日本 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「秒速5センチメートル」観た

 | アニメ/人形アニメ  Comment(2) 
Tag:日本 新海誠

製作:日本’07 60分
監督・原作:新海誠
ジャンル:ロマンス/ドラマ/青春

【あらすじ】小学校時代に過ごした1年間を特別な時間と感じていた遠野貴樹と篠原明里。小学校卒業と共に離れ離れとなるが、途切れそうな糸をつなぎとめようと高樹は大雪の降るなか彼女に会いに行く。だが、再会の時は一瞬で過ぎ…。

初見時は周りがうるさくて集中できなかった気がするんですが、今回の再見でじっくり見られました。切ないですね~。まあ二人のどちらかが積極的に動けば違う結果だったんだろうけど、一緒に居たのは小学生の1年間だけで、あんなに遠くに行ってしまって、しかも再会があんな上手くいかないことばかりなら消極的にもなるよなぁと思わないでもない。私自身消極的なタイプだし。
彼は「どうか先に帰っていてくれ」と願って、そして彼女は別れ際に「あなたなら一人でも大丈夫」みたいなことを言って、ホント似た者同士だったと思います。手紙の返事が待ち遠しくて何度も郵便受けを確認してるのに、返事を出す時には「こんなにすぐに出したら迷惑かな?」とか考えて、だんだんと返事が遅くなっていったんだろうなぁ…。子供の頃、従妹と文通してたのを思い出します。

ラスト、二人の間を隔てる電車(しかも2本!)が彼らの運命を表してるかのようでした。
でも、もし彼女が気付いていて去ったんなら、婚約中なのに気持ちが揺れるのを恐れたからだと思うよ。遠野君は、名前を呼んで走って追いかければいいのに。
彼女のことを見てたら、映画で時々見かける「ずっと好きな人への想いを胸に秘め続けていて、死の間際や老いてボケ始めた頃に子供や孫に暴露してしまう」又は「死後に日記などでバレてしまう」パターンが思い浮かびました。あと、金持ちの遺言でいきなり赤の他人の名前が出てきて殺人事件が起こるパターン(笑)
ほら、後々面倒なことになるから走れ!遠野!
…ただ、二人がくっつきそうになったら死亡フラグが乱立する気がするんだよね。なんとなく。

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「ほしのこえ」観た

一緒に「人魚伝説(1984年)」を観ませんか?

 | ブログDEロードショー  Comment(22) 
Tag:日本

<みなさんの記事>
鬚禿観察日記ヒゲハゲカンサツニッキ 日本映画「人魚伝説」1984年 観た
クリスタルの断章 「人魚伝説」見た
***************

3月もブログDEロードショーを開催します。
作品は『人魚伝説(1984年)』
ポール・ブリッツさんがリクエストして下さいました。

「人魚伝説っていう映画があるそうなんですけど、見ませんか?」
「ああ、あの韓国の……」
「1984年の邦画のほうです。池田敏春監督、白戸真理主演」
「人魚ってことは、ファンタジックな……」
「凄惨きわまりないバイオレンスアクション映画です」
「でも、聞いたこと……」
「同年のヨコハマ映画祭で監督賞と主演女優賞に輝いています」
「入手が……」
「ツタヤのネットレンタルにあります」
「まあ、検討だけはしておきますが、どうしてポールさんはその映画を?」
「ひとりで見るのが怖かったんです」
「……(;・д・)」

期間は3月3日(金)~5日(日)まで。これより前に見るのはご遠慮下さい。
よかったら同じ時期に同じ映画を一緒に観て、感想を書いたり、コメントなどでわいわい盛り上がりませんか?
もちろん記事は強制ではありませんし、ブログを持ってない方でも大歓迎です。
今月もみんなと一緒に映画を楽しみましょう♪
企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

<重要なお知らせ>

最近、趣味が映画からゲーム寄りになってきました。前年に頂いたリクエストは今回で最後となり、これを機に勝手ながら再びやり方を変えようと思います。
今度から、私が主催するのは年4回の恒例企画のみとさせて頂き、観たことがある作品にだけコメントさせて頂きます。
みんなと一緒に観たい作品などがある方は、日程だけ私に報告してくれれば後はほぼ自由にやって下さって結構です。

ただし、
1、告知記事はご自分で用意しなければ何も始まりません(私はコピペ記事でお手伝いします)
2、参加して下さった方の記事リスト(告知記事にTBしてもらうなどでも可)は最低限必要です。

この2点さえ守って下されば、あとは自分ルールでお好きにやって頂いて構いません。
これからもブログDEロードショーをよろしくお願いいたします。

映画「耳をすませば」観ました

 | 青春  Comment(4) 
Tag:日本

耳をすませば
製作:日本’95 111分
監督:近藤喜文
原作:柊あおい
ジャンル:★青春

【あらすじ】本が大好きな中学生の雫は、ある時、自分が借りた本の図書カードに何度も天沢聖司という名があることに気付く。淡い恋心を抱く雫だったが、実際の彼はぶしつけで粗野な男の子で…。

こちらも久しぶりに再見。観たのは確か1月31日だったような…。サボりすぎですね(汗)
私の中では、タイトルよりも「しずく、大好きだ!!」のセリフが頭に思い浮かんでしまう困った作品です。初見時にツボに入りまくってしまい、家族の間でブームに。今でも「”しずくだいすきだ”でさぁ~」みたいな感じで通じてしまいます。むしろ「しずくだいすきだのタイトル何だっけ?」状態です。ごめんなさい。

それくらい当時はストーカー聖司くんの恋の成就がインパクトあったんですよ。
だって、雫が借りる本借りる本全部を先に借りて図書カードに名前を書き、彼女の落とし物をすかさず拾って中身をチェック。その後も、からかったり急に優しくしたり、教室で呼び出ししたりして距離を詰めながら、最後には早朝に彼女の家の前に来てウロウロしてたら窓が開いて「運命だ!」ですよ。子供(つっても高校生くらい?)ながら「こいつやべぇ…」と思いました。

それなのに雫ちゃんは全然気にせず結婚の約束までしちゃって…。
でも、再見したら「逆にこの歳でここまで周到にできるって大物?」と思えてきたし、たとえ外国で彼が心変わりしたとしても、雫ちゃん的には作家への道を歩み出すきっかけになったんだから、これで良かったんだと思えました。もしかしたら粘着ストーカー気質で浮気なんて考えられないかもしれないし。

まあ、こんな変な感想ばっかり書いてますが、お気に入りのシーンはたくさんあります。
まずは冒頭の電車に揺られるシーン。ご当地アニメはたくさんあるけども、あそこまで実際にそこにいる気分になれるシーンは他にないでしょう。ムーンとの出会いのシーンでもあり、1番のお気に入りです。
次は甘酸っぱい杉村くん告白シーンと、聖司の呼び出しシーン。精一杯告白して「好きな奴がいるのか?」「ただの友達か?これからもか?」というやり取りをしたばっかりなのに、聖司がみんなの前で呼び出しした時の雫の様子を見て気付くシーンはホント切ないですよね…。杉村くんのあの表情!

そして、物語の世界に没頭してバロンと一緒に飛ぶシーン。やっぱりバロンは外せません。これでスピンオフやってもいいんじゃない?と思えるファンタジックな世界でした。
最後にエンドロールで描かれる道。通り過ぎる人々がこの作品の登場人物ばかりなのに気付き、なんだか嬉しくなりました。中には杉村くんと夕子ちゃんの姿も。
カントリー・ロードの歌と相まって、ノスタルジーに浸れました。

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「千と千尋の神隠し」観ました

映画「千と千尋の神隠し」観ました

 | アニメ/人形アニメ  Comment(1) 
Tag:日本 宮崎駿

千と千尋の神隠し
製作:日本’01 125分
監督:宮崎駿
ジャンル:★ファンタジー/アドベンチャー

【あらすじ】引っ越の途中で、両親と共に奇妙な世界へと迷い込んだ少女千尋。勝手に神々の食べ物を食べた両親を豚にされ、自身も働かなければ豚にされてしまうと知る。ハクという少年の助けで、彼女は湯屋で働く事になるが…。

ジブリ作品の中だと「猫の恩返し」の次に好きな作品ですね~。何が好きって、さみしんぼうのカオナシが可愛くて可愛くて…。もうイラストに描いた編み物をするシーンなんて、可愛すぎて「スキ♥」って感じですし、話しかけてくれた千尋に懐いて愛が暴走しちゃうところも大好きです。もう寂しくて寂しくて、食べちゃいたいくらい千尋が好きなんだなぁとキュンキュンしました。
銭婆のところへ行く千尋におとなしくついて行くところも、インプリンティングされた雛鳥みたいで可愛いじゃないですか。あんなに暴走してたのが、憑き物が落ちたかのように(実際には取り込んだ相手をその欲望ごと吐き出しきった感じ)いい子になってついて行くんですよ。ネズミになった坊が目を輝かせて列車の窓を見ている横で、お行儀よくしてるのがもう!
カオナシが何なのかは描かれてませんが、この八百万の神たちが暮らす国にいる存在だから、きっと何かの神なんでしょうね。私の想像だと、長年使った道具に宿る付喪神の類で、昔はみんなに必要とされていたのに、時代の変化ですっかり人々に忘れ去られた存在なのかなと思いました。
ついでに、この列車に乗ってる影みたいな人たちは亡くなった人で、あの列車の行き着く先は黄泉の国なのかなぁと。こういう想像の余地があるところも、この作品の好きなところです。
例えば、序盤で神様の食べ物をむさぼり罰を受ける両親のエピソード。色んな国に存在する神話やおとぎ話によく出てくるエピソードで、神様の食べ物を目の前にしたら大抵の人間は我慢できないんですが、千尋はまだ俗世の穢れに染まってないから大丈夫なんだろうなぁと思ったり。あと、彼らが神隠しされてたのはたぶん3か月くらいで、きっと一家失踪事件とかテレビでニュースになったりして…。その間の支払いとかどうなるんだろう?(汗)

