作品でした(笑)

まず、舞台が宇宙船の行き交うどこかの星なので、ディズニーアニメのファンタジックな映像が堪能できます。光る帆に煌く銀河、宇宙を泳ぐ巨大魚など、なかなか幻想的でした。
主人公は15歳で他の映像化作品より年上だと思うし、シルバーとの絆が深まっていく様子も、オリジナル設定を入れつつ、音楽にのせてわかりやすく描かれています。
父親が自分を置いてどこかへ行ってしまったというトラウマや、母親が自分の夢を理解してくれない寂しさがあって、シルバーとの出会いによってそれを克服できたと納得できるんですよね。

あと、シルバーが誰かを殺すシーンがないのも受け入れやすい。おかげで、「オレはなんて馬鹿なんだ!」と悪態つきながら、お宝を諦めてジムを助けるくだりは素直に感動できました。たぶんディズニー映画の登場人物の中でも、かなり魅力的なキャラになってると思います。
いつもシルバーやジムくっついてる、スライムみたいなペット・モーフや、トレジャープラネットに取り残されていたポンコツロボット(山ちゃんの声がピッタリ!)もいい味出してる。
それに、やさぐれた目をした主人公ってディズニー映画では新鮮ですよね。もしかしてジェームス・ディーンを意識してたんだろうか(笑)
彼の得意なソーラーボード(空飛ぶスケボーみたいなの)を使って大活躍するくだりも見応えあったし、シルバーとの別れも思わずホロリ。
「宝島」の世界は厳しすぎると感じる方にはお勧めです。

映画「白鯨」感想

 | アドベンチャー  Comment(4) 
Tag:ジョン・ヒューストン

原題:MOBY DICK(HERMAN MELVILLE'S MOBY DICK)
製作:アメリカ’56
監督:ジョン・ヒューストン
原作:ハーマン・メルヴィル
ジャンル:アドベンチャー/ドラマ

【あらすじ】1841年、マサチューセッツ州ニューベドフォード。安宿で知り合った銛打ちと意気投合たイシュメイルは、冒険を求めて捕鯨船ピークォッド号に乗り込む。だが、その船の船長エイハブは、かつて“白鯨”に片足を喰いちぎられ復讐に燃えていて…。

勝負映画ということで、録画しておいたこちらをチョイス。クジラとエイハブ船長との勝負です。
このエイハブ船長を演じるのが、「アラバマ物語」の弁護士お父さんを演じたグレゴリー・ペックなんですね〜。狂人じみたエイハブ船長とはだいぶイメージが違うけど、もはや白鯨しか見えないという雰囲気は出てたし、船員をまとめ上げるカリスマ性もありました。
あと、結構古い作品にも関わらず、捕鯨のくだりはかなり迫力あります。たぶんミニチュアを使ってるはずなのに、水しぶきやクジラの躍動感、引っ張られるボートのスピード感とかよく出てるんですよ。
1956年にこれだけのものが撮れるのはすごいなぁと感心しました。

ただ勝負映画として観ると、このエイハブ船長、私から観るとすでに完敗してます。
「諦めない限り負けない」とか少年漫画の主人公がよく言ってますが、彼の場合は負けを認めるのが怖くて、そんな自分の弱い心を無視するために白鯨を追ってるように見えました。すでに白鯨にも自分の弱さにも負けてる、みたいな。
片足をもってかれたというのも、どうせクジラに食われたんじゃなくて、ロープに足をとられて千切れたんじゃないの?
だいたい、なりふり構わず人間らしさも人生も捨てて追いかけるエイハブと、悠々自適に海を泳ぎ回り、人間がチクチク攻撃してきてもザブーンで振りほどける白鯨とじゃ、勝負にならないですよね。
勝手に悪魔とか言われて、いい迷惑です。
最後に張り付けになった船長が手招きしてるように見えるシーンは不気味で良かったけど、後味が悪くて好きになれませんでした。
まあ、観たのはTVカット版で(DVDも短いバージョンしかない?)かなりダイジェストっぽい部分があったので、そのせいで楽しめなかったのかも…。

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映画「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」観た

 | アドベンチャー  Comment(6) 

