ファンタジー 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ゴースト/ニューヨークの幻」観ました

 | ファンタジー  Comment(9) 

ゴースト/ニューヨークの幻
原題:GHOST
製作:アメリカ’90 127分
監督:ジェリー・ザッカー
ジャンル:★ファンタジー/ロマンス

【あらすじ】強盗に襲われ不測の事態に陥ったサムは、最愛の恋人モリーにも魔の手が迫っていることを知る。彼はインチキ霊媒師オダ=メイの力を借りて彼女を守ろうとするが…。

いちおう感涙祭第三弾。何故か投票されてると思い込んで再見しました。なければ投票するつもりだったし、今から投票でもまあいいよね?
字幕版は初めて見ました。すごく面白かったです。
まずデミ・ムーアがめっちゃくちゃ可愛いですね~。細くて長い首に黒髪ショートカット、涙で濡れた顔も整っていてお人形さんみたい。
しかも、負けず劣らず可愛いにゃんこを飼ってるんですよ。この前再見した「暗殺者」と比べるとにゃんこの出番は少ないけども、ちゃんと活躍してました。

次にゴールドバーグさん演じるインチキ霊媒師が良いキャラしてるんですよ。序盤でちょっとウルっとさせておいて、彼女の登場で一気にコミカルになってきます。嫌々ながらメッセンジャーの役目を任されたのに、途中からもう主人公の相棒としてしっくりくるようになってます。
一晩中ヘンリー8世の歌とか、霊の間で噂になって霊だらけになるくだり、断腸の思いで大金を寄付するエピソードなどが面白かったです。彼女がいなかったら、この作品の評価はまったく変わっていたと思う。

そして最後に、SFXの使い方が上手いんですね~。話題になってる技術を使ってみたくて使ってるんじゃなくて、その技術の特性を理解して作品の中で意味のある使い方をしています。序盤からして本人が事態に気付く描写の使い方が上手いし、彼女に危険が迫っているのに何もできないもどかしさ(ここで猫ちゃん大活躍!)がひしひしと伝わってきます。
そして、そういう状態だからこそ行きかう電車をぴょんぴょん飛び移って人探ししたり、他人の秘密も知ることができるんですよね~。コインを動かすシーンや地獄からのお迎えなど、SFXが効果的に使われている印象的なシーンが多かったです。
ラストが妙に血みどろで雰囲気に合わない気もしたけど、それも許せる面白さでした。

映画「ミッドナイト・イン・パリ」観ました

 | ファンタジー  Comment(6) 
Tag:スペイン ウディ・アレン

原題:MIDNIGHT IN PARIS
製作:スペイン、アメリカ’2011 94分
監督:ウディ・アレン
ジャンル:★コメディ/ファンタジー/ロマンス

【あらすじ】ハリウッドの売れっ子脚本家ギルは、小説家に転身しようと処女小説の執筆に励んでいた。婚約者イネズと憧れの地パリを訪れるが、イネズの男友達ポールが楽しい気分を台無しに。ひとり真夜中のパリを彷徨っていると、一台のクラシック・プジョーが現われ…。

今回のファンタジー企画最後の作品。再見が続いてたので、最後が未見のこの作品で良かったです。(イラストはいつか追加します)
これほど自然に流れるように時を超える作品は珍しいですね。見た目的にはあまりファンタジーしてないんですが、(視聴者も)すんなりこれを受け入られる感覚がとてもファンタジーでいいんですよ。
すんなりと言っても、最初の主人公の驚きようはあんぐりって感じですが(笑)

なんというか、かの時代の芸術家たちの浮世離れした雰囲気が、主人公の夢への陶酔感と見事に溶け合って、観ているだけでその空気に酔ってしまいそうなんですよね。
これはギルが惹かれるアドリアナの夢が叶った時にも感じられることで、女優さんの演技も上手くて、不思議な高揚感でフワフワした気持ちになっている時を思い出します。
でも、そのフワフワにいつまでも浸ってないで、ちゃんと考えて、気付いて、決断した主人公が描かれるところがまたいいんですよ。夢想の楽しさから、自分の足で立って目標に向かって行く時の万能感みたいな、別の陶酔感に切り替わります。
真のヒロインと美しい夜のパリを歩くシーン(「ブロードウェイと銃弾」を思い出した)も印象的で、夢を追う人々が集まるこの街が舞台だからこそ魔法が存在できるんだなぁと思えました。

一番の謎は、どうしてまったく合わないあの二人が婚約したかってこと。身体の相性が良くて、お互いにそこそこ裕福だったからという理由しか思いつかない…(苦笑)
それと、ギルはアドリアナの書いた本の結末まで読む日が来るんだろうか?
彼女のその後が書かれているだろう本には触れずに終わるのも、この作品らしくて良いと思います。

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映画「ティモシーの小さな奇跡」観た

 | ファンタジー  Comment(11) 

ティモシーの小さな奇跡
原題:THE ODD LIFE OF TIMOTHY GREEN
製作:アメリカ’02 125分
監督:ピーター・ヘッジズ
ジャンル:コメディ/ファミリー/ファンタジー

【あらすじ】医者から子供ができないことを告げられたジムとシンディ。ふたりは自分たちの理想の子供について書いたメモを庭に埋め、子供への思いを断とうとする。だがその夜、ティモシーと名乗る脚に葉っぱが生えた少年が現れ、彼らをパパ、ママと呼ぶのだった。彼らは、ティモシーを自分たちの子として育てることを決意する。

ファンタジー企画参加の2作品目は、またまたディズニーの実写映画です。子供ができない夫婦の元へ、彼らが描いた理想の子供が現れるというお話。
彼らが本当にいい人たちで、”自分たちの子供はこんな子だ”と楽しそうに思い描きながらメモに書き出していって、その気持ちと一緒に庭に埋めるシーンでは泣きそうになりました。
ティモシーが現れてからは、心配しすぎて過干渉になったり、父親や姉を見返したくてサッカーの試合でティモシーを自慢材料として見てしまうこともあったけど、子供のために悩んで、反省して、勇気を出したりしていくうちに、親として、人間として成長していくわけです。
先は読めるものの、ティモシーが一目惚れした女の子と秘密を共有し、ふたりで創りあげた世界が「テラビシアにかける橋」みたいで惹かれました。

ただ、いい作品ではあるものの、あまりにティモシーが理想的な子供であり、完璧な天使なので、あのふたりへの試練みたいなものとしてみると「神様、甘すぎじゃない?」と思ったり(劇中でハッキリ神の奇跡と描かれてるわけではない)。
しかも、そこでふと「A.I.」のデイビットを思い出してしまったんですよね。もしティモシーとデイビットの中身が入れ替わったらどうなるだろう?…と考えてみたら、どうしてもハッピーエンドが想像できない!
ティモシーと違って、デイビットは”子供は成長して親離れするものだ”ということを知らない…それを望まないようインプットされているんでしょう、きっと。
どちらもざっくり言えば”望まれたとおりの理想の子供”なのに、ティモシーはなんでも持っていて、歪んだ人間作ったせいでデイビットは幸せになれないのか…と思ったら、デイビットが不憫で不憫で…(涙)

一方ティモシーの方は、演じている子が本当に可愛らしく、その容姿だけで映画の評価に「可愛い加点」するところでしたよ。ずるい!
リトル・ランボーズ」のリーみたいな、ちょっと癖のある悪ガキっぽい子で、自分たちの子供として受け入れるまでにもう少し時間を割いていれば、夢から醒めずにこの優しいファンタジーの世界に浸れたかも?