そして、やっぱり千尋とハクですね。出会いからして胸きゅんです。いきなり両親が豚にされて、自分も消えそうになって、ハクに助けてもらったかと思ったら「ハク様と呼べ」とか「ハクは湯婆婆の手先だ」とか言われて頭の中ごちゃごちゃで泣き出してしまうのも仕方がない。
でも、それでも信じる心を失わない千尋が好きです。どちらかというと臆病な子だったのに、本当に色々あって、化け物みたいになったカオナシに追いかけられてもまったく動じない強い子に!
ハクに乗って飛びたち、やっと彼との出会いを思い出したシーンは何度見ても鳥肌ものです。
気になるハクのその後ですが、湯婆婆に八つ裂きにされてもいいと言っていたものの、ただの口約束だし湯婆婆も本気じゃなかったというか怒りに任せて言っただけで、あの和やか楽しいムードの後には毒気も抜かれて追放くらいで済ませたと思います。あと坊が怒るでしょ、大好きな千尋のボーイフレンドだもん。
川(の神)として再会できるのか、それとも人間か何かに生まれ変わって再会できるのかはわからないけど、いつかきっと再会できると思います!

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「耳をすませば」観ました
「風の谷のナウシカ」観ました

映画「猫の恩返し」観ました

 | アニメ/人形アニメ  Comment(2) 
Tag:にゃんこ 日本

猫の恩返し
日’02 75分
森田宏幸/柊あおい
★ファンタジー/ドラマ

【あらすじ】助けた猫が猫の国の王子だったために、猫たちにはた迷惑な恩返しを受けることになった女子高生ハル。王子との結婚まで決められ困っていた時、突然”猫の事務所を探して”という不思議な声を聞き…。

可愛い。とにかくかわいいです。猫も可愛いけど、素直でまっすぐなハルが可愛い。ジブリヒロインに多い、近寄りがたいオーラがなくって、どこにでもいそうな元気で可愛い女の子って感じなのがいいんですよね。
猫と結婚させられそうになって「嫌だー」とか言ってたのに、バロンと出会って第一声が「カッコいい」(笑)
その後もバロンにときめいているんだけど、彼女の言う通りバロンがカッコよすぎるのでぜんぜん不自然に感じません。
しかも、猫化してからもハルはハルで可愛いんですよ。あのヘンタイ王が執心するのも頷けます。

これを書いているのが「耳をすませば」の雫っていうのも、またいいじゃないですか。バロンが生き生き描かれているのも、彼が雫ちゃんのミューズ、もといイマジネーションの源だから当然。彼が登場するシリーズのうちの一作品なのかな~とか、雫ちゃんめっちゃネコ好きだなあとか、もう小説家としてデビューしたのかなぁとか、想いを馳せつつ観たので2作品同時に楽しんだ感じです。

あと、猫の国ののんびりした雰囲気と、ここぞという時に頼れるムタやトト、意外とまともな王様の側近さんのキャラなども良かったです。
あ、猫の国の王子は山田孝之さんが声をやってたんですね。気付かなかった。
終盤のカラスたちの階段を下りていくシーンはさすがジブリという感じで躍動感あったし、去り際のバロンがまたカッコいいし、髪を切ったハルちゃんが可愛くて大満足でした。好きです。

映画「風の谷のナウシカ」観ました

 | アニメ/人形アニメ  Comment(11) 
Tag:宮崎駿 日本

風の谷のナウシカ
製作:日本’84 116分
監督:宮崎駿
ジャンル:★ ファンタジー/ドラマ/アクション

【あらすじ】風により”腐海”の毒から守られていた”風の谷”。そこでは心の優しい王女ナウシカと、彼女を慕う国民たちが手を取合い暮していた。そんなある日、オームに襲われた輸送船が墜落。それに積まれていた兵器を巡り、この地は争いの渦に巻き込まれてゆく。

久しぶりに再見しました。ひたすら王蟲が可愛い!!!
私の虫好きの原点かもしれないです。大きいのも大好きですが、抱っこできるサイズの王蟲がもう可愛くて可愛くて。これは守ってあげたくなりますよね!
たぶんナウシカって、クラリスやシータ、ラナ並みに聖女or聖母ヒロインなんだけど、私が王蟲だいすきだから感情移入しやすいんですよ。空を舞うメーヴェを乗りこなすサマも素敵だし、憎しみに駆られて人を殺してしまったというエピソードもあって完璧聖女というわけじゃないところもとっつきやすい。
まあ、よく考えると優秀な戦士で、研究者で、動物と心を通わせられて、メーヴェを乗りこなして、飛行機も操縦できて、度胸があって優しくて、明るくて、カリスマで、可愛くて、スタイルも良くて、お前欠点とかあるのかよ?というくらいのパーフェクト・ヒロインですが。

あと、王蟲も好きだけど、彼らが暮らす腐海とそれに侵食されつつある荒廃した世界も大好きです。
原作の設定を聞きかじっていたので、初見時よりも”巨神兵をつくった時代の人間はクソ”っていうのがわかって、そんな前人類の思惑なんて関係なく必死に生きていく人々の姿に応援したくなります。
巨神兵も人間の欲望によって生み出されたのに、あんな風に利用された上に”存在しちゃいけない”扱いで哀れに感じました。

ユパ様も超かっこいいし、曲もいいし、昔持ってたアニメソングのカセットに入ってた歌も思い出したりと懐かしかったです。なんで使わないんだろうなぁ?

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「千と千尋の神隠し」観ました
「となりのトトロ」観ました

一緒に「その夜の侍」と「ミロクローゼ」を観ませんか?

 | ブログDEロードショー  Comment(20) 
Tag:日本

12月もブログDEロードショーを開催します。
ミロクローゼ
今月の作品は「その夜の侍」と「ミロクローゼ」。どちらも山田孝之さん出演作品です。
鬚禿観察日記ヒゲハゲカンサツニッキ」のケフコタカハシさんからリクエスト頂きました。

リクエスト理由は一人でも多くの人に、この二つの作品を観てもらいたいから、という単純な物です。
「ミロクローゼ」は老若男女関わらずにいつでも誰でも楽しめると思いますが「その夜の侍」は心が弱っている時に観るのはちょっと危ないかもしれません。
「ミロクローゼ」で上がったテンションを「さむらい」を観て下げる、あるいは逆に「さむらい」を観てどよ〜んとなった気分を「ミロクローゼ」で回復させる、そんな風にセットにするのがオススメかと思います。

期間は12月16日(金)~18日(日)まで。これより前に見るのはご遠慮下さい。
よかったら同じ時期に同じ作品を一緒に観て、感想を書いたり、コメントなどでわいわい盛り上がりませんか?
もちろん記事は強制ではありませんし、ブログを持ってない方でも大歓迎です。
今月もみんなと一緒に映画を楽しみましょう♪
企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

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映画「となりのトトロ」観ました

 | ファミリーアニメ  Comment(4) 
Tag:にゃんこ 日本 宮崎駿

となりのトトロ
製作:日本’88 88分
監督・原作:宮崎駿
ジャンル:★ファンタジー/ファミリー/ドラマ

【あらすじ】考古学者の父に連れられ、母がいる病院近くのぼろ家に越してきたサツキとメイの姉妹。となりには山の様にそびえるクスノキの森があった。彼女たちはやがて、不思議な生き物トトロと出会う。

音楽映画祭3本目。当時は「さんぽ」がしつこく流れていたせいで、この曲は嫌いだったりします。そのせいで、この作品自体もあまり再見する気が起きなかったんですよね~。トトロ自体は可愛いと思っていたし、ネコバスには一度でいいから乗ってみたいと思っていたので、今回いい機会だと思って再見することに。
…思ってたよりぜんぜん楽しめました。優しくノスタルジックでファンタジックな世界が完成されています。サツキとメイも純真で健気で強い子で、後半はホロリとさせられました。

でも、個人的にはやはりネコバスですね!
人間がつくった道なんて気にせず風のように駆け抜けて、行きたいところに連れて行ってくれるナイスなにゃんこです。メイを見つけるだけでなく、言わなくてもお母さんの所へ連れて行ってくれるところなんて感動的!
メイを案じて裸足で走ったサツキや、疲労困憊していたメイも、ネコバスのふわふわで温かい背中に乗せてもらって、気持ちいい風を感じながら心も体も癒されたと思います。うらやましい…。
チェシャ猫を思わせるお顔で親しみも湧いたし、そういえばメイやサツキは木の根の間の穴に落ちていったシーンもあって、これは「不思議の国のアリス」をモチーフにした作品だったのか~と今更気付いたり。

