ジョー・ジョンストン 忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ジュラシック・パーク III」観た

ジュラシック・パーク III
原題:JURASSIC PARK III
製作:アメリカ’2001 94分
監督:ジョー・ジョンストン
原作:マイケル・クライトン
ジャンル:SF/パニック

【あらすじ】古生物学者グラント博士の元へ、ソルナ島上空を飛ぶツアーガイドをしてほしいというカービー夫妻がやってくる。研究資金のため渋々引き受けるアランだったが、何故か飛行機は島に着陸。なんと、彼らは行方不明の息子を探しに来たのだった。

これも2と同じく評判はあまり良くないようですが、確かに一作目には遠く及ばないものの「ロストワールド」で気になった点(画面が暗い、専門家が足を引っ張る)は改善してるし、「ジュラシック・パーク」っぽさも多少戻った気がします。
何より、登場人物の成長も描かれてたしね。その成長を見せてくれるのが、子どもではなく仲の悪い夫婦ってところが情けないですが(汗)
彼らのせいでどれだけ犠牲者が…とか、大きな声出しすぎでムカつくとか思わないでもないけど、素人で可愛いわが子を助けるためにあそこまでできるのは愛だなぁと素直に感心したし、初めて巨大な肉食恐竜を目の前にしてじっとして黙ってられる人なんてそういないでしょう。むしろその後の奥さんの成長に拍手。
頼りなさそうなお父さんが、家族を助けるために命がけで恐竜に立ち向かうところもカッコよかったです。

それに、鳥籠のくだりは結構「ジュラシック・パーク」の雰囲気を味わえました。最初はそこがどこだかもわからず、濃い霧のなか崩れ落ちそうな橋を一人ずつ渡っていく…。ひとり、ふたりと無事渡り終えて安心してきたところで…!
博士がそこがどこか気付いて、やっと鳥籠の全貌を映すんですよ。その巨大さにワクワクしました。

また、助手がボロボロのパラシュートで死のダイブをするところも痺れます。そのちょっと前に博士とケンカしていたので、酷いことを言ってしまったと少年にしんみり話したり。その後の溺れるか電話が通じるかの瀬戸際もハラハラしたし、全体的に緩急がしっかりあって楽しめます。
「ピーターパン」の時計ワニみたいなエピソードもお茶目で好きです。何気に印象に残ってる人が多いのか、あの着信音を携帯に設定してる人もいるそうで(笑)

ただ、2ヶ月ひとりで生き延びた少年が、見た目的にも精神的にも普通だったところは多少引っかかりました。(恐竜の描写については詳しくないので気にならず)
恐竜についての知識があり、運動神経も運も良さそうだから生き残るのはいいとしても、もっと汚れてやつれていてもよかったのでは。「エイリアン2」の女の子くらい心を閉ざしていないと、2ヶ月の重みが感じられません。
そこが違っていれば、親子再会も感動的になっていた気がしました。
あと、ラストの島を出て行くプテラノドンの様子を明るく見送る主人公たちが…。もっと危機感持って!?

ちなみに「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」の感想はこちら。
これ単品で観ればパニック映画として普通に楽しめるんだけど、前作が傑作だとどうしても比較してしまう。感動はほとんどなかったし、暗い画面で後半ストレス。あと、サラとニックがトラブルメーカーすぎる。マルコム博士と、彼の娘の大車輪キックは好きです(笑)

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「ミクロキッズ」観ました(同監督)

映画「ミクロキッズ」観ました

 | ファミリー  Comment(3) 
Tag:ジョー・ジョンストン

ミクロキッズ
製作:アメリカ’89
原題:HONEY, I SHRUNK THE KIDS
監督:ジョー・ジョンストン
ジャンル:★SF/ファンタジー

【あらすじ】ある日、野球ボールでお隣の窓ガラスを割ってしまったロン。兄のラスに連れられサリンスキー家に謝りに行くが、ボールが当たって研究中の物体縮小装置が暴走。お隣の子供エミーとニックも含めた4人が6mmに縮小してしまう。その上、何も知らない父親によって、ゴミと一緒に家の外に出されてしまい…。