スーパーマリオ/魔界帝国の女神
原題:SUPER MARIO BROS.
製作:アメリカ’93
監督:ロッキー・モートン、アナベル・ヤンケル
ジャンル:★アドベンチャー/ファンタジー

【あらすじ】ブルックリンで配管工の仕事を請け負うマリオとルイージの兄弟は、化石発掘チームのリーダー・デイジーと知り合う。だが親しくなったのも束の間、彼女が誘拐され、追っていった二人は地下世界に広がる恐竜人の帝国を発見し…。

Gyaoで観賞。昔観たことがあって”思いっきりB級”という印象だったけど、再見したらアドベンチャーとしてふつうに面白かったです。
マリオの世界とはまったく違うのに、意外とすんなり入れちゃったんですよね。モンスターみたいなキャラと人間っぽいキャラが共存している理由もしっかり物語の一部として機能してたし、ぶっ飛んでるものの発想が面白い。
マリオとルイージの冒険もコミカルに描かれていて、頭空っぽにして楽しめました。…マリオがおっさんな上に、敵の造形がリアルすぎて子供向けではないけどね~。クリーチャー好きな私には可愛くてたまらないです。
とくに、リアルヨッシーは普通に可愛いと思うんだけどなぁ。当時は「可愛くない!」と言われたそうで…。可愛いだけじゃなく、造りも動きも素晴らしかったです。
笑えたのがマリオブラザーズの本名で、マリオ・マリオにルイージ・マリオで「そうかマリオ兄弟っつったら苗字だよね~」と目からウロコでした。

<以下ネタバレあり>
ルイージとデイジーのロマンスも描かれていて、この二人が電波でお似合いカップルなんですよ。恐竜世界にはキノコ菌が蔓延してて蜘蛛の巣みたいになってるんだけど、落ちそうになった時それに引っかかったり、小さいキノコが行く先にあったり、ボー爆弾(ボム兵)が引っかかってたりすると、ルイージが「キノコが助けようとしてくれてる!」とキノコの意思を感じ取ります(笑)
しかも、そのキノコはデイジーの父親が退化された姿で、ベタベタの気持ち悪い球体になって胞子を撒き散らしつつ、娘を助けるためにマジでルイージたちを手助けしていたのでした…。
デイジーと(この状態の)父親の対面も案外すんなり済んだし、ルイージに嬉しそうに紹介できるところがすごい。
それを見てもひるまないどころか、『お会いできて光栄です』と挨拶できるルイージにも脱帽です。無理してじゃなく、普通に恋人の父親に挨拶する感じで。

あと、クッパやコクッパのイギー、スパイク(ガボンの米国名)は、人間の姿をしてるのに爬虫類っぽさをかもし出していて、キャスティングが良かったです。クッパの髪型が結構好き。
クッパに逆らうと逆進化銃で退化させられ、従順な手下のグンバ(クリボーの米国名)になるというのもエグくていいですね。グンバにされた音楽家トード(キノピオの米国名)は、他のグンバより可愛く見えました。目がキラキラしてるの。
クリーチャー好きとB級作品好きにはお勧めの作品です♪

映画「海底2万マイル」観た

海底二万哩
この船のデザインがカッコいい!
原題:20,000 LEAGUES UNDER THE SEA
製作:アメリカ’54
監督:リチャード・フライシャー
原作:ジュール・ヴェルヌ
ジャンル:SF/アドベンチャー

【あらすじ】19世紀半ば、世界各地の海で謎の怪物による沈没事故が続発していた。海洋生物学者アロナックス博士、忠実な助手のコンセーユ、銛打ちの名人ネッド・ランドの3人は、米政府の調査艦に乗船し出港するが…。