ですが、そこまで考えて「ティモシーにとっても、これは試練だったのでは?」と気付いたら、また妄想スイッチが入りました(笑)
例えばデイビットみたいな哀れな存在に「現世で誰かを幸せにできたら魂をあげるし、生まれ変わることもできるよ」とチャンスをあげたとか。もちろん、天使として修行してから行うので、ティモシーのように完璧すぎてもおかしくない!
そう思ったら、醒めた気持ちも少しは戻ってきました。

他に気になった点としては、あのふたりが開発した鉛筆のメリットや将来性をもっと伝えてほしかったです。ぜんぜんアップで見せないし、どこが気に入られたのかわからなかった。
ちなみに、原題の意味は「ティモシー・グリーンの奇妙な人生」。傍目からみると確かに”奇妙”だけど、本人はそんなこと思ってないんだろうな。邦題はわかりやすくて普通に良かったと思います。

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「ギルバート・グレイプ」観ました(ピーター・ヘッジズ原作)

ファンタジーアニメ企画 今敏作品「パプリカ/千年女優」再見

 | ファンタジー  Comment(8) 
Tag:日本

『パプリカ』(日’06 今敏監督、筒井康隆原作)

「パーフェクトブルー」でこの監督の描く”醜さ”に耐性ができたおかげか、なかなか楽しめました。初見はテープが悪かったのもあって寝ちゃったもんなー。
夢を共有できる機械が盗まれて悪用されたのを何とかしようとする話と、セラピーを受ける刑事が過去と向き合う話が同時進行するんですが、監督お得意の現実妄想が入り乱れる映像の奔流が楽しいんですよね。普段使ってない部分の脳を刺激されてる感じ(笑)
刑事さんのパートも、映画への愛とノスタルジーが伝わってきて良かったです。というか、このエピソードがないと中身スッカスカかも…。
でも実は一番好きなのが主題歌「白虎野の娘(←youtubeへ)」で、これを聴くとパプリカみたいに夢の世界を駆け回りたくなります。

『千年女優:CHIYOKO MILLENNIAL ACTRESS』 (日’01 今敏監督)

ネタバレ注意!
今監督にしてはクリーンで一般向けの作品。
大好きな女優・千代子のドキュメンタリーを撮りにきた立花たちが、彼女の昔語りに引き込まれていくのを回想シーンに入り込んでしまう事で表現するのが面白いですね。終いにはヒートアップして、彼女の映画を何度も何度も観て台詞も覚えている立花が、彼女を助ける役になりきって妄想の中で共演!
これは憧れの俳優さんがいる人ならドキドキするんじゃないだろうか。
千代子が大切な人を追い求める情熱・経験をすべて演技に活かしているというのも伝わってきて、ぐいぐい引き込まれます…が、40分くらいのところで飽きました(汗)
彼女が彼を追いかけて、立花がそんな彼女の後を追うパターンの繰り返しなので、少しくどいかも。
でも、最後の最後の台詞には痺れました。さすが女優!という気持ちと、その裏にある深い想いに涙…。
相手が目の前にいない場合、そのいない相手を追い求める自分を好きだと言える(全肯定する)のは、相手を愛しているのと同義だと思います。もう会えないと心の奥底では気付いていて、それでもその想いは無駄じゃない、否定しないし風化もさせない。彼のおかげで女優になれたんだから、彼からもらったものをすべて自分の血や肉にして、一緒に生き続けたい…という事だと思いました。
老婆の姿で描かれる”不安”に押しつぶされなかったのも、長年引き立て役だった女優に「あなたはいつまでも若いまま」と言わしめたのも、自分を好きになることで彼への想いを保ち続けたからでしょう。
「もう彼の顔も思い出せない…!」と泣き崩れたのも、彼女の本当の姿だったと思います。

映画「マリス・イン・ワンダーランド」観た

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Tag:イギリス

マリス・イン・ワンダーランド
原題:MALICE IN WONDERLAND
製作:イギリス’09
監督:サイモン・フェローズ
ジャンル:ファンタジー/ドラマ/ロマンス

【あらすじ】夜のロンドン。追われていたアリスは走り出したタクシーと衝突する。ボスの誕生パーティに急いで行かなければいけない運転手ホワイティーは、気を失った彼女をとりあえずタクシーに乗せて走り出してしまう。気が付いた彼女は記憶を失っており…。

GyaOで鑑賞。舞台を現代のロンドンに置き換えた、ドラッグと欲望にまみれた街のちょっとブラックな「不思議の国のアリス」です。アリスを演じる女優さんはキレイだし、ブラックなアリスの世界がとても興味深い作品でした。
ただし、英語がわからないと面白みはあまりないというか、伝わってこないかも。どうやらスラングだらけで韻を踏んだ台詞が多く、字幕じゃよくわからないんですよね。
でも、アリスの世界のキャラクターがことごとく大人の世界の住人になっていて、なおかつそれが結構嵌ってて、その変貌ぶりを見るだけでもなかなか楽しかったです。
何者かに追われる記憶喪失のアリスや、腕時計を2本つけたタクシー運転手、紅茶が大好きな売春宿の女主人、ちょっとおバカな双子のガードマン、常に煙を漂わせてるジャンキー、血の色が大好きなゲイの麻薬組織のボスなどなど。
裁判の下りはむしろこっちの方がしっくりくるかも(笑)

人間の生首を飾ったりとブラックな作品ですが終盤はかなりファンタジーしていて、しかも恋愛や情愛などloveな展開で終わるのが意外。二本の腕時計が二人を結びつけるところはロマンティックだし、アリスの秘密にも驚かされつつ、胸が温かくなるような笑顔でほっこり。
現実のイギリスなどで社会問題になっている事が盛り込まれていて、おふざけもあるけど最後まで大人向けでした。
ちなみにタイトルは原題通りで、maliceには”悪意”という意味があるので「不思議の国の悪意」って事ですね…わかるようなわからないような?

TV映画「アメリカン クリスマス・キャロル(1979)」観ました

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Tag:チャールズ・ディケンズ

アメリカン クリスマス・キャロル(1979)
原題:AN AMERICAN CHRISTMAS CAROL
製作:アメリカ’79
監督:エリック・ティル
原作:チャールズ・ディケンズ
ジャンル:★ファンタジー/ドラマ

【あらすじ】ニューハンプシャー州のある街で暮らす強欲な老人ベン・スレード。クリスマスの前日にも関わらず、彼は容赦なく街の人々から家具などを差し押さえ、街の労働者の肩を持つサッチャーも解雇してしまった。そんな彼の元に、今は亡きビジネスパートナーのレーサムが現れ…。

あけましておめでとうございま~す、と言いつつクリスマスな映画の記事をアップするズレたブログですが、今年もどうぞよろしくお願いします。イラストはまた暖かくなってきたら描きます。
この作品は冒頭から老人の特殊メイクが少し安っぽくて、映像もTV映画っぽいなぁと思ってたらやっぱりTVMでした。主演のヘンリー・ウィンクラーさんはTVドラマの出演が多く、「穴/HOLES」のお父さん役もやってるみたい。覚えてないなぁ…。
でも、前回観た「クリスマス・キャロル」と比べても脚本や演出がかなりいいと思います。
原作を知らないから実はこっちの方が忠実なのかもしれないけど(作中にディケンズの初版本が登場するので、時代設定とかは違う)、スレードの子供時代から映していて彼がお金にこだわる理由が描かれていたし、改心していく流れも自然で説得力があるんですよね。
とくに、彼の葬式でみんなが踊り騒ぐ描写はあまり好きじゃなかったので、こちらの彼の遺品を競売にかけて長年の鬱憤を晴らす下りは、酷い事には変わらないけど実際こうなっちゃうだろうなぁというリアリティがありました。
それに、改心してからのお金の使い方も、きちんと使うべきところに使ってるので余計な心配はしなくて済んだし(笑)
クライマックスは彼の子ども時代の描写が生きる流れで、爽やかに終わるところも好感。
印象に残ったのは、若い頃に想いを寄せていた女性が現在幸せに暮らしている様子を見て、「前よりキレイだ」「幸せな女性は美しい」と精霊と話すところや、未来で息子を亡くした父親が家族に言った台詞…
「家族はずっと一緒にいられるわけじゃないが、離ればなれになっても愛された魂は消えない。だから約束してくれ、ジョナサンの事をずっと忘れないと」
悲しい思い出に蓋をするように過去の大切な人たちを忘れようとしていたスレードの事もあって、胸に沁みました。
地味ながら良質なファンタジードラマだったと思います。