あと、サツキに一目惚れ?した少年のことは再見するまですっかり忘れていて、素直になれないところや、やっとのことでサツキに傘を貸すことができて、今までの悪い印象を払拭できたと一人で喜んでいるところなんかがすごく可愛いかったです。
…それと、どうでもいいけど子供と暮らすなら腐った柱はさっさと修理してほしいと思いました(汗)

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「風立ちぬ(2013)」観ました

映画「超高速!参勤交代」観た

 | 時代劇  Comment(8) 
Tag:日本

超高速!参勤交代
製作:日本’2014 119分
監督:本木克英
ジャンル:時代劇/コメディ

【あらすじ】享保二十年、磐城国。湯長谷藩では、1年の江戸詰めを終えた藩主・内藤政醇や藩士たちが、のんびりと開放感に浸っていた。だが、再び“参勤交代”の命が下り、8日かかる道のりを実質4日で踏破しなければならなくなる。政醇は、知恵者の家老・相馬兼嗣とともに作戦を立て…。

軽い作品なんだけど、締めるところは締めてるので普通に面白かったです。CMの印象から、おバカ映画なんだろうなと完全に見くびってました。無理にハリウッド映画に張り合うより、こういう得意分野を上手に生かした邦画のがいいですよね。最初から最後までクスクス笑える感じ。
悪徳老中とか刺客との戦いとか、昔ながらの娯楽時代劇っぽいベタな展開も入れつつ、参勤交代をちゃんとしているように見せるための知恵と根性と人情のエピソードにアイデアが光ってます。
何気に殺陣も見応えあるし、あのお人よしでのほほんとした湯長谷藩の面々がちゃんとカッコいい。2度目の見得を切るシーンは、1度目の笑いからのギャップが効いてました。

登場人物は最初の人物紹介のくだりでもう覚える気がなかったんですが、覚えておく必要のある人物は個性的なので困らなかったし、主人公のキャラも良い。意外とシリアスも多かったのに、硬い印象にならなかったのは、この人の人柄のおかげでしょう。人情に厚い様子を見ていると、ご都合展開も許せてしまいます。
それに、西村雅彦さんが本当にはまり役でいいんですよ。私的に「古畑任三郎」のおとぼけキャラ今泉君の印象が強いのに、藩で一番の知恵者であるこの家老にまったく違和感を覚えませんでした。知恵者なのに一番のお笑い担当っていうのがね(笑)
みんなに頼られ過ぎていて、何かあると「知恵を出せ」とせかされて、きちんと解決策を閃いてくれるのが素敵。忘れられて落ち武者みたいになっても、出会い頭に殴られても、怒らないでみんなのために頑張る一番の功労者でした。
いつかリターンズも観てみたいです!

「映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険」観ました

 | ファミリーアニメ  Comment(2) 
Tag:日本

映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
製作:日本’96 97分
監督:本郷みつる
原作:臼井儀人
ジャンル:★ファミリー/コメディ/アドベンチャー/ファンタジー

【あらすじ】幼稚園の遠足で“群馬ヘンダーランド”に来たしんのすけたち。みんなとはぐれ、メモリ・ミモリという女の子を見つけるが、スタッフは人形だと言い張る。代わりに見せてもらった歌って踊る人形トッペマのネジを巻いたことで、地球を侵略しようとする魔女マカオたちとの戦いに巻き込まれ…。

これも面白かったです。「ブタのひづめ」と違って泣き要素は少なめですが、あの怖いもの知らずのしんちゃんの子供らしい一面を見られて大満足でした。
ヘンダーランドで迷子になって、悪い人たちと戦って思いっきり怖い目に遭ったしんちゃんが、女の子のお人形トッペマに魔女を倒すのを手伝ってほしいと頼まれるんですが、なんと怖いから無理だと断ってしまうんですね。そこに「ブタのひづめ」で怖がる様子をほとんど見せなかったしんちゃんの面影はありません。
これを見て、いつもしんちゃんがリラックスできたのは、友達や家族が傍にいたからなんだと納得できました。
独りぼっちの時に怖い目に遭い、その上、幼稚園にやってきたス・ノーマンという刺客は、またたく間に友人たちや先生、みさえとひろしの心を掴んでしまいます。そして、いくら彼が悪い奴だと言っても信じてもらえず、唯一信じてくれたまさお君も、もう暗いから帰らなきゃと行ってしまうんですよ。
孤立無援の状態では普通の幼稚園児。そして裏を返せば、しんちゃんの勇気の源が友達や家族だということがわかって、ジーンときました。

そんな状況を救ってくれたのが、魔法のトランプで呼び出した、正義のヒーロー、アクション仮面とカンタム・ロボ、そしてぶりぶりざえもんというのも素敵です。
この魔法はしんちゃんのイメージを実現できるんですが、線路を出したり、自分が電車などに変身した時は、ラクガキみたいな曖昧なイメージなのに、この3ヒーローはハッキリとしたイメージで、それぞれ人格も(おそらくTV通りに)ちゃんとしていて、いかにしんちゃんが彼らを大好きなのか伝わってきました。
熱い正義の心を持つアクション仮面とカンタム・ロボ、卑怯な手も辞さないぶりぶりざえもんのやり取りは楽しく、しんちゃんも彼らの登場によっていつもの調子を取り戻します。
ス・ノーマンのキャラもよくて、しんちゃんの「作戦ターイム!」に何度も「認める」と待ってくれるから、この3ヒーローとしんちゃんのおバカなやりとりを思いっきり楽しめました。
「家を破壊してしまうかもしれないがカンタムパンチを撃ってもいいか?」「火事になるかもしれないがアクションビームを撃ってもいいか?」で、答えを待たずに撃っちゃうところとかサイコー!

あと、ホラー色も結構強くて、両親とヘンダーランドに行って、帰りにトイレから出てきてから家の風呂場までの恐怖演出は子供映画とは思えないくらいぞわっとします。映画の序盤はあんなに楽しそうで、とくにヘンダーランドを楽しみにしていた風間君が可愛すぎて微笑ましかったのに、いつの間にやらホラーになっていたので驚いてしまいました。
オカマ魔女のマカオとジョマのインパクトもすごいし、ババ抜き勝負やヘンダー城での追いかけっこも見応えあります。
企画で選んだ作品がこれと「ブタのひづめ」で本当に良かったと思えました。

「映画クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦」観ました

 | ファミリーアニメ  Comment(6) 
Tag:日本

ブタのヒヅメ大作戦
製作:日本’98 99分
監督:原恵一
原作:臼井儀人
ジャンル:★ファミリー/コメディ/アクション

【あらすじ】謎の女”お色気”に巻き込まれ、一緒に捕まってしまったしんのすけたち。心配するみさえとひろしの前に、国際情報組織SMLエージェントが現れる。しんのすけが秘密結社“ブタのヒヅメ”に捕まったと知り、一家は無理やり彼について行こうとするが…。

色々あって迷ったんですが、初見時に感動したこの作品をチョイス。
もう最初の方からウルウル来てしまいました。ニュースで「…野原しんのすけちゃん、5歳」を聞く、ひろしとみさえのシーンなんてブワッですよ。
そして、その後の彼らの機転と度胸と粘り強さには深い愛を感じました。エージェントとのトイレをめぐる攻防も、笑えるしウルっとくる。
あんな強面の筋肉ダルマを前に、一切の迷いなく我が子を助けに行くために自分にできることを考え、行動し続けられるのがすごいです。だって、他の子供たちの親は彼に任せるしかないと思ったんだろうし、実際、どれだけの人があの状況で役立てるのか?
ひろしとみさえも戦力としては半人前にも満たなかったけど、大きく足を引っ張ることもなく、できることをやって最後までやり遂げたのが素晴らしいです。親の鑑ですよね。
しかも、夫婦でお互いにいつも支え合っていて、小さなことでも常にさりげなくフォローしているんですよ。エージェントがバツイチという設定だったから対比のために、いつもよりそういう描写が増えていたのかもしれないけど、この二人ってこんなに良い夫婦だったんだ~と改めて発見した気分です。

また、カスカベ防衛隊もいいですよね~。怖いもの知らずのしんちゃん(足元を銃撃されながらも、いつものお下品芸を見せる度胸がすごい!笑)を先頭に、一人で行かせるわけにはいかないからと後から続くメンバーの友情にもウルウルしちゃいました。何気にしんちゃんに続くのは(たぶん)いつも風間君で、友情だなぁと思ったり。
とくに荒野のど真ん中で迎えた子供たちだけの夜のくだりや、ぶりぶりざえもんとコンタクトを取るため、無防備な状態になったしんちゃんを守るシーンが良かったです。

そして、やっぱり一番の感動はぶりぶりざえもんとのエピソードですよね。
「ぶりぶりざえもんのぼうけん」はしんちゃんの持つ優しさや真っすぐさがすごく伝わってきて泣けるし、そんなしんちゃんが創りだしたぶりぶりざえもんもね、ほんともう…!
終盤の方は思い出すと泣けてきてしまうので、自分で見て下さいとしか書けません…。

全体的にアクション描写に力を入れており、制作スタッフの「スパイアクションやりたかったんだ~~~!」という想いが伝わってきて、アクション好きな人なら「クレしん」に馴染みがなくても結構楽しめると思います。
今回再見することができて、有名な2作品以外も面白いというのを再確認できました。
リクエストして下さったポールさん、良い機会をつくって下さりありがとうございました!

