忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

一言映画感想(8/12~8/23)

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企画以外の感想も溜まってきたので。12日のホラー作品二つは、視聴期限の関係で企画前に観たものの残りです。

8/23「マライアと失われた秘宝の謎」
原作は人気小説らしいけど…設定がこじんまりしていて、舞台が地味で幻想的なシーンも少なく、映画向きではなかったような。だいたい、秘宝がショボすぎるんですが。あと、主人公が微妙で、ヒロインがなぜ協力してくれるのかわからない。そうとう原作を端折ったんだろうなぁ。
8/22 名探偵ポワロ第42話「ヒッコリー・ロードの殺人」
今回はジャップ警部がポワロさん家にお泊り。ポワロさんはどんだけ寒がりなんだ。そしてトイレのあれは…一生知らない方がいいね(笑)ミス・レモンが一枚の書類の中に3つもミスをして、ポワロさんがビックリする様子が面白かった。今回の犯人はサイコパスで後味悪いけれど、些細な事件の裏に大事件があるという流れは良かったです。また、原題はマザーグースの一節で、ネズミさんが登場するのもそこから。
8/13 名探偵ポワロ第42話「ポワロのクリスマス」
犯人は戻ってきた時にすぐわかるので、トリックを解くのがメインの作品。ポワロさんとジャップ警部のクリスマスの様子が面白い。セントラルヒーティングに釣られて依頼を受けるポワロさんは相変わらず。ジャップ警部からのプレゼントにルンルンしてるのも可愛かった。ラストとの落差が(笑)でも、今回の事件を解決できたのは、ある意味ジャップ警部のおかげ。プレゼントがなければ寒い中、お店に行ったりしなかったもんね~。警部も歌う奥さん一家から逃げられたし、やっぱり二人は親友です。しかし、顔にあざのある女性と犯人の関係は、確証はなかったような…。
8/12「ハロウィン・チェーンソー・キラー ビギニング」
冒頭から素人が撮ったのかという映像で、セリフ回しもなんかだるいし途中でギブアップ。こんなタイトルだけど、チェーンソーもゴア描写もほとんどないです。
8/12「フローズン・ライター」
スランプ中の脚本家が監禁状態で書き上げようと苦悶する作品。現実と虚構が入り混じる作風で、案外引き込まれた。夢オチに身構えつつも、今見ているのは現実なのか、虚構なのか考えながら観られるし、脚本家が劇中劇にどう決着をつけるのか想像するのも楽しい。オチは何段構えにもなっていて、終盤は長時間パソコンで作業(とくに仕事関係で)したことがある人なら、きっと恐怖におののくと思う(笑)ラストも狂った感じで良かったです。

映画「バタフライルーム」観た

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Tag:イタリア

バタフライルーム
原題:THE BUTTERFLY ROOM
製作:イタリア・アメリカ’2012 87分
監督:ジョナサン・ザラントネロ
ジャンル:★サスペンス

【あらすじ】孤独な中年女性アンは、母子家庭で寂しい想いをしていた隣室のジュリーと親しくなる。彼女の家には「バタフライルーム」という蝶の標本を飾っている部屋があり、ジュリーはそれに興味を抱くが…。

肝試し企画6作品目。これも未公開の人間が怖い系サスペンスホラーで、なかなか引き込まれました。
主人公の設定や周りに配置したキャラクターが上手く嚙み合っていて、時系列を乱す構成で彼らの裏の顔が次第に明らかになっていくのが面白い。(巻き戻しの演出は作風に合ってなかったけど…)
OPは湯船に浸る少女の脚のシーンで、赤いクレジット表記がお湯に溶けていくオシャレな演出が目を引いたし、途中から湯船が真っ赤に染まって何事か!?というところで、別のシーンから物語が始まるところもよかった。

怖いかと聞かれればNOなんですが、先が読めても退屈にならないのは、登場人物とバックストーリーの魅力によるものだったと思います
お隣の自分勝手な母親や、アンを毛嫌いする女性、アンのアパート付近で仕事をする内装業者、そして生きるために自分の価値を最大限に活用する少女とその母親など、どんな人かわかるにつれて「実はまともな人がほとんどいない?」という状況になってきたり。

終盤はアンが本領発揮で不気味な魔女そのものと言った感じ。小悪魔少女の顛末も、彼女の家庭のことを知ると必死だったんだよなぁと哀れに思えました。
ラストの幸せなひと時に、急に陰りが見える負の連鎖も秀逸!
バタフライルームいっぱいの蝶の標本が、主人公のいびつな愛の虚しさと哀しさを表しているようで印象に残ります。

肝試し企画まとめ感想(8/19~8/20)

 | ホラー/パニック  Comment(6) 