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映画「ネコのミヌース」観た

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Tag:オランダ にゃんこ

ネコのミヌース
原題:MINOES
製作:オランダ’01
監督:フィンセント・バル
原作:アニー・M・G・シュミット
ジャンル:ファンタジー/ファミリー

【あらすじ】内気で取材ができない新聞記者のティベは、ある日、犬にほえられ木に登って降りられなくなった女の子ミヌースを助ける。だが、彼女は実は事故で人間に変身したネコの女の子だった。行くところがない彼女は、屋根の上を歩いている時にティべの家から魚のにおいをかぎつけ…。

gyaoで鑑賞。タイトルの「ネコの~」まで読んだ時点で即「見たいものリスト」入りでした(笑)
オランダを代表する児童書の映画化だそうです。
とにかくにゃんこが可愛いくて、子供向けのたわいないお話ですが、ネコ好きなら観て損はないと思います。
主人公は何故か人間になっちゃった元ネコの女の子なんだけども、町の猫たちと仲良しだから屋根の上でお話したりするシーンも多いんですよね。
おめめがまん丸で、むっくりした感じのにゃんこたちがたくさん見られて幸せです。
ミヌースがたまにネコになりきれてない感じもしたけども、それは演技よりも脚本の問題かな?
女の子と言ってもたぶん20歳くらいの役で、軽い身のこなしと緑のコートが可愛く、お鼻をすりすりする様子がとってもキュート。
でも、ネズミを食べようとするシーンは…(汗)
元ネコなので日中に人間の町を出歩くのは怖がるものの(犬がいるし)、魚屋さんがいると聞けば率先して出かける食いしん坊なところも良かったです。
そんな彼女が、ダメダメ新聞記者と二人合わせて一人前な日々を送り、女の子と友達になったり、冒険したり成長したり、人間とネコの間で揺れたりと、ほのぼのまったり見られる作品でした。
後半は助けた子猫たちがいるのに、証拠がない扱いされてたのがちょっと納得いかなかったけど、彼にはまったく取材能力がないってことだろうか…(笑)

映画「髪結いの亭主」観た

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Tag:フランス

髪結いの亭主
原題:LE MARI DE LA COIFFEUSE
製作:フランス’90
監督:パトリス・ルコント
ジャンル:★ファンタジー/ロマンス/コメディ

【あらすじ】子供の頃から女の理容師と結婚したいという願望を抱き続けて来たアントワーヌは、中年にさしかかった頃、ようやくその夢を実現する。優しくて綺麗なマチルドを娶った彼は、幸せな日々を送っていたが…。

gyaoでやってたので久しぶりに再見。なんか好きなんですよね~。
またもやファンタジーに分類してしまったけど、ほぼ中年の妄想なんだからいいと思う(笑)
この中に描かれている登場人物の妄想じゃなくて(それでもいいけど)、普通の生活を送っている中年男性、中年女性が、こんな燃え上がるような恋いいなぁと思うような妄想が描かれてます。
だって、働かないで綺麗な理容師の奥さんといちゃいちゃ過ごす毎日とか、何年経っても運命の恋人のように扱ってくれる旦那とか(美貌が衰えない自分とか)そうそういないでしょ。
唐突なラストも、妄想の世界から現実に引き戻すためっていうか。
そんなわけで、非現実的な事がいくら起こっても全部許せてしまいました。

アントワーヌのマセた子供時代が可愛いです。憧れの理容師さんに少しでも近づきたくて、しょっちゅう伸びてない髪をカットしてもらいに行くという。その理容師さんが太めで肉感的なのも、いかにもな感じで良いです。
かがんだ時に頬に胸が当たるのが至福の時だったとか、彼女の体臭にうっとりしたとか、横チチ目撃して半日呆然としてたとか、ここはたぶんリアリティあるんじゃないでしょうか。監督の体験談だったり?
そんなわけで女理容師と結婚するのが夢なんだけども、それを言ったら父親にひっぱたかれるんですよ。
前に観た時は意味がよくわからなかったけど、「髪結いの亭主」というタイトルの意味が「ヒモ」のことなんですね。確かに働いてなかった!
でも、理解あるお父さんで、その後謝って「お前のなりたいものになっていい」と認めてしまうという…。
それが実現した時にショックで…な展開も笑えます(妄想なので)。
で、肝心のヒロインなんですが、これがもう中年男性にはたまらない色っぽさなんじゃないでしょうか。とにかく一挙一動が官能的です。ウェディングドレス姿でお客の髭を剃る姿も綺麗でした。
ラストの寂しげな雰囲気は、真面目にこの作品を観た人には痛々しく映るんだろうけど、ぜんぶ彼の妄想として観ると違う意味で痛々しいです(笑)

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映画「ブレス」感想

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Tag:韓国

ブレス2007
原題:BREATH
製作:韓国’07
監督:キム・ギドク
ジャンル:★ファンタジー/ドラマ

【あらすじ】刑の執行が間近となり、絶望から手作りのナイフで喉を突いて自殺を図った死刑囚チャン・ジン。彼は声だけを失って再び刑務所に戻されるが、そこには彼を愛する若い囚人がいるだけだ。一方、夫の浮気を知り打ちひしがれていた主婦ヨンは、ニュースでチャンの事を知り衝動的に刑務所へ行き…。

gyaoで鑑賞。好き嫌いがハッキリ分かれるので、間違っても人には勧められない作品ですね(笑)
ジャンルをファンタジーにしたけど、不思議な出来事というよりは変な人の変な行動がまかり通ってるという意味でファンタジーです。
描かれてないところをあれこれ想像して補うのが好きな人には楽しい作品かも。
なんせヒロインがイカレ女だし、家事も育児も一時的に放り出したりするので、ヒロイン目線で観たら拒絶反応出そうです。

→以下、ネタバレ注意!

映画「セブンティーン・アゲイン」観ました

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セブンティーン・アゲイン
原題:17 AGAIN
製作:アメリカ’09
監督:バー・スティアーズ
ジャンル:★青春/コメディ/ファンタジー

【あらすじ】高校時代はバスケットボールの花形選手だったマイクは、恋人スカーレットの妊娠を知って彼女との人生を選択した事をずっと後悔していた。それから20年、仕事も家庭も結婚も上手くいかない彼の前に不思議な老人が現れ、肉体だけ17歳に戻ってしまい…。

あらすじに書いたとおり、今の生活に不満たらたらな主人公が奇跡によって人生をやり直す系(若返る)です。
「またか」とは思ったけども、コミカルだし一生懸命な姿は好感持てるしで、かなり楽しめました。
最初は自分のためだったんですが、子供たちの実態を知ってすぐに自分の使命に気付くところがいいよね。やり直したいという気持ちは一緒でも、家族への愛情は忘れちゃいないわけで。他のこういう作品、とくに過去に戻る系は、家族の事をすっかり忘れてる事が多いから、私的にここが高評価につながりました。
そして、映画オタクの親友ネッドも面白くて、若返ったマイクといきなりバトルが始まったり(オブジェの剣の切れ味!)、女校長との意外な共通点が見つかって燃え上がったり、ちょこちょこ笑わせてくれます。
子供たちとの距離が縮まるにつれて、奥さんにも接近し、ついふたりの世界に入っちゃったところを子供に目撃されるシーンも楽しい。ダンスする姿を見た息子は凍り付いちゃうし、キスを目撃した娘と女友達たちに強烈なビンタをお見舞いされたり。さらにその後、別の理由でネッドに4回くらいビンタされて、本当に痛そう!
どれもベタな展開なんだけども、しっかり笑わせてくれる気楽なハートフルなコメディです。中身はおっさんという役をこなすザック・エフロンもよかった。
ネタバレってほどじゃないけど、ラストはそこはかとなく「天国から来たチャンピオン」を意識しつつも(?)、見事に爽やかハッピーエンドに仕上げてます。