映画「クレヨンしんちゃん」シリーズを一緒に観ませんか?

 | ブログDEロードショー  Comment(16) 
Tag:日本

<みなさんの記事>

newしずくの水瓶 クレヨンしんちゃん 戦国大合戦
RISING STEEL クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ
サラウンドに嵌った男は他の事にも嵌ってます(笑) 「映画クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝」をブログDEロードショーで見ました!
MOVIE-DIC 映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!
鬚禿観察日記ヒゲハゲカンサツニッキ 「嵐を呼ぶモーレツ!大人帝国の逆襲」感想「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」感想
おもしろい本が読みたい!! クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ
クリスタルの断章 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
映画鑑賞の記録 ☆ クレヨンしんちゃん  ブリブリ王国の秘宝 ☆
パパがんばって(^^)/ ブログdeロードショー「9レヨンしんちゃん」見たよ
忘却エンドロール 電撃!ブタのヒヅメ大作戦ヘンダーランドの大冒険
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「今度の9月のブログDEロードショー、9月30日までに小林正樹監督の『人間の条件』を見る、というのはどうですか」
「なにかいわれがあるの?」
「ええ、あれ、全部見ると9時間31分かかるんです」
「……却下。『9』にからめるならもっとほかに見やすいのないの?」
「え? ベタだけど『9レヨンしんちゃん』とかのほうがいいですか?」
「当たり前です!」

というわけで、今月のブログDEロードショーのお題は「クレヨンしんちゃん」シリーズ。全24作ある劇場版です。
ポール・ブリッツさんからリクエスト頂きました。

開催期間は9月23日(金)~9月末まで。
こちらの映画一覧ページを参考に、24作品の中から選んでみて下さい。
「モーレツ!オトナ帝国の逆襲」と「アッパレ!戦国大合戦」が有名ですけど、他にも面白い作品はたくさんあるので、お下品なタイトルにめげずに挑戦してみて下さいね~。
よかったら9月も一緒に映画を楽しみましょう♪

映画「パンダコパンダ」観ました

 | アニメ/人形アニメ  Comment(2) 
Tag:日本 高畑勲
パンダコパンダ

『パンダ・コパンダ:Panda Go Panda』

製作:日本’72 35分
監督:高畑勲
ジャンル:★ファミリー/ファンタジー

【あらすじ】おばあちゃんが法事で田舎に出かけることになり、たったひとりで留守番することになったミミ子。そこへ、子パンダのパンちゃんとお父さんパンダのパパンダが現れ、そのままミミ子の家に居候することに。ミミ子もパンちゃんのママになって大はりきりだったが…。

超久しぶりに再見。ちゃんとストーリーのある作品だったんですね。断片的な映像と、耳に残るテーマ曲しか覚えてませんでした。
おおらかで大ざっぱで、パンダがしゃべっても誰も驚かないエブリデイ・マジック系。みんなノリだけで行動してる感じに癒されます。(見たのは肝試し企画の真っ最中)
ミミ子がパンちゃんのママになって、パパンダがミミ子のパパになって、不思議で楽しい生活が始まるのがいいですね。家の周りが竹藪で、食事の時もテーブルにドーンと竹が載っていたり。

パパンダの口癖が「とくに竹やぶがいい」というのも怖可愛いです。
パンダといえば笹だと思ってたけど、竹もバリバリ食べるのが普通に怖い!
あの硬い竹(直径10cmくらい)をバリっとかみ砕くのを間近で見たら、ミミ子のように受け入れる自信ないわぁ…。トトロの原型で、口が大きくて丸呑みされそうでした。
あと、パパンダが来てから家具や家を壊されまくって、おばあちゃんが帰ってきたら卒倒しそう(でも、帰ってくる気配がぜんぜんないのは何故?)

しかし、ミミ子が嬉しいことがあるとスカートも気にせず逆立ちする子で、パンツアニメかというほどパンツが印象に残ってしまいました(笑)
6歳くらいかと思ってたけど、おしゃべりが達者だし、家事も一通りこなすから10歳くらいだったのかな?
パンちゃんのママをやってる時のませた感じと、パパンダに甘える子供らしさのギャップが可愛いです。
ラストのオチも微笑ましくて、思わずニッコリできる作品でした。(動物園に見に来る人たちはお布施したいのだろうか 笑)

『パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻』

製作:日’73 38分

【あらすじ】ミミ子とパンちゃん、パパンダの家族は、幸せな毎日を送っていた。そんなある日、家に子トラのドラちゃんが迷い込む。街にはサーカスがやってきており、迷子になってしまったのだ。サーカスでドラちゃんのママともお友だちになるミミ子たちだったが、その夜、大雨が降って…。

二作目があったんですね~。こっちはポニョの水没シーンを連想しました。幻想的で美しく、やっぱり怖いです(笑)
あと、サーカスのトラちゃんが「くまのプーさん」のティガーみたいだし、トラちゃんを見つけるまでの過程「僕の~を食べた」「僕の~を壊した」はたぶん「白雪姫」?
水没した街を見て「素敵!」というミミ子にドン引きだけど、夢の世界だと思えばまあ。
悪い人はひとりもいなくて、水中で汽車が走る、本当におとぎ話のような作品です。

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「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」観ました

映画「夏の庭 The Friends」観ました

 | ファミリー  Comment(2) 
Tag:日本

夏の庭 The Friendsプチ
製作:日本’94 113分
監督:相米慎二
原作:湯本香樹実
ジャンル:★ドラマ/ファミリー

【あらすじ】神戸に住む小学6年生のサッカー仲間、木山諄、河辺、山下の3人は、人の死に興味を抱き、近所に住む変わり者の老人・傳法喜八を観察しはじめる。初めは子どもたちを邪険に追い払う喜八だったが、次第に優しく接するようになり…。

老人と子供が出会って戦争について聞くという流れの物語はたくさんあるけど、これは説教臭さがなくて抵抗なく観られました。たぶん、出会いやおじいさんのお手伝い&交流を前半でじっくり描いているからだと思います。観察→ゴミ捨て→草むしり→花を植える→家の掃除と修復…というように、かなり段階を踏んで距離が近づいていってたからね~。その過程で、子供たちの得意分野がわかったりするのもよかった。

しかしこの作品、見ていて怖くなるシーンがたくさんあります。ホラーとかじゃなく、危なっかしくて見てられない!
序盤のメガネくんが陸橋の手すりの上を歩くシーンや、家の修復で屋根に登る子供たち、太っちょの子が井戸の蓋の上に立つシーンはマジでゾッとしました。しかも注意する大人がいないという(汗)
台風の夜に家を飛び出した子供3人を、最後まで追いかけてくる親は一人もいないというのも映画の都合ですよね。(自分が植えた花の様子が気になる子供たちにはホロリとしたけども)

困ったのは、キンキン声のメガネの子のセリフがよく聞き取れなかったこと。ただでさえ関西弁で聞き取りづらいのに。
あと、ビデオカメラの少年の存在意義がよくわからなかった。
一番の難点は、おじいさんが倒れた時に胸が上下しているので、通報せずに「なんで死んだんだ~!」と騒いでる子供のミスで死んだように見えること。カメラに映らない(子供が覆いかぶさってる時とか)時に息継ぎ指示できなかったんか…。このせいでちょっとモヤモヤしてしまった。

なんか気になった点ばかり書いてしまったけど、こうみえて感動したんですよ?
戦争の辛い体験のせいで奥さんに会いに行けなかったという気持ちを見抜き、お爺さんのために奔走する少年たちに感動しました。
庭に水を撒いて虹ができるシーンと、井戸から蝶がや蛍が飛び出してくるシーンが美しくて印象に残ります。

映画「幕が上がる」観ました

 | 青春  Comment(7) 
Tag:日本

幕が上がる
製作:日本’2015 119分
監督:本広克行
原作:平田オリザ
ジャンル:★青春/ドラマ

【あらすじ】先輩たちが引退し、2年生の高橋さおりは富士ヶ丘高校の弱小演劇部の新部長となる。だが、部長としてどう引っ張っていけばいいのか分からず、早々に諦めそうになっていた。そんな時、新任の吉岡先生が「学生演劇の女王」だったと知り、指導してほしいと頼み込む。やがて彼らは、真剣に全国大会を目指すようになり…。

アイドル映画の枠を超えた青春映画ということだけ聞いて観てみたんですが、まったくファンじゃないどころか、観ても誰がアイドルだったのかわからない私でも楽しめました。…挿入歌以外は(笑)
ファンの方には申し訳ないけど、あの歌は邪魔以外の何ものでもなかったです。が、それでも楽しめたということは、それだけ青春ドラマとして良く出来ていたということでしょう。

まず、弱小高校演劇部の部員たちが成長していく過程が丁寧に描かれているんですよね。
青春映画に欠かせない努力や苦悩など、練習シーンや脚本に向き合う様子がじっくり描かれているので、彼女たちの成長に説得力がありました。
なぜ演劇をしているのかという問いにも答えられなかった沙織が、何に心を動かされ、どう感じて、どう自分を形作っていったのか、さまざまな経験を通して伝わってきます。

とくに、美術教師であり「学生演劇の女王」と呼ばれた吉岡先生の存在感。彼女との出会いと別れがさおりたちにどれほどの影響を与えたか。そして、さおりたちもまた彼女に大きな影響を与えて…。
彼女の存在がこの作品の肝だったと思います。
お互いに影響しあって変化した彼女たちが、それぞれ別々の道をしっかりと踏み出すという展開が熱い!