原作を読んだ事がなく、「海底二万マイル」ってこういう話だったのかぁと思いながら鑑賞。
ネモ船長の過去とか主張とか予想外に重い内容だったんですが、ディズニー映画なのでカーク・ダグラス演じる銛打ちが妙にコミカルで、中途半端なノリでした。
とはいえ、ネモに殺されかけた銛打ちが、からだが勝手に動いてピンチに陥った彼を助けてしまうくだりや、ネモのペットのアシカと音楽で仲良くなっちゃうところはお気に入りです。
ノーチラス号が暗い海を進む映像や、ネモ船長の部屋のデザイン、巨大イカとの闘いのシーンなども素晴らしいですね~。これを観られただけで満足です。TVカット版だったせいか、あのパイプオルガンを演奏するシーンがあまり観られなかったのが残念!
ただ、ネモ船長の言動は独裁者と大差ないし、どうやってあんなものを作ったのかいまいちわからなくて感情移入できませんでした。あれって原子力潜水艦?
「正しく使えば人類を救う」というセリフに時代を感じます…。

<再見:2017/02/23>
初見はTVカット版だったようなので、字幕フル版を再見。パイプオルガン演奏シーンもちゃんと観られました。感想は初見時とほとんど変わりません。
それにしても、ネモが船をぶっ壊すシーンでは強制労働者が乗ってないかきちんと確認したのだろうか。乗ってなかったとしても、その後船が来なくなったら労働者たちをどうするつもりだったんだろう?
妻子を殺されたから、で納得してしまう教授もなんだかなぁ。

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「月世界旅行」観た(ジュール・ヴェルヌ原作)

映画「ミクロの決死圏」観ました

ミクロの決死圏
原題:FANTASTIC VOYAGE
製作:アメリカ’66
監督:リチャード・フライシャー
ジャンル:★SF/アドベンチャー

物質の縮小技術の問題点を克服した東側の科学者が、亡命の際に襲われ意識不明となる。科学者の命を救うには、医療チームを乗せた潜航艇を縮小して体内に注入し、脳の内部から治療するしかない。チームの中にスパイが紛れ込んでいると考え、特別情報部員グラントも同行する事になるが…。

ちらほら見覚えあるけど、ほぼ初見です。
これいいですね~。合成がちゃちなのも気にならず、すぐに物語に引き込まれました。
いきなり小さくなれとか言われて拒否権もない可哀相な主人公なんだけども、美人科学者コーラも同行すると聞いて乗り気になってしまうところが素敵です(笑)
こんな彼に大事な任務を言いつける大佐も度胸があるけど。
滅菌処理のシーンではつい「アンドロメダ…」と比べてしまって「え、それだけ?」と思ってしまいましたが、小さくする過程は緊張感がありました。
第一段階で潜水艇ごと5cmくらいに縮められ、第二段階では何故か人間が装置を運んできて(土台と同じで部屋に備え付けの方が安全のような?)、静か~にゆっくりと水面に浮かべます。その時の艇内からは巨大な人間の足が見えて、一緒になって踏まれやしないかとハラハラしてしまいました。
そして、水面というのが巨大な注射器に入った生理食塩水で、第三段階で注射器ごと小さくするというのもいいですね~。これを真剣に作ってる様子を想像するだけで楽しいです。
また、体内に入ってからはうって変わって幻想的な世界に感動してしまいました。手作り感があっても、想像力を刺激する魅力があるんですよ。ふわふわ流れる血球に、ひらひら漂う謎の物体、ぼんやりと光る細胞壁!
彼らがついロマンティックな事を言ってしまう気持ちもわかります。
でも、大佐?が砂糖に寄ってきたアリンコをつぶそうとして、ふと思いとどまるシーンが一番のお気に入りだったり。
ラストは要人の生死なんて頭から吹っ飛んでいる様子で、そんな大佐の様子に感動してしまいました。
原題にあるとおり”幻想的な旅”を楽しめる、お気に入りの作品です。

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映画「三銃士(1993)」観た

 | アドベンチャー  Comment(10) 

三銃士(1993)
製作:アメリカ’93
原題:THE THREE MUSKETEERS
監督:スティーヴン・ヘレク
原作:アレクサンドル・デュマ
ジャンル:★アクション/アドベンチャー

【あらすじ】銃士隊に入るため、パリへ上京したダルタニアン。だが、銃士隊はリシュリュー枢機卿によって解散させられていた。国王に忠誠を尽くす三銃士アトス、ポルトス、アラミスと出会った彼は、国王暗殺を企てる枢機卿らの陰謀に立ち向かう。