肝試し用にタイムシフト予約してあった「人間が怖いホラー」7本観ました。とりあえず単独記事にするほどでもない作品の感想を。

8/20「マッド・ホステル」
これは酷い…。前半は、おバカな学生たちが空き家を占拠してたら、閉じ込められて…という流れで普通に観られたのに、後半は残酷描写カットしすぎで、状況把握すら難しいという(汗)場面と場面の繋がりも変になっていくし、ラストは唐突でぽかーんとしてしまうこと請け合い。
8/19「呪いのフェイスブック」
東南アジアのホラーは男の浮気が原因で女が悪霊化するやつばっかりなんだろうか。溜めたり焦らしたりせず最初から姿を見せて、フェイスブックで友達登録してきた浮気野郎&浮気女を片っ端から始末していくアグレッシブな悪霊が笑えました。しかし、ヒロインがクソすぎて、見た人はみんな「早く死ねばいいのに」と思いそう。そしてラストが意味不明ぶつ切り感。
8/19「CAGE ケージ」
ハロウィンの夜に不審者たちが侵入して、ベビーシッターが戦うオーソドックスなスリラー。普通にハラハラしたし、ヒロインが覚醒してからが痛快でした。的確に容赦なく犯人たちを倒していきます(笑)でもオチは結構ハチャメチャ。ヒロインのいじめエピソードはどうなった!?
8/19「元カノ ~憑き纏う女~」
こっちの方が1作目。この監督は夢オチ、撮影オチが多すぎ。割と王道ホラーだったけど、ちょっとダラダラしてたし、さっさと本命殺しとけよと思ってしまう。女性は浮気した男より、その相手の女性を憎むっていうけどね~。ラストの畳みかけはまあまあだった。
8/19「元カノDeath」
冒頭からグロくて掴みもOKなんだけども、音で驚かせるシーンが多い上に、何重にも夢オチで疲れる。構成がわかりにくいなぁ…と思っていたら、「ホラーだからそれでいいのよ。混乱させて怖がらせるの」と言っててウケた。でも、別に混乱=怖いではないと思う。終盤は意外性あったものの、今までの退屈さを挽回するほどでもない。タイホラーなら以前見た「心霊写真」の方がよかったな。

映画「操り人間」観た

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操り人間
原題:CASSADAGA
製作:アメリカ’2011 113分
監督:アンソニー・ディブラシ
ジャンル:ホラー

【あらすじ】心に深い傷を負ったリリーは、新たな人生を求め小さな田舎町カサダガへと移り住む。そこで特待生として学びつつ、子供たちに絵を教え始めるが、ある出来事をきっかけに少女の霊に取り憑かれてしまう。身を守るため、少女の死の謎を突き止めようとする彼女だったが…。

ホラーとしては微妙だったけども、ラストは意外と感動してしまいました。
まず冒頭のショッキングさだけでもインパクトあります。半数の人が、もうこれだけで縮み上がるかと(笑)
で、出オチかなと思っていたら、序盤のヒロインの妹想いのエピソードからホロリとくるものがあって、意外と見せてくれます。

後天的に耳が聞こえないヒロイン(この設定意味あった?)が移り住むことになるお屋敷は、旧館あり、施錠された謎の部屋あり、二階の部屋に引きこもる孫ありと、怪しさ満点。
ホラー描写はウジがキモイだけで怖くはないものの、推理パートの潜入調査では、ヒロインが優秀すぎて笑えます。ピッキングとか潜入先から逃げ出す方法とか、もはやプロだろ(笑)
断片的な記憶で描いた絵が、ぴったりパズルのピースのようにくっつくのもありえなさすぎぃ!

ただし、ここら辺でサイコ野郎の描写も入り始め、冒頭の出来事と考え合わせると普通に犯人がわかっちゃうんですよね~。
後半のミスリードもあまりミスリードになってないし…。警官が優秀で良い人だったので、なんでヒロイン気付かないの~!と思ってしまいました。

サイコ野郎との対決は、凡ミスもありつつ、最後はアシストがあったり、的確に急所を突くなどのファインプレーもあってまあまあ。
サイコ野郎の動機が理解できず、さらに「サイコ野郎の気持ちなんてわからなくて当然」とも思えないのが残念でしたが。たぶんあれ、犯人自身もどうして自分があんなことしてるのかわかってないわ…。ぜんぜん楽しそうじゃなかったし、自分探しみたいな?
”操り人間”自体はビジュアル的に良かったのに…。もっとそれを生かせてればなぁ。
それと、具体的にどこをチョッキンしたのかわからないけども、犯人役はもう少し小柄で中性的な役者の方が合ってた気がします。