映画「ヘンゼルとグレーテル(2007)」観た

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Tag:韓国

ヘンゼルとグレーテル(2007)
原題:HANSEL AND GRETEL
製作:韓国’07
監督:イム・ピルソン
ジャンル:★ファンタジー/ホラー

【あらすじ】山道の途中、事故を起こしてしまったウンス。車を捨てて森の中を彷徨い、少女ヨンヒと出会う。彼女の案内で古めかしい洋館に辿り着いた彼は、ヨンヒの両親と兄妹、そして沢山のおもちゃに迎えられ…。

Gyaoで鑑賞。これはあれですね、以前企画で観た「トワイライトゾーン/超次元の体験」のイラストに描いたエピソードをモチーフにしてます。
あの短編の不気味さを「ヘンゼルとグレーテル」のエッセンスを加えて上手に膨らませ、なおかつ真相はオリジナル。「トワイライトゾーン」を知ってる人でも楽しめます。
童話の世界のようなおもちゃだらけの家に、不自然な家族の様子、閉ざされた世界…。
どこか違和感を覚えながらも、生まれてくる赤ん坊を抱くために、どうにか帰ろうとする主人公と、引きとめようとする彼らの駆け引きは、何気に緊張感ありました。
帰りたい気持ちを伝えるため、自分の物語をおとぎ話風に聞かせたシーンでは、長男が途中で割り込み、さりげなく脅しをかけるところが怖い!
子役の子達がみんな上手くて、残酷で計算高い一面と、親の愛を求める子供らしいひたむきさを併せ持つ、憎みきれないキャラクターになっているんですよね。とくに長女ヨンヒは、この異様な世界と現実世界(主人公)とを繋ぐ架け橋的な存在で、絶妙な演技をみせてくれました。
そして、中盤新たな不安要素も加わって、ミステリー仕立てで彼らの悲しい真実が明かされていきます。
これだけボリュームアップしているのに下手なリメイクよりよっぽどよく出来ていて、ほどよく怖いし、最後はじんわりあったかい気持ちになれる作品でした。

映画「ソラから来た転校生」観た

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Tag:日本

ソラから来た転校生
製作:日本’2012
監督:近藤勇一
ジャンル:★青春/ファンタジー

【あらすじ】文化祭に向けて自主映画を作っていた女子高生マコトは、テーマ探しに苦心し、文才があるという転校生レイカに相談する。するとレイカは、自分は天使で、地上で行方不明となっていた天使であるあなたをソラへ連れ帰るためにやってきたと告げ…。

美少女たちの瑞々しい魅力を描き出した短編ファンタジー。Gyaoで鑑賞。
地上で行方不明になった仲間を迎えに来た天使が、ひょんなことから”天使”の映画を撮る手伝いをする事になり、しだいに友情が芽生えていくお話。
とにかく女の子たちがキラッキラしてるんですよ。ストーリーは少女マンガそのものでありがちだけど、透明感溢れる少女たちもマンガから抜け出てきたような可憐さ。
ヒロイン役の子は新体操をやってるらしく、天使の格好をしてリボンをクルクルしながら舞い踊る様子は、本当に純粋無垢な天使みたいでした。
つくりものの翼と、白いひらひらした衣装、そこから覗く綺麗な脚がまたいいんだ。さすがJKって感じで(おっさん目線 笑)
ふたりできゃっきゃ遊ぶ様子はとても自然で、こういう女の子の笑い声っていいなぁと思ってしまいました。
友情と恋、夜中のプールや花火、そして別れと…?
青春ドラマの要素を短い時間にきれいにまとめあげて、後味爽やか。
”雰囲気映画”以上のものがあったと思います。

映画「ゴーストたちの恋愛指南!/ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト」観た

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ゴーストたちの恋愛指南!/ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト
原題:GHOSTS OF GIRLFRIENDS PAST
製作:アメリカ’09
監督:マーク・ウォーターズ
ジャンル:★ロマンス/コメディ/ファンタジー

【あらすじ】独身貴族を謳歌していた人気カメラマンのコナーは、弟ポールの結婚式のリハーサルで幼馴染みのジェニーと再会する。一方、色恋の師匠でもあった亡き叔父ウェインの亡霊が彼の目の前に現われ、間もなく3人のゴーストが現われると告げられるが…。

クリスマス・キャロル」の色欲バージョン!
これが予想に反してよく出来ていて、現代風に上手くアレンジしてあり観やすいし、コミカルかつ感動できる作品になってました。
まず主人公は強欲男ではなく、モデルの女の子たちを取っ替え引っ替えして、秘書にデートや別れ話の予定を管理させるクズなプレイボーイ。
そんな彼が、唯一の肉親である弟の結婚式に招かれ、そこで亡き叔父の霊と三人の女性の霊と出会っていき、何故彼が今のようになってしまったのか探っていくんですね~。
ベッドごと過去に移動したり(たぶん撮影にはベッド型の車を使ってる)、今まで付き合った女性すべてがずらーーーーーっと並ぶ空間に連れて行かれたり、涙やティッシュやとんでもないものが降ってきたり(笑)と、ファンタジーな演出が光ります。
「今まで泣かせた女の涙だ」、「女の涙が乾くまでに使ったティッシュだ」という師匠(叔父)のセリフもロマンティック!
とくに良かったのが”未来”の世界で、幸せいっぱいの人々と、孤独な自分と弟という対比は自然だし、主人公ほど極端な人生を送らなくてもあり得る未来なので想像しやすかった。
傷つくのを恐れて長年隠し続けていた本当の想い、そして弟を想う気持ちが、彼を改心に導きます。
改心した彼が過ちを正すために奔走する姿、心からの言葉、彼女への想いが本当であることの証拠にウルウル!
まさかの人物がブーケを勝ち取るラストも楽しく、笑って観終える事ができました。

映画「奥様は魔女(1942)」観ました

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奥様は魔女(1942)
タイトルバックの映像。お人形さんで、実際はモノクロでした。
原題:I MARRIED A WITCH
製作:アメリカ’42
監督:ルネ・クレール
原作:ソーン・スミス
ジャンル:★ファンタジー/ラブコメ

独立以前の17世紀アメリカで、火刑にされ樫の木に封印された魔法使いの父娘がいた。1942年、ひょんなことから封印が解け復活した父娘は、仇の子孫ウォレスが知事選と結婚を控えていると知り…。

魔女狩りから始まってどうなることかと思ったけど、本当に魔女なうえに、体を失ってもへっちゃらで、ほのぼのコミカルで楽しく観られました。
何せ、煙の姿で復活したのに、箒で飛べるわ魔法は使えるわ、何不自由してないんですよ。煙の姿で箒に乗る仲良し親子や、(彼らが隠れた)二本の瓶がおしゃべりする様子はけっこう斬新(笑)
惚れ薬のくだりはお約束なものの、ご先祖様の肖像画の使い方が上手くって、CGとかなくてもちゃんとファンタジーしてるんですよ。
長い事封印されていたので若者言葉がわからず、「何を話しているんだ?」とふたりで悩むシーンも笑えました。
いちおう悪い魔法使いなので、肉体を得るために火事を起こしたり、父親が主人公を陥れるやり方はちょっと怖かったりしますが、ふたりともなんか憎めないんですよね~。

魔女ジェニファーの復讐も、結婚が上手くいかない呪いをかけたり、ウォレスを虜にした上で拒絶しようと企んだり、ほんのり彼への想いが感じられるチョイスです。そのおかげか「愛は魔法より強いの」というセリフも説得力ありました。
お父さんもね~、怖いといえば怖いんだけど、「男は結婚すれば不幸になるのは当たり前」というセリフや、酔っ払って呪文が思い出せなかったりするところは普通のおじさん。娘に罰として樫の木に戻れと言った時だって、自分も一緒に戻ろうとするあたり良いパパさんという感じでした。

古い作品なのに、今まで観た「奥様は魔女」とはぜんぜん違って、新鮮な気持ちで楽しめました。
ジェニファーも可愛いし、これが一番好きかも!