例の人形劇でガックリきたのもあって、とっても楽しめました♪
とにかく目まぐるしいくらいの展開の速さで、冒頭で地元の有力者の息子?と決闘してたかと思えば、馬で追いかけっこが始まり、途中でコンスタンスと出会って恋に落ちて、フランスに着いた途端に三銃士と決闘の約束。そこにロシュフォールが現れ、捕まり、枢機卿の陰謀を聞いてしまい…と、本当にサクサクと話が進んで行って、逆に気持いいくらい。
主人公は好青年だし、アクションシーンも楽しめるし、強引さも気にせず彼らの冒険譚を堪能できました。
他の登場人物たちも魅力的で、アトスは普通に渋くてカッコよかったです。ポルトスがちょっとアブナイ人だったり、アラミスが女たらし(原作を知らないので原作通りなのかしれないけど)だったのには驚いたけど、このテンポの速さならこれぐらいの個性がないと目立てませんよね(笑)
王妃と陛下が想いあってるところも嬉しかったし、妖艶なミレディや強欲枢機卿や黒尽くめのロシュフォールなど悪役も華があります。
気楽に楽しめる娯楽作でした。

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映画「ハックフィンの大冒険」感想

 | アドベンチャー  Comment(2) 

ハックフィンの大冒険
製作:アメリカ’93
原題:THE ADVENTURE OF HUCK FINN
監督:スティーヴン・ソマーズ
原作:マーク・トゥエイン
ジャンル:ファミリー/アドベンチャー

母の遺産を狙って戻ってきたならず者の父親から逃れるため、強盗に殺されたと装い村を出たハック。一方、その殺人騒ぎのどさくさに紛れて、黒人奴隷ジムが逃亡する。そんな彼らは互いに自由を求めてカイロに旅立ち…。

前回のまとめ感想に入れようかと思ったんですけど、中途半端に長くなるので単独で。
冒頭から父親にガチで殺されそうになったり、悪党どもが裏切り者を始末する場面に出くわしたり、名家同士の確執でお世話になった一家が皆殺しになったり、父親の死を知ったり、親友も自分も死にかけたりしたのに、いつも明るく乗り切ってしまうハックが異様でした。
しかも、せっかく養子になって平和に暮らせることになったのに、また一人で旅に出るとか!
16歳以上ならまだしも、10歳くらいでしょ? 時代が違うんだろうけど、ちょっと理解できません。
でも、イライジャ・ウッドのハックは可愛いし、奴隷制度を乗り越えたジムとの友情にも涙。コメディ調じゃないほうが素直に観られた気がします。

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映画「トゥー・ブラザーズ」観た

 | アドベンチャー  Comment(8) 
Tag:フランス イギリス

トゥー・ブラザーズ
製作:フランス・イギリス’04
原題:TWO BROTHERS
監督:ジャン・ジャック・アノー
原作:アラン・ゴダール
ジャンル:ドラマ/アドベンチャー

【あらすじ】遺跡で暮していた虎の親子の前に、冒険家エイダンが現れて親を殺した。幼い虎の兄弟のうち、兄はサーカスに引き取られクマルと、弟はラウールという少年に引き取られサンガと名付けられる。やがて成長した二匹は闘技場で再会し…。

やはり虎は美しいですよね~。冒頭の虎の家族の様子はもちろん、さらわれた兄弟を必死で追いかける姿や、再会して忘れていた過去を取り戻す瞬間、目と目で通じ合う気持…兄弟で故郷を目指す道のりと、思いがけない再会。彼らの言葉はわからないけれど、純粋で美しい愛情が満ちていて、何度もこみ上げてくる涙をこらえるのが大変でした。