再見。結構忘れてて、予想以上に楽しめました。
お隣さんの父親がいいですね~。子供たちを気に掛けてて、奥さんともラブラブ。休日には家族でキャンプに行くなんて、アメリカの良き父親像そのもの。釣り仲間との手の合図とか可愛すぎる!
お隣のサリンスキー博士のせいで安眠妨害され、あの一家はイカレてる!と思ってるんだけども、実はサリンスキー博士にも同じように思われてたり。
一方、サリンスキー夫婦もいい両親ではあるものの、やっぱり傍から見たら変人です。庭に設置した装置で宙吊りになって草の根わけて探すシーンなど、真剣にやればやるほど笑えてしまうという。
しかも、ちょっと抜けてるから、忠犬クワークの存在を完全に忘れてるのがもどかしい。この子、鼻も利くし耳もいいし、小さくなったエミーたちをしっかり認識して言う事聞くんですよね~。この子がいなかったら、とんだホラー映画になってたと思います(汗)

そして、忘れちゃいけないのが、主役の子供たちと広大な庭のジャングル!
とくに弟二人がいいキャラしてて、博士の息子ニックは物知りで割と冷静だけど、お姉ちゃんがピンチの時には慌てまくり。エミーも常に弟を心配しているのが言葉の端々から伝わってきて、その姉弟愛に感動しました。
トンプソン兄弟もそれぞれよくて、ラスは弟よりエミーの事ばっかりで、弟ロンは嫉妬でエミーに対しては口が悪いんですよ。でも、前半は”ムカつくガキ”だった彼が、アリンコの登場で素直で優しくて子供らしい一面を見せてくれます。サソリとの対決のくだりはやりすぎ感あったけど、うっかり涙が…。
巨大な庭のセットの手作り感は好きだし、あんまり本格的なSFになったら怖い展開になりそうだし、ディズニーだからこれくらいでちょうど良かったかな。
ちなみに、原題は”ハニー、子供たちを小さくしちゃったよ!”で、博士のセリフみたいな感じですね~。

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「ロケッティア」観た

映画「ロケッティア」観た

 | アクション  Comment(12) 
Tag:ジョー・ジョンストン

ロケッティア
製作:アメリカ’91
原題:THE ROCKETEER
監督:ジョー・ジョンストン
原作:ディヴ・スティーヴンス
ジャンル:アクション/SF

【あらすじ】1938年ロサンゼルス。FBIとギャングの抗争に巻き込まれ、愛機を無くした飛行気乗りクリフ。だが、ギャングが隠していった超高速の最新型ロケットを発見。それを背負って飛行機事故を防いだ彼は、“ロケッティア”として注目を集めるが…。

なんとなく盛り上がらないんだけど、妙に懐かしい愛すべきSF冒険活劇。
冒険活劇に必要な要素はたくさん詰め込まれているのに、飛ぶシーンの合成がしょぼいし、ロケッティアの格好がダサいし(でも可動フィギュアは格好いい!?)、全体的にぬるくてあんまり盛り上がりません。
でも、飛行機乗りが主人公っていうだけで、なんかワクワクするし、整備士のおじさんとのやり取りも微笑ましいし、古きよき時代の映画っていう雰囲気が心地良い。不思議と満足感は得られるんですよね。
主人公が飛ぶ時に”おまじない”といって機体にガムをつけるエピソードが上手く使われていたのが印象的でした。
あと、悪役も何気にいい味だしていて、何故か飛行装置に執着する俳優とか、2mを超えようかという強面の殺し屋が、映画っぽくてよかったです。
ヒロインのジェニファー・コネリーも可愛かった!
考えてみれば、ポケモンのロケット団が似たような装置で飛んでるんだから、今の子供には案外ウケルかも?