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映画「ハーヴェイ」観た

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ハーヴェイ
原題:HARVEY
製作:アメリカ’50
監督:ヘンリー・コスター
原作:メアリー・チェイス
ジャンル:ファンタジー/ドラマ/コメディ

グレンドーラの町。父の遺産で何不自由のない生活を送る未亡人は、現当主で弟のエルウッドのことで悩んでいた。彼にはハーヴェイという見えない巨大ウサギの親友がおり、誰彼構わず紹介しまくるのである。娘の嫁の貰い手がなくなると心配した彼女は、弟を精神病院送りにしようと決意し…。

いまだに続いてるファンタジー企画第6弾。一度はやめようと思ったんですが、参考画像が手に入ったし、書きたい事も整理できたので記事にしてみました。
ネタバレありま~す。
前半は病院スタッフの言動が怖くて引いてしまいました。彼らに病人(危険人物)認定されたら、家族の許可があろうがなかろうが、容赦なく病院にぶち込まれます。まるで犯罪者を扱うような言動で「これは風刺だから」と自分に言い聞かせながら観たものの、この時代のアメリカなら十分ありそうで笑えなかったです。

でも後半は、幻覚だと思われていた”ハーヴェイ”が、辞書を介して会話したり、耳用の穴の開いた帽子の存在、小銭入れ紛失によって良い流れになるなど、ハーヴェイの存在をほのめかすあれこれが素晴らしい。
ハーヴェイの姿が見られるのは肖像画だけで、それを描いた画家とのやりとりを想像すると楽しかったです。きっと最初は見えなかったけど、エルウッドと話すうちにだんだんと見えるようになって、最後には院長みたいな優しい目をしながら描いていたんだろうな。
終盤、弟を思う姉の愛が染みます。まあ、あれだけバカをしでかした連中に「注射一本で治る」なんて言われても信用できる訳がないんですが、彼女はそれを信じた上で「治っても弟が別人のようになってしまうのは嫌だ」と決断したのが素敵です。
エルウッドとハーヴェイを中心に、ハチャメチャに騒いでいたひとたちが、最後には幸せそうな安らかな表情を浮かべていて、なんだか温かな気持ちになれました。

ただ、エルウッドは酒の量を控えないと本気で人が変ることになるのでは…と一抹の不安が。お姉さんがちゃんと頼めば大丈夫だとは思うけど…。
しかしながら、コメディだから、風刺だからとは思ったものの、”ファンタジーだから仕方ない”とは一度も思わなかったところは、とても素晴らしかったと思います。

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映画「テラビシアにかける橋」観ました

 | ファンタジー  Comment(16) 

テラビシアにかける橋
原題:BRIDGE TO TERABITHIA
製作:アメリカ’07
監督:ガボア・クスポ
原作:キャサリン・パターソン
ジャンル:★ファンタジー/アドベンチャー/青春

田舎の町の貧しい家庭に育った小学5年生の少年ジェス。孤独な日々を過ごしていた彼は、隣家に引っ越してきた想像力豊かな少女レスリーと出会い仲良くなっていく。やがて小川を越えた森の中に、ふたりだけの空想上の王国“テラビシア”をつくり上げ…。

もう3月ですが、もう少し続きます。ファンタジー企画第4弾!
あの場所と、子ども達の信じる心が描き出すファンタジー世界が素晴らしかったです。
森が応えてくれているかのように、鮮やかに広がっていく想像の世界。最初は逃避の場所なんだけども、後半いじめっ子だった女の子と似たトロールが仲間として現れるなどの変化が。自分の心と向き合う場所でもあるんです。
こんな想像の世界を共有できる親友レスリー。彼女に自分と同じ部分を見出す瞬間が印象的です。彼女の感想文に想像力を掻き立てられ、彼女がつむぐ言葉に引き込まれていくのを、目に映る魚や彼女の口元からでてくるあぶくで表現してました。
ちょっと前までは、大好きな音楽の先生に見とれて、歌うのも忘れてたくらいなのに、彼女と出会ってからは少しづつ自信をつけ、先生への態度が男前に変わっていくのも良かったです。(音楽の授業では、いじめっ子もいじめられっ子も関係なく、みんなで楽しそうに歌っていて、この先生が地味に凄い!)
↓以下ネタバレ注意!

終盤の事件はショックでしたが、ご丁寧に2回もそれをにおわせるシーンを入れてくれたし、そもそもあのロープで行き来し始めてからハラハラしっぱなしだったので、ショックな反面、酷い話ですが「メイベルじゃなくて良かった…」とホッとした部分もあったり。
やっぱりキケンがあるものを”楽しいもの”としてだけ描くのは引っかかるし、何より映画的に意味のあるものだったのでなんとか受け入れられました。
今までジェスが知らなかった大人たちの優しい一面が、彼を少しづつ悲しみから引き上げていくのを、短い時間ながらしっかり描いてます。お父さんと担任教師の優しさが…(涙)
想像の世界も素敵だけど、それを共有する人がいるからこそ素晴らしいんだと気付いたジェス。あの美しい世界を蘇らせたメイベルと彼の笑顔に胸がいっぱいになりました。

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映画「赤い風船」観ました

 | ファンタジー  Comment(6) 
Tag:フランス

赤い風船
原題:LE BALLON ROUGE
製作:フランス’56
監督:アルベール・ラモリス
ジャンル:★ファンタジー

【あらすじ】モンマルトルの町。ある朝、登校中の少年が街灯に絡まった真っ赤な大きい風船を拾う。彼はその風船を気に入り、大事に大事に扱っていたが…。

チャップリン作品のオンエアに合わせて、一人サイレント映画祭りをやってたんだけど、これはサイレントじゃなかったわ。セリフが極端に少ないだけで。
でも、借りて良かったです。まさか風船に萌える日が来るとは!
とにかく真っ赤な風船に胸キュンでした。主演の男の子も普通に可愛いんだけど、たとえ誰が演じていたとしても、私はこの風船以外目に入らなかったと思います。
いちおう何も知らずに観るのが一番いいと思うので、ネタバレ感想は続きから。

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映画「パンズ・ラビリンス」観ました

 | ファンタジー  Comment(15) 
Tag:メキシコ スペイン

パンズ・ラビリンス
原題:EL LABERINTO DEL FAUNO/PAN'S LABYRINTH
製作:メキシコ・スペイン・アメリカ’06
監督:ギレルモ・デル・トロ
ジャンル:★ファンタジー/ドラマ/ホラー

【あらすじ】1944年、内戦終結後のスペイン。母カルメンと新しい父親ビダル将軍の元へやってきた少女オフェリアは、ゲリラの鎮圧にあたる冷酷な父を嫌っていた。ある夜、彼女は妖精に導かれ、迷宮で牧羊神パンと出会う。彼は、オフェリアが地底の魔法の国のプリンセスの生まれ変わりだと言い出し…。

もうすぐ次の企画なのに肝試し大会6作品目。ホラーっていうよりファンタジーですけど。
この雰囲気好きですね~。「不思議の国のアリス」を思いっきりダークにした感じ。
中盤に出てくる化け物だけは悪趣味(見方によっては遊び心があって可愛い?)で、このために万人受けしない作品になってる気もします。でも、登場シーンは短いので、キモいモンスターが苦手な人でも頑張れば観られるかな。
その他のファンタジー要素はほんのり怖い雰囲気があって、昔のマペット系モンスターを思い出しました。彼らより、オフェリアの義父の方が怖いかも。
現実の殺し合いとダークファンタジーのバランスが素晴らしい作品ですね。それでいて、オフェリアの母親と弟への愛情や、ゲリラに協力するメルセデスたちの悲しみなんかも良く描かれていて。
ラストの解釈も色々あるようですが、わたしは妖精たちの姿や王妃様の姿に、とくに意味はないと思ってます。よく不思議な存在が”子供たちが信じないと存在できない”っていうのがあるじゃないですか。あれって、人間とコンタクトを取れる形になる事を”存在できる”と言ってるだけだと思うんですよ。大昔から姿のない不思議な存在はあったけれど、人間が誕生してから、人間の想像した名前や姿かたちを借りる事で、人間と関わるようになったみたいな。
なので、オフェリアの読んでいた本や、彼女の記憶から姿や物語を借りて、ファンタジーを必要としていた彼女を救ったんじゃないかと。
幾つかの別れが悲しいものの、私的にはハッピーエンドとして観られました。好きな作品です!
ちなみに、原題は「ファウヌスの迷宮」。ギリシャ神話のパンに対応するのがローマ神話のファウヌスなんだとか。