あと、女子高生らしい日常風景や、クスリと笑える瞬間、青春ど真ん中なキラキラした女の子の友情など、緩急のつけ方や見せ方が上手かったです。演技は微妙だったかもしれないけど、学園ドラマはちょっと素人臭いくらいが合ってると思うし。思いっきり青春パワーが詰まった作品でした。
ただ、この監督の「サマータイムマシン・ブルース」でもあったけど、ひとりの発言を周りが無視するというシーンが多いのが気になります。ギャグのつもりなんだろうけど、こういうのって悲しい気持ちになる…。

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「サマータイムマシン・ブルース」観た

OVA「御先祖様万々歳!」思い出し感想

 | マンガ/アニメ  Comment(0) 
Tag:日本

御先祖様万々歳!
製作:日本’89
監督:押井守
ジャンル:SF/ミステリー/コメディ

【あらすじ】平凡な毎日に退屈していた高校生・犬丸は、ある日、彼の孫娘と名乗る麿子という美少女と出会う。未来では、タイムマシンを使って御先祖様に孝行するのが流行っているというのだ。だがそこにタイムパトロールと名乗る男が現れ、家族はバラバラに。犬丸は麿子との逃避行にかこつけて、禁断の恋を楽しもうとするが…。

映画の記事がないので、久しぶりに思い出し感想でも。
かつて、BSアニメ特選で急遽最終回(5・6話?)が放送中止になり、その後、かなり間を置いてから観たOVA作品です。その時、最後まで通しで観て思ったのが、「放送しなくて正解」ということでした(笑)
最初からどこか不穏な空気をはらんでいたものの、人形みたいな登場人物(関節部に線?)が、舞台劇風の演出にまどろっこしい台詞回しで会話するのが癖になって、当時は結構夢中になってたんですよね。『インパクトの瞬間、ヘッドは回転するっ!』は意味もわからず笑ってたし(当時のCMの台詞らしい?)。

でも実際はドタバタコメディなんかではなく、既成観念にとらわれず監督の趣味全開でつくった、謎に満ちた悲劇っぽいもの、といったところ。
基本的には、劇中劇を延々とやってる感じなので、”物語の中の麿子は何者だったのか”という謎と、”どこからどこまでがお芝居なのか”という二つの謎があるんですよね。その見方によって、悲劇ともとれるし(劇中劇はどう転んでも悲劇だと思うけど)、ただの虚構の中の虚構と距離を置いて見られるわけです。
私が観たことがある作品の中では「千年女優」みたいなタイプで、見終わって「スッキリ納得」とはならない作品だと思うし、一度見たら頭にこびりついて離れない、印象に残る作品になってます。

→以下、ネタバレあり!

映画「瀧の白糸 (1933)」観ました

 | ドラマ  Comment(2) 
Tag:日本

瀧の白糸 (1933)
製作:日本’33
監督:溝口健二
原作:泉鏡花
ジャンル:★ドラマ/ロマンス

【あらすじ】両親を失った士族の青年、欣さんに一目惚れした水芸の女太夫、滝の白糸。自分のために仕事を失ったと知った彼女は、彼に法律の勉強を続けさせると決意する。だが、水芸は冬に仕事がなく、しかも義理人情に厚い彼女はなけなしのお金を他人のために使ってしまい…。

これはラストの流れに時代を感じるけど、かなり見ごたえある作品でした。
「瀧の白糸」は何度も映画化されてるようで、これはフィルムが存在する中では一番古いものなんだとか。確かにフィルムはかなり傷んでいたものの、それでも伝わってくる入江たか子の美しさに、何度もはっとさせられました。

その入江たか子さん演じるのが、水芸で人気の「瀧の白糸」。彼女がホントいい人で、序盤で描かれる欣さんとの馴れ初めエピソードではまるで少女のような可愛さを見せてくれるのに、一座の人気芸人としての顔は「姐さん」って感じなんですよ。”粋な女”とはこういうものだというのを見せてくれます。

秋冬は”冬枯れ”と言うほど仕事がなくて苦しいし、愛する男が立派な法律家になれるよう何よりもお金が必要なのに、母の死に目に会いたいという仲間(もちろん嘘)や、引き裂かれそうな若いカップルがいれば、どうしても見捨てられません。
とくに若い二人には自分の未来を重ね、駆け落ちを手引きした挙句に、なけなしのお金を渡して笑って送り出すんですね。
その性格のが災いして窮地に陥っていくさまは痛ましいものの、ストーリー展開が見事で目が離せませんでした。

→以下、ネタバレ注意!

映画「座頭市と用心棒」観た

 | 時代劇  Comment(4) 
Tag:日本

座頭市と用心棒
製作:日本’70
監督:岡本喜八
原作:子母沢寛
ジャンル:時代劇

【あらすじ】一時の安らぎを求めて、三年前に訪れた村に再び訪れた市。だがそこは、ヤクザの小仏一家によって変わり果てていた。小仏一家の用心棒と一悶着あり、その上、無実の罪で投獄される市だったが、烏帽子屋の主人・弥助に救われ…。

岡本喜八作品を観るということで、一度は全作品制覇を目指しながら一瞬で諦めた「座頭市」シリーズがあったので観ることにしました。
これはシリーズ20作品目なのに、ぜんぜんそんな感じしないですね。何といってもキャストが豪華だし、黒澤監督の「用心棒」へのオマージュてんこ盛り。
キャラ立ちがしっかりしている市に、それに勝るとも劣らない強烈な存在感を放つ三船さん、そして「しぇんしぇ〜」と情けない声を挙げる小仏一家の政五郎、九頭竜と呼ばれるニヒルな用心棒などなど、みんなキャラが濃くてお腹いっぱいです。撮りたいもの全部詰め込みました、という感じ。
ファンの間では”時代劇版『キングコング対ゴジラ』”とか言われてるんだとか(笑)
「バケモノ」「ケダモノ」と呼び合うふたりの掛け合い、探り合いが面白かったですね。でも、市がいつもより悪趣味で違和感があります。悪い奴らが欲望をむき出しにして破滅していくのを、嘲笑っているようなところがあったので。

あと、ヒロインの若尾さんが綺麗でした。用心棒とのロマンスもなかなか楽しめたけど、最後はなんだか甘っちょろい展開だったかも。
ユーモアがあって、騙し合いもありつつ、アクションはバッチリ決めてくれるものの、冗長なのが玉に瑕。私が三つ巴以上になると把握できないせいかもしれないけど、終わり方もだらだらしていてスカッとしません。
でもサービス精神旺盛な作品で、ふたりの対決を観られるというだけでも十分過ぎるくらいでしょう。重い腰を上げて観られてよかったです。リクエストありがとうございました♪

第61回ブログDEロードショー「岡本喜八監督作品」

 | ブログDEロードショー  Comment(12) 
Tag:日本

<皆さんの記事>

しずくの水瓶 ブログDEロードショー ジャズ大名
映画鑑賞の記録 岡本喜八監督2作品を 見ました☆
セピア色の映画手帳 「江分利満氏の優雅な生活」
おもしろい本が読みたい!! 殺人狂時代独立愚連隊西へジャズ大名
Make Shift (仮 大誘拐 RAINBOW KIDS
サラウンドに嵌った男のブログ 「大誘拐」をブログDEロードショーで見ました!
クリスタルの断章 「日本のいちばん長い日」見た
忘却エンドロール 映画「座頭市と用心棒」観た
*****************

7月もブログDEロードショーを開催いたします。
今月のお題は岡本喜八監督の作品です。ポール・ブリッツさんからリクエスト頂きました。

理由は…
たいていのレンタルDVD店には1本くらい置いてあり、作品は多彩なジャンルに渡っており評価も高い。それでいながら、たいていの人は作品を見たことがなくて、映画ファン以外は名前すら忘れているから。
…とのことです。

開催は2週間後の7月3日(金)~5日(日)まで。(これより前に観るのはお控え下さい。後ならいつでもOKです)。
よかったら一緒の時期に岡本喜八監督の作品を観て、みんなでわいわい盛り上がりませんか?
ブログを持ってない方も大歓迎ですし、もちろんレビューは強制ではありません。
みなさんの記事を読んで回るだけでもよし、コメント欄で盛り上がるもよし。それぞれの楽しみ方で映画を愛でましょう♪
企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

→岡本喜八監督作品一覧

映画「(ハル)」観ました

 | ロマンス  Comment(6) 
Tag:日本

(ハル)
製作:日本’96
監督:森田芳光
ジャンル:ロマンス/青春

【あらすじ】“ハル”というハンドル名でパソコン通信の映画フォーラムに参加した速見昇。それがきっかけで、(ほし)という人物とメールのやり取りが始まる。お互い相手の実像を知らないまま、二人は次第に本音を伝え合うようになり…。