そんな美しい家族愛をみせる虎たちに対し、人間はもちろん悪役。
とくに、虎たちを苦しめた諸悪の根源エイダンが、虎が主役のファミリーモノでは深く描けるはずもないのに中途半端に主役っぽくて嫌でした。最後まで罰らしい罰もないし、虎に感情移入している身としてはスッキリしません。
スリルから金儲けに走った冒険家崩れが、虎の縄張りに侵入して”正当防衛”で親虎を殺し、飢え死か人間を襲うようになるだろう子虎を”良かれと思って”捕獲。さらに残った親虎も捕獲し、お偉いさんのご機嫌取りに利用。逃した虎の代わりの皮を探してサーカスの虎が殺され…。
この兄弟に起こった悲劇のほとんどが彼のせいなのに、最後はハンターをやめて”愛する人と故郷へ帰り、小説を書いて暮す”、じゃあ納得いかないです。せめて自然・動物保護ために活動でもしてくれればいいんですけどね。
個人的には、よその国の動物や遺跡を食い物にする輩は嫌いなので、完全に悪役として描いてばっさり倒してくれた方が気持ちよかったです。
でもまあ、彼の微妙な立ち位置のおかげで、出番が少ない少年の純粋さが際立っていました。もっと子虎との交流を描いてくれてもよかったのに!

映画「穴/HOLES」観た

 | アドベンチャー  Comment(6) 

穴/HOLES
製作:アメリカ’03
原題:HOLES
監督:アンドリュー・デイヴィス
原作:ルイス・サッカー
ジャンル:★アドベンチャー/ドラマ/コメディ

【あらすじ】ひいおじいちゃんのせいで一族の男が呪われた、と聞かされて育ったスタンリー。運悪く無実の罪で捕まった彼は、砂漠の真ん中にある少年矯正施設に入れられる。だが、鬼所長ルイーズによって、毎日ひたすら大きな穴を掘らされ…。

ちょっと気になっていた作品なんですが、普通に面白かったです。なんで未公開?
一族にかけられた呪い、子供たちに穴を掘らせる女所長、女教師とたまねぎ売りの黒人青年の恋、伝説の女盗賊、逆から読んでも同じになるstanley yelnatsという主人公の名前などなど、様々なエピソードが次第に収束し、バラバラだったピースがぴたっと嵌ってパズルが完成する心地良さ。なんとなく先が読めても、許せてしまいます。
砂漠で穴掘りという絵もよかったですし、全体に漂うほのぼの不思議な雰囲気もマッチしていました。
ただ、観る前から鬼所長の怖~いイメージが出来上がってしまっていたせいか、実際はそんなでもなくてちょっとガッカリ。もう少し誇張された面白みのある悪役でもよかったかな?
主人公の地味さもあって、ややインパクトに欠ける気がしますが、ラストの「あとの穴は想像力で埋めてね」という一文に、子供の頃わくわくしながら冒険ものの児童小説を読んだ時のような感覚がよみがえってきました。
愛すべき作品だと思います。

映画「飛べ!フェニックス」観ました

飛べ!フェニックス
製作:アメリカ’65
原題:THE FLIGHT OF THE PHOENIX
監督:ロバート・アルドリッチ
原作:エルストン・トレヴァー
ジャンル:★アドベンチャー/ドラマ

【あらすじ】アラコブ石油会社の輸送機が、砂嵐のために砂漠の真ん中に不時着した。航路を離れたために救助隊は期待できず、飲料水はみるみる減っていく。体力的にも精神的にも不安を感じ始めた頃、とんでもない脱出方法を考え出し…。

以前「フライト・オブ・フェニックス」を観てそこそこ面白かったので、いつか絶対オリジナルを観ようと心待ちにしてました。
やはりオリジナルの方がいいですね。なんでリメイクで安易に女性を加えるのか…。あの陽炎のような幻の踊り子が唯一の女性というのがいいのに!
暑い砂漠に男だけなのが非常に暑苦しいのだけど、そこで繰り広げられる葛藤がまたいいです。誰もかれもがどこかしら欠点を持っていて、刻々と迫る死に脅えながら対立したりするんですよね。
わかっている人とわかってない人、そしてわかりたくない人…。
登場人物は少ないけれど、それぞれ個性がよくでていて楽しめました。とくに模型飛行機の事を力説する男や、「帰ったら水中毒になりそうだ」と笑うアル中の副操縦士がいい。
人間同士はいがみ合っても、お猿さんに優しかったとこも好きです(みんなの心のオアシス?)
最後に飛び立った瞬間、ぐっと拳に力が入りました。