映画「バロン」観た

 | ファンタジー  Comment(6) 
Tag:テリー・ギリアム

バロン
製作:アメリカ’89
原題:THE ADVENTURES OF BARON MUNCHAUSEN
監督:テリー・ギリアム
原作:ゴットフリート・ビュルガー
ジャンル:★アドベンチャー/ファンタジー

【あらすじ】18世紀後半の「知性の時代」、ドイツはトルコ軍の攻撃に晒されていた。そんななか、劇場では『ミュンヒハウゼン男爵の冒険』が興行されていたが、突然本物のバロンを名乗る老人が乱入。彼は、今回の戦争の原因は自分にあると主張。一座の娘サリーや女優らに頼まれ、街を救うと宣言するのだった。

すごいファンタジックな反戦映画でした。「ほら吹き男爵の冒険」はぜんぜん知らないんで原作もそうなのかはわかりませんが、バロンが夢と希望の象徴、サリーが未来を担う子供の代表というところでしょうか?
そんな夢と希望の象徴のごとく描かれるバロンも、この世に絶望して死にたがってるというのがなんとも…。死神さんが忍び寄るたびに、少女サリーが追い払います。(弱いな死神!)
冒険するたびにバロンが若返るという設定も面白いですね。最初に向かうのはなんとお月様!スケールが違います。
そこには首を取り外せる王様と王妃様がいて、王様の方は頭と体(主に下半身)の意見が一致せずケンカばかり。バロンを救うため、王妃の頭が変な声をあげながらベッドから抜け出してくるんだけど、サリーが汚いものを見るような目で一瞥するのがウケた。女の子はあんな顔しちゃいけないよ!
実は、よりによってここだけ子供の頃に見た記憶があって、この作品だったのかと懐かしくなりました。
他にも、一度見たら忘れられないのが、ユマ・サーマン演じるヴィーナスの登場シーン。例の貝から生まれる絵画の再現で、実写化したらバカっぽい雰囲気になるかと思いきや、意外とサマになってました。バロンとの空中ダンスシーンも幻想的で素敵。
またか、と眉間に皺を寄せて連れ戻そうとするサリーも健気で可愛いです。
他にもいろいろあるんだけど、ハチャメチャしつつも、どこもかしこも凝ったつくりで 、この世界観を味わうだけで楽しい作品でした。

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映画「転校生(1982)」観ました

 | ファンタジー  Comment(10) 
Tag:日本

転校生
製作:日本’82
監督:大林宣彦
原作:山中恒
ジャンル:★青春/コメディ/ファンタジー

【あらすじ】面白かった。
ヒロイン役の小林聡美は現在とほとんど変わらなくてびっくり。顔の見分けが苦手な私でもすぐ気付いたくらいだからね~。演技が素晴らしくて、本当に中身が男の子になったみたいでした。途中、乳見せしつこいよとも思ったけど、あのあけっぴろげな様子があってこそだったのかな?
男の子の演技も地味ながらよくて、あの”なよなよ”をずっと観てたら冒頭の彼を忘れてしまいました。女の子座りができるとか!
俳優として”自分じゃない、性別も違う人間”を演じてるんだけど、その役柄も”自分じゃない、性別も違う人間になったキャラクター”だなんてややこしいですよね。その苦労やトラブルを面白おかしく描いていたと思います。
最後まで元に戻る方法を考えたり試したりはしてなかったし(笑)、彼らの秘密を知った友人もとくに役にたったわけでもないけど、青春っぽい悩みでいっぱいいっぱいなのも良かった。
ただ、冒頭とラストでモノクロ/カラーが切り替わる意味がよくわからなかったなぁ…。冒頭は良かったけど、確かな絆を築いた後にモノクロに戻ってしまうのは、なんかしっくりこないです。
最後にひとつ、イラストで「ん?」と思った方は、オンマウスプリーズ!

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映画「ブライド(1984)」観た

 | ファンタジー  Comment(0) 

ブライド(1984)
製作:アメリカ’84
原題:THE BRIDE
監督:フランク・ロッダム
ジャンル:ロマンス/サスペンス

醜いモンスターに続き、女性の人造人間を造り出したフランケンシュタイン博士。イーバと名付けられ、博士が教育する事に。だが、彼女が自分のものではないと知ったモンスターは、屋敷を飛び出し、偶然出会った小人と共に旅に出て…。

何も知らずに観始めたんだけど、観たいな~と思っていた「フランケンシュタインの花嫁」…のリメイクでした(惜しい!)
完璧な美しさを持つイーバの役者さんに見覚えがあると思ったら「フラッシュダンス」のヒロインですね。この作品でラジー賞もらったんだとか。まあ、完璧と言われると「ん?」って感じですが、当たり前の事ながら綺麗だし、そこまで悪くはなかった気がします。
作品としては、やや雑なものの、それなりに楽しめました。モンスターことヴィクターと、彼に友情とか、夢をあきらめない事、人生の素晴らしさなどを教える小人リナルドの、心温まる交流が良かったです。はっきり言って、ヒロインと博士のパートが邪魔だと思えるくらい、リナルドが良かったです。…あ、だからラジー賞なのか!
「お前みたいに優しくて良いヤツはいない。」とヴィクターを励まし、一緒にサーカスに入って、人々に受け入れられる事を教えたリナルドが、ホント良い味だしてました。
にしても、悪役の博士がド変態でしたね~。自分の手で死体を継ぎ合わせて作ったイーバに欲情するなんて!
彼の手伝いをしていた召使たちは、内心どう思っていたのか?
一人解雇されてたけど、口外されたらどうしようとか思わないんでしょうか。人造人間の話は信じなくても、ネクロフィリアだという噂くらいは広まりそうなのに…。

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映画「シザーハンズ」観た

 | ファンタジー  Comment(2) 
Tag:ティム・バートン

シザーハンズ
製作:アメリカ’90
原題:EDWARD SCISSORHANDS
監督:ティム・バートン
ジャンル:ファンタジー/ロマンス

【あらすじ】完成間際に生みの親が亡くなり、手がハサミのまま山頂の屋敷に取り残された人造人間エドワード。セールスに来た心優しいペグに発見され、彼女の家で暮らす事に。やがて、町の人気者となり、彼はペグの娘キムに恋をするが…。

久し振りに観てみました。ちょっと思い出補正がかかってたみたいで、終盤は若干「あれ?」という感じでした。面白くなかったわけじゃないけど、想い出のままにしておいた方が輝いていたかも。
とりあえず、冒頭からティム・バートン作品とは思えない明るいパステルカラーの住宅街が並び、「お?」と思っていたら、そのすぐ目の前にそびえ立つ山の異様なこと(笑)
見た目的には鬼でも住んでそうな山なんですけど、実際にはピュアな人造人間エドワードが、一人で美しい庭を手入れしたりしながら暮してるんですよね。それに比べて、街に住む人々は裏表のある自己中心的な人ばかり。そのギャップが面白い。
例外的存在ペグは、わたしの記憶より素晴らしかったです。人気者から一気によそ者扱いになったエドワードに、「専属の美容師がいるんですもの」と言って何度も髪のカットを頼む優しさ!
出会うのが20年早かったら、キムじゃなく彼女と恋に落ちてたかも?
でも、心優しい彼女も娘のキムも、男を見る目がないのが残念。心ここにあらずな旦那は、よそに女でもいるんじゃないかと疑ってしまいました。
キムの方も本当に悪い男に騙されてて、エドワードと出会ってなければどうなっていた事か。ラストは切ないものの、ふたりともかけがえのないものを手に入れて、雪景色もひときわロマンティックでした。
…どうしてよりによってハサミを手の代わりにつけてしまったのか、そんな不粋な事はとても訊けないです!