ラストは霊の感謝の贈り物が粋でね~。普通にウルっときてしまいました。これもしかして、序盤とラストだけでよくない?
でも、彼氏はどうなったのと思ったらエンディング後のCパート。キレイに終わろうとしてたのに、あの展開で笑っちゃいました。ここは余計(笑)
変なところもあるけど、B級映画ならと笑って許せる人なら楽しめる作品だと思います。

ちなみに、原題は彼女が引っ越してきた町の名前。珍しく、邦題の方がいい。…内容が伴ってないのが難点だけど。
あと、妹ちゃんの猫耳ヘッドホンが可愛かった。たぶん聞いていたのはフランス語講座的なもので、そのせいで事故ったと思われ。ヒロインが「パリに行くなんて言わなければあんなことには」と言ってたし。

映画「ディスコード」「ディスコード/ジ・アフター」観た

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ディスコード DISCORD

『ディスコード -DISCORD-』

原題:THE PACT
製作:アメリカ’2012 89分
監督:ニコラス・マッカーシー
ジャンル:★ホラー/サスペンス

【あらすじ】母と絶縁状態にあったアニーは、突然の母の訃報で生家に戻る。だが、母の遺品を整理していたはずの姉が、荷物を残したまま忽然と姿を消していた。姉が娘を置いて蒸発したと考え、そのまま葬儀を終えるが、その夜、彼女は身も凍る体験をし…。

劇場未公開作品ですが、なかなか怖い良質ホラーでした。低予算幽霊系なので暗い画面が多いし、音で驚かすようなシーンもあったけど、メインは舞台となる家の不気味さと、ミステリアスな展開、幽霊系なのに急に○○攻撃がくる意外性です。
終盤まで敵が何者なのかわからないところが、怖さを引っ張ってました。
序盤のビデオ通話中の「ママの後ろにいるのは誰?」はヒヤっとしたし、天井にいる!?のシーンも印象に残りますね~。霊能力者の女の子の病的なビジュアルも秀逸。
髪を縛り付けて身動きできなくするシーンはなるほどと思いました。

しかし、”彼女”はもう少し穏やかにメッセージを伝えられなかったんだろうか?
ヒロイン打ちどころ悪かったら死んでたと思う(汗)
そして、最後の最後。ホラー定番のあれがあるんだけど、この設定の場合「この家どうなってんの!?」って感じで笑えました。
ちなみに、タイトルは「不協和音」という意味。原題のTHE PACTは「約束」です。…約束って、誰と誰の約束?

<ネタバレ注意>
ヒロインが母親に虐待されていたというのはなんだったんだろうなぁ。それがあの家の不気味さを演出してはいたんだけど、ストーリーには直接関係ないというか、生かせてなかった気がします。
それとも彼と同じオッドアイだったのがヒントで、実はヒロインは彼とジェニファー・グリックの娘で、彼に心酔する母親が嫉妬したとか?
そうなると、「何かあったら逃げるのが我が家の伝統なのよ」というヒロインの言葉から父親の失踪がうかがえますが、それは彼に殺されたんじゃなく、彼自身が父親だった可能性も…。
う~ん、近親相姦はありえるかも。

『ディスコード/ジ・アフター』

原題:THE PACT II
製作:アメリカ’2014 96分
監督:ダラス・ハラム、パトリック・ホーヴァス
ジャンル:ホラー/サスペンス

【あらすじ】殺人現場の清掃員として働くジューンの元に、ある日FBI捜査官のバラードが訪れる。彼女の実の母親は、2年前に死んだ猟奇殺人鬼“ジューダス”の被害者であり、ジューン自身も模倣犯のターゲットになっているというのだ。 その後、彼女の周りで猟奇殺人事件が起こり…。

すでにホラー色が薄れてきているけど、二番煎じにならないように工夫してるのは伝わってきました。犯人探しやアシスト役が誰なのか予想するのは楽しかったです(犯人はすぐわかるけどね…)。
怖いシーンは、何度目かに鏡に人影が映るお約束シーンや、驚かせシーンくらいですかね。幽霊があんまり怖くないパターンなので、安心感があるというか。
でも、それを知らないヒロインはもっと怖がっていいと思う。なんでこの手の作品の主人公はすぐに霊のいる家から逃げないのか(笑)

前作のヒロインや霊感少女も登場し、ダブルヒロインで頑張ります。引き取った姪がどうなったのかが気がかり…。
そして、前回の終わりで「なんでやねん!」と思ったあれの真相もわかったり。ナイフでカーペットを切り裂いて登場するのが斬新でした。
3作目も作る気満々なラストも貪欲でいいと思います。