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映画「この道は母へとつづく」観ました

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Tag:ロシア

この道は母へとつづく
製作:ロシア’05
原題:ITALIANETZ
監督:アンドレイ・クラフチューク
ジャンル:★ドラマ/アドベンチャー

【あらすじ】ロシアの孤児院。イタリア人夫婦がやってきて6歳の少年ワーニャを気に入った。彼が新しい生活を心待ちにしていたある日、すでに養子に出された子供の母親が現れる。自分の母もと考えた途端、会いたい気持ちが抑えられなくなり…。

前半のロシア孤児院の現実が想像以上に辛いもので、悲壮な結末だったらどうしようと心配してしながら観賞しました。実話を基にした作品だそうです。
この孤児院は養子斡旋業者から大金をもらっていて、孤児を養子に出すことで私腹を肥やしています。少子高齢化が進むイタリアでは養子を望む人が増え、正式な手続きを踏んでいては何年も待たされてしまうので、大金を払ってでも早く子供を迎えたいという金持ちが多いらしいんですよね。
院長はこれが子供たちにとっても最適な方法だと割り切っているし(割り切れないから酒に溺れてる?)、子供たち自身にとっても優しくて裕福な夫婦に気に入られることが夢であり希望でもあります。もちろん、怖いひとだったら…という恐怖心も持ってますが、売れ残りの年長組のすさんだ生活(アルバイトの他に、盗みや売春)を見ているので他に夢見ることもありませんでした。
それが、ある事件をきっかけに”ほんとうの母親が自分に会いたがっているかもしれない”という新たな夢を見つけることになります。
ひたすら母親を求めるワーニャに対し、周りの人々は少年を想うからこそ手助けしたり邪魔したりして、そのどちらの言い分にも一理あって考えさせられました。

後半の逃走劇はちょっとしたアドベンチャーで楽しめます。やり手の女ボスがぐんぐん迫ってくるし、少年も機転が利いてギリギリのところで逃げ延びる。ハラハラしながら、いつしかワーニャが母親に会えるよう心の底から応援していました。
ワーニャの表情が輝いていくラストシーンに、静かな感動と余韻を残します。

ちなみに、結局母親はワーニャを一度は捨てたんでしょ、とどうしても考えてしまうのですが、映画の中で手放した理由は最後まで明かされません。というわけで”看護学校時代。娘が未婚の母になることを恐れた両親が、ちゃんと卒業するまで赤ん坊は知り合いに預けると、ワーニャを奪い孤児院へ。卒業してそれを知った母親は、両親と訣別。ワーニャを探してあの孤児院を突き止めたが、すでに別の孤児院に移されていて…”というようなストーリーを勝手に想像してます。事実を基にしてるといっても、それはそれ、これはこれ。自分の好きに解釈してもいいですよね。

映画「失われたものゝ伝説」観ました

失われたものゝ伝説
製作:アメリカ/イタリア’57
原題:LEGEND OF THE LOST
監督:ヘンリー・ハサウェイ
ジャンル:★アドベンチャー/ロマンス

【あらすじ】仏領スーダンの町。裕福な旅行者ポールが、喧嘩で留置場に入れられていたジョーを案内人に砂漠へ出る。後から追って来た娼婦ディタを加え、彼らは10年前にポールの父親が見つけたという”消えた都”を目指す。

襲ってくる悪の組織がいるわけでもなく、匠の技が光るトラップが待ち構えているわけでもなく、砂漠の渇きや人間の弱い心とたたかう地味~なロマンティック・アドベンチャーでした。
登場人物も少なく、消息不明になった父親の志を継ぎ、消えた都の宝を見つけて世の中のために使おうと張り切る、紳士的な青年ポール。彼の財布をすり捕まりそうになるが、彼に助けられ生き方を変えようとする町の娼婦ディタ。案内人として雇われ、顔なじみのディタがポールに好意的な事に焼きもちを焼くジョーの三人くらいしかいません。