GyaOで鑑賞。パソコン通信という言い方とか色々と時代を感じたけども、顔文字とか変わらないし、顔の見えない相手とのすれ違いも今と同じで、普通に楽しめました。
個人的にハルはあまり好きになれなかったものの、メールで心を通わせていく過程は意外と胸キュン。文字だけの画面が続くのに、音楽が二人の心情を表していて退屈しないんですよね。まあ、人によっては眠くなるかも…。いつもより時間が長く感じたのは確かです(笑)
この時代のパソコン通信って、あの様子を見ると画像はやりとりできなかったんですね。でも、もし簡単に画像を交換できる時代でも、あの二人は写真を交換しただろうか?あんまり想像できないなぁ。
新幹線の見送りのエピソードは、真剣にやっているところ悪いんだけど、ビデオカメラ片手にハンカチ振り合うシュールな画に笑ってしまいました。「ハンカチ振りに行きますね」の台詞からして、素で意味がわからなかったし。
にしても、ストーカーが怖すぎて、いつ事件が起こるかと冷や冷やでした。エロい事ばかり言うローズも、頭がおかしいか犯罪がらみを想像してしまいます。今なら完全にスパムメールだよ(笑)
そんなメールを読んで会おうと思うハルも危なっかしい…。
でも、ローズの正体には驚かされたし、分かってからいくつか伏線が思い当たって唸らされました。
あとは、深津絵里がとても可愛かったですね。心通わせた相手がこんなに可愛いとか、ハルは超幸せ者!!
しかも、不器用そうに見えて様々な職業をこなすスペックの高さ。司書の資格は大学時代に取ってたのかな。…まあ、それを言うなら中国語マスターしたハルもすごいけど。
タイトルはあの男のハンドルネームなんですが、見る前はてっきり深津絵里の事だと思ってました。終盤にわかる、その名前に関する告白も良かったです。何気ないところに運命って転がってるもんですね~。

映画「風立ちぬ(2013)」観ました

 | アニメ/人形アニメ  Comment(10) 
Tag:日本 宮崎駿

製作:日本’2013
監督:宮崎駿
ジャンル:★ドラマ/ロマンス/青春

【あらすじ】大学卒業後、晴れて少年時代からの夢だった飛行機の設計士となった堀越二郎。1933年夏、ドイツとの技術差を痛感していた彼は、以前助けた菜穂子と軽井沢で運命の再会を果たすが…。

評判が微妙だったので期待してなかったけど、とても良かったです。宮崎駿監督作品で楽しめたのは「千と千尋の神隠し」以来かも。
アニメ的な表現が「何かに没頭する人」の感じを見事に再現していたし、「風立ちぬ」のタイトル通り風を感じる作品でした。
小説「風立ちぬ」の映像化作品はまったく入り込めなかった私ですが、この作品のロマンス部分は不思議と抵抗なかったです。花嫁衣装をまとって花の舞うなか歩くシーンは、美しすぎて泣けてきたくらい。
純粋可憐なジブリヒロインらしく醜さなんてひとつも描かれないけども、紙飛行機を飛ばして無邪気に笑い合っていた様子を思い浮かべると、それでもいいかなと思えてしまう。
少なくとも、彼らは限られた時間を「目一杯美しく幸せな時間」にしようと意識して過ごしてたのは伝わってきて、それが逆に描いてない醜い部分の存在を意識させなくもない…ような?

あと面白かったのが主人公のキャラですね。交通事故に遭わないか心配になるくらい「ふらっ」と夢の世界に入ってしまう人で、飛行機の事となると子供のように目を輝かせるところや、設計している時の真剣な表情、素直で端的な台詞回しがしっくりきます。
正直彼の声は好きではなかったものの(せめて学生時代にもう一人…)、彼の言動が面白くてそれだけで笑ってた時間が結構あったり。さばの骨の曲線を見て「美しい…」とか「牛は好きだ」とかツボでした(笑)
他には、効果音をボイスパーカッションでやっているところが凄いです。凄い=素晴らしいではないけども、地震の地響きを表現するくだりは恐怖を煽る感じで良い。ただ、プロペラ音などところどころ違和感があったので、使いどころをもっと限定した方がよかったとは思いました。…ボイパの人、口が疲れただろうなぁ。
好き嫌いが分かれそうな作品ですが、個人的には「美しいものを作りたい!」という情熱に共感できたし、その情熱のせいで最愛の人を最優先できない事、情熱の産物が多くの人の命を奪ってしまうという事への葛藤、罪悪感も、何度も描かれる彼の心象風景からしっかり伝わってきて、見ごたえある作品だと思いました。

映画じゃなく主人公への批判ばっかり書いてる人がいるけど、いつの時代にも、なりふり構わず好きな事に没頭して何かをやり遂げる人がいて、この作品はそれをよく描いていたと思います。
こういう天才タイプは生まれた時代に左右されず自分の使命を果たそうとするし、だからこそ科学技術の急速な発展があって、その恩恵(戦争ではなく天才の)にあずかっている以上、彼らの行動に対してまったく無関係とは言えないと思うんですよね。
責任の事を言うなら、主人公・堀越二郎ではなく戦争を起こしてしまう人間そのものにあると思います。
彼の飛行機だって時代が違えば人のためになっただろうし、戦時中だってパイロットを守るために性能を良くしようと頑張ったはずで、結局は使い方しだいでしょう。
別にこの作品は彼の行為を肯定しているわけじゃないと思うし、私はこの作品から、本来なら美しいものを作り出す才能を汚してしまう戦争なんて二度とごめんだ、という思いを感じました。

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映画「リトル・フォレスト 四季」観た

 | 青春  Comment(0) 
Tag:日本 にゃんこ

リトル・フォレスト 夏
製作:日本’2013
監督:森淳一
原作:五十嵐大介
ジャンル:青春/ドラマ

【あらすじ】自分の居所をみつけられず、都会から東北の寒村”小森”に帰ってきたいち子。スーパーやコンビニもない村での生活は自給自足に近く、食べるものは自分で育てたり採ってくるしかない。四季に触れながら、いち子は自分と向き合っていく。

Gyaoで鑑賞。スローライフを描いたウンチク漫画の映画化らしくほとんど主人公のモノローグで進行。よく映画化したなぁと思うものの、東北の夏の風景が美しく私的には懐かしいし、橋本愛が生地をこねたり、汗だくで農作業したり、おいしそうに自分の作ったものを食べる様子は健康的エロスがあって見てて楽しいです。
モノローグもウンチクばかり言ってるわけではなく、彼女の個性的な母親とのやり取りなども語られ、ユーモアがあってクスリと笑わせてくれました。
たまに入るファンタジックな表現も面白く、湿度の高さや雑草のしぶとさをCGでユニークに表現してます。
あと、料理とかは言葉で説明されるより目で見た方がわかりやすいから普通に参考になるし、私の嫌いな分割画面も効果的に使っていて見やすかったです。
ただ、普段の会話の声が小さすぎて聞き取れなかった。これも漫画の背景や遠景に描かれるようなシーンを再現してるのかな?
主人公が毎日農作業してるにしてはキレイすぎる気もしたけど、「ニューシネマ~」で若干落ち込み気味だった私には癒しの56分(劇場では2話同時公開)間でした。

<追記:7/31に「秋」を鑑賞>
秋編ではCGがなく、代わりに分割画面がちらほら。失踪したという母親のように野菜炒めがつくれなくて、ある日ふと筋をとっていたんだと発見して、かつての母とシンクロする演出はなかなか良かったです。
淡々とした流れなので、ここと手紙の下りは良いアクセントになってました。
この作品はやっぱり現実とはまるで違う(あれだけの仕事を若い女の子ひとりでやってるにしては小奇麗で余裕すぎる)理想のなかの田舎暮らしなんだけども、日本の四季が美しいし、家庭菜園や料理が好きな人なら「お!」と思うような知識も得られるかも。
ただし、秋編は鴨をさばくシーンがあるので、そういうのが苦手なら観ない方がいいと思います。
あと、にゃんこを飼ってるのに前回書き忘れるくらいちょろっとしか登場しないのが寂しい。

<追記:9/27に「冬」を鑑賞>
春夏秋と同じ調子なので安心して観られます。でも、どうもあの男は浮いてる気がする。チラッとしか出てこないクセに説教臭いセリフを言う役で、いち子の親友が言ってた「あんたはそんなこと言えるほど経験積んだの?」はこいつにも言ってほしい。鑑賞者はいち子が頑張ってるシーンしか見てないんだから、彼にセリフで言わせるんじゃなく本人が気付く展開の方がいいと思う。彼がいなければ、かなり私好みの作品だったのになぁ。

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「laundryランドリー」観ました

ファンタジーアニメ企画 今敏作品「パプリカ/千年女優」再見

 | ファンタジー  Comment(8) 
Tag:日本

『パプリカ』(日’06 今敏監督、筒井康隆原作)

「パーフェクトブルー」でこの監督の描く”醜さ”に耐性ができたおかげか、なかなか楽しめました。初見はテープが悪かったのもあって寝ちゃったもんなー。
夢を共有できる機械が盗まれて悪用されたのを何とかしようとする話と、セラピーを受ける刑事が過去と向き合う話が同時進行するんですが、監督お得意の現実妄想が入り乱れる映像の奔流が楽しいんですよね。普段使ってない部分の脳を刺激されてる感じ(笑)
刑事さんのパートも、映画への愛とノスタルジーが伝わってきて良かったです。というか、このエピソードがないと中身スッカスカかも…。
でも実は一番好きなのが主題歌「白虎野の娘(←youtubeへ)」で、これを聴くとパプリカみたいに夢の世界を駆け回りたくなります。

『千年女優:CHIYOKO MILLENNIAL ACTRESS』 (日’01 今敏監督)