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映画「ペネロピ」観た

 | ファンタジー  Comment(2) 
Tag:イギリス

ペネロピ
製作:イギリス・アメリカ’06
原題:PENELOPE
監督:マーク・パランスキー
ジャンル:コメディ/ロマンス/ファンタジー

【あらすじ】イギリスの名家、ウィルハーン家の一人娘ペネロピは、先祖が魔女から受けた呪いによって豚の鼻で生まれた。呪いを解く唯一の方法は、先祖の同類”名家の人間”による真実の愛。母親に言われ、お見合いを続けるペネロピだったが…。

わりとあっさり目なお伽話でしたが、ふつうに楽しめました。ペネロピがキュートですよね。豚鼻でもぜんぜん可愛いです。
コメディなんで、その鼻を見た時の殿方の反応がダイナミック。ギャーと悲鳴を上げて、二階の窓をぶち破って爆走し、それをスニーカーをはいた執事がダッシュで追いかけて捕まえます(笑)
彼女を化物扱いする男には「そこまで?」と思いましたが、きっと金目当てで彼女に近づいた男には、そういう風に見える呪いなんでしょう。そう考えると、マックスも最初の段階で顔を見ていたらやばかったかも?
執事には終盤驚かされる事もあって、ロマンスとしてはやや弱かったけれどファンタジーとしてはなかなか。
呪いの本質がどういうものかという設定も良かったですが、あの母親が突っ走りすぎて逆に先が読めました。娘を守るためと言いつつ、自分のことばかり考えている彼女の姿は、妙にリアルなんですけどね~。
にしても、理解者っぽい父親も、結局は母親と変わらなかったと思うと哀しいものがあります。影薄かったし、金持ち設定を保つためだけにいたような…。
でもまあ、家出中に出会った女の子との友情や、ペネロピをつけねらう記者が見せる良心など心温まる瞬間もあり、ほのぼの笑って観られました。クリスティーナ・リッチが好きなら、より楽しめると思います。

映画「NOEL ノエル」観ました

 | ファンタジー  Comment(9) 

NOEL ノエル
製作:アメリカ’04
原題:NOEL
監督:チャズ・パルミンテリ
ジャンル:★ドラマ/ファンタジー/ロマンス

クリスマス・イヴのNYで、孤独を抱えた人々。仕事とアルツハイマーの母親の看病に明け暮れるローズ。度を越えた嫉妬で婚約者ニーナを追い詰めてしまった警官マークと、そんな彼に付き纏う老人アーティ。14歳の病院でのパーティを忘れられないジュールズ。彼らににささやかな奇跡が訪れる。

これも再見しようと録画していたものです。昔見た時は調子が悪くて内容が頭に入ってこなかったけど、今回はじっくり浸れました。いいですねー、このじわじわ感動がこみ上げてくる感じ!
ここで起こる奇跡というのがとてもささやかで、それをつかむ事ができたのが、それぞれの優しさのおかげっていうのが心に染みます。それは、一人ぼっちで寝ている見知らぬ患者に心から「愛してる」と声をかけるだとか、居たたまれなくて出て行ったひとを追いかけるだとか、苦しむ老人の話をきいてあげるだとか、感謝の気持ちを伝えに来るだとか、そんなほんの小さな優しさ。それらの優しさが、周りの人を幸せに向かって歩きだせるようにして、それがめぐりめぐって自分にも還ってきます。
それまで描かれてきたそれぞれの孤独があるから、その小さな奇跡がとっても大きなものに感じられ、心があったかくなりました。
ただ、残念だったのはジュールズのエピソード。他と絡んでないし、彼の優しさは描かれないし、観終わってから名前思い出せないし、ネットで調べようと思ってもほとんどのサイトで省略されてるし(笑)
もっと時間割いて、同じ病院という以外の繋がりも、もうほんの少しだけ多くてもよかったような。見逃しただけかな~?

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映画「天国から来たチャンピオン」観ました

 | ファンタジー  Comment(11) 

天国から来たチャンピオン
製作:アメリカ’78
原題:HEAVEN CAN WAIT
監督:ウォーレン・ベイティ、バック・ヘンリー
ジャンル:★ドラマ/ファンタジー

【あらすじ】交通事故に遭った、前途有望なプロ・フットボール選手ジョー。天界で目を覚ました彼は、自分の死が間違いだったと知る。天界は殺されたばかりの若き実業家の体を彼に提供。全く新しい人物となり、彼は再びフットボールの世界に乗り出す。

最初の展開が、お気に入りマンガ「悪魔という名の天使」とほぼ同じで、この映画からアイデアをもらって描いたのかとビックリしてしまいました。まあ、似たような話はよくあるんですけど。
でも、一時は気が逸れてしまったけど、観ていくうちにどんどん引き込まれて、いつの間にかマンガの事は頭から消えて楽しんでました。飄々としていて、すごく単純かつ素直な理由で”一時の宿”を決めてしまう主人公が大好きです。
殺人犯が側にいるという、かなりサスペンスフルな状況のはずなのに、今まさに生を謳歌している彼の眼中にはありません。主人公が見えない天使と物置で話す様子や、事業の方針をフットボールに例えて納得させてしまうシーン、いくら殺しても死なない(失敗してるだけ)主人公に脅える犯人など、コミカルに描かれていました。
そして、唯一事情を全て理解してくれた、フットボールの敏腕コーチも大好きです。最初は”ビョーキ”扱いしてくるものの、主人公得意の(?)サックスを聴いて、心から喜んでくれます。私たちからみると、主人公はずっと同じ人が演じているから彼は彼のままなんだけど、コーチから見たらまったくの別人。それを受け入れてくれた事と、主人公が頼ったのが彼だけというところに、深い友情を見ました。
最後、全てを悟ったコーチと、愛する人の存在を感じ取ったヒロイン。切ないながらも、心の奥がじんわりあったかくなるラストでした。
原題は「天国は待ってくれる」。他の関係ない作品と被ってしまうので変えたみたいですね。オリジナルの「幽霊紐育を歩く」もいつか観てみたいです。

<追記感想:2016/3/10>
やっぱり面白いです。そして感動的!
感想は初見時とほぼ同じですね~。主人公が本当に好感を持てるキャラクターで、テンポ良く話が進んで色んなことが上手くいっても納得できてしまうんですよ。
会社の会議で重役たち?を納得させてしまっても、ヒロインと出会って3回目で両想いになっても、フットボールチームにすぐ打ち解けても、彼自身の頑張りと人柄が十分伝わってくるので、す~っと受け入れられます。
コミカルとシリアス、そしてロマンスとファンタジーのバランスも絶妙ですし。
あと、結構追い込まれた状況なのにラブラブな殺人犯ふたりに和みました。
ラストはどうなるかわかってても涙が…。とくにコーチが「ジョー、…ジョー」と呟くところは、二度も親友を失ったような気持ちなのかもしれないと思うと切なくて。
でも、元の肉体の持ち主がコーチと知り合いだったからそっけなく感じただけで、しばらく一緒に過ごせばヒロインに特別な何かを見出したようにコーチとの友情も元通りになりますよね!
ふたりの友情は不滅です♪

映画「恋はデジャ・ブ」観ました

 | ファンタジー  Comment(6) 

恋はデジャ・ブ
製作:アメリカ’93
原題:GROUNDHOG DAY
監督:ハロルド・ライミス
ジャンル:★コメディ

【あらすじ】聖燭節のお祭りを取材するため、嫌々田舎町へきた天気予報士のフィル。おざなりに仕事を終え、町を出ようとするが、吹雪で足止めされて一泊する事に。だが、翌朝目覚めると昨日とまったく同じ一日が始まり…。