広大で美しい砂漠を彼らは突き進み、毒虫や砂嵐からディタを守るうちにポールは彼女に惹かれ始め、それが気に入らないジョーは何かと宝探しを諦めさせようとします。衝突を繰り返しながらついに遺跡に辿り着き、3人の心も一度はひとつに纏まるものの、あるものを見つけた事でポールは打ちひしがれてしまうのでした。
はっきり言って、ここまで観れば誰でも先が読めるような分かりやすい展開ですが、それでも彼らの変わりようは楽しめます。
派手さが全くなくてもアドベンチャーとして成り立つものなんだと妙に感心してしまいました。

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映画「ナショナル・トレジャー」観た

ナショナル・トレジャー
製作:アメリカ’04
原題:NATIONAL TREASURE
監督:ジョン・タートルトーブ
ジャンル:アドベンチャー/アクション/ミステリー

【あらすじ】幼い頃、テンプル騎士団が守ってきた財宝の話を祖父から聞かされ、自分も宝を守る騎士になろうと決めたベン。ゲイツ家が代々受け継いできた謎の言葉を手掛かりに、ついに南極に眠るシャーロット号へたどり着くのだが…。

「インディ・ジョーンズ」とか「トゥーム・レイダー」が何となく苦手で、これはどうかなと思っていたけど案外楽しめました。宝を守りたいという彼の情熱と、人を傷つけまいとする姿勢が良かったんですかね?
まあ、宝を守るために悪人より先に独立宣言書を盗むまではいいとして、そのまま警察に駆け込まなかったのは”謎を解き明かしたい”という彼の願望からだった気がしますが。…細かい事を気にしなければ、家族で安心して楽しめるアドベンチャー映画だと思います。
私のお気に入りは、相棒ライリー君。活躍したくてもベンの推理の速さについていけず、何か言おうとしても誰かに邪魔されてしまう情けなさが可愛いです。最後には活躍できるのかと思いきや、ベンの父親が頑張ってしまい大して目立てませんでした。…次回に期待ですね。
そして、私的に一番の笑いどころだったのは、冒頭の船を掘り出したシーン。
シャベルが何かにあたり、手で氷をどけて真っ先に見えたのは”シャーロット号”と書かれたプレート!!
こんな奇跡を見れば、誰でも『彼なら財宝を見つけられるっ!』と確信することでしょう(笑)

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映画「グレート・ストリーム」観た

 | アドベンチャー  Comment(6) 

グレート・ストリーム
製作:アメリカ’87
原題:WHITE WATER SUMMER RITES OF SUMMER
監督:ジェフ・ブレックナー
ジャンル:アドベンチャー/青春/サスペンス

【あらすじ】自立心を育てるため、大自然のサマー・キャンプに送られたアラン。コーチのビクは彼を気にかけるが、アランが自分なりに行動した途端、態度を急変する。彼への厳しさは次第にエスカレートし、少年達は自分達だけでの下山を決意する。

コーチがサイコ野郎かどうか、ドキドキしながら観てました。
でも、他で解説を読んでも”サスペンス”という言葉が載ってないんですよね。もしかして、一般的に彼の行動は”厳しい訓練”で済まされるものなんでしょうか?

(1)古い吊り橋を渡れない14歳の少年を置いてきぼりにする。
(2)吊り橋の向こうに忘れてきた物を夕方に一人で取りに行かせる。
(3)橋の一部が壊れ危うく落ちかけたのを見ておきながら、一切助けない。
(4)彼の教えた方法ではなく、仕掛けを造って魚を捕まえたことに激怒。魚を捌くまで戻るなと雨の中一晩放置
(5)登山経験のない子供4人を連れ、険しい山をロッククライミング。
(6)ロープの振り子で離れた足場に飛び移るのに失敗した少年を、またもや置いてきぼり。(宙ぶらりん状態)
(7)生徒に『殺してやる!!』と殴られるようなコーチ。(逆だったかも)

…う~ん、訴えれば勝てそうなんですが。
っていうか、”過酷な山岳トレーニング(子供数人にインストラクター1人)”は最初から決まっていたことなので、そんなものに送り出す親がオカシイと思うんですけどねぇ。
アメリカじゃ普通なのかな?