ネタバレ注意!
今監督にしてはクリーンで一般向けの作品。
大好きな女優・千代子のドキュメンタリーを撮りにきた立花たちが、彼女の昔語りに引き込まれていくのを回想シーンに入り込んでしまう事で表現するのが面白いですね。終いにはヒートアップして、彼女の映画を何度も何度も観て台詞も覚えている立花が、彼女を助ける役になりきって妄想の中で共演!
これは憧れの俳優さんがいる人ならドキドキするんじゃないだろうか。
千代子が大切な人を追い求める情熱・経験をすべて演技に活かしているというのも伝わってきて、ぐいぐい引き込まれます…が、40分くらいのところで飽きました(汗)
彼女が彼を追いかけて、立花がそんな彼女の後を追うパターンの繰り返しなので、少しくどいかも。
でも、最後の最後の台詞には痺れました。さすが女優!という気持ちと、その裏にある深い想いに涙…。
相手が目の前にいない場合、そのいない相手を追い求める自分を好きだと言える(全肯定する)のは、相手を愛しているのと同義だと思います。もう会えないと心の奥底では気付いていて、それでもその想いは無駄じゃない、否定しないし風化もさせない。彼のおかげで女優になれたんだから、彼からもらったものをすべて自分の血や肉にして、一緒に生き続けたい…という事だと思いました。
老婆の姿で描かれる”不安”に押しつぶされなかったのも、長年引き立て役だった女優に「あなたはいつまでも若いまま」と言わしめたのも、自分を好きになることで彼への想いを保ち続けたからでしょう。
「もう彼の顔も思い出せない…!」と泣き崩れたのも、彼女の本当の姿だったと思います。

映画「大殺陣 雄呂血」観た

 | 時代劇  Comment(4) 
Tag:日本

大殺陣 雄呂血
製作:日本’66
監督:田中徳三
原作:寿々喜多呂九平
ジャンル:時代劇

【あらすじ】他流試合の後、隣藩の武士が背中から斬られて死亡した。一触即発の状況に、苦肉の策として藩士の小布施拓馬が身代わりとなり一年ほど姿をくらますことに。だが、彼を帰参させるはずの義父は亡くなり、唯一の証人に裏切られ…。

何で誰も真犯人を捜さないの???(困惑)
無実を知ってる人と信じた人は、「じゃあ真犯人は誰?」って思わない?思うよね!?
そんなんじゃ、世界の名探偵たちが歯がゆすぎて発狂するよ、ポワロさんとかストレス溜まりすぎて卒倒しちゃうよ!?
いくら江戸時代だって、アリバイ裏付け捜査くらいできるでしょ。犯行時刻はわかってるんだから、その時間帯にアリバイがなかった藩士数人くらいまで絞り込めるはず。
そこまでやれば、ぜったい自白してた。

初動捜査がダメダメだったとしても、あの義父(予定)は発想が斜め上すぎ。なんで娘婿なの、動機をでっちあげて自分がやればいいじゃない。そして1年で許してもらうんじゃなくて犯人さがせよ!
娘も「拓馬様の苦労に比べたら…」なんて言いつつ、自分からほとんど動かないし、動いても努力の方向性が父親と一緒でズレてる。
そんな事いいから犯人をさがせよ!!
最終的に拓馬の潔白を信じつつ『メンツのためにお前を斬る!』とか言ってるヤツもハ ン ニ ン ヲ サ ガ セ ! ! !

と思いました。概ね楽しかったです。
録画ストックがなくて懲りずにGyaOで鑑賞。
イラスト描かないもんだからノリで記事にして春に後悔するパターンですね、わかってます。

映画「飢餓海峡」再見しました

 | ミステリー  Comment(6) 
Tag:日本 内田吐夢

飢餓海峡八重
製作:日本’65
監督:内田吐夢
原作:水上勉
ジャンル:★ドラマ

【あらすじ】昭和22年に青函連絡船沈没事故と北海道岩内での大規模火災が同時に起きる。火災は質屋の強盗殺人事件の犯人によるもので、その犯人のうち二人の遺体が転覆した連絡船から見つかった。函館警察の弓坂刑事は、事件の夜に姿を消した犬飼多吉の行方を追うが…。

いつか再見しようと思ってたらちょうどよい機会がめぐってきたので企画にかこつけて再見。しかも、藤田進さんの出演作を見ようという企画なのに、八重さんを描いちゃいましたスミマセン。でも後悔はしてない!
今回のお目当てである藤田さん演じる署長は、ホント渋くてかっこ良かったです。事前に”お茶を立ててた署長さん”と教えてもらってなかったらわからなかったと思うけど(笑)
ホント彼がいなかったらきっと捜査はグダグダでしたね。っていうか、DNA鑑定ができない時代であれは決め手にならないワケで、あの警察署はヤバイ。まあ、時代なんでしょうが。

で、イラストを描かずにいられなかった八重さんですが、なんか犬飼に出会った時からすでにテンションがおかしい。雷が苦手な犬飼をからかう様子はラリッてるようにしか(笑)
見知らぬ老婆にたばこを与える姿を見て一目ぼれしたのかな。本人的には証拠隠滅のつもりだったろうけど。
そして、惚れた男に大金をもらって救われて、辛い時は彼の優しさを心の支えにして、10年想い続けて神格化していったんですね。
じっくり再見してみたら、確かに彼女の想いが犬飼に届かないのは哀しい。彼女が必死に警察の目をかいくぐってきたおかげで彼の成功があるのに…。まあ、告げ口したら使ったお金を返さなければならなくなるかもしれないので、どちらにしろ彼女は苦労する運命で。でも、そう考えると犬飼という支えがあった分、今の方が幸せか。

あと、八重さんが娼妓になったのって、就職で悪い人に騙されたからなんですね?
遺体確認に来たお父さんが泣きながら「八重が村の娘たちとどこそこで働きたいと言い出し、信頼できるところと思って許したがひと月もしないうちに娼妓に」とか言ってたけど、初見では聞き取れてなかったみたい。
たぶん集団就職でいい働き口だと思って行ったら、怖い人たちに架空請求されて、払えないなら花屋で働け~という感じだったんでしょう。今でも外国人女性を連れてきて高額な渡航費を請求して娼婦として働かせる手口があるし。

一方、犬飼はというと、八重さんへの優しさはもちろん、脚が不自由?で身寄りのない流産をしたことがある女性を妻にしたのも、貧しい人たちに寄付したのも、同情はあっただろうけど、いざという時に自分をかばってくれる人が欲しかったんだと思う。
でも、そんな相手も信じられなくて…。
再見して、彼が火事や強盗、強盗犯殺しはしてないというのは信じられたものの、極貧を味わったというのも原因の一つとはいえ、誰も信じられなかったのは彼の心の弱さゆえだと思いました。
ただ、これだけは言いたい。「殺さなくても八重さんはあんたの秘密を守り通しただろう。そんな彼女を何故!」というふうに言ってた刑事さんも、取り乱してすがりつく八重さんを目の当たりにしていたら、「これじゃ仕方ないか」と思うはず(笑)
あれは何度見ても狂気ですね。犬飼じゃなくても、思わず突き飛ばして事故死させる可能性が数%はあると思います。

相変わらず私の中の八重さん像はヤンデレで、ラストで犬飼を海に呼び寄せたのは彼女だと思ってますが、もしかしたらそれも犬飼を助けるためで記憶喪失にでもなって別の土地に漂流してるかもと思ったり。
再見して、ますますこの作品が好きになりました!

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第45回ブログDEロードショー「飢餓海峡(1965)」
一緒に藤田進さん出演作品を観ませんか?

第54回ブログDEロードショー「藤田進さん出演作品」

 | ブログDEロードショー  Comment(14) 
Tag:日本

<皆さんの記事>

クリスタルの断章 「姿三四郎」「續 姿三四郎」見た黒澤明監督作品「姿三四郎」わかりやすい(?)あらすじ
おもしろい本が読みたい!! 飢餓海峡
Make Shift (仮 トラ・トラ・トラ!(製作40周年記念完全版)
セピア色の映画手帳 「冬の華」
サラウンドに嵌った男のブログ 「姿三四郎」をブログDEロードショーで見ました!
映画鑑賞の記録 ☆ 加藤隼戦闘隊 ☆ (俳優:藤田進さん 主演作品)
忘却エンドロール 「飢餓海峡」再見
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11月もブログDEロードショーを開催いたします。
今月のお題は「藤田進さんの出演作品です。ポール・ブリッツさんからリクエスト頂きました。

こないだの「飢餓海峡」で、三國連太郎さんの重厚な演技をしのぎ、モノクロ映画なのに大人の魅力でこのブログ関係の女性たちをきゃーきゃーいわせた(笑)、あの、「東宝映画によく出ているはずなのに代表作が思いつかない」俳優、藤田進さんの魅力を再発見しよう、という企画であります。

開催は11月14日(金)~16日(日)まで。(これより前に観るのはお控え下さい。後ならいつでもOKです)。
よかったら一緒の時期に藤田さん出演作品を観て、みんなでわいわい盛り上がりませんか?
ブログを持ってない方も大歓迎ですし、もちろんレビューは強制ではありません。
みなさんの記事を読んで回るだけでもよし、コメント欄で盛り上がるもよし。それぞれの楽しみ方で映画を愛でましょう♪
企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