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「ミクロキッズ」観ました
「オーシャン・オブ・ファイヤー」観た

第14回ブログDEロードショー「遠い空の向こうに」

原題:OCTOBER SKY
製作:アメリカ’99
監督:ジョー・ジョンストン
開催:2010/11/5~11/7
遠い空の向こうに
「ピエロと魔女」のたそがれピエロさんが選んで下さいました。

<理由>
  1. 1.実話に基づいている映画で一番好きだから。
  2. 2.いつ観ても夢と希望を持てる映画だから。
  3. 3.理系へ進むきっかけになった映画だから。
  4. 4.時季的にもちょうど良かったので。

企画内容については、サイドバーにある「ブログDEロードショー」欄の”企画概要+参加者名簿”のリンク先をご覧下さい。

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映画「オーシャン・オブ・ファイヤー」観た

 | 伝記/自伝/実話  Comment(4) 
Tag:ジョー・ジョンストン

オーシャン・オブ・ファイヤー
製作:アメリカ’04
原題:HIDALGO
監督:ジョー・ジョンストン
ジャンル:アドベンチャー

【あらすじ】1890年、“世界一早い馬と騎手”を謳い文句に、愛馬ヒダルゴとウェスタンショーに出ていたフランク。ある日、噂を聞きつけたアラブ族長が、彼らを灼熱砂漠3000マイルの競馬耐久レース“オーシャン・オブ・ファイヤー”に招待する。

レースが始まるまでが結構長くて、申し訳程度に入ったアラブ族長の娘とのあれこれはいらなかった気がします。これのせいでえらく間延びした作品に。
しかし、レースが始まってからは”ぐっ”と引き締まり、一気に引き込まれます。
耐久レースなので”疾走感”というのはあまり無いかもしれませんが、灼熱地獄で愛馬ヒダルゴとの絆がひしひしと伝わってきます。ヒダルゴにとって、見知らぬ土地への旅も過酷なレースへの参加も自分で決めたことではないのに、どうしてそこまで信頼できるのかと問いたくなるほど、フランクへ向ける眼差しに愛情を感じてしまうんですよね。
そして、フランクの方も本当にヒダルゴが大好きで、砂嵐やイナゴの大群に襲われた時は”ひっし”とヒダルゴの頭を抱えてあげるし、貴重な水だってたっぷり飲ませてあげます。砂漠で鼻血を出して倒れた時も、まるで兄弟にするように必死になんどもなんども呼びかけていました。
終盤はヒダルゴとの友情に泣かされっぱなしでした。

実はこの友情は映画だけに留まらず、撮影後にフランク役のヴィゴがヒダルゴ役の馬を引き取ったそうです。
あの絆は確かに存在していたんだね…。

<追記:2014/4/5>
再見したら印象と違ったので日を改めて再々見しました。とりあえず、気づいたことを箇条書き。

  • ・虐殺のきっかけとなったシーン。耳が聞こえなくて抵抗したんじゃなく、状況はわかってて抵抗したんだろうなぁ。誇りが高いというか、無謀というか…。まあ、戦士らしいです。
  • ・アラブ族長の立場から「アンナと王様」の王様を連想。
  • ・初見で娘とのロマンスはいらないと思ったけど、誘拐から救出のくだりが浮いていてそう感じたみたい。というか、ロマンスというより友情に近いものだった。
  • ・この誘拐計画自体が陳腐で、貧困な発想しかない彼女は悪役としての魅力に欠ける。レースの中で巧妙な駆け引きを見せ、それに娘が巻き込まれるような感じの方が個人的には良かったなぁ。
  • ・ヒダルゴだけじゃなく、族長や娘、レースのライバルや曹長との友情が素晴らしかった。

実話を基にしてるらしいし、私が引っかかった部分(誘拐、ヒダルゴ負傷)は脚色かな?
ヒダルゴとの友情はしっかり伝わってきたし、それでいっか!

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