ちょくちょくオンエアされていて、ちらほら何度も観た作品で、しっかり最初から最後まで観たのは初めてだったかな? 後半から覚えてませんでした。
内容は、自分の事しか考えてない嫌われ者のおっさんフィルが、なぜか聖燭節のお祭りの日から抜け出せなくなって四苦八苦するお話。
前半はやけくそになって好き勝手やる様子を、テンポよく見せていきます。前から気になってた美人プロデューサー・リタを口説こうと躍起になるところでは、失敗するたびに次の日にやり直すんだけども、編集でテイク1テイク2みたいにつなげていくところが面白い。けっきょく毎回口説けなくてビンタで終わるとこも、連続で見せられると迫力が凄いんですよね~(笑)
でも、いくら好かれようと嫌われようと、朝起きれば何事も無かったかのように同じ一日が繰り返される虚しさ…。一度とことんまで絶望して、そこから新しい自分を発見していく過程は、案外考えさせられます。
読書やピアノなど新しい事に挑戦していくうちに、新しい自分を発見して、自然に優しさを見せるようになっていくフィル。一体、何年分の日々を過ごしたのかはわかりませんが、まるであの町が彼の故郷であるかのように変わっていき、周りも彼を受け入れていく様子に、あたたかい気持ちになれました。
原題は「グラウンドホッグデー」、ジリスの一種グラウンドホッグ(ウッドチャック)を使った春の訪れを予想する天気占いの行事のこと。邦題は評判悪いけど、わたしはけっこう好きです。

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映画「サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋」観た

 | ファンタジー  Comment(0) 
Tag:香港

サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋
製作:香港’03
原題:地下鉄
監督:ジョー・マ
ジャンル:★ロマンス/コメディ/ファンタジー

【あらすじ】ある偶然から、胡散臭い結婚相談所を経営するヤッミンと出会った盲目の女性ホイヤ。だが彼は、新開発の痩せるジュースを飲んだ翌朝に失明してしまう。友人に八つ当たりし閉じこもる彼を、ホイヤは杖となり外に連れだすのだった。

時期外れにも程があるけれど、クリスマスの奇跡を描いたラブ・ファンタジーです。微妙にちぐはぐした感じがあり、サブストーリーの方はわかりにくかったりするんですが、ほのぼのラブストーリーにキュンキュンできました。
もう、二人が可愛いんですよね。街の音を言い当てるゲームをしているうちに、彼女の音ばかり気になってしまったり、触っただけで自分のものだとわかるようにシールを貼っていて、お互いにシールを貼り付けあったり、拒絶反応がぎりぎり出ないくらいのむず痒い恥ずかしさがツボ。
彼らの周りにいる人たちもいい人ばかりで、とくにホイヤの父親がナイスでした。ケンカした二人を引き合わせる方法がロマンティック! 娘想いのいい父親です。
あと、幼い頃に視力を失ったホイヤの描く、夢の世界が素敵です。一面の花畑に囲まれた駅にはオレンジでお手玉をするピエロがおり、到着したおもちゃの電車がビルの谷を走りぬける。原案が絵本だということで、ファンタジックな可愛い世界になってました。

サブストーリーは、失恋した男女が(天使の計らいによって)間違って届けられたメッセージカードをきっかけに、心を通わせていくというもの。こちらはコミカルな要素はなく、せつない言葉の数々もあっていい雰囲気。でも、つながりが唐突でわかりにくいのが難点か。
それと、天使は姿を見せないほうがわかりやすかったかな(普通の青年なんだもの)。
ちょっと強引だし混乱するところもあるけれど、クリスマスに観たくなる心温まる作品でした。

映画「ビッグ・フィッシュ」観ました

 | ファンタジー  Comment(7) 
Tag:ティム・バートン

ビッグ・フィッシュ
製作:アメリカ’03
原題:BIG FISH
監督:ティム・バートン
原作:ダニエル・ウォレス
ジャンル:★ファンタジー/ドラマ/コメディ

【あらすじ】幼い頃から聞かされてきた父親のおとぎ話のような冒険談。それを結婚式でも披露されてからウィルは父親と口を利かなくなった。3年後、父の病状が悪化したと報せをうけ妻と実家へ帰るが、そこでも”事実”を話してくれなくて…。

ビックリするほど心が和むファンタジー世界を堪能できました。見上げるほどの大男に隻眼の魔女、狼男につながった双子など、自分の昔話をここまで楽しく聞かせられるというのは凄い才能だと思います。まあ、息子が本当のことを知りたがっているのに、あそこまで頑なに隠そうとする父親の気持ちはよく分からなかったんですが…。
”魔法”が解けてしまうような気がしたんでしょうか?
でも、その解けかかった”魔法”をふたたびかけたのは、”親子の愛情”でした。
じんわりあたたかいラストが心に染みます。

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映画「悪魔の美しさ」観ました

 | ファンタジー  Comment(2) 

悪魔の美しさ
製作:フランス/イタリア’49
原題:LA BEAUTE DU DIABLE
監督:ルネ・クレール
ジャンル:★サスペンス/ドラマ

勤続50年で退職を迎えるアンリ・ファウスト教授に、魂を狙う悪魔が囁く。しかし、一向に誘いにのらない彼に、痺れを切らした悪魔は無償で”若さ”与えた。それを満喫するアンリだったが、消えた”ファウスト教授”の殺人容疑をかけられ…。

わかりやすいのに意外と考えさせる内容で、なにより面白い作品でした。
主人公を陥れようとする悪魔メフィストフェレスが、自分で”二流悪魔”と言ってるだけあってけっこう間抜けで憎めないところがあるんですよね。仕事を忘れアンリの老いた身体で”人間の快楽”を堪能したりしてました。でも、飴とむちの要領でしだいにアンリの心を欲望まみれにしていく様子は、さすが悪魔といった感じです。
若さ、金、名誉…そして女に権力。
どんなに強い心の持ち主でも、これだけのものを与えられれば変わってしまうものですよね。
アンリたちが錬金術を発表し国中に金をばら撒いて喜ぶ国王たちや、これで世界中の飢えをなくすと言ってるアンリの姿が滑稽でした。

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映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」観尽くしました

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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
製作:香港’87(Iのみ)
原題:倩女幽魂
監督:チン・シウトン
ジャンル:★ホラー/ファンタジー
雨で帳簿を駄目にした集金屋ニンは、宿代がなく寂れた蘭若寺に泊まることに。その夜、琴の音に誘われ美しい娘シウシンと出会い恋に落ちるが、彼女は妖怪に脅され男を誘い込む幽霊だった。ニンの優しさに彼女は役目を忘れ…。

いろんな要素ぎっしりの娯楽活劇で、3作がっつり観れました。
見どころは、お気楽な雰囲気をかもしつつ二人の恋もしっかり描かれている事。中でも水がめに隠した主人公に空気を口移しするシーンは素敵です。
2作目のキスシーンもある意味ロマンチックでした。(でろでろ妖怪に変わってゆく彼女をキスで救った)
でも、妖怪に遺骨を捕られ成仏できなくなった彼女が「助けて、遺骨を生家に戻せば生き返れるかもしれない!」とか言い出したときには正直「あれ???」という感じでした。さりげなく付け加えて「助ける事=生き返らせる事」にすり替えたようです。しかも、何故生き返れるのか一切説明なし!
…まあ、面白いからそんなに気にならないんですけどね。
もう一つの見どころは、妖怪たちの造形&動きです。特にゾンビみたいな奴のぎくしゃくした動きには、愛おしさまで感じました。(わたしだけ?)
他の連中も”モンスター・パニック映画”に分類したくなるような造形で、口がでかくて汚くて触手とかも飛び出しちゃって、モンスター好きには垂涎ものです。それらを魔術で派手に爆破していくのも爽快でした。

こんなにでろでろな妖怪ばかり出てきたのに、観終わって印象に残っているのが幻想的な彼女の姿だという事に驚きです。

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