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映画「アフリカの女王」観た

アフリカの女王
製作:アメリカ/イギリス’51
原題:THE AFRICAN QUEEN
監督:ジョン・ヒューストン
原作者:C・S・フォレスター
ジャンル:★アドベンチャー/ロマンス

【あらすじ】1914年、ドイツ占領下の東アフリカ。ドイツ人により村人が兵員として捕まり、宣教師であるローズの兄はそのショックで死んでしまう。彼女はいつも郵便を届けてくれるチャーリーとともに、彼の蒸気船”アフリカの女王”号で脱出を図るが…。

感想を書くのをすっかり忘れてました。
以前感想を書いた「ホワイトハンター・ブラックハート」はこのロケでの体験を元にしてるんでしたよね。
「アフリカの女王」というタイトルから、何か偉業を成し遂げた女性の物語かなと思ってたんですが、まさかおんぼろ船の名前だったとは。ちょっと拍子抜けしました。
でも、想像とは違ったものの、これはこれで面白かったです。
冒頭では、意味も分からずといった感じで原住民がひどい賛美歌を歌っており、それを教えていた宣教師は彼らが連れて行かれたショックで亡くなってしまうんですからね。かなり一方通行な熱意が空しいというか、滑稽というか。
そんな風刺の効いた冒頭でぐっと心を掴み、その後の二人だけの冒険パートでは、きちっとした英国人女性ローズと一見粗野なチャーリーという凸凹コンビが楽しくて可愛い会話を繰り広げてくれます。
そんなに派手なアクションとかはないんですが、二人で力をあわせて危機を回避したり、激流さえも乗り越えたのに苦手なものに遭遇して一気に弱気になったりと、いつの間にか彼らと一緒にハラハラドキドキしてました。
ちょっと合成がチャチだったりもするけど、単純に楽しめる冒険娯楽映画だったと思います。

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映画「コンゴ」観た

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Tag:マイケル・クライトン

コンゴ
製作:アメリカ’95
原題:CONGO
監督:フランク・マーシャル
原作:マイケル・クライトン
ジャンル:アドベンチャー

【あらすじ】レーザー通信開発のため、ジャングルの奥地までブルーダイヤを探しに行った調査員が、猿の様なものに惨殺される。もとCIAのカレンは生死不明の者を助けるため、手話を使うゴリラを森に帰そうとする動物学者を連れコンゴに向かう。

なんとなく観始めたんですが、なかなか可愛かったです。
モンスターパニック物なんですけど、手話を機械で音声化して話すゴリラのエイミーが…。
きぐるみってバレバレなところとか、彼に近づく女に嫉妬するとことか、ゴリラの縫ぐるみ持ってるとことか、なんか可愛い。
まさしくB級映画なんですが、微笑ましくって好きです。

<再見追記:2016/7/28>
再見してみたら、B級ではあるものの意外とちゃんと作ってありました。
確かに、ヒロインや黒人のガイドさんが有能すぎて、ピンチもさらっと乗り越えちゃうから盛り上がりに欠けるし、コンゴの情勢が悪いなど設定を生かせてないとは思います。でも、それぞれ違った思惑を胸にコンゴへ向かう登場人物たちは割とキャラが立ってて見分けやすかったし(ここ重要)、着ぐるみゴリラ・エイミーちゃんの演技は十分本物のゴリラに見えました。
終盤の火山の噴火で地面が割れるシーンなんて、結構大掛かりなセットを使ったんじゃないですかね。時代は感じたものの迫力あります。
5000万ドルという邦画レベルの予算でも、スカイダイビングや爆破、急流下りなど、アドベンチャーものっぽいことは一通りやってやるぜ!というノリで詰め込んでありました(笑)

それにね~、やっぱりエイミーちゃんが魅力的なんですよ。機械を通して手話を音声化してるんだけど、故郷に戻ってきて現地のゴリラに手話で話しかけたら逃げられて、しょんぼりしちゃうエイミーちゃん可愛すぎ!
彼女が話すたびにほのぼのした気分になったし、勇敢にも動物学者(周りから夫婦だと言われるくらい仲良し)を助けに凶暴なサルの群れに飛び込んでいく下りや、故郷で暮らしていく決意をして動物学者とお別れするシーンなんかはホロリときました。
エイミーちゃんが好きだから、また機会があったら再見すると思います。

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