→藤田進さん出演作品一覧

映画「忠臣蔵外伝 四谷怪談」観ました

 | 時代劇  Comment(2) 
Tag:日本

忠臣蔵外伝 四谷怪談
製作:日本’94
監督:深作欣二
原作:鶴屋南北
ジャンル:★時代劇/ロマンス/ホラー

【あらすじ】赤穂藩が取り潰しとなり、2カ月前に召し抱えられたばかりの伊右衛門は再び浪人の身に。彼はひょんな事から湯女宿のお岩と知り合い同居生活を始めるが、伊右衛門が吉良家家臣の孫娘・お梅に気に入られた事で彼の心は揺れ動き…。

gyaoで鑑賞。
忠臣蔵と四谷怪談がどう混ざるのかと思ったら、伊右衛門は浪士の一人だということです。っていうか、もともと四谷怪談って忠臣蔵のサイドストーリーだったのね。忠臣蔵は好きじゃないけど、これは面白かったです。
こちらのお岩は娼婦で、伊右衛門に惚れて妊娠して転がり込んでくる情熱的な明るい役でした。前に観た「東海道四谷怪談(1959)」では武家の娘で伊右衛門の一面しか知らずに騙された感があったけども、こっちは彼の悪い部分、ダメな部分も知っていて惚れてるから、それだけで伊右衛門の悪人度が軽くなった感じ。
この伊右衛門も10代の頃から金のために辻斬りするような残虐な男なんですが、悪い事する時の動機が”自分の居場所を失う恐怖”なんですよね。
辻斬りをしたのは、お金がないと病気の父親が死んで自分ひとりになってしまうと思ったからだし、お梅との結婚を取ったのは、自分のせいで赤ん坊と美しい顔を失ったお岩が、今まで通り自分を愛し、自分のために働くことができないと思ったからで、暗殺を引き受けたのは、もう他に自分の居場所がなかったからでしょう。
要するに、意気地なしで保身ばかりが強いダメ男なんですよ。

しかも、一度気を許した相手には意外と情を感じているのが、お岩の爛れた顔を隠すシーンや大石内蔵助と話すシーンから伝わってきて、そこがまた哀れ。
わたしが知ってる伊右衛門は本当に心の底から冷酷なサイコパスだったので、それと比べると自分の悪事を後悔して怯えるこちらの伊右衛門は人間味あって、恐さより哀れむ気持ちが沸いてきました。
罪悪感や復讐の恐怖に怯えて死に救いを見出したのが、伊右衛門だけでなく吉良も同じだったと言うのも、一緒のタイミングで死ぬのも印象的。
琵琶の音で赤穂浪士たちを見送るシーンは、どこか寂しげで、でも憑き物が落ちたようで爽やかささえありました。

あと、お岩さんが冷静に華麗に自分の敵討ちをしていくのがいいですね。必殺技を出す時のアクションが格ゲーみたい(笑)
そして、何よりもインパクトが強いお梅さんの狂いっぷりが最高でした。祝言の時だかに踊り狂うシーンは不気味ながらだんだんとキレイに思えてくる魔力!
きっと化け狐が人間社会に溶け込んでたんでしょう。どう見ても物の怪なのに弱いし(笑)
巷ではこの作品というと”おっぱいおっぱい”言われてますけど、確かに高岡早紀さんのおっぱいはすごかったけども、何気に人間の弱さが描かれていて結構お気に入りの映画になりました。

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映画「Shall we ダンス?」観た

 | コメディ  Comment(6) 
Tag:日本

Shall we ダンス?
製作:日本’96
監督:周防正行
ジャンル:コメディ/ドラマ

【あらすじ】真面目なサラリーマン杉山正平は、平穏な暮らしを送っていたがどこか空しさを感じていた。そんなある日、ダンス教室の窓べにたたずむ美しい女性を通勤電車から見かける。やがて、ためらいながらもダンス教室に見学に行き…。

音楽が印象的な映画を考えていて思い出した作品。
この曲が好きで、たまに家事をしながら鼻歌うたってるとくるくる回りたくなる(笑)
Shall we Dance?」なら「王様と私」が元祖なんだけども、私的にはこっちが刷り込まれてます。
大貫妙子さんの優しい歌声がいいんですよ。「王様と私」の方は発音とか力強すぎて。
ストーリー的には…実はそんなに好きじゃありません。
時々クスクス笑えるものの、全体的に嫌な感じの人が多いですよね。
それがダンスで変わっていくのがいいのかな~。一緒にみんなでダンスに打ち込む事の楽しさとか、パートナー同士の信頼が大切というのに気付く流れは良かったです。
だからこそ、主人公は自主的に奥さんに秘密にしている事を悔い改めれば?とも思いましたが。
にしても、たまこ先生が素敵です。メインヒロインはたまこ先生でいいよ!
たまこ先生がいたから最後まで観られました。
あと、探偵事務所のポスターが「フォロー・ミー」なところとか映画愛を感じたし、探偵が仕事そっちのけで社交ダンスに興味を覚えるところは面白かった。
つっこみどころとしては、後半の舞ちゃんの手紙の内容がどう考えてもあの枚数に収まらない(笑)
あと、社交ダンスに声援って下品だと思うんですよね。昔好きだったウリナリ社交ダンス部でもそこは受け付けなくて。本場ヨーロッパでもああなの?
でもまあ、久しぶりにちゃんと再見できてよかったです。

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映画「安珍と清姫」観た

 | 時代劇  Comment(0) 
Tag:日本

安珍と清姫
製作:日本’60
監督:島耕二
ジャンル:時代劇

【あらすじ】紀州道成寺へ参詣に行く道中、狩りをしていた清姫に腕を撃たれた修行僧の安珍。だが、彼女の看病を断った事から、清姫のプライドを傷つけてしまう。やがて、誘惑に負けて姫に心惹かれたと本心を漏らすが、彼女はそれを嘲笑い…。

gyaoで観賞。もとの「安珍清姫伝説」を知らないんですが、普通に面白かったです。
若尾文子が演じるツンデレ清姫が可愛くてね~。
自分が怪我させたのに、まだ煩悩と戦っている修行僧の安珍に介抱を拒絶され、プライドを傷つけられた報復にお風呂で誘惑、それに引っかかったら「私の勝ちね!」と勝ち誇るという…。
怪我させたこと完全に忘れてるよこの人!
でも、去った安珍が酷く悩んでいるようだったと人から聞くと、いてもたってもいられなくて追いかけちゃうんですよ。ツンデレなんですよもう(かわいい!)
それからの清姫は「安珍様~」と100回くらい叫んでいたんじゃないでしょうか。
姫がひたすら優柔不断な安珍を追い続ける話なんだけども、その声とか仕草が色っぽくて妙に飽きないんですよね。
実は追いかけっこの間にも色々あって、日本版「ロミジュリ」みたいな事になったりもしたんだけど、父親の愛が重いというか、思い込みの激しさは父親譲りかと納得。
でも、姫様ひとりあんな格好で旅に出すのは不用心すぎる…。
ラストはその強い情念が伝わってくる展開で、ある意味ハッピーエンドでした。
きっと見えなくても彼の体に巻きついてると思います(笑)
あと、煩悩と戦う安珍の葛藤も見もの。市川雷蔵はこういう役も似合うね。
姫と舞い踊るイメージシーンや、挿入歌もあって楽しめます。

映画「昨日消えた男(1964)」観ました

 | 時代劇  Comment(0) 
Tag:森一生 日本

昨日消えた男(1964)
製作:日本’64
監督:森一生
ジャンル:★時代劇/ミステリー/コメディ

【あらすじ】暇つぶしに江戸町奉行所の同心になりすまして捜査を開始した八代将軍吉宗。彼は大橋兼四郎という浪人と出会い、彼の長屋に居候することに。だがそこには死体があり、ふたりは事件の究明に乗り出し…。

gyaoで鑑賞。「暴れん坊将軍」の元ネタ?
市川雷蔵にそこまで興味があるわけじゃないけど、この上様は可愛すぎますね!!!
謎解きが大好きで寝る前に家臣たちになぞなぞを出してもらったりしてたんだけど、子供騙しでつまらないと奉行所で本物の事件を解決しようと同心になるんですよ。
満面の笑みで自分の思い付きを語る彼に、側近のおじちゃんが「この人めんどくさ!」っていう顔をするのがおかしくて(笑)
ノリノリで捜査に乗り出すものの実はすでに解決した事件で、うろたえた人々が「賄賂がたりなかったんだ」と山吹色の菓子を差し出したり、それをお菓子と思って食べようとしたり(最後まで賄賂だと気付いてなかったような…)
しかも、ぜんぶ家臣たちがセッティングしてくれたと知って、ショックを受けて逃亡するという…思春期か!
その後、宇津井健演じる浪人と仲良くなり、ふたりで本物の殺人事件を捜査していく様子は、ユーモアあふれつつも割りとミステリーしてました。謎解き的にはたわいないけど、メアリー・セレスト号をモチーフにした無人船と時代劇の組み合わせが面白い。
「ひかえいっ!」とか「みなのもの」とか「よきにはからえ」とか普通に言っちゃってるのに、町娘に「まるで将軍様みたい」と言われて「何故わかった!?」という驚きの表情をするところも可愛かったです。
そしてラスト、思わずクスクスわらってしまうようなほのぼのハッピーエンドがこの作品にぴったり。
これは1941年マキノ正博監督版のリメイクらしく、どちらも小国英雄さんがシナリオを書いているという事なので、いつかぜひオリジナルも観てみたいです